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20130529Wed
 >『私が靴を愛するワケ』

こっそり更新して日付を埋める作戦。
ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。略して、ド1人。
23本目。

『私が靴を愛するワケ』
http://www.alcine-terran.com/shoes/
200_20130530225107.jpg

新宿武蔵野館
公開直後ということもあり、ほぼ満席。
この劇場はいつも結構入っている印象です。

ハイヒールを愛してやまない女性・デザイナーたちへのインタビューをまとめたものです。

インタビューの人選がやけに豪華。セレブリティが続々と登場。
なかでも個人的にはですね、
バーレスクダンサーのディタ・フォン・ティースさんの、
艶っぽさにやられっぱなしでしたよ。
なにあのムンムンしてる感じ。他のキャストさんが霞みます。
他の出演者で覚えてるの、『PLAYBOY』の編集長が変態っぽいなーってのぐらいですから。
まぁ完全に僕の好みですけど。

そういえば、以前舞台で役者やってたときにハイヒールで背中をグイグイ踏まれる場面があって、
ちょいオイタが過ぎて背中に傷がついてしまい、ただただ痛いだけで、
人生27年目にして「あ、俺、Mじゃないんだ」って実感した瞬間がありました。

閑話休題。
そんな感じで、僕はぶっちゃけハイヒール見ても何とも思わないんです。
っていうか、女の子はアクティブな格好(スニーカーとか)の方が好きです。

逆に、この劇中に登場する女性は、本当にハイヒールにとにかくご執心で。
あんたら、それ、絶対履かねえだろ、っていう量を持っているんですね。
僕は全くアパレル関係に興味がないので、申し訳ないことに共感できなかったですが。

あと、街頭インタビューを除いて、登場するのがほぼセレブっていうのが悪いやね。
めっちゃノリノリでウォーキング見せてくれたりする黒人セレブ女性がいるんですけど、
職業:慈善事業って書いてあって、ちょい待ち、と。
いや、慈善事業ってのが、具体的に何をどうして儲けている団体なのか知りませんけど、
“慈善”って付くくらいだからさぁ、何となく質素な感じを想像するじゃないですか。
めっちゃケバイっすからね、その人。
次から次にクローゼットからハイヒールを取り出して、しまいには
「この靴はね、娼婦の気分の靴なのよ」
とか言っちゃってますからね。なんやねん。慈善の意味を問いただしたい。
翻訳が悪いのかなぁ? とは思ったりもしましたけど。

あと、映画の全体的なノリ、特に前半が、
完全にディスカバリーチャンネルのノリなんです。
(※:アメリカのドキュメンタリー番組)
数字が出てくるとすぐに妙なアニメーションが始まったりとか。
じゃあ、テレビで良くね? とは思ってしまいました。

少し前に観た『ビル・カニンガム&ニューヨーク』は似たような作りなんですけど、
すごく良い“映画”だったんですよ。
でも、今回の映画や『二郎は鮨の夢を見る』は正直、
テレビでやってくれよ、と思ったんですね。
この線引きの定義はまだ上手く説明できないんですけど、きっと何かあるんでしょう。
100本観る間にその定義も探っていきたいと思います。

あ、ディスカバリーチャンネルっぽいだけあって、
靴博物館学芸員さんの解説はとても興味深かったです。
中世ではドレスの下に超厚底のハイヒールの原型のような物を履いていたことや、
娼婦用のハイヒールが存在していたことなど。
纏足への言及もあったし。あのパートはもっと見たかった。
纏足が言及されたので、花魁の三枚歯下駄も来るか!? と思ったんですが、
そこまで期待するのは酷というやつです。
心理学者が、やたら靴をエロい存在として扱うのは、共感しかねる部分あり。
たとえば、
「ハイヒールは明らかに女性器のシンボルです。そこへ足を挿入することを考えると、ね?」
……そうかぁ? 

他に良かった出演者は、ドラァグクイーン。分かりやすくて良かったッス。
なるほど、男性が女性になりきるためには確かにハイヒールが必要かもしれん、と思いましたもん。
もっと他のドラァグクイーンも出して欲しかったくらい。
タイツを履いたケツをこっちに向けて、
クローゼットからハイヒールをボンボン投げまくる姿、素敵でした。

やっぱりセレブだけじゃなくて、もっと一般人のインタビューが聞きたかったなぁ、と。
だって、セレブに「ハイヒール大好き」なんて言われても、
はいはい、どうせ他にも良いもん持ってんでしょ、って思っちゃいますが、
一般人が「ハイヒール大好き」って言うと、鬼気迫るものがありますもん。
「他の全部切り詰めてハイヒール買いまくってます。それが原因で夫とは別れました」
とか、そういうのが観たかったです。「カード破産」とか聞きたかったんです、僕は。


散々言いましたけど、例えば、アメリカのドラマ
『セックスアンドザシティ』が好きな人は観て楽しめるようです。
劇中でそう言ってましたよ。

その点でも僕は残念ながら、完全に対象外の映画でございました。
僕の前に座ってたカップルが途中で飽きてイチャイチャしはじめたから怒ってるとか、
そういうのでは無いんですよ。天地神明に賭けて。

映画観た後もなお俺は、
ハイヒールの特に無駄にカカトが高いのっていらないと思ってるんです。
その意識を変えさせてくれるくらいの映画が観たかったなぁ、っていうこと。

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20130528Tue
 >『森のこども ウォレ・ショインカ』

Twitterで転がってた言葉で、

“好きなことを仕事にしようと思ったら、まずは自分の好きなことをインプットとアウトプットに分けて考えた方が良い。
インプットは与えられてる娯楽。ゲームとか読書とか。それは仕事にならない。好きで当たり前だから。
重要なのはアウトプット。書くとか描くとかつくるとか。この違いはとても重要。”

っていうのがあって、成程なぁと。
俺が好きなことってインプットだけだもん、そりゃお金にならんわなー。
でも、いまだに、本だけ読んで生活していけたらなぁ、という願望は捨て切れていません。
晴読雨読。趣味とともに死にます。
ってわけで今日も、108個ある趣味の中の1つ、

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。略して、ド1人。
22本目。

『森のこども ウォレ・ショインカ』
http://www.cinemaafrica.com/?page_id=1210
LAGOS-299-300x200.jpg

オーディトリウム渋谷
シネマアフリカ映画祭2013で上映されたうちの1作品です。

1986年にノーベル文学賞を受賞したナイジェリアの作家、ウォレ・ショインカ。
彼の功績を本人や周りの人々のインタビューで描きます。

おそらくはテレビ放送向けに作られたものではないだろうか、と思わせる作りでした。
『世界まる見え』の後半部分みたいなノリですね。
(俺のドキュメンタリー好きは、あの番組と、
 続けてやってた『スーパーテレビ情報最前線』によって形成されたようなもんだ)

いかんせんショインカ氏の作品は評論集が1冊だけ邦訳されているのみの模様。
(映画観た後で興味が湧いて、見に行った丸善&ジュンク堂にちゃんと置いてあったっていうのが凄い。
 さすがジュンク堂さんやで!)
小説や戯曲は英語で書かれているはずなので、
英語が読める方はぜひ買って、内容を教えて頂けると嬉しいです。と人任せ。
劇中では「難しい」って言われてましたよ。

文章を書くだけじゃなくて、不正選挙に反対するため、
銃を持ってラジオ局に潜入して、選挙宣伝のテープをすり替えたりとか、
結構危ないことをやってるんですよ。それで刑務所にも入ってるし。
机上の人ではなく、とにかく行動の人だという印象。
けど、危ない人では全然なくって、話してる内容はユーモアたっぷりです。

映画自体は、言ってしまえば退屈な物で。
これまたいびきがアチコチから聞こえてきました。
僕も正直危うく寝落ちしそうになりましたが、
本好きの端くれとして、作家の人生に関する映画で根落ちするということを、
プライドが許さず、最後まで起きて観ましたとも。

ま、そうそう劇場でかかる映画ではないと思うので、貴重な経験をしたかと。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲、お聴きください。

早坂紗知/Ring of Cannabis カナビスの輪


変拍子botより。
1つめのメロディーが、5/5/6/5/5/4/6で36拍、
2つ目のメロディはシックスティーンにのるリズム、
3つ目は9拍のメロディを4回繰り返す。(9x4=36)、
とのことですが、皆さんは拍取れますか?
僕ですか? もちろん、全然ダメです。




20130527Mon
 >『映画 日本国憲法』

お気づきかと思いますが、このブログの右側に、
ブクログのパーツを使って、読んだ本を並べてみることにしました。
アカウントは前から持ってて、“こんな本が並んでる場所があったら良いのに”
っていう本棚を作ってたんですが、ちゃんと更新してなかったので、
いっそ読書記録にしちまおうと、一旦リセットした次第でございます。
これで年間読んだ本ベストも決めやすくなる、はず。
最近は、まはら三桃さん推し。
『鉄のしぶきがはねる』は大変面白い本でございました。

あと、昨日はブログ書こうとした瞬間強烈な眠気が襲ってきて、
そのまま朝までパソコン机に突っ伏して寝てしまいました。
身体バッキバキやで。


前置きはこのくらいに、
ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。略して、ド1人。
リバイバルを観に行ってると、新作を見逃してしまうということに、
ようやく気付きはじめた21本目。

『映画 日本国憲法』
http://www.cine.co.jp/kenpo/
Eiga Nihon Koku Kenpo large

ポレポレ東中野
モーニングショーに飛び込みました。客席は20名ほど。

2005年公開のリバイバルです。
好評だったらしく、ゴールデンウィーク中の上映から、5月一杯まで伸びたらしいです。

当時は終戦60年ということで、憲法9条の改憲を巡って議論が活発になっていましたが、
その護憲派の人たちのインタビュー集です。
護憲派といっても、日高六郎さんを除いて、全て外国人。
その人たちが憲法9条の重要性を説いている映画です。

ペロッとノーム・チョムスキーが出てきた瞬間が一番驚きました。
ぶっちゃけチョムスキーさんのことは全然知らないんですが、
ちょっと前に読んだ『ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観』に、
チョムスキーチョムスキーって名前が出てくるんで、
きっと言語学の大家なのだろうなぁと思っていたんですが、
結構色んな分野で活躍されてる論客さんなのですね。
この映画の監督ジャン・ユンカーマン氏は、
1本前にチョムスキーが9.11について語った映画を撮っているらしく、
そのへんのつながりもあるのでしょう。

とにかく社会情勢に疎いので、9条改憲・護憲が議論されてたのもうろ覚えでしかないのですが、
(当時は小泉内閣ですよね、たしか)
9条ってのがどういった経緯で成立して、
世界はそれをどういった役割を持つものとして捉えているのか、
というのが何となく掴めて良かったです。
インタビューの場所がすごくワールドワイドなので、
映像自体には動きがないのですが、非常に活発な印象も受けました。

改憲反対の映画ですので、当然改憲派の人のコメントは全くありません。
(小泉やブッシュが何度か映るくらい)
そっちサイドの言論も見たくなりました。
おっ、ついに俺も社会情勢の勉強か、
と思わせつつ、当面しばらくはドキュメンタリー映画を見に行くわけで。



ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

VIBRASTONE / YADA

ひゅー、カッコイイネー!!








20130525Sat
 >YouTube探偵登場

tantei.jpeg

証拠より論。
百聞は一見に如かず如かず。
井の中の蛙は「べっ、別に大海なんて知らなくてもいいもんっ」とツンデレ。

「けど、あんたがどうしても見せたいって言うなら、……見てあげても良い
うるせえ! メメタァ!

上を見るな!
地に足をつけるな!
生き様はいつだって現・状・維・持!

明日のことなど考えず!
早起きできぬなら、徹夜をすれば万事解決!
死んだ魚のような目に朝日は凶器!

フハハハハ!
1億8千万の引きこもり(←“お仲間”と読んでください)の皆様、
お久しぶりです!

YouTube探偵ソントン、見・参っ☆

(浅くリバーブのかかったマイクで決めゼリフ)
「将来の夢、ですか? マンション買って、家賃収入だけで暮らしたいですね」



はいカット。
最近続けて舞台観たので、長台詞を言ってみたくなったのです、すみません。
というわけで、最近またYouTubeパトロールで夜更かしする日々です。
今日はそれらを貼って楽して日記を書きます。


1個目 当て逃げ

(注意:音は無いです)
Twitterではリツートしましたが、
中国にて、スクーターが当て逃げしようとした場面を監視カメラが撮っていた映像のようです。
中央やや上でワンボックスにぶつかるところから始まります。
なんとなく、オチは分からないでもないのですが、
往年の舞台コントを思い出させるノリが楽しいです。


2個目 Guitar Center Drum-Off

ドラムソロの大会のようです。
こんなコンペがあるなんて知りませんでした。
YouTubeで探す限り、2010年から開催されてるようです。
2011年からはMIDIパッドがOKになったっぽい。
歴代のチャンピオンはさすがに凄いですが、
僕は↑動画、2012年のファイナリストAric Improtaがお気に入り。
まず出オチっていうのが、好感を持てますよね。
他に2011年チャンピオンもシンプルなセットでカッコイイです。


ってなところで最後にこの曲でYouTube探偵とはお別れ。
次に会うときまで、オモローな動画を探し続けます。
夜更かしし続けます。徹夜し続けます。
そしてたまに両親の顔を思い出しては、ふと我にかえったりします。
頬に流れる涙は、眩しい朝日のせいだよね。
さらばだ明智君っ! これは敵役のセリフ。

夕暮れ先生/石風呂


石風呂Pは、“コンテンポラリーな生活”というバンドでも活動されている様子。
そういや、ミクのオペラはどうだったんでしょうか。




20130523Thu
 >水族館劇場 『NOSTROMO あらかじめ喪われた世界へ』

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遅寝早起きで映画3本も観に行ったのがたたったのか、
挙句また遅寝してしまったのがトドメになったのか、
昼過ぎまで寝てしまった。天気も良いのにもったいない。

夜は楽しみにしていた、水族館劇場へ。もう3年ぶりなのか。
福岡公演のとき、行く行くって言っておきながら結局行かなかったのです。
後悔はしていないと言いつつ、後から悔やんでいる。
それを人は後悔と言ったりもするとかどうとか。

観てる間、嬉しすぎてずっとニヤニヤしていた。
入り口のノボリを見てから、終演後役者さんたちに見送られるまでずっとニヤニヤしていた。
いや、三軒茶屋の駅を出た瞬間からずっとニヤニヤしてたかもしれない。
言ってしまうならば、嬉しすぎて駅から走ってしまった。
ニヤニヤしつつも全然息が切れなかった。
ハタから見たら相当気持ち悪かったと思う。三茶の皆さんすみません。

思うところが無くはない。だが、良いのだ。
ストーリーとか、演技とか、そんな些事以前に、
僕は、水族館劇場へは水族館劇場を観に行ってるのだ。
たとえ内容がどうであろうと、水族館劇場が観れた時点で満足である。
その内容も、十分なものだったのである。文句があるわけもない。
っていうか、水さえ落ちたら僕は拍手喝采する。

幕間。風兄宇内さんが目の前まで来てバッサンバッサンやってた。
風兄さんの声を聴くと、水族館に来たなぁって思う。
プロローグで、鏡野有栖さんが真後ろをすり抜けていった。
有栖さんがいつもどおり「ボク」って一人称だと、水族館に来たなぁって思う。
けど、なんだかんだ言って、臼井星絢さんが一番好きだったりする。
臼井さんがリアクションで水に落ちなければ、何も始まらないのである。

この本番後、水族館劇場の別動隊、さすらい姉妹のツアーがあるらしい。
そして、なんと我が地元三重へ行くというではないか。
今のまま行くと、上手く仕事が休みの日に重なるではないかないか。
三重ならメシ・宿代はタダである。素晴らしきは実家なりけり。
今回は行こう。後で悔やむその前に。


では、明日は職場の防災訓練で、
消火器を持って走り回らなければならないのでそろそろ寝ます。
おやすみなさい。良くも悪くもとにかく夢を。

九州ビジネスチャンネル 水族館劇場

0:50くらいからチラッと2010年公演の様子が。水水水。
このときは、学魔・高山宏さんが出演されてたのですよ。
いつか『新人文感覚』を読み通して自慢したい。




20130522Wed
 >1人企画会議

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もしも100本、ドキュメンタリー映画を観終えたら、
次は何をしようかと、そんなことを考えている。

展覧会100個行ってみる、なんてどうかしら。
けど、大体行くのが平日なので、小さい写真展に行くと、
展示してる本人と2人きりなんていう状況がよくあって、
あの脂汗感は勘弁つかまつる、とも思う。
一度、お茶まで出してもらって、帰るに帰れなくなったことがある。
「なんで来ようと思ったんですか?」
「あ、えっと、ネットで見まして」
「写真は撮られるんですか?」
「あ、いえ、特に何もやってません」
「……」
「……」
今思い出しても、あの時間は本当に怖かった。

“そういえば行ってなったところ巡り”と題して、
今さら東京ドームやAKB劇場や渋谷109なんかに行くのはどうだろうか。
人ごみに入ると2秒で気分が悪くなるのを我慢して回り……たくないなー。
でも考えてみると、けっこう行ってないところがあるなー。東京は狭いようで広い。

1人キャンプは……面白そうだな。
けど俺、まったく料理とか出来ないしな。
今さら登山とか始めるのも一興やな。文化系のくせに。
1人キャンプはやったことないけど、
野宿は何回か経験があることを思い出した。
ついこのまえも新宿の工事現場に忍び込んで寝てた。
うん、案外すごいぞ、俺!

とりあえず、映画に行きまくるのは結構楽しいので、
(もちろん、金銭的にはきついけどね……)
なんか、現場に行くような企画が良いなぁと思います。

せっかく東京にいるんだし、小笠原諸島へ行ってみたいとは思うのですが、
5連休も取ると即ビークーになってしまうので、
仕事辞めるときに行くことにします。
(船の関係で、それくらいは泊まらなければいけないらしい)
そのためにもキャンプの練習は必須だ。
いつか広島の大久野島にも行きたいし。
インターネッツばかりしてる場合ではないぞえ。
よし、さっそく料理の練習をしよう。
コンロに積んである本をどかすところからスタートです。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

阿部芙蓉美 - 希望のうた




20130521Tue
 >『ビル・カニンガム&ニューヨーク』

見るだけ見てて感想を書いてなかった映画、これにて終わり。
まだまだ続けますので、これからも読んでいただけると幸い。

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。略して、ド1人。
20本目。目標まであと80本。……えっ、80本?


『ビル・カニンガム&ニューヨーク』
http://www.bcny.jp/
o045106401_large.jpg

新宿バルト9
公開3日目に行ったので、席は結構埋まってました。
どれだけスポットが打たれてるかは知りませんが、
話題先行で観に来た人が多いような印象。カップル率高し。
最近、特に大きい劇場だと、上映中に携帯を見る人が多くて残念です……。
今回はマナーモードにもなってない人が居たし。
皆様はどうかお気をつけ下さい。

映画の感想、まずはこれだけ。
今まで観てきた20本の中で、一番のオススメです。
正直、『アントン・コービン』みたいなオシャレ映画なんだろ、とか思ってましたけど、
全然違いました。むしろ僕が大好きな、ジジババ映画でした。

主人公は84歳のおじいちゃん、ビル・カニンガム。
笑顔がとてもカワイイ彼は、ニューヨークを歩く人のファッションを撮影し続け、
それでなんと50年も活動しているカメラマン。
彼の写真はニュヨークタイムズにコラムとして連載され、人気を博している。

まず何に感動したかって、なんとこの人、デジカメじゃなくフィルム使ってるんだよ!
その上、見て驚け、いまどきポジフィルム(※注1)!!
生きる化石とはこの人のことだったかと。
DTP(※注2)の隆盛で、カメラマンとして仕事するにはデジタルじゃないといけないって、
よく聞きますけど、それは言い訳なのかもしれないと思いました。
いい仕事さえし続ければ、条件なんてこちら次第になるんじゃないか、と。
そりゃあ初手は相手に合わせなければいけない場面もあるでしょうけどね。

※注1 ポジフィルム
普通よく使われてるのは35mmの“ネガ”フィルム。
現像したあとのフィルム見ると、なんか妙な色になってるでしょ?
ネガフィルムは印画紙に現像するために使われるものです。特徴、安くて使いやすい。
一方ビルが使ってるのは“ポジフィルム”。特徴、高くて使いにくい。
ただ、撮った色がそのままフィルムに現れるので、
うまく使うとすごく綺麗な写真が撮れる。
一昔前までは原稿に使うフィルムといえばポジでした。
今はDTPでデジカメのデータを直接読み込んでしまうので、
ほとんどポジは使われていません。衰退の一途、というやつです。


※注2 DTP
デスク・トップ・パブリッシングの略。
つまり、パソコンで印刷用原稿データを作ってしまうこと。
そのデータを印刷所にすら回さず、
自分のプリンタで印刷しちゃうこともあり。家内制手工業。
DTPシステムの登場で、少人数でも印刷物を作ることが出来るようになった。
昔は活版とか写植とか、印刷物にはすげぇ手間がかかってたのです。
パソコンで何でもかんでもやるので、
フィルムをわざわざスキャナで取り込んでデジタルデータに変換するより、
初めからデジタルカメラで撮影してしまった方が、当然スムーズ。


いつの時代のカメラマンだよ、
ってくらいポジでバッシャンバッシャン、スナップを撮りまくるんですね。
おいおい、金は大丈夫なのかよって思ってたら、
めっちゃ倹しい暮らしをしてるんですよ。
トイレ・シャワーは共同、キッチン無し。
食べるのは外と決めているらしいのですが、
いかにも安そうなカフェでハンバーガーとか食べてる。
部屋もフィルムの収納に占拠されていて、ほとんどスペースがありません。
個人的には、オシャレな部屋より、
こういう部屋の方がよっぽどカッコ良いと思いますけど。

さらに、ファッションシーンを追い続けてるわりに、ビルは自分の服装にはこだわっていません。
トレードマークの青い上着は、街の清掃員が着ている作業着。
カメラでこすれてどうせ破れるからと、安い上着を長年愛用しているそうです。
雨の日もゴミ袋みたいなレインポンチョを着て、自転車を漕ぎ撮影しています。
このポンチョは破れてもテープで補強して、出来るだけ長く使っています。
そんなビルの格好はもはや機能美。ただの作業服でさえオシャレに見えます。

ビルが創刊から携わり、その展開に大きく貢献した雑誌があるのですが、
編集長からもらう小切手を、全て断っていたというのです。
本人曰く、
「金をもらわなければ口出しされない。自由より価値があるものなんてないんだから」
一見すると頑固に見えるこの態度には、
過去に他の雑誌との仕事で起きたトラブルが関係しています。
ビルはファッションを平等に扱うために、
ファッションショーでランウェイを歩くモデルの写真と、
それと同じ服を着ていた街の女性のスナップを並べて掲載したのですが、
なんと編集部に勝手に見出しを変えられて、
街の女性を笑いものにするような記事にされてしまうのです。
当然ビルはその雑誌との仕事を即打ち切り、
今のように、自分の自由に紙面を構成するという条件を大切にするようになります。

パリのファッションショーへ撮影に行くんですが、はじめ受付で、
「プレス関係者はあちらの入り口です」とか疑わしげに言われ、
そのプレス入り口から入ろうとしても「お待ちください」と止められてしまう。
全然気に留めることもなく、順番を待つビル。
すると彼に気付いた責任者らしき人が慌ててきて、受付の人に、
「この人はいいんだ。お通しして。世界一重要な方だから
と言って、ビルを優先的に入場させるシーンが印象に残っています。
入り口を通りながらも全然偉ぶることなく、いつもどおり飄々としているビル。
いやぁ、カッコ良すぎや。

最後に、
“美を追い求める者は、必ずや美を見出す”
ビルがフランスで芸術文化勲章を受章したときのスピーチより。
ちょっと忘れてしまったけど、たしか誰かの言葉の引用だったと思う。
50年以上ニューヨークの路上を毎日自転車で走り回って、
写真を撮り続けてきたビルが言うからこそ、
そして本人が、まだまだ満足していないからこそ、
響く言葉でありました。

ひとつのことを突き詰め続ける男性のドキュメンタリーというと、
この会(っても俺一人だけど)を始める前に観た『二郎は鮨の夢を見る』が連想されます。
残念ながら僕は『二郎~』の方は好きになれなかったのですが、
おなじオシャレ目な感じにしてある『ビル・カニンガム~』は大好きに。
違いは何かって言うと、おそらく、素材にあった映像になっているかどうかでしょうね。
『ビル・カニンガム』、本当に良い映画でした。




20130520Mon
 >『えん。~Live document of clammbon~』

DVD用に作られた映像ですが、劇場で上映されたことですし、
ドキュメンタリー映画として扱わせて頂きます、ってことで、

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。
19本目。

『えん。~Live document of clammbon~』
http://columbia.jp/clammbon/
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シネマート新宿
1週間限定のレイトショー最終日。
客席は4割くらいの埋まりぐあい。
前にBOØWYの映画を観たのと同じ、シネマートの広い方のシアターでした。


2012年、よみうりランドで行なわれたクラムボン2DAYSライブ。
それに至るまでの合宿・リハーサルの映像と本番での演奏が代わる代わる流れます。

ぶっちゃけ僕はあまりクラムボンを知らないんですが、
そんな人間がこの映画を観るとどうなるか。

完全にドラムス・伊藤大助氏に惚れる映画となっております。

まずは映画開始直後、
ステージに登場し、ソロでシャッフルの8ビートを叩きはじめる伊藤氏。
しばらく叩いたあと、おもむろにマイクを近づけ、
「スポットライトが当たることなんて今まで無かったので、緊張してます」
胸がキュンとなりましたよね。久々に初恋の味を思い出しましたよね。
1惚れ。

合宿中、ボーカルの原田郁子さんとベースのミトさんが、結構明るく喋ったりしてる中、
黙々とドラムやパーカッションを叩き、一人で外に出てはタバコを吸い、
ミトさんたちのアイデアでピアノを弾くことになったときも、
スッと、素直に弾きはじめる伊藤氏。
2惚れ。

ライブ直前のリハーサル中、
過去になかったほどのテンポの速い新曲を思うように叩けないのと、
リーダーであるミトさんの要求に応えられないもどかしさで、
レコーディング中に、スティックを叩きつけてしまう伊藤氏。
予告編の1:35あたりからを参照)
3惚れ。

(ちなみにこの曲のイントロ部分だと思われます。
ベースもドラムも鬼のような難度なんですが……。
それで居てポップ感も損なってないってのが、凄い。
っていうか、原田郁子の声が凄いのか?)

ドラムを叩くときにハイハットの上らへんの空間に、
まるでビートが浮かんでいるかのように、たまにジッと見ているのがカッコ良い。
4惚れ。

手癖なのか、スティックをクルッって回すのがカッコ良い。
5惚れ。

叩きながら時に見せる笑顔。カッコ良い。
6惚れ。

ってか、カッコイイ。
完惚れ。

はい、もう虜です。恋の奴隷です。
『バイタルサイン』のプロモだけを見て、頭のオカシイ人だと思ってましたけど、
っていうか、中村達也みたいな人なんだと思ってましたけど、
あれは演出だったということが分かって一安心です。


『シカゴ』をはじめて聴いたときから、ミトさんのベースラインは本当に凄いなぁと思ってたんですが、
この映画で改めて『バイタルサイン』を聴きまして、イントロで、超エグイことをやってるのに気付きました。
何、あのハーモニクス。歪んだ音色もエグイし。
曲によってはベース弾きながら足踏みシンセ使ってるし、普通にキーボードも弾くし、
ウッドベースも弾けるし、弾きながらグロッケンも叩いちゃうし、
器用すぎるだろ、あんた! 怖いわ! っていう。

髪をバッサリ切ってから、すごく爽やかになったなぁと思ってましたが、
合宿中に良いアレンジを思いついて、ProToolsを触りながら、
ウフフフフ ウフフフフ 俺って! やっぱ! て(んさい)……」
と悪役の宇宙人が発するような一定の音程による笑い方をしてるのを聞いて、
あ、この人やっぱ危ない人だ、と安心しました。
ミトさんはそれで居てくれ。

あと、途中でストリングスでサポートしてる徳澤青弦さんも合宿所に来るんですが、
この人もこの人で完全に危ない見た目(まず前髪で目が見えない)で、安心しました。
そうだよな。徳澤さんはそうでなくっちゃな。
ライブのときは流石に小奇麗な格好をしておられたけれど。


バンド3人のバランスが凄く良いなぁと思いました。
だからこそ長年第一線で活動していられるんでしょうけど、
ミトさんが無尽蔵のアイデアを出し続けて、
原田さんがそれをすごく上手く広げて、
伊藤さんが冷静に確実にそれを実現させる、というようなイメージ。
3人が3人とも凄いテクニックを持ってるんですが、
関係性も含めて、非常に上手いバランスを保っているように見えました。

今までCDでしか聴いたことなくて、
けっこう音響的な実験をするレコーディングバンドだと思ってたんですが、
この映画を観て、完全にライブバンドだと、認識が変わりました。
絶対に良いライブをするバンドでしょう。


まとめとして言うと、
ベースを弾く原田さんは、可愛すぎです。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

クラムボン バイタルサイン


この曲、ほんとに大好きです。
出だしの歌詞から大好きです。
エアリーなボーカル&キーボード、
パフォーマンスも含めクソエグいベース(6弦って!)、
職人技すぎるドラム。
やっぱ、トリオバンド良いわー。




20130519Sun
 >『鉄西区』

続きまして、本日2つめ。
ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。18本目。
これで1本分っていうのは、コストパフォーマンスが悪いぜっていう映画。

『鉄西区』
http://www.yidff.jp/2003/cat015/03c030.html
tetsunishi.jpg

渋谷シアターイメージフォーラム
王兵監督の新作『三姉妹』を控えての、企画上映です。
10人前後の埋まりぐあい。1人で観に来てる人しか居ませんでした。
そりゃそうです。これをカップルで見る人がいたら、僕はその2人の幸せを全力で祈りますよ。
一緒に観れる友達は、絶対に一生の親友になれると思います。

今回、まず何よりも自分を誉めてあげたいですね。
1部「工場」240分(途中休憩あり)
2部「街」175分
3部「鉄路」130分

計545分。9時間強。ちゃんと観ました。よくやった俺。えらいぞ俺。

今まで観た映画で一番長かったのはおそらく『ヘヴンズストーリー』の278分。
(正直、廃墟カッコ良かったなぁ、っていうことしか覚えてないけどね……)
なので今回、大幅に記録更新です。ちょっと嬉しい。
途中で投げ出さずに、よく全部観た、俺。
1日目に1部2部を観て、相当疲れるって分かってたから、
イメージフォーラムの年間会員になることで退路を防いだ1日目の俺。
お前、自分のことよく分かってるわー。

っていうか、1部だけでも普通の2本分くらいの体力使いましたよ。
前半傾いた椅子に2時間座ってしまって、腰が爆発しそうになりましたし。
正直、無かったことにして、2部がはじまる前に逃げ出すことも出来ましたけどね、
いつか、この映画を観たことがあるというのを自慢できる日が来るだろうと、
っていうかブログで自慢しちまおうと、全部観ることにしました。

今回の記録を更新するために直近では、間もなくオーディトリウムで控えている
『ベルリン・アレクサンダー広場』14話・14時間57分一挙上映っていうオールナイトイベントがあるんですが、
(出張マッサージあり、ロビーのモニターでも上映し続けるっていう、
 親切なのか鬼なのかよく分からない仕様)
なんか目的を見失ってしまいそうな気がするので、今回は辞退させて頂きます。

あと2日目、第3部だけを夜に観に行ったときに、
1部との入れ替えだったんですけど、
一仕事終えたぞ、っていう顔をした人たちがゾロゾロとロビーに上がってきて、
昨日の俺もあんな顔してたんだろうな、と思いました。


さてさて、自慢話はここらにして、本編の感想に入りましょう。
中国東北部瀋陽にある鉄西区。大型の工場が立ち並ぶ地域。
その一帯の大体1999年から2003年を撮り続け、
時代の流れで衰退していく様子を捉えたドキュメンタリー映画です。

ドキュメンタリー映画の傑作、金字塔とも言われてるようなんですが、
その理由もさもありなん。時代が移り変わっていく様子が、見事に捉えられているんですよ。
中国における第2次産業の終焉とでも言いましょうか。
変化していく空気感が上手く刻み込まれています。
日本で例えるならば、バブルが崩壊していく様を追ったドキュメンタリー、だと思ってください。
はっきりとした終わりの日っていうのはないんですが、
終末感だけは異様に漂っている、人々もそれに気付いてはいる、
だけれども、もはやどうしようもない、というのが画面から伝わってきます。

全編に共通する感想。
撮影を全て監督自身でやっていて、カメラもおそらくあまり良い物を使ってないので、
とにかく画面がブレまくります。
『ダンサーインザダーク』の歌以外のシーンを思い浮かべてください。あれです。
僕は昔、女友達と『ダンサーインザダーク』を見に行ったのですが、
見終わったあとに、その子の顔が真っ青になってたのをいまだに覚えています。
あの子に『鉄西区』見せたら、もしかしたら死ぬかもしれません。
いや、ほんと、一人で見なければいけない映画っていうのは確実にあるので、
デートに誘う前には良く考えた方が良いですよ。

あと、照明機材もクソも無いので、真っ暗な場面は、ビックリするくらい真っ暗です。
ビックリするくらい、眠くなります。
かと思うと、次に雪明りの白い画面が来たりするので、瞳孔が忙しく動きます。

鉄西区周辺に住む人は、おそらく生活レベルが下層の人たちでしょう。
見ていて、日本の“古きよき”なんて言われる時代は、
もしかしたらこんな感じだったのかもしれない、と思いました。

画面に映る人、ほとんどタバコをすってます。ひっきりなしです。
それでタンがからまっては、床に直接吐きます。汚ねえ。
工場の作業場ならまだ分からんでもないですが、お店や人の家でも、
所かまわず、ペッペッと吐きまくりです。もう一度言う、汚ねえ。

喋って、食べて、タバコ吸って、脱いで、喋って、バクチして、タバコ吸って、歌って、喋って、タバコ吸う。
っていう感じのローテーションが延々続きます。いや、ほんとに。
見終わったあとに、他になにかしてたっけ? っていう、
あれ? 仕事場も映ってたはずなのに? っていう印象が残るくらい、生活感全開の映画です。
中国人の喋りの音量がデカイのは分かってはいたけど、ほんとウルセエ!レベルの音量。
あと、何人かで集まると、必ず歌いだす人がいるのは何なんだろね。


1部。
衰退していき、やがて破産してしまう(債務額は6億!)国営工場で働く人々。
のっけから、博打をやるやらないっていうどうでもいいことがきっかけで、
とにかくお互いしつこくイチャモンをつけあって、
殴り合いのケンカになるというシーンから始まります。
それを見て、「あ、もうこの工場ダメだわ」と正直思いました。

あと、僕はあんなに広い工場で働いたことないんで、分からないし、
日本では絶対にそんなことないだろうなぁと思うんですが、
誰が居ても平気で全裸になって、廊下を歩いて(!)、風呂場まで行く労働員達。
百歩譲って、周りがメシを食ってるときに全裸でくつろぐのはいいけど、
弁当に陰毛を千切って入れるのは止めてあげてください。

次々と工場が業務を停止してしていき、労働員は自宅待機へ。
自宅待機って言ってるのに、わざわざ仕事場へ来て、博打をする労働員たち。
けど、忙しいときは多分、すげぇ忙しかったんだろうなぁ。

工場が廃業してしまう前に、最後に労働員一同で療養所へ向かいます。
銅や鉛を精製する過程で、身体にそれらが溜まってしまうため、
年に何回か薬を注射して毒素を体外に出さなければいけないらしいのです。
(ちなみに工場では、基準値の何倍もの鉛やらが漂っているらしい。
 みんなもちろん知っているけど、それでも働かなければいけないという状況)
僕は病院が大嫌いなので、このシーンで貧血おこしそうになったのですが、何とか耐えましたよ。
だって、針を刺すところは看護士さんがやってくれるのですが、
注射器のピストンを動かすのがその人自身なんですもん。
いや、おそらく僕もいつか糖尿になるので、今から苦手意識は克服した方が良いな。
サックスを持って来ている男性が麻雀に加わらないと言う理由で、
楽譜に火をつけられる場面があります。あのシーンは異様だったなぁと思います。
僕は結構楽譜とかを大切にするので、もしもあんなことされたらブチ切れるでしょうが、
その男性は笑ってやり過ごすのですね。同調圧力の中ではああするしか無いのかもしれないけれど。

この療養所ではさらなる事件が。
あまりに娯楽施設がないので、みんな魚を捕まえにいったりするのですが、
そのうちの1人が溺死してしまうんですね。
遺族は抗議をしている気配があるんですが、他の労働者達は全然気にしていない。
どころか笑顔で溺死体を運んだりしてるんですよ。
遺族の抗議も、どうもお金を求めてのところがあるし。
お国柄なのかどうか分かりませんが、なんか凄いなぁ、と。


2部。
鉄西地区の労働者階級が住む住居区域。
住居区域、って言っても日本の社宅みたいなのを想像しないで下さいね。
ゲットーを想像してください。あれです。あのプレハブがレンガに変わっただけです。
すごい住宅密集具合で、家って言うよりは小屋という感じ。

あと始めに出てくるオッサンがアンタッチャブルのザキヤマさんに似てるなーって思ってたら、
いきなり字幕で(17歳)って出るもんだから、
もうそればかりが気になって序盤の内容が一向に頭に入ってこないですよ。
あと、すげぇウザイカップルが出てきて、
(なんというか、小学校低学年的なキャッキャ感)
「これが<リア充爆発しろ>という感情か」と今さら実感しました。

地域の人たちが集まってくる店があるんですが、
娯楽が無いのか本当にみんながそこに集まっては喋ってタバコ吸ってタンを吐いて帰っていくんですね。
あと、街中がとにかくゴミだらけ。道らしい道がわずかしか無い。雨が降ると、排水溝がすぐ詰まる。

政府の再開発計画の為に立ち退きを迫られるんですが、
何が凄いって、業者に頼まず、自分達で解体するんですよ。
たぶん解体業者とか呼ぶためのお金もないんでしょうけど。
そして、解体してきて出てきたものを、家の前に並べては売る、
くず鉄屋を呼んでは売ると、たくましく少しでもお金を作ろうとします。

立ち退きの期日までに街を離れる人がほとんどですが、
中には、電気を止められ(ロウソクやガスランプを使いはじめる)
壁を壊され(全然平気で住み続けるから凄いんだけど)ても、
条件が飲み込めないと居残る人たちもいます。
けれどもそんな生活も限界が来ますので、やがて渋々と皆移って生きます。
街だった場所はやがて荒地のような景色へと変わっていきます。

個人的には、
「俺を動かそうったって、そうはいかないぜ。
 壁や屋根が壊されたって、俺はここを動かない。
 なんせ<東洋の虎>と呼ばれた男だからな」
と吹聴していた男性がどうなったのかが知りたくてたまりません。


3部。
個人的には3部が一番好きでした。
まぁ、比較的上映時間が短いっていうのもありますけどね……。
1部の工場を繋ぐ鉄道で働く職員と、線路沿いに住む親子の話。
親子は普通に鉄道に乗って行き来したり、工場の倉庫から石炭をちょろまかしたりしてますが、
全く鉄道会社とは関係なく、ただのホームレスなんです。たくましいな!

全編通して、暮らしは悲惨だけど、人々は怒ってるか笑っているかという
非常にエネルギッシュな表情をしています。
しかし3部では、父が窃盗の罪で拘留され、
息子が泣いてその帰りを待ち続けるシーンが出てきます。
普段はほとんど喋らない息子が、しまってあった家族の写真を出してきて、
カメラに向かって、父の心配をボソボソと喋ります。
暮らしはどうあれ、この人たちは人と人とが繋がっているということを、
もしかすると大切に思ってるのかもしれない、と思いました。

父親が釈放され、それを祝って、父・息子・叔母の3人で店で夕食を食べるのです。
息子は父に向かってどれだけ心配していたかを切々と語ります。とても心温まる光景です。
父は嬉しそうにそれを聞いています。
息子は感情が昂り、やがて号泣を始めます。
それを、しょうがないなぁ、という感じであやす父。
いきなり「父さんは全然分かってくれない!」と怒り始める息子。
いい加減にしろ!と怒り始める父。
「父さんなんて大嫌いだ!」と父を突き飛ばす息子。
父に向かってその態度はなんだと激怒する父。
床に寝転がって泣き喚き続ける息子。
いい大人(息子は17歳です)が恥ずかしくないのか!と無理矢理立たそうとする父。

……あれ? どこからこうなった?

結局ストレスから開放され呑みすぎてしまった息子はツブれてしまったのですね。
それを引きずり、おんぶして家まで連れて行く老齢の父。
やはりこの2人は互いの繋がりを大切にしているんだなぁというシーンです。

帰宅後、息子は完全に酔いつぶれ、「ぐひひぐひひ」とずっと笑っています。
そんな息子に「息子よ、いつか父の人生を語ってやるからな」と、優しいまなざしを向ける父。
息子「どぅひひどぅひひ」
父「いいか息子よ、父の人生は人並みの人生ではなかった」
(あれ? 話はじまった?)
息子「ぐへへぐへへ」
父「私はこれまでの人生で人が経験する不幸という不幸を全て経験してきた」
息子「ぶひひぶひひ」
父「私は元は○○の生まれでうんたらかんたら……」
息子「ずへへずへへ」

……だめだ、父も酔ってやがる

ここ、絶対笑いどころだったと思うんですけど、
僕以外の人は皆真面目に観てたので、必死で笑いをこらえました。

工場は衰退していきますが、この親子2人はなんとか次の仕事を見つけて、
無事にこれからも生活していくことが出来るであろうという、
全編通して一番明るいラストでした。
新しいお母さんも出来そうだったし!


今現在とか、都市部とか、中国がどうなってるのかは分かりませんが、
一時期、一地域の空気が確実に封じ込められた作品だと思いました。
中国人を理解する一助になるかもしれません。
もう一度全部観ようとは、おそらく思いませんけれども!
ちなみに、1~3部で、常に誰かは寝落ちしてましたとも。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

万能青年旅店 杀死那个石家庄人


前にTwitterで呟いたことがありますが、中国のバンド。
すごくシンプルな曲ですが、好きです。




20130518Sat
 >『LINE(ライン)』

昨日は酔っ払ってダウンし、記事飛ばしました。
ので、今日は気張って2本書きます。
いや、書けたらいいなぁ、なーんて。

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。17本目。

『LINE(ライン)』
http://line.2u2n.jp/
movie00424.jpg
『100万回生きたねこ』と同じ小谷忠典さんが監督した映画です。
劇場も同じく@渋谷アップリンク。客席は10人ほど。
『100万回~』の直前の回に観ました。
僕の前の席に映画ライターさんらしき人が座ってて、
映画が始まる直前まで、ノートパソコンで文章打っておられました。
タイピングめっちゃ速いんでやんの。☆で採点もしてるらしい。
こういうときにですね、無駄に視力がいい自分の目が恨めしいですよね。
チラッと見ると、「セデック・バレ 第一部」「セデック・バレ 第二部」って書いてあるじゃないですか!
あんたぁ、噂のあれを観てきたんかい!っていう。
一部144分、二部132分、計276分のあれを!!
しかも史実に基づいてるから、だいぶ暗い結末になってしまうっていうあれを!!!
ビー!ビー!アー!ンー!スーーーッ!!!

はい、妙なテンションになってしまいましたが。本題に入ります。
監督の家族や恋人、そして沖縄の娼婦達を撮影した作品。
監督自身のモノローグでシーンが繋がっていきます。

監督が暮らしている大阪・大正区から映画は始まります。
はじめにカメラが追うのは、監督自身の父親です。
アル中で、おそらく無職。
行きつけのスナックで呑んで帰ってきて、玄関で爆睡します。
絵に描いたようなダメ親父。
すっげぇ部屋が汚い。
これぞ、男の2人暮らしっていう汚さです。

ここらへんの音声がやたら聞き取りにくく、
(父は8割がた呂律が回ってないっていうのもあるけど)
父や監督が現在どういう風な環境にあるか具体的に分からないのがもどかしい。
まぁ見てれば大体は分かります。
かなり最低に近いくらいの雰囲気、です。

そんな生活の中で次第にモヤモヤが溜まりはじめ、
ある日監督は突然沖縄へと旅立ちます。
脈絡も無くっていうわけではなく、
監督の住む大阪・大正区は沖縄からの出稼ぎ労働者がたくさん居るらしく、
ならその本場を見に行こうじゃないか、くらいのきっかけらしいです。

コザの娼婦街で、待合を路上から普通に撮影しているんですけど、
これって東京・吉原、大阪・飛田新地を撮影するくらい危ないんじゃないの、
って思ってたら案の定、ヤの付く職業の人につかまり、物影に連れ込まれて
「お前、何で女を撮ってばかりいるんだよ」って怒られたらしいです。
監督のモノローグによると、そこで

「僕は震えながらも「僕にも彼女達と同じ傷があるからです」と答えた」

中二病発言キターーー!!!
生意気だったり、オドオドしているヤツなら殴る蹴るもありそうですが、
電波を装えばヤーさんも「もう来るんじゃねえぞ!」って言うしかありません。
これはメモっておいて、いざというときに使いたい。

ヤ○ザに脅されても撮影を続ける監督。
セックスもせずに淡々と彼女達を撮っていきます。
おそらく断られた場合も多かったのだろうと想像はしますが、
案外お姉さんたちはスルッと服を脱いで、カメラのレンズをじっと見ます。
さまざまな女の人の生々しい身体が映し出されます。
一人、やけに扇情的にクネクネ動くオバサマが居たのが印象的。モザイクもあったよ。

体当たりのインタビューにも関わらず、けっこう乗り気なお姉さんたち。
なぜか。
僕が思うに、監督って、イケメン、なんですよね。
吹越満さんをグッと若くした感じ。
で、守ってあげたくなるような雰囲気も醸し出している。
……監督、モテます、よね?

全体的に、ものすごく静かな映画です。
音楽はもちろん、セリフもほとんど入らないし、
お姉さんをじーーーっと長く撮っているシーンもあったり。
体調によっては寝オチも確実な映画だと思います。
上映時間52分らしいですが、倍ぐらいには感じます。
非常に私小説的とでも言いますが、そういった印象です。
僕個人は、少しエンターテイメント要素がある映画の方が好きなので、
そりゃもう、寝落ちと一進一退の攻防を繰り広げましたとも。


・読みたい本
荻上チキ「彼女たちの売春」(扶桑社)
彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力
チキさんのラジオほぼ毎日聴いてます。ちょうど良い時間なのです。
この本の取材で、売春をやっている娘にインタビューをしに沖縄まで行ったっていう話が出てたので、
沖縄の娼婦と繋げて読んでおきたい。




20130517Fri
 >『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』

映画が溜まってきてるので、消化しようか。うわ、くだらないこと言っちゃった。
まずはゴールデンウィーク1日目に観て、下書きだけしてあったものを。忘れる前に慌てて。

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。16本目。


『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』
http://www.100neko.jp/index.html
tirashi100mankaib.jpeg
渋谷アップリンク
客席は20人ほど。アップリンクは小さいので、これで7割は埋まってる印象。
チラシの写真とか、すごくポップじゃないですか。
予告編もコーネリアスの曲が流れたりで、すごく見やすい感じなんですよ。
そりゃあ開演直前に女子5人とかが固まってキャッキャ言いながら入ってきますよ。
ゴールデンウィークも始まりますよ。渋谷はワイワイッキャッキャゲロゲロゲーですよ。
ところが、映画開始しばらくして、ある30代女性へのインタビューで

「やっぱり、手首を切ると落ち着いたっていうのは、ありましたよね。
 傷一つ一つが今でも愛しいんですよ」

暗いのキターーー!! 吹っ飛べゴールデンウィーク!!!

さて、ご存知の方も多いでしょう、絵本『100万回生きたねこ』。
その本を軸に、作者である佐野洋子さんの生前のインタビューや、彼女の葬儀の様子、
他の女性達へのインタビューを交えて進んでいきます。

佐野さんは“顔を出さない”という条件で撮影を許可したらしく、
インタビューは佐野さんの部屋など風景が映ってる中で、音声だけが流れるというふうになってます。
佐野さんの口調が、誰かに似てるなーと思ったら、長嶺ヤス子さんでした。
「~なのね」っていう語尾が特に。
一匹狼な老齢女性は、蓮っ葉な喋り方になるのだろうか。
話されている内容は、エッセイからも想像出来るような感じでした。

佐野さん以外にも色々な女性にインタビューをしていきます。
男性は意図的に外されてます。登場人物は女性ばかり。
まずは娘さんを持つ母親達から。
普通の内容を話してるのに、いきなり泣き始めた人が印象的でした。
「私が、ちゃんとした、育て方を、してもらえなかったので、
 そのぶん、この子を、ちゃんと育ててあげようって、思って
 そうやってね、頑張ってきた、10年だったなーって」

……重いなぁ。
私が男性ですので、母-息子の関係性は分かるし(大体マザコン)、
学習参考書売場で働いていることもあり父-娘の関係(大抵親バカ)もなんとなく分かります。
しかし、母-娘という組み合わせは、実感として分からないんですよね。
普段職場で見てても色々なタイプがあるようにしか見えない。
大体がサッパリした感じの関係が多いかなぁという程度の認識。
劇中では、専業主婦っぽい人たちが出てきてて、
頑張って子どもを育てることに専念します! みたいな感じを受けます。

そして各年代1人ずつ、女性へのインタビューになります。
冒頭のリストカット発言は30代の女性。
40代女性は体外受精で出来た子どもを、悩みながら育てている母親。
50代女性、過去に病気で子宮を摘出し母に「かたわ」と言われたことを引きずり続けている。
60代、大正生まれの年老いた母を、その娘として懸命に介護する女性。
70代、夫に先立たれ田舎で茶摘をしながらつましく暮らす老婆。

……ますます重いなぁ。
けど、人それぞれの事情がその人自身の口から語られる瞬間ってのはやっぱり興味深い。
ここまで映画は進み、佐野さんの脳にガンが転移したことが、彼女自身の口から語られます。
そのまま佐野さんの葬儀のシーンへ。
遺影を映すことで、やっと劇中に初めて佐野さんの顔が登場します。
文章や劇中のインタビューでは、
どこか諦念しているようなことを心底から言うような印象を受けるのですが、
お顔だけ見ると、なんだか気風の良さそうな方とお見受けしました。

佐野さんの葬儀も終わり映画後半、女優の渡辺真起子さんが出てきて、
なんか、旅行記? みたいなのが始まるんですよ。
「ドキュメンタリーだから演出するのは違うだろ!」なんて言う気はサラサラ無いんですが、
それにしても、佐野さんの生家の住所まで行って、
ガレキになっている風景を見て足を止めるシーンは、何だか妙な印象。
その後、急に笑顔全開で縄跳びを回し始めるのもよく分からないし。
佐野さんのインタビュー素材が少ないっていう事情はよく分かるんですが、
じゃあもうすこし尺を短くするか、女性達のインタビューを入れても良かったんじゃないかなぁと思いました。

しかし、よくぞ撮ったな、という作品であるのは間違いない。
なにせ佐野さんの生前最後の姿を残した映像だし。

あと、ほんとに余計なことを言ってしまうと、
死体愛好家の皆さんや、幼女好きの皆さんも、十分満足できるシーンが出てくるっていう、
ほんとに全然ポップじゃない映画でした。
エンディングで流れたコーネリアスはポップだったよ。
チラシにだまされた人が多そうな気がします。

・読みたいと思った本
田房 永子『母がしんどい』(新人物往来社)
斎藤 環『母は娘の人生を支配する―なぜ「母殺し」は難しいのか』(NHKブックス)
母がしんどい
ここらへんが母-娘関係を書いた本では読みやすそうだなぁと。
父殺しのことも詳しくないので、また勉強します。

・もう一度観たいと思った映画
『おおかみこどもの雨と雪』
おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)
はじめて観たときはピンと来なかったですけど、
父殺し・母殺し、そして最近よく目にする“社会の中での自分の立場”というキーワードで
考えながら観ると、よく分かるんじゃないかなぁと思います。
ってか、細田監督、やっぱすげぇ人なんだな。




20130516Thu
 >今日こそ早く寝なければいけない日なのに

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2週連続で職場の防災訓練に駆り出されてしまい、
通常よりだいぶ早く出勤しなければいけないので、もう寝たい。
よって、ザッと今日の行動をメーモー。


ブログでわざわざ宣言しただけあって、早起きできたよ。
お陰で図書館に延滞資料を返しに行けたし、
溜まってた公共料金も払えたし。

無事に美容室も行けました。
平日朝からすごい混んでて、友情料金で切ってもらってる肩身が狭い。
美容師Nさんは最近車校に通い始めたらしいです。
しかし、車校までの道で迷ってしまい実技教習第1回に間に合わなかったらしく、
「免許の前に、方向音痴をなおす」
と、力強くおっしゃってました。

舞台『レミング ~世界の涯まで連れてって~』観てきました。
噂では聞いてたものの、松重豊さんの母役は反則。
あと叶うものなら、常盤貴子さんにヒールで踏んでもらいたいですね、ええ。
悪口が尻取りで繋がって長ゼリフでたたみかける部分、
ここ担当したの絶対天野天街さんやーーーッ!!!
と、1人盛り上がっておりました。

名曲喫茶ライオンに久しぶりに行く。
今回も気になる曲が流れるが、メモしそびれる。くそぅ。
雨のせいか、退店時に気付けば1階客席には僕だけ。
図らずも贅沢な時間を過ごせた、
とか、たまにはらしくないこと言ってもいいでしょ、ね。

んで、メインイベントの『鉄西区』も無事に全3部・9時間を見通せました。
感想? 2人寝落ちしてたわ! イビキの二重奏やったわ!
個人的に3部が一番好きだったな。笑い所もたくさんあったし。短かったし。

3部の前に1部(4時間)が上映してたので、
入れ替えで出てくるお客さんたちが皆一様に、
オールナイトの3本目が終わったときのような顔で出てきて、
分かる、分かるよ、その顔になるの、って一人一人握手したかった。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

SEBASTIAN X / 世界の果てまで連れてって!


寺山にしてもセバスチャンにしても、
このタイトルの元ネタはブレーズ・サンドラールという人の小説……なのかな?
セバスチャンのベースの人は実は、
コンドルズの近藤良平さんなんじゃないかという疑いを、いまだに捨てきれずにいます。




20130515Wed
 >小学生の時にはすでに徹夜でゲームをやってました

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とうの昔に成人式は終わっておりますが、
まだまだ大人になりきれないなぁと常日頃思っております。
立ち読みしたあと、元の場所に本を戻さないお客様に、
「志望校落ちろ! 父親は今すぐハゲろ!」
と念力を送ってしまうくらい大人げありません。

そんな大人げなき行動のなかでも、一番どうしようもないなぁと思うのが、
 → 休日前の夜更かし
これですね。これ一択です。

5月の目標は1時就寝と宣言しまして、
まぁ小学生から宵っ張りの私としては土台無理な目標なので、
ハナから厳守する気なぞさらさら無かったのですが、
なんだかんだ言って、ちゃんと2時には寝てたのですよ。

ところが昨日、つまり休日前の夜ですね、
「『鉄西区』も始まったし、明日は1日ドキュメンタリー映画やでっ!!」
と意味も無く興奮し、4時半まで起きてしまいました。
……アホか。
『御先祖様万々歳』とか観てる場合じゃねえぞ。面白いけどさ!

当然、朝起きれるわけもなく、スケジュール立ててた映画1本見逃しました。
休みの日は早く起きねばもったいないと思ってても、
ついつい昼までゴロ寝してしまいがちなので、気をつけよう、俺。
お前、もうすぐ30やで。

明日は数少ない友人(と俺だけが思っているだけかもしれないけど)の1人、
美容師のNさんにカットを、開店直後にお願いしました。
これ以上、気の長い友人を無くすわけにはいきません。
死ぬ気で朝に起きます。


あ、『鉄西区』は無事に1・2部だけは観れました。
1部 4時間(途中休憩5分)
2部 3時間
15時に観始めて、出る頃には23時頃になってるという、
鬼の上映時間でした。腰が痛い。朝からもう1本観てたら、
もしかしたらミイラになってたかもしれない。逆に良かったかも。
明日は残る第3部、2時間を観る予定です。
昼は久々に大き目の舞台も観ます。
スクリーンの観すぎで目がギンギンしてますが、早く寝ます。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

ムシバのうた


クララのブログで知った曲。
クララと言えばシカバンのギタリストです(個人的な思い込み)。
MALIMOと言い、シカバンと言い、
僕がバンドを始めると、全部投げっぱなしになってしまいます。
ホントすみません。いつかまたベース弾けるようになります。




20130514Tue
 >後悔先に立たずの軽い感じ

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とりあえず、はてなのアカウントを作って、
このブログの過去記事をインポートするところまで終わらせて、
ふと気付いたんですね。

FC2のサーバーが落ちてるときだけ、
どこか簡易的なブログサービスに記事を書くか、
もしくは素直にその日は諦めりゃいいんじゃねえか、と。

大体いつでも、終わってから気付きます。
多分死ぬときも、死んで少し間があってから、
「あっ? 俺死んだ? あ、死んだわー」って気付くんだと思います。

まぁ、人生ってやつぁ、そういったもんかも、しれんですな。


そんなところで今日も短め。最後に1曲お聴きください。

System Of A Down - Chop Suey!


途中でメシを食ってるシーンがありますが、唐突過ぎていつも戸惑います。




20130513Mon
 >FC2サーバー回復待ち1時間

ダウンロード

そろそろFC2ブログ脱出作戦を打とうと思います。
なんせ、サーバーが重い。落ちる。
いまのところ、はてなブログが有力候補。
俺たちの戦いは次のブログに続くぜっ!!

ソントン先生の次回作にご期待ください


ってなところで今日は短めの日。1曲お聴きください。

旺福 背包客


以下、YouTubeの説明を引用

旺福 2012年 夏日巡迴 『旺福瘋台灣』 主題曲
帶著簡單的行李與樂器
駐足台灣各地小型live house
以近距離的演出 輕鬆自在的表演內容
用音樂記錄旺福與歌迷們
在2012的這個美好夏日

背包客MV特別邀請台灣新銳導演
宇宙人主唱 小諭 跨刀拍攝
隔行如隔山 但友情能克服萬難


……台湾語なのか中国語なのか分からんけど、全然分からんぞ。
勘だけで読むと、始めの方は多分、

旺福(ワンフー)の2012年夏ツアー『旺福瘋台灣』のメインテーマ。
このツアーでは、持ち運びのきく楽器をもって小さめのハコを回ります。
距離が近いし、曲目も色々変えます。

くらいの意味かなぁ。
しかし、後半が全然分からん。

宇宙人主唱 小諭 跨刀拍攝

は、メンバーの名前か?
……台湾語勉強せねばな。




20130512Sun
 >本の話。『ピダハン』『取締役宝くじ部長』。

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ここ最近読んだノンフィクション2冊が面白かったので、パパッとご紹介。
おそらく小説を読んでることが一番多いんですが、こんな本も読んで楽しんでおります。
ってか本なら大体好きですなんですけどね。


ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観
『ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観』
ダニエル・L・エヴェレット (著), 屋代 通子 (翻訳)
(みすず書房)

昨年話題になった1冊。
僕が今の職場に入った頃、はじめは理工書のフロアにいたんですが、
先輩にフロアを案内してもらってるときに、
その先輩が「おっ、この本面白そう」と言っていたのを覚えています。

言葉が全く分からないアマゾンの原住民“ピダハン族”の中で、
キリスト教の布教の(聖書を現地の言葉に訳す)ために家族と共に、
なんと30年間を過ごしている、アメリカ人男性が書いた本。

後半になると言語学的な記述が多くなり、専門的になってきますが、
前半は単純に冒険譚として楽しむことが出来ます。
妻と長女がマラリアにかかってしまい、
2人を必死で街の病院へと運ぶシーンは本当にハラハラします。

単純に言ってしまうと、ピダハンの人々は自分が直接体験したことしか信じません。
信じません、というよりかは、そういう風にしか話さないという文化があります。
ピダハンたちは直接“精霊”を見ることが出来ます。
誰の話か分からないような、神話や宗教といったものは存在しません。
著者の長年の努力の甲斐あって、聖書のピダハン語訳に成功します。
(これは本当に凄いことだと思う!!)
しかし、上記のような背景のため、ピダハンにキリスト教が広まるはずもありません。
また著者自身も、そんなピダハンたちの考え方に触発され、
やがてキリスト教の信仰を捨てることになるのです!

異文化コミュニケーションの面白さが、見事に描かれた1冊。
ハリウッ映画とかでアメリカ人が原住民の村に迷い込んで、
いきなりコミュニケーション出来てしまったりするシーンがあるけど、
あんなの絶対嘘!ってのがよく分かります。

翻訳を担当されている屋代通子さんは、他にも
『マリア・シビラ・メーリアン──17世紀、昆虫を求めて新大陸へ渡ったナチュラリスト』
『シャーマンの弟子になった民族植物学者の話』
『怠惰を手に入れる方法』
『哲人たちはいかにして色欲と闘ってきたのか』
などなど、タイトルだけ聞いてもすげぇ面白そうな本を訳されてます。
これを機会に読んでみます!



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『取締役宝くじ部長―異端のバンカー・片岡一久の生涯』
大山真人
(文藝春秋)

最近、宝くじに興味が出てきて、読んでみた1冊。
興味が出てきて、とは言うものの、宝くじを買いたいわけではない。
胴元がめちゃめちゃ儲かるように出来ているあのシステムを考えた人は誰なのか、
ということに興味があったし、今は亡き私の祖母が宝くじ大好きな人だったので。

戦前~戦後にかけて宝くじの普及のために一生を尽くした銀行員、片岡一久の評伝。

特に期待せずに読み始めたのですが、めちゃめちゃ面白かったです。
やはり戦前生まれは強いのか。
いや、戦前生まれの変態は強いというべきか。
戦後すぐ、物資なんてほとんど無いはずの時期、
片岡の下で働く銀行員達が、正月の挨拶で片岡宅へ行ったとき、
「食べ物はないが、ビールならあるぞ」、スターン!と開けられた、
押し入れ一杯に詰まった瓶ビールに仰天するシーンなんてもう。

この片岡さん、実は三重県出身。私と同郷。
また戦中は一旦台湾の支社に渡ったりしてます。僕、台湾大好きでして。
そういった興味からもスイスイ読み進めてしまいました。

銀行という巨大組織の中にいながら、一貫して一匹狼・頑固・変人な片山氏。
よく読まずとも失敗しているエピソードも膨大にあるのも面白い。
(研究に研究を重ねた宝くじの自動販売機なんて、未だに一度も日の目を見てなかったり)
けれど、その失敗をねじ伏せてしまうかのような、力ずくの成功譚。
他銀行が既に取り仕切っている地域に行ったときに、
なんとか自分の銀行に顧客を引き込まんとして、
結果、読んでて思わず苦笑っちゃうようなえげつないシーンもあります。
家族を初め、周りに居る人たちはさぞかし苦労されただろうなぁというエピソード満載。

僕が興味のあった、宝くじ自体についても色々と知ることができました。
発祥は江戸から続く“富くじ”であったこと、
戦中、もはや債権だけではまかないきれなくなった国家予算を回すために、
宝くじ(当時は“勝札”という名前だった)が利用されたこと。
細かいところでは、“スピードくじ”や“チャンスセンター”の名前の由来も分かったり。

この本の著者・大山真人さんも他に面白そうな本を書いてらっしゃいますね。
特に瞽女3部作なんかは、最近木下晋さんの絵を知ったばかりということもあり、
まー良いタイミングだこと。ぜひ読んでみたいと思います。



ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

でんぱ組.inc「でんでんぱっしょん」


作曲はなんと、Wiennersの玉屋2060%。
作詞は、もはやこの人抜きには電波曲は語れない、畑亜貴氏。
金髪ショートカットの女の子に弱い私は当然、もがたん推し。
同郷ってことでねむきゅんも応援中。




20130511Sat
 >休ー憩ーなりー

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ドキュメンタリー映画、
観たままになってるのがあと2本あるんですが、今日は休憩。

帰り道、自転車を漕いでいると、もう夏の匂いがしました。
他の季節の匂いはなかなか分かりませんが、
夏だけは、匂いますよね。
ちなみにこの日記を書いてる途中にクロゴキブリを1匹やっつけました。
確実に夏は来てます。

大阪に行ったのが4月の末。
ボーッとしてるとあっという間にまた1年過ぎてしまいそうなので、
5月もどこかに行こうかしらん、なんて。
朝に新幹線で向かって、夜行バスで帰ってくるというコースを考えておるところ。

連休が無い無いって言ってたところ、
5月中旬から連休もらえることになりました。
いつまで続くか分からんけど。


ってなところで今日はおしまい。
最後に1曲お聴きください。

Clever Girl - Teleblister


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20130510Fri
 >『INNERVISION』

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。
15本目。
昨日、結構な数になってきたとか書いたけど、
目標の100本まであとまだ85本と気付き、すでに心が折れかけています。

『INNERVISION』
http://sasaki-makoto.com/pg163.html
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渋谷UPLINK。上映開始してまだ数日とあってか、30人弱の入り。
昨日感想を書いた『DON'T STOP』から続けて見ました。
監督達がトークイベントで言ってましたが、
障害者を撮ったドキュメンタリーが2本並んだのは、特に意図してのことではないらしいです。

生まれついての全盲で視覚障害者の加藤秀幸さんが、
なんと、SFアクション映画を監督することに。
その過程を追ったドキュメンタリー。


まずなにより、45分っていう短さが良いッスよね!。
最近長い映画ばっかだったから、この短さにグッと来ましたよ。

『DON'T STOP』から続き、この映画の上映後にもトークイベントがありました。
そこで監督が、
「僕と加藤君のバディムービー(相棒モノ)に見えるという感想をよくもらいます」
とおっしゃってました。確かに。
『INNERVISION』の企画が出るまでは全然面識もなかったそうなのですが、
撮影前から色々と話したりしているうちに、
同い年ということや、映画が好きっていう共通点もあって、
急速に仲良くなっていったそうです。
この前日にも2人で一緒に、ロバート・ハリスさんたちとクラブで遊んだそうです。
ちなみに加藤さんは普段、ミュージシャンとして生活されてるそうです。
リ……リア充。俺よりよっぽどリア充……。

個人的に衝撃だったのが、冒頭で格ゲー『ストリートファイター』をやってるシーン。
全盲の加藤さんが、画面が見えてる人たちに次々と勝っていくんですよ。
その方法を聞くと、
「まず波動拳を出して、相手との距離感を掴む」ですって。
まぁ言われてみれば分かるんだけど。……無理だよなぁ。
加藤さんは視力のある人がやることを「魔法のようだ」と言いますが、
もちろん僕たちには加藤さんのやることが魔法に見えるんですね。
なんだか、不思議な感じがしました。

結局『INNERVISION』内では加藤さんの映画は完成しないのですが、
エンディングスタッフロールが、
加藤さんの映画のオープニングの構想を取り入れたものになっているという、
(ナレーションがなんと、ロバート・ハリス。豪華!)
入れ子構造のような、面白い作りになっています。

トークで、監督が、
「作ってるうちに、僕も加藤君も何だか面白くなってきたので、
 この映画、3部作を考えています。」
とおっしゃっていました。それ良いッスねー。
僕は是非とも加藤さんの作ったSF映画を観てみたい!
ので、これからも応援していこうと思います。


ってなところで最後に1曲、お聴きください。

Mats/Morgan - Etage A-41


昔から、ことあるごとにこの曲を貼ってますね、大好きな曲です。懲りずに貼ります。
キーボードのMatsは盲人。ドラムのMorganは変態手数王。
この曲は深夜の高速とか、シューティングゲームとか、そういった感じだと思ってます。




20130509Thu
 >『DON’T STOP!』

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。
14本目。あれ、結構な本数になってきたんとちゃう?

『DON’T STOP!』
http://dontstop.jp/
T0014502p.jpg

渋谷UPLINK
ついにUPLINKの会員になったので、いつでも1000円で見れます。
しかも5本観るごとに次の1本が無料になるという特典が!
小生、すでにスタンプ4つ貯まっております。
上映後に監督のトークイベントがあるとあってか、30人ほどの入り。
8~9割は席が埋まってた印象。
リバイバルなのに凄いなぁ。

交通事故で下半身と左腕の自由を失い、電動車イスに乗っている男性。通称“CAP”が、
若い頃からの夢だったアメリカ・ルート66の旅に出るという、あらすじ。
メインとなる男性と一緒に旅をするのは、作家であり自由人・高橋歩とその友人達。


数日前の『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』の感想でですね、
高橋歩的なものや、自己啓発モノが好きな人にはオススメ。”
って書きましたが、謝らせて頂きます。

インティライミ氏は、高橋歩を好きな人が見ても不快になります。
高橋歩ファンの皆様、一緒にするようなこと言ってすみませんでした。

何が違うかって、
インティライミ氏は完全に利己的・自己中心的なのに対し、
高橋歩さんはまず利他的・客観的なものが根にあって、
その上で自分の意見や、自分も楽しもうっていう姿勢が乗っかっているように見受けられたのです。

インティライミ氏は『Catch the moment』の歌詞、
“ハイリスクでハイリターン
 ノーコストでハイリターン
が示すように(残念ながら、この歌詞で合っていたようです)、
完全にクレクレ君です。
あなたが持ってる物を俺にもくれ、という基本姿勢。

対する高橋歩さんはどうかと。
アメリカ横断2日目、CAPの娘さん達が、
しっかりした計画が立てられていないことに不安になり、
旅のスケジュールが分からないし、誰に聞いても責任の所在がはっきりしないので、
明確な代表者を決めて一日の始まりにミーティングをして欲しいと、
しびれを切らして涙ながらに訴えるシーンがあります。
そこで高橋さんは、
「これはツアーじゃないし、俺たちはガイドじゃない。
 (高橋さんたちは、報酬も受け取ってないし、自腹で旅行に来てるようです)
 もしスケジュールが分からなかったのならその場その場で聞くべきだし、
 聞かれたら俺たちだってちゃんとそれぞれ考える。
 指示を与えられるのを待つんじゃなく、ちゃんと自分で考えなきゃいけない。
 大人の世界っていうのはそういうもんなんだ」と言います。
まずあなたの持ってるもの・考えてることを見せて欲しい。
そこから、出来る範囲で平等に、各自責任を持って、やっていきましょう、
という態度とでも言いましょうか。
娘さんたちは、自分達は父のサポートで来ているのであり、
高橋さん達が何とかしてくれるんだ、という受動的な態度だったのが、
この一連の会話で、
「これはツアーじゃなくて冒険なんですね」
と自分達もすすんで参加していく能動的な態度へ切り替えることが出来ます。

個人的に一番印象的だったシーン。
カメラマンとして同行しているメンバーが、
CAPを撮影しているときに気持ちのすれ違いが起こってしまい、
CAPに「出て行ってくれ」と言わせてしまうんですね。
それに傷ついて号泣してしまうカメラマンさん。
で、周りの人たちがまず
「CAPはコイツの写真をまだ見てないかもしれないけど、良い写真撮るんだよ」
と言って、いったん場をとりなします。
その上で高橋さんはカメラマンに対しこう言います。
「CAPはお前が頑張ってるっていうのは分かってるんだよ。
 けど、お前は“自分が自分が”っていうのが前に出すぎるから、
 そこの部分を言ってるんだよ」

これね、そのままインティライミ氏に言ってやって欲しいです。

最近読んだ内田樹さんの本で、
“自分が欲しいと思ってるものは、まずは相手に与えることでしか、手に入らない”
ということが書かれていて、なるほどなぁと思っていたのですが、
高橋さんの行動はまさにこれを体現しているようでした。


あと、この旅がいかに素晴らしいものだったかは、
CAPの顔の変化を見れば一目瞭然です。
旅に出る前は死んだような目をしていたCAPが、
旅が終わる頃には自然と笑って、明るい顔をするようになるのです。
それは凄まじいくらいに伝わってきました。


で、ここまで書いておいてなんだけど、
やっぱり俺自身は高橋歩さんのことが、いまいち好きになれないんですよね。
まだ上手く言葉では説明できないし、
俺に何か迷惑がかかるわけでもないので良いんですけど。
高橋さんの本を読めば少しは苦手な理由が分かるでしょうか。
いや、まず身体で動いていく人のことは、
頭でっかちな理解の仕方では捉えられないんだろうなぁ。

アフターイベントのトークで、小橋監督が「気付き」っていう単語を連発してたんだけど、
この単語こそが、僕の最も苦手なもので、
自己啓発やスピリチュアルなものを遠ざけてしまう要因になってしまってるんですね。
「気付き」って言われるだけで、うさんくせえよ、と思ってしまうので、
そこを上手いこと言い換えさえしてもらえれば、と。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

Rooftops- Astray Life-Raft Easily


特に音楽に詳しいわけではないので、
最後の1曲を選ぶのにえらい時間がかかってしまっているという事実に気づいてしまいました。
なので今日は、初めのギターの音色が好きだから、という理由だけで選んでみました。




20130508Wed
 >Ready for someday

ティナin櫻

なんやかんやひねくれたこと言うてても、
落ち込んだときにテンションを上げるため、
Twitterで自己啓発や名言botみたいなアカウントをフォローしてたりする。
そのアカウントで、
「いざというときになった瞬間にはじめても遅い。
 そのときのために準備しておかないといけないのだ。」
みたいな、準備が大事だお、って呟きをよく見るのですね。
いやいや、準備って言うてもさ、
僕みたいに目標も無く毎日を惰性でダラダラ過ごしているだけの人間に
(冗談で書いてみたんですが、マジでこの感じだわっていことに気付いて、
 今さら変な汗が出てきたのは内緒だぜ)
何を準備することがあるのよ、と思ってたんですよ。

ところが、このツイートを見て、思わず膝を打ちました。


なるほど、と。
そうかそうか、と。

全ては綾波のためだったのか、と。

いやね、僕だってね、そこまで電波入ってないですよ。
まさか綾波がアニメから出てくることなんてないって頭では分かってますよ。
けどさ、気持ちは嘘つけない、って言うじゃないですか。
100%決まったわけじゃないじゃないし。
もしかしたら、があるじゃないですか。
ほら、何十年か前の人に「もうすぐ電話を1人1台持ち歩く時代が来ますよ」って言ったって、
絶対信じてもらえないと思うんですよ。
もう分かりますよね。それと同じですよね。
今は「綾波は画面から出てこないよww」って言われてたとしても、
多分、俺が死ぬまでにはなんとかなると思うんですよね。
ガイナックスとパナソニックあたりが組めば、全然いけると思うんですよ。
っていうかむしろ、俺はそれまで14歳でいるつもりだし。
っていうか、実は今も14歳だし。
いつでもミサトさんが迎えに来るの待ってるし。
1話のセリフ覚えてるし。実は苗字、碇だし。
名前もソントンって書いて、シンジって読むし。


え? あ、そうですか。ええ、ええ、分かりました。
OK、あなたがそこまで言うなら、100歩、いやさ10000歩譲りましょう。
いえいえ、僕は僕の信念を曲げるつもりはありません。
どちらかが“仮定”という形であれ相手の意見を受け止めねば、
有意義な議論というのは展開していきませんからね。
仮に、仮にですよ、あなたが言うように、
これからも綾波は画面から出てこないかもしれないし、
僕は14歳じゃないかもしれません。

けどね、マルチはもうすぐ開発されると思うんですよ。

いくらもはやメイドは廃れたって言っても、
いくら90年代ノリ前回のあの髪の色(緑)は今見ると不自然だって言っても、
人々が、癒しを求める限り、マルチは開発されるだろうね。
綾波が3次元に現れる事態に対する準備ってのは、いまいち具体的ではないけれども、
マルチの場合、ハッキリしていることが一つだけある。
それはね、お金。マネー。
マルチが来栖川エレクトロニクスから発売された瞬間に買うための貯金を、
今からせねばと思っております。
一体いくらぐらいするか検討もつかないけど、
感情というバグが取り除かれたあとのマルチを買っても意味がないので、
初期ロットを何としてでも手に入れようと、


えっ「だから、2次元のキャラは3次元に出てこないんだ!」って?
はいはい、そんな戯言寝言は良いから。
まぁまぁそんな怒ったような顔しなさんな。
分かった、分かったから、僕の襟ぐりを掴むその手を離しなさいな。
ふぅ、落ち着いたかい?
分かったよ、万に一つの可能性もないけれども、
あなたが言うように、もしかしたら、
2次元のキャラが3次元には登場しない未来ってのもあるのかもしれない。
僕は神や未来なんぞは信じやしないが、パラレルワールドはあるかもしれないと思ってる。
こんな顔して、ロマンはあったほうが良いと思ってるんでね。
だからあなたの言い分を再び飲んで差し上げようじゃないか。仮に、仮にだ。
ただ、この場合の仮ってやつは、iphone6が出ない、っていう可能性よりも低いんだけれど、
仮に、綾波は画面から出てこないし、マルチは開発されないかもしれない、けれども、

ミン・ヒョリンはいつか俺の妹になると思う。

ということは、だ、韓国語の練習は必須事項だ。
俺の中の「オッパー」って呼びかけられたい子不動の1位、ミン・ヒョリン。
っていうか、今言ってて、気付いたんだけど、
俺もう、すでにミン・ヒョリンの兄になってる、んじゃないかなーって、
ほら、もう兄妹愛としか言えない温かな感情で胸がいっぱいになってますし。
どうりで『サニー』を観たときに、生き別れの妹が映ってると生々しく感じたわけだ。
兄妹って、離れても分かるもんなんですね、目を見れば。
これからは兄妹2人、倹しくも仲良く、ソウルで暮らします。
アニョハセヨ。ケンチャナヨ。


え? ミン・ヒョリンはてめぇみたいなクサレ外道の妹にはならないって?
クサレ外道っていう言い草はヒドイなぁ。いい加減僕ちゃんも怒っちゃうよ?
「目を覚ませ」って言いながら肩を掴んで前後にブンブン揺さぶるのは止めて欲しいな。
ほら、落ち着きなさいな。飴ちゃんを一個あげませふ。
あなたの言っていることはいまだ飲み込めない部分があるけれども、
しかしね今や、綾波も諦めた、マルチも諦めた、これでミン・ヒョリンも諦めるとなると、
しょうがない、これは言っちゃってもいいよねー。

玉城ティナは、俺の妹です。


ええ加減にしなさい、どもありがとございましたー、
ってところで最後に1曲、お聴きください。

Zona Mexicana - Let's Get Tired


Twitterで、マスロックbotってのを見つけたので、
そこから毎日一個ずつ貼っていくという手抜きをしたい。




20130507Tue
 >三日月

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おばんです。
今日も一日何もせずダラダラ過ごしてしまい、(僕の、何もせず、というのは呼吸以外何もしてないぜレベル)、5月病になる理由も無いのになぁと悶々と考えていたところ、ずいぶん前からすでに人生の5月病にかかっていたことに思い至り、さすればこの夜空にフライアウェイするしかと窓枠に足を乗せようとしたところで、窓のフチに思い切り左足の小指をぶつけてしまい、あまりの激痛にもんどりうち、もうこの部屋に越してきてからずーっと敷きっ放しになっておる布団に後頭部からしたたかにダイブ、ひゃぱぱぱぱという言葉にならぬ奇妙な悲鳴をあげつつ痛みを紛らわせようと一旦右へと身体を投げ打ったところ、ちょうど良いポイントに机の角がおわしまし、そこへ右膝が行ってしまったため、往年の藤原組長の間接技かくやと、シャイニングウィザードをはじめ膝にダメージの蓄積する技を繰り出し続けた挙句ガニ股でしか歩けないほどになってしまった武藤の痛みにも、負けずとも劣らぬほどのさらなる激痛をおってしまい、うわわいやっちまったやっちまったーいとこれを裏声で呟きつつ、右ひざを抱え左足の小指を押さえながらまた仰向きに寝転がって涙目で霞む天上を見やれば、あれこのポーズなんかに似てるぞ、と、そうや小さい頃にオシッコするとき親にかかえられたいわゆるシーシーのポーズやと思い至ったところで己の不憫さが限度マックスを越えてしまい、元々その突堤は低いながらも存在する涙腺が決壊、うわーんうわわんおかあさーん堪忍や堪忍やでー、と泣いたとか泣かなかったとか。一体これのどこまでが真実なのか書きながら自分でも分からなくなってきた記憶の曖昧さと覚えることに関しての無責任さには定評のある私、本野紙魚ことはなから麒麟児になんてなれなかった堕落児ソントンが今夜も迷惑千万と心得ながらもあなたさまのインターネッツへお届けお送り致しますOFZKでございます。

ホントに一日誰とも喋ってない感じが出ましたね。満足しました。


なんか、こういう設定のライトノベルがあったような気がするなぁと思ったのですけれど、
えーっとね、世界中の本という本を読みつくしてしまった天才が居るんですよ。
そりゃもうありとあらゆる本を読んでしまったので、
世界の色々な本当のところを知ってしまうなんていう危ういところまでいってしまうんです。
で、目をつけられて、生かしちゃおけんが、殺すわけにも……、
ってなって、地下深くに幽閉されるんですね。
しばらくの後、閉じ込めた側の人間達も一々世話を見てるわけにもいかないので、
世話役に、死んでもいいような人間ということで終身刑の男をその地下室へと送り込むのです。
男は自分の外見の醜さにコンプレックスがあって、
誰の目にも触れぬ地下ならと、なかば自ら進んでその役目を引き受けます。
着いた地下室は真っ暗。探り探り部屋を進んでいくと、誰かの気配がします。
と、「ああ、すまない、私が本を読めぬように暗くしてあるんだ」
っていう女性の声が聞こえるんですね。
閉じ込められてるのはてっきり男性だと思ってたので驚く男。
しかし、真っ暗ならこちらの醜い姿を見られることもないと安心して、彼女の世話をはじめます。
いままで本を読んだことがなかった彼に、女性は毎日簡単な物語を話してくれます。
はじめて物語の豊かな世界を知ることが出来た彼は彼女に感謝します。
いつしか彼女に恋心ともいえないような気持ちを抱き、
また外の世界へと彼女を戻したいと思うようになります。
己の醜い姿を見られるとしてもなお、彼女に外でもっと本を読んで欲しいと思うのですね。
そして、機を見て脱獄を決行、男は彼女を外へと連れ戻すことに成功しました。
男は、夜の灯りに照らされた彼女を見て知ります。

彼女は、これ以上本が読めないようにと、目を潰されてしまってたんですね。

それに気付いて思わず足を止めてひざまづいてしまった彼は、
脱獄囚として射殺されてしまいました。
久しぶりに地上の空気に触れた女性でしたが、そのまま再び地下へと戻されます。
彼女は見れませんでしたが、その夜は三日月が出ていました。


っていう中二感溢れるお話をどっかで読んだような気がするのですが、
もしかしたら僕の頭が、色んな断片を寄せ集めて作った幻かもしれません。
だとしたら、今夜の夢で続きを読めたら嬉しいな。
そんじゃ、またおやすみなさい。


くるり/三日月





20130505Sun
 >『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。
これで13本目でございます。

“ドキュメンタリー映画を観る会”なんて銘打ってますんでね、
出来るだけ公開されているドキュメンタリー映画を観に行こうと、
今回、威風堂々たる態度で、ネタを拾いに行きました。
もしも好きな人がいたら、今のうちに謝っておく。ごめんなさい。

俺、インティライミ氏に何の興味もありません。


『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』
200.jpg
http://www.naoto-tabiuta.com/

<あらすじ>
ナオト・インティライミ氏が世界を旅して、色々やらかします。

<感想など>
新宿バルト9
ゴールデンウィーク真ん中の夜。
各地からの悲報(映画館貸しきり続発)とは違い、
客席は20名弱入ってました。
カップルが2組。
男友達同士で観に来てるのが2人。
女の子1人。
あとオッサン(含む俺)。

気になる。
ガチで観に来たヤツ(おそらくカップル)と、
ネタで観に来たヤツ(俺たちオッサン組は絶対こっち)の比率が。
こういうときにこそ、ぴあには出口調査をして欲しい。


さてこの映画、実はすでに
ブログ「子持ちししゃもといっしょ」、4/22の記事
「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」見たよ
http://d.hatena.ne.jp/itotto/20130422/1366640171
にて、ストーリーに沿ったツッコミが完璧にされております。
大変面白い内容ですので、ぜひご参照あれ。


蛇足となります私の感想。

まず、良い所を言って、気持ちを落ち着けようと思います。褒めタイム。
なによりインティライミ氏の語学力は凄いです。
アカデミックな語学力とは違い、実用的ストリートな語学力とでも申しましょうか、
とにかく自分の思ったことをシンプルに伝えるということに長けています。
母国語じゃない言語で、口数で負けてないっていうのは凄い。俺なら怯む。
全然分からないエチオピアの原住民の言葉の単語でさえも、
速攻で覚えてしまおうとする、そのコミュニケーション力の高さは驚きです。
なんだかんだ言って武道館アーティストですから、
音楽的な勘と言いましょうか、あとビジネスセンスも、
そういうの少しはあるんじゃないかと思われました。きっと凄い人なんでしょう。
そんでもって、サッカーが上手いです。えーっと、あとは……あとは……

……褒めタイム、以上終了。


この映画のジャンルはドキュメンタリーというよりは、インティライミーです。
なので、インティライミ氏のことが好きな人は絶対に楽しめます。
あと、高橋歩的なものや、自己啓発モノが好きな人にはオススメ。
旅が好きな人はどうだろうか、微妙……。
それ以外の特にヒネくれてる同志たちは、ネタとして観るのが関の山かと。
突っ込みどころは沢山あるので、そういう意味ではニヤニヤ出来て楽しめます。

たとえば、エチオピアの原住民地域で体調を崩し、
せっかくの交流の申し出を断り、宿へと戻るインティライミさんが
「これにも絶対意味があるんだよ」
とうわごとを呟くシーンでは、
「慣れない薄着はするもんじゃない、ってだけの意味だよ」
と優しく突っ込んであげましょう。
エチオピアでの撮影クルーの悔しさを思うと、ある意味屈指の泣けるシーンです。
などなど、細かいところまで拾うとキリが無いので、他は割愛させて頂きます。

映画としての出来は案外良いと思います。
120分弱という長さを感じさせないです。編集が上手いのだろうか。
インティライミ氏が徐々に文明を学んでいく過程を追う映画としても楽しめます。
(ハダカ、サムイ、オレ、フク、キル)、
(海外のフェスを取材するには事前のアポイントメントが必要なんだな)など。
ただ観ている側にとってはあまりに当然なことなので、なかなか気付けないのが難点。

氏の血中アルコール濃度が、後半につれて確実に高まっていくのも見てて楽しいです
「子持ちししゃもといっしょ」では、トリニダード・トバゴのフェスの場面が、
“どうみてもヤクをきめているとしか思えない表情・行動で映し出されるインティライミさん”
と書かれていますが、
俺は、コロンビアでライブフェスに乱入するところが一番怪しいと思います。
巨大なステージだから緊張しているとは言っても、諸々の態度がおかしい。
っていうか、目付きがおかしい。
楽屋に飾られているヘンプマークを見て、危うく爆笑しそうになりました。
監督、ニクい演出ですな。


さて、このコロンビアのフェスのシーン、
映画の良し悪しの話ではなくなってしまい恐縮なのですが、
素材となっているインティライミ氏の行動に、これはツッコミどころじゃ済まないぜっていう、
個人的にどうしても共感出来ない、観てて不快になってしまう部分があったので、
人生詰んだ系男子から、武道館アーティストへ、
届かぬ思いを乗せたラブレターを贈らせて頂きます。

知り合いとはいえ、無人状態の出演アーティスト楽屋に無断でズカズカ入って、
「荷物置いちゃえ」は絶対おかしいだろ。
出番がトリのアーティストの本番直前に、自分の曲を押し付けて歌わせるのは絶対おかしいだろ。
相手のアーティストがよっぽど大人で人間が出来てるか、
インティライミ氏にいちいち言っても煩くなるだけだから言わない方がいいと思われているだけか、
どっちかで許されている・諦められているだけのように見えました。
っていうか、映画を見れば分かるんですが、相手のアーティストの方が何枚も上手なんですね。
結局フェスでは歌わせないんですが、打ち上げのハコでは共演してあげるという、
見事に大人な落としどころを心得ている方でした。あの人は売れて当然だわ。

さらに真面目なこと言ってしまうと、僕は一時期舞台をやってたんですが、
舞台のリハ~本番中は、舞台監督のいうことは誰の言葉より絶対、ですからね。
その舞台監督をよりによって本番進行中に捕まえて文句を言いまくるとか、
これはヤクのせいですよね、インティライミ氏?
あなた、本当にメジャーで何年も活動しているプロのアーティストさんですか?
酔っ払って新宿駅の駅員さんに突っかかってる酔っ払いと変わらないように見えますよ?

っていうか、撤収の邪魔だから、終演後、関係者以外はすぐにステージを降りろ。
出てもないフェスの余韻に浸って、酔っ払い相手に鼻歌歌ってる場合じゃねえんだよ。
撤収作業の邪魔になるヤツは死ね。すぐ死ね。

と、思わず怒鳴ってしまいたくなるくらい、舞台人としての配慮が欠けていると思いました。
自由人のインティライミ氏は何をしても許されるのでしょうか。
不自由人の僕は憤るしかありませんけれども、
深夜まで押したスケジュールで雨の中、黙々と撤収作業をする舞台さん達の仕事の邪魔してまでも、
僕は自由人でいたくはありません。

もしもあれがやらせ(実はちゃんとアポ取ってあったんだよー)であったなら、
俺が嫌になった気持ちはだいぶ救われます。
なので、やらせでしたーチャンチャンって、誰か言ってくれ。
これは監督か、インティライミ氏にお願いだ。どうか届け、俺の想い。
おそらく、監督は全部分かってやってる人なので、
一緒に呑みさえすれば「インティライミ氏、めちゃくちゃッスよねー」くらいは言ってくれそうな気がする。
是非ともヤク使用の証言を取りたいところである。


あ、この映画、改善策の提案としては、
ステージに上る上らせないで舞台監督とモメたときに、
アルコールだかヤクの勢いだかで、舞台監督をブン殴って撮影続行不可になってたら、
伝説のドキュメンタリー作品になったんじゃないかと思います。
いやはや実に惜しいことをしてくれた。
ナオト・インティライミ獄中記 務所飯(ムショメシ)ダイアリー」みたいなね。
うわ、そっちのが断然観てみたいよ!


お待ちかね、エンディングでこの一連の旅の結果が、曲になります。
タイトルは『Catch the moment』。
途中の歌詞を聴いて一瞬我が耳を疑いました。

ハイリスクでハイリターン
ノーコストでハイリターン


おそらく“ローコスト”の聞き間違いだろうけど、
(僕は言葉の聞き取りがやや苦手なのです)
っていうか、間違いであって欲しいと、切に思います。
お前、どれだけクレクレ君やねん。
CDが発売になったら、是非歌詞を確かめたいところです。
あと、素人の俺が言うのもなんだけどさ、

ボヘミアンなラプソディ いま歌うよ


っていう歌詞は、どうかと思うぜ。

いや、そもそも、
エチオピア→コロンビア→トリニダード・トバゴと旅をして、
凡百のJPOPが出来上がるって勿体無くね?
これ、ハイリスクでローリターン、って言うんじゃね?
他人事ながら、この映画で、採算が取れていることを願うばかりです。


さて、ここで白状してしまいますと、
実は私、もうナオト・インティライミさんのことが気になって気になって、
仕方がなくなってきてしまいましたっ☆
冒頭で“何の興味もありません。”とか言ってしまってごめんなさいてへぺろ☆
この映画のテーマ曲『Catch the moment』が発売されたら、
ちゃんと(歌詞的な意味で)チェックします。
ナオトさんのこれからを(同郷人として、死なば諸共の覚悟で)、
逐一見守っていこうと思います。

苦手なものこそ知りたくなるという、
これと同じ感情を何かに対して抱いたことがあるなぁと思ったら、
なんのことはない、ゴキb

ってなところで今日はおしまい。また1時を過ぎてしまったよ。




20130504Sat
 >彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない」

12.jpg

(以下しばらく、稲川淳二調でお読みください)

私のねぇ知人に、ソントンと名乗る男が、いるんですけどねぇ、
彼が最近、どうも身体の調子がおかしいと、
昼になるとどうも身体がダルくなってくるぞ、ってんでねぇ、
あれぇ、もしかすると、もしかするぞってんで、話を聞いてみたんですよ、
それで彼が言うには、眠いなぁと、思うことが多くなったってですねぇ、
変だなぁー、おかしいなぁーって、よくよく話をね、聞いてみたんですよ、
そしたらですねぇ、彼、近頃、4時にしか寝てないじゃないか、って、
まず数時間ネットサーフィンして、それからブログ書き始めて、
それも変に凝ってしまったりしてるってんでね、
昨日なんて、読んだ本1冊と、観たドキュメンタリー映画2本に、
関連本3冊まで絡めて書こうとしたってんですからねぇ、
そりゃああんた、眠くなるのも道理だって話でねぇ、
皆さんどう思われるか分かりませんけどね、
これ……ホントの話なんですよねぇ。


5月の目標 「1時には寝る」

ところで今、1:34です。
今日は読んだ本の紹介。

彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない」(新潮社)
あのひとは蜘蛛を潰せない
私のTwitter(ほぼ本情報が流れる)タイムラインで評価が高かったので、読んでみました。
とても平易な文章で書かれていて、分かりやすく読みやすい文章という印象。
スラスラ流れていく文章の中に、しっかりとテーマが含まれている。
構成もしっかりしています。ハラハラさせてイヤな汗かかせて、
最後はちゃんと希望を描くっていうね。
僕より2歳下の作家さんが既にこの域に達しているいう事実……。
(朝井リョウさんに関しては、見て見ぬフリをしています)
キーワードとなるのは「依存」と「コミュニケーション」。
それらがすごく上手く描けているんです。
特に描かれているのは、母娘間と、付き合っている異性間。
男性である僕は、読んでいてなかなか面白かったので、
女性や他のセクシュアリティの方が読むとどう感じるのか興味があります。

装画の中島梨絵さん、最近売れっ子ですね。
この前読んだ『爛漫たる爛漫』も『私を知らないで』も中島さんの絵でした。

僕のお気に入りの一文は
“ほうれん草が六十九円の町なら、一人でもなんとかやっていける気がした。”


っていうわけで、今日は早めの……早くは無いな。短めでおしまい。
最後に1曲、お聴きください。

平沢進 山頂晴れて


女性コーラスは戸川純さん。
2:20あたりのキメが、今の平沢御大からは想像できない感じでナイス。




20130502Thu
 >『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』

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もう5月になってたという衝撃の事実。領収書に日付入れてて気付いた。
「4月から頑張る」とか言ってたけど、何もせぬまま終わってしまいましたよ。
1月は行き、2月は逃げ、3月は去って、4月は死んだ。
さらに今日は一日ダラダラしてしまい、このままじゃいかんと。
あなたが無駄にした1日は、昨日死んだ誰かが生きたかった1日であるという名言に対し、
これは俺の時間なので分け与えることなんて出来ないんですよ、
ダラダラしようが俺の勝手でしょうが、とか韻を踏んで言い訳をしている場合ではないだろうと。
ちょっと遅いけど5月の目標を考えようかしら、なんて殊勝なことを考える。


さて、ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)です。

『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』
http://antoncorbijn-movie.jp/
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直前に観た『ハーブ&ドロシー』で予告編が流れてて、
なぜ俺がこれからこの映画を観に行こうとしているのを知っている?
さては貴様……、クレヤボヤンスの使い手かっ!!
とか思いましたが、これを自意識過剰と言います。もしくは中二病。
写真美術館でこの予告編が流れるのは当然ですわな。

渋谷イメージフォーラム
客席は15人ほど。下手最後列で観てたんですが、
僕の目の前のお姉さんが完全に寝落ちしてました。
首が左側に90度、椅子から完全にはみ出てて、
終わったあと大丈夫かなと余計な心配をしたり。
さらに余談ですが、イメージフォーラムとユーロスペースを勘違いしてしまい、
いつも逆方向に歩いてしまって着いてから気付きます。どうにかしたい。

ロックミュージシャンを中心に、
絶大な支持を誇る写真家、アントン・コービン。
彼自身と周囲の人々を、足掛け4年に渡って撮影した作品。

アントン・コービンがどれくらい凄いかってピンとこないと思うんですが、
劇中のセリフを引っ張りますと、
「今からここに、メタリカとルー・リードが来るんだよ」
って、おいスゲェな、っていう人です。
photo_blackim_u2.jpg
彼の写真の中で、おそらく最も有名なのは、
U2関連の写真でしょう。画像は『ヨシュアツリー』のジャケット。
改めて見ると、ボノ若い。
ボノが、アントンの写真を的確に評して、
「写真を見て、その中に写っている自分になりたいと思った」
と言っています。

映画は、カメラが回っている中で転がる言葉を拾っていく感じで進んでいきます。
散文的、とでも申しましょうか。浅くパッパッと進んでいく感じです。
出てくるアーティストを知らないと、つまらないと感じてしまう人もいるかも。
当然、写真やアントン本人に興味がないと、
私の前のお姉さんのように寝落ちしてしまうのも、まあしょうがないかと。
キャプテンビーフハートの写真が出てきて喜べるような人は観てて楽しい映画。

アントンの自宅で、ソファに寝っ転がりながらアントンが吐くセリフは、
4年間の撮影での信頼が生み出したと言える、なかなかに心情的な内容。
「幸せになるのは落ち着かないんだ。
 不幸でいることによって、動いていられる」
というのは、まさに一匹狼な彼の行動原理だと思いました。
最後のほうでアントンがこれからの活動について語るのですが、
最先端に立っている人は、かつてからの継続の延長としての現状があり、
そして未来があるのだと、思わせるようなセリフでした。
とにかく一途に写真写真写真で、ワーカホリックな印象を受けました。

アントンや家族が使ってるのがおそらくオランダ語で、
舞台がインドや韓国ならまだしも、
写ってるのはイギリスなのに字幕と単語の対応が全く分からないという、
ちょっとしたアハ体験も味わえます。
っていうか、イギリス、フォトジェニックな場所が多すぎるぞ。

劇中で、メタリカのボーカル、ジェイムズ・ヘットフィールドが、
すげぇ良いことを言っていたんですが、
詳細を忘れてしまったので、誰か教えてください。ごめんよジェイムズ。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

Nirvana - Heart Shaped Box

このMV、アントンの撮影作品です。
DVDのDIRECTORS LABELシリーズにもアントンのがあるんですね。
全然気付いてませんでした……。




20130501Wed
 >ベースが上手く描かれていないとそこだけ気になってしまって話が全然分からなくなるという悩み

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ちょっと睡魔が横までやってきているので、今日のところは読んだ本の紹介をサッとして、
奴さんと手に手をつないで、雨の夜空を駆け巡ろうと思います。
飛び降り自殺の隠喩ではないので安心してください。

渡辺カナ「マシカク・ロック」 (マーガレットコミックス)
マシカク・ロック (マーガレットコミックス)
少女マンガー、知らない作者さんー、
たまたま手にとってたまたまレジまで持ってってしまいました。
サブカル女子までもいかない地味な女の子がバンドをやってるっていう図に滅法弱いのです。
表題作が3話と、他3本の短編が入ってます。
ぶっちゃけ表題作はまぁまぁ。最後にギターがリッケンになる点には花丸あげたい。
個人的には『となりのハナコさん』という話が好きでした。
こういう、何かを喪失してるというところから、何かを手に入れて、
そのため最後に大きな喪失を経験してしまう、という話滅法弱いのです。
要は、泣かせにきてる話に、弱いというころです。THE単純。

ってなところで今日はおしまい。全然寝れなさそうな1曲をお聴きください。

筋肉少女帯 踊るダメ人間

Twitterには書きましたが、今日は一日この曲が脳内ループしてて、
全然仕事になりませんでした。脳は基本的に1つのことしか考えられないらしいですよ。
ではダメジャンプの格好で寝ます。おやすみなさい。ダーメ!



  

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