20130627 Thu
ハウスをシェアしたい年頃。


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ハウスシェアがしたいのでメンバー募集、という話のつもり。


少し前に「共同本棚を作りたい」ってのを書きました。
あのあと、いくつか不動産屋に問い合わせをしてみたのですが、
今までと違って「ああ、ルームシェアですか?」って、すぐに聞かれることが多くなった気がします。
おお、さすがに不動産業界もシェアのことを認め始めたかぁ、
と思ったんですけど、違うんですね、

そういうテレビ番組が、やってるんですね。

ドラマとかバラエティでルームシェアをテーマにしたものがあると教えてもらいました。
そりゃ問い合わせも増えるだろうよ。
業界が進んだっていうか、進まざるをえなかったんだわな。



っていうわけで、ハウスシェアがしたいです。唐突。
ちょっと前に読んだ『ニートの歩き方』っていう本に、
“人は集まると死ににくくなる”
って書いてあって。なるほど、と。
いま、部屋に居るときはだいたい「死にたい」って独り言しか言ってないので、
そんな俺にはピッタリだと。
上京した頃、バイト先の先輩宅に転がり込んでお世話になってたんですけど、
そういえばあの頃って、あまり鬱っぽいこと考えなかったなぁ。
まぁ毎日があまりに忙しすぎたってのもあるんですけど。

家賃12~15万の一軒家を借りて、
男3人くらいでそれをシェアして、
家賃を回収するっていう名目で月に1回メンバーで集まって、
ルサンチマンを熟成させる家飲み会を開催し、
クソ下らない言い争いからちょっとケンカみたいになって、
「でもさぁ!俺さぁ!お前のこと好きだからさぁ!」
とかベロベロに酔っ払った挙句、熱い抱擁を交わして仲直り、
翌日起きて、もろもろのことに後悔する、
というのをやってみたいのです。
学校も共学だったし、部活も吹奏楽で女の子が多かったし、
ホモソーシャルにアコガレ。バディ物アコガレ。

もしくは、リビングでちょっと集まって話そうぜってなってるときに、
「あれ?A君、来なくね?」ってなって
「ああ、A、昨日だいぶ呑んで帰って来たみたいだから起きてこないかもよ」
「えー、2人だと普通のダベリになっちゃうしなぁ」
「じゃ起こしに行こうぜ」
って、2人でAの部屋に行って、Aが包まってるはずの布団を引っぺがしたら、

半裸のカワイイ子が寝てたりするハプニング、ね。

慌ててリビングに引き返したら、そこにAが外から戻ってきて、しどろもどろになってる俺たち2人に
「ああ、ごめん。あれ職場の先輩でさぁ、いきなり部屋に押しかけられたと思ったら寝はじめて、
 仕方ないから昨日はネットカフェに泊まったんだよ」
「あっ、あ、そう。職場の先輩……」
「ふ、ふーん。彼女じゃないのね?」
「ちげえよ。あんな酒乱、彼女に出来るわけねえ」
「そっかそっか、ならいいんだ、Aよ。ニコッ」
「これからもガンガン会社の飲み会には出なさい。そして先輩にガンガン酒を注ぎなさい。ニカッ」
「お前らの笑顔から下心しか感じないんだが」

で、Aの部屋から「ふぎゃっ」っていう変な声が聞こえてきて、
「あ、起きたな」とか言ってたらAの先輩がリビングまでやってきて、
「あのぅ、すみません、ここは……」
「その質問に答える前に、」
「こちらのお願いを聞いて頂けるなら、」
「まず服を着て下さい」

って俺は何を考えているんだ。バカか。ラブコメアコガレか。



ハウスシェアをするとなると、やっぱり己の特技とか書いたほうが良いんじゃないかと。
例えばこれも『ニートの歩き方』に書いてあったんですけど、
料理が得意ってのはかなり強力なスキルになるし、
ニート=いつでも荷物を受け取れる人ってことで重宝されるし、みたいな。

Twitterでは私、
・谷川史子の単行本全部持ってる
・エロ画像や動画集めが凄い
・英検5級
というのを売りにしました。
blast公論』の3枚のカード方式。

なんか、人としてどうなの、っていう感じがしまくってますよね。
あと現状、本が300~500冊はあると思うんですが、
ハウスシェアをするには邪魔になるだけっていうね。
あ、そうだ! 気配消せます! 「お前、ホント空気な」ってよく言われます!
暗転中でも蓄光が貼ってあったら板に付けます!!
wikipediaとYoutubeで2日は潰せます!!!
……うん、人として、どうなのよ、俺。

Twitterとかブログで言い続けてたらメンバーって集まるもんなんですかね。
ずっと昔に保坂和志『プレーンソング』を読んだ頃から憧れていたのです。

シェアハウスメンバー募集。楽しいことしましょう。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

THA BLUE HERB - 未来は俺等の手の中


今日歩いてて、今年で20代も終わりだということに突然思い当たり、
いままでと同じくらいの人生がこれから続くとして、
おそらく、死ぬときに「良い人生だった」と思うことは出来ないな、と。
多分「人生、失敗したなぁ」と言っちゃうだろうと、今際の際が平穏ならば。
ならばそのセリフを、笑って言うか、ガチで言うしかないか。
せめて笑って言えるように、今からまた頑張ろうと、思いましたよね。
暑さにやられたなぁ、ははは。




20130626 Wed
知らない文庫がいっぱい


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軽風俗の本を追いかけよう、と言ってはみたものの、
自分でも“軽風俗”というジャンルを上手く説明できないのです。
別にエロが入ってないといけない、っていうわけでもないし。
“僕が好きなジャンル”っていう何とも逆説的な定義しか出来ないです。

そんな定義しか出来ないとあれば、少し責任は負わねばなるまいと、
もっともっと本について勉強しようと思い、インターネット・サーフィング。
したらば、文庫本の発売予定一覧というのを見つけまして、
いざ見てみたら、知らない文庫があるわあるわ。
(ここで「あれ、お前、ニッパン・トーハンの新刊案内もらってるんじゃねーの?」
 とかいう人は、お兄さん嫌いだぞっ☆)

自分用メモも兼ねて、以下にまとめてみます。
文芸・実用・ラノベ・コミックなどは除きまして、
今回はエロっぽいやつ。
こういう本は図書館にはまず入らないし、店頭からも速攻で消えてしまいます。




■男性向け官能
フランス書院文庫
フランス書院。黒猫のマークでお馴染み。
官能小説といえばほとんどの人がフランス書院を思い浮かべるはず。
登場するのは大人の女性が多い気がします。
余談ですが、フランス書院のTwitterは面白い。

マドンナメイト文庫
二見書房。
こちらも有名官能文庫。
二見文庫は実録モノかな?
以前は二見ブルーベリーという官能ラノベもあったようす。

双葉文庫
双葉社。
官能小説だけではないですが……。
カバーがたまにイラストじゃなくて写真なので、ドキッとします。
僕がよく行くあゆみBOOKS小石川店では、双葉の官能はなぜか平積みになってますね。
結構有名な作家さんが名を列ねている印象。

リアルドリーム文庫
キルタイムコミュニケーション。
官能ラノベが主力の出版社の官能小説なので、イラストはラノベ寄り。
中身はどうか、まだ読んでないので不明。

ベストロマン文庫(ワニ文庫)
ベストセラーズ。
雑誌からのまとめの実録モノ。

廣済堂文庫
廣済堂出版。
時代・実用・官能と、オジサマ向けのラインナップ。

河出i文庫
河出書房新社。実録物。
なぜか山村 不二夫『性技実践講座』は持ってます。

竹書房ラブロマン文庫
竹書房。




■男性向け官能ラノベ
ヴァージン文庫
オークス。2011年6月18日に創刊。

「頭も身体も熱くたぎる! 全身全霊“体育会系ノベル”」を唄っており、毎月18日頃に刊行される。内容は陵辱物や調教物のような普通のHシーンではないものがあり、フタナリにされたりとジュブナイルポルノ的な色合いがある。また、逆にヒロインに主人公が調教される展開もある。恋愛要素はないわけではなく、ハーレム的な展開で主人公を取り合う展開などもある。ヒロインは魔法少女や男の娘など特定のジャンルに決まっているわけではない。(wikipedia)

『もし、ドラッガーを読んでも勝てないと悟った女子マネージャーが肉体を駆使したら…』、『これから『性戯』の話をしよう いまをイキ抜くための性行為講座』など、ビジネス書パロディという独自路線モノに興味あり。

二次元ドリーム文庫、二次元ドリームノベルズ
あとみっく文庫
二次元ゲームノベルズ・文庫
キルタイムコミュニケーション。
二次元ドリームノベルズは1999年からという老舗。
あとみっく文庫はカラーイラスト増量&文庫サイズ。
二次元ゲームノベルズ・文庫は恋愛ゲームを原作としたもの。

美少女文庫、美少女文庫えすかれ
フランス書院。
前者は2003年5月に創刊。姉妹レーベルである後者は2009年3月に創刊。
こういうのは、ジュブナイルポルノというジャンルになるらしいですよ。




■女性向け官能
ソーニャ文庫
イーストプレス。2013年2月20日創刊。
男性から女性への執着・偏執的な愛を扱ったもので、尚且つ、時代もの、あるいは伝記もの、もしくは架空の世界が舞台のファンタジー。

ティアラ文庫
フランス書院。
乙女系×アダルト――。少女小説や乙女ゲームでは物足りない……そんなアダルトな貴女のために、これまでにまったくなかった新感覚の小説文庫。

シフォン文庫
集英社。
心も身体も恋したい。絶対 乙女系 ロマンティックレーベル。




■BL
プリズム文庫
オークラ出版。

セシル文庫
コスミック出版。
BLに限らず、ノーマルカップル物もある。どちらもエロ描写があるかどうかは不明。
同じ版元が出しているマリーローズ文庫はティーンズラブ小説とのこと。

ダリア文庫
フロンティアワークス。

幻冬舎ルチル文庫
幻冬舎。

ショコラ文庫
心交社。

ディアプラス文庫
新書館。

ガッシュ文庫
海王社。

花丸文庫、花丸文庫BLACK
白泉社。
当方の勉強不足により、無印とBLACKの違いが分かりませんでした…。

竹書房ラヴァーズ文庫
竹書房。

角川ルビー文庫
B-PRINCE文庫
角川。
B-PRINCEはアスキー。角川傘下ですな。角川、強し。

講談社X文庫ホワイトハート
講談社。
基本コバルトですが、BLもある様子。




はい、お疲れ様でしたー。

まとめてみて分かったんですが、
BL強いな、っていう。
マンガは年に2~3冊買いますが、小説までは……。
『虎穴ダイニング』とか『500年の営み』とか好きです。あとbassoか。

女性向けのを調べてて、当然コバルト小説も出てきますが、
そういえば、少女小説ってのはあるけど、
少年向けの恋愛小説ってジャンルあるのかなぁ、と思いました。

あと記憶が確かなら、官能ラノベはもっと数があったはず。
となると、他のものもまだまだあるということ。
やっぱ資料一個だけ見ても分からんなぁ。
本屋回ったり、他の詳しい人のブログ見て研究します。

他にも色々と見ていて、
コバルト・少女小説を、氷室冴子さんしか読んだことがないってのは、やはり勿体無いような気がしたので、
他にも色々さがして読もうと思ったのと、
オトコノコとしましては、光文社NF文庫が熱いな、と。
ミリタリーは詳しくないのですが、それでも読んでみたいと思えてしまう本が何冊も。
ああ、また積み本が増えてしまうよ。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

He's My Brother She's My Sister - Tales That I Tell


この古臭い感じ、たまらん。2012年のアルバムらしいです。




20130624 Mon
面白そうな本を載せる


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ミラーボール回ラズ、という名前には、
僕みたいな人間がいくら格好をつけたところで漏れ出てしまうダサさみたいなもの、をこめてみた。

なんて、まさかの昨日のネタの続きで書き始めてしまった。
とは言っても、これ以上引っぱるネタなんてない。
これぞ出オチ。

やっぱ本が好きやけんさー、普段本を読まん人にも好きになってもらいたいとよ。
と、久々にインチキ九州弁を出しつつも。

本屋とかネットとか巡ってて面白そうやなーと思った最近のブツを、
ズラーッと並べるだけ並べてみます。
本屋って言うか、あれね、ぶっちゃけ東京堂ね。
ほとんど毎日昼休みに1階を通ってくからね。ご迷惑かけてすみません。

本屋に行くのとネットで見るのではまた違って、
本屋はやっぱ1冊丸々の質量で迫ってきますから、
ネットでは拾いきれなかった本がピカッと光って見えるときがあるんですね。

とりあえず、面白そうな本をただただズラズラ並べて見ました。
趣味が合う方が居てくださると嬉しいです。新宿あたりの喫茶店でお茶しましょう。
以下、お時間ある方はご覧下さい。



more




20130623 Sun
ミラーボール回ラズ


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映画のなかでもドキュメンタリーだけを選んで、ブログに感想を書いているように、
本でも同じようなことが出来ないかなぁ、って考えてました。
昔から乱読しかしてないので、好きな本とか作家とか聞かれるといつも困ります。
あまり一本筋の通った読書ってのはしてないんですね。

けど、前に一箱古本市に「ミラーボール回ラズ」に出店させてもらったときに、
童貞と引きこもりって感じの本を選んでいったのですが、
結果、「この箱は軽風俗っぽいね」って言われたのが印象に残ってまして、
軽風俗な本を選んで紹介を書いていけたらなぁと、思いました。

えっ、あっ、いや、それだけなんですけどね。
日曜夜は面白いラジオが多くて、ろくにブログが書けません。
とりあえず、HONZには勝ちたい。嘘です。


ってなところで今日は短い。最後に1曲お聴きください。

高野寛 Besten Dank






20130622 Sat
『あまちゃん』のあらすじ


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Twitterを見ていると、『あまちゃん』というドラマが流行っているのが分かる。
僕はテレビを持っていないので、現状一切『あまちゃん』を見たことが無いと言うと、
職場の先輩達が親切にも『あまちゃん』のあらすじを教えてくれた。


タイトルにもなっている“あまちゃん”というのは、
“アマチュアのチャンピオン”のことを略したものである。
チャンピオンといえば、もちろんレース。しかもバイクだ。
主人公・古谷春一(ハルイチ)は普段はまったくうだつが上がらないサラリーマンである。
30歳を超えて数年。いまだ彼女はおらず、仕事に打ち込んで出世を目指す、ということもない。
そんな彼は一度バイクにまたがると“峠の鬼”の通り名で知られる走り屋となる。
負け無しのチャンピオン、もちろんその記録は公式のものではないので、
ハルイチのはったりだと思って勝負を挑むものは引きもきらない。
数々のライバルが現れ、ハルイチと名勝負を演じるが、
“峠の鬼”の通り名は伊達ではない。すべてのライバルにハルイチは勝つ。

ある日突然不幸は訪れる。
ハルイチの唯一の肉親である妹の美紀が、病に倒れてしまうのだ。
若くしてのガンだった。
手術や入院が必要となり、ともなってお金も飛んでいってしまう。
たった一人の妹のために昼も夜も無く必死で働くハルイチだったが、
稼いだお金も雀の涙ほどにしかならない。
なんとかしてお金を用意して、妹を無事に治してやりたいと思うハルイチに、
以前、峠レースで勝負したプロレーサーから、
「賭けレースだったら治療費くらい稼げる」という話が舞い込む。
賭けレースで名が売れてしまえば、もう表の世界で走ることは出来なくなってしまう。
しかしハルイチには己ののことなど眼中に無く、
ただただ妹のことを助けてやりたいという思いしかなかった。
そして、賭けレースの道を歩み始める……。


という内容だと、教えてもらいました。
最近はこういうドラマが人気なんですねぇ。
案外、ハードボイルドが好きな方が多いんだなぁと、思いました。


バカなことばかり考えてたら、風邪も治ってまいりました。ありがとうございます。




20130621 Fri
ガラスの目をした猫は唄うよ


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風邪です。梅雨のせいです。
布団も干せないし、洗濯物は臭いし、休みは寝てしまうし。
うむ、最後のは俺のせいであります。
6月はいかんです。休みが完全に昼夜逆転しております。
あーわわ。やっちまった。

Twitterでは言ったんですが、
最近職場で「BUMP OF CHICKENで一番好きな曲は?」って話題が出ました。
熟考の末、私は『ガラスのブルース』でファイナルアンサーとさせて頂きます。

上京して初めに働いていた呑み屋が、ちょーっとガラの悪いところだったんですけど、
そこの先輩が「ソントン、これ、落ちてたからあげるよ」って、
「先輩、もしかしてまた、地下鉄の始発待ちで寝てる酔っ払いからパ……」
「あーっと! 本体だけでケーブルとか無いから自分で買いなよ」
と、くれたipodminiに入ってたのが、BUMPの『FLAME VEIN』だったのですね。
ケーブルは買ったんですが、本体の接触が悪いのか全くPCと接続できず、
飽きるまでずっと『FLAME VEIN』を聴いておりました。
『ガラスのブルース』を聴きますと、
祐天寺駅まで15分歩いてたあの頃の夕暮れを思い出すのでございます。

ちょっと体調もアレなので、今日は短めで。
皆様もご自愛くださいませ。


BUMP OF CHICKEN/ガラスのブルース




20130618 Tue
赤い靴はいてた女の子は


お題か何かもらって文章を考えるのは楽しいかもしれないと、思った。
とりあえず今日は三人称で書く練習。


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赤い靴はいてた女の子。
異人さんに連れられて行っちゃった。

で、その後どうなったのか、が今回の特集だと平田は聞かされた。

分かるわけねえだろそんなもーん! とちゃぶ台をひっくり返すのは簡単である。いや、ちゃぶ台とは違って打ち合わせに使っていたテーブルは重いし、編集部の隅に打ち合わせスペースを作るために立てられたパーティションをブチ倒すくらいが関の山なのだが。

平田は弱小ライターである。ライターの末席に加わるのもおこがましいとか口では言っておきながら、けっ老害どもがさっさと死なねえから俺ら若手に仕事が回ってこねえんだよ、と心の中で毒づく程に弱小である。ふかすだけふかしておきながら己の文筆の腕を磨いているのかと問えば、基本的に仕事以外の時間はいまや死語となったインターネットサーフィンなるものをして貴重な時間をぽういぽいと放り捨てまくっているという、ライターどころか人間としても弱小の輩であった。
久しぶりに編集部に呼び出された。小さいながらも定期的に仕事を世話になっているサブカル雑誌の編集部だ。いよいよ俺もお払い箱か、久々に営業に行かねばならぬ、寝たい、めんどい、死にたい、と引きこもり特有の自虐的思考をぐつらぐつらと前頭葉あたりで危機感とともに煮込ませつつも、しかし脳髄には生まれ付いての怠惰が染み付いている。前頭葉の危機感煮込みはいわゆる考えるふりにしかなっていないことは、本人も深層心理で承知済み。しかし表層心理では一応は焦っているのだから平田とメタ平田が明日からのオマンマについて、脳のひだとひだの間でギリシアの賢人達もかくやというほどの激論をおそらく行なってはいるのだろうが、平田の表情はいつもどおり真逆の自虐の微笑を浮かべるばかりである。アルカイックスマイルにはほど遠く。

6月夕方。平田はじっとりとした空気を身にまとわせながらとある雑誌編集部に入った。クーラーを発明した者にノーベル賞を!我に仕事を!と靖国通りでデモを起しても良いかもしれん、と思いながらデスクを見渡す。編集部の坂田に迎えられた。平田と坂田は大学時代の同級生である。編集部の隅にパーティションで形だけ整えられた打ち合わせスペースに向かい合わせで座った。

「ヒラっち、最近どう」
「あっ、そうッスねぇ、どうってこともないンスけど、ま、いっつもどおり、かっつかつってところッスわ、どぅふふ」

平田が同輩である坂田に対して敬語を使うのは無意識にだ。敬語といっても完全に砕けたものだし、それに平田は誰かと話すときはたいていこの平田敬語を使う。そして語尾には必ず気味の悪い笑いが付く。慣れれば、ああ平田だなと、気にはならないのだがそれまではちょっと引く。典型的なネット弁慶である平田はインターネットの匿名掲示板などではタメ口通り越してネットスラングでガンガン書き込み周囲にウザがられるコテハンなのだが、三次の世界では他人と目を合わせられないような弱小の極みだ。
いまだ汗の止まらぬまま打ち合わせスペースで坂田に聞かされた企画というのが冒頭にも書いた、赤い靴はいてた女の子、異人さんに連れられて行っちゃった後どうなったのか特集だった。置いておいた麦茶をどちらからともなく飲み、ふぅと一息ついたあとで平田は決める、断ろう、と。

「いや、文献とか当たっても良いんスけどね、せめて赤い靴はいてた女の子のだいたいの行き先が少しでも分かれば当てもあ」

「アマゾンに行ったらしいんだよ」

食い気味で坂田が答えた。平田のこめかみからタラリ一滴汗がしたたる。坂田、仕事が忙しくてそろそろヤバイとは疑ってたけど、ついに気が違ったか。同学年最強の引きこもりと知られた平田である。部屋の外に出すには核爆弾を使うしかないとまで言われた平田である。坂田はまさかその平田にアマゾンまで行けと言っているのだろうか。

「あ、あれッスか、滝打たれながら変身するヤツ」
「いや、怒りが頂点に達したときに変身するだけで、別に滝に打たれることが条件じゃねえし」
「俺も一応ライダーのはしくれッスから」
「ライダーじゃねえよ、ライターだよ」
「大・切・断っ!!」 ガッシャアアン!!
「うるせえバカ!」 パコォン!

パーティションをブチ倒すのは我慢したものの、遣るところなき憤りのため発動してしまった平田の大切断で飛び散らかった麦茶を片付けながらそういえばアマゾンは技名を叫ばなかったのでは、という疑問が頭をもたげ、ふふふ我もまだまだ若輩者よの、と微笑を浮かべた平田。そこには自嘲の色が消えていた。

「ちなみにドコ情報ッスか?」
「飲み屋の兄ちゃん」
「坂田、この湿気で頭が腐ったッスか」
「ならお前はとうの昔にゾンビだよ」

どうッスかねぇ、アマゾンッスかぁ、やっぱ川口浩の遺志を継ぐのは藤岡さんじゃなくて俺なんスかねぇ、どぅふふ、とは言いながら、あとで本屋に行って資料を探してみよう、なんて出不精な平田には珍しいことを考え始めていた。おそらくは坂田なりに気を遣ってくれたのだろう。30歳を過ぎていつまでも弱小ライターをやっててもしょうがないことは平田自身よく分かっている。これを機にもっと頑張って文章を書くことに向き合っても良いのではないか。いつ通るか分からない児ポ法に怯えながらロリ画像を収集する日々にはそろそろ別れを告げるべきなのだろうか。いや、即刻告げるべきだろう。ま、もう少しは、パスポート取るまでは悔いなくインターネットでもしまくりますか、と平田は思った。




20130617 Mon
思い出はいつの日も祖母


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今は大学で教えてなんかいますが、生まれは東北の小さな村でしてね。
元より体の弱かった母は私を産んですぐに亡くなり、
赤ん坊と自分の父母の生活を養うために必死で働いた父も、
おそらくは過労だったのでしょう、早くに死んでしまいました。

その時私はまだ義務教育に入る前の年齢だったらしいです。
幸い祖父母が健在だったため、親戚をたらい回しにされるということにはなりませんでした。
祖父は製材業――本人は木こりと言っていました――、祖母は畑をやって、私を育ててくれました。
他人様にお話しても陳腐に聞こえるだけでしょうが、貧しいながらも温かな家族でした。
私も学業に励む一方で、郵便局や新聞配達などで働き、
出来るだけ家に負担をかけないように子どもながらに気をつかっていました。

幼い頃から勉強をすることが好きでした。
小さな村でも、勉強することで、世界を垣間見ることが出来たからです。
小中学校は山を一つ越えた学校へ通いました。
祖父母の仕事の手伝いで休む日もままありましたが、
村の子はほとんど同じような境遇のため、卒業には問題ありません。

奨学金などを頼り全寮制の高校を卒業した後、
私は故郷を遠く離れようと、思ったのです。
もっと世界のことを知りたかったのでしょう。
祖父母は止めませんでした。静かに送り出してくれました。
下宿での生活にも慣れた頃、故郷から荷物が届きました。

すいと、男の手が上着の内ポケットへと伸び、
取り出されたのはICレコーダーだった。

荷物のなかに、カセットテープが入っていたのです。
どこでどう録音したのかは分かりませんが。

「すんだろ ゆぬさでろでろべっちゃーにゃあ つーきょうさいぐでばっがでねで
 ふんのたむにはじぬんばぬんくぅよんぐぬぬかしとっちゃあよ
 ぬがーさよいよいでうんのてーにゃぁきょーつけんとしゃ
 けってばってくっておってほほいのほいのちょんがちょんが
 つーきょじゃよ おらゆのむらとはちがーっさい
 しかてきゃーつけんとしりこだまやらシリコンやらぬかれるけの
 つーきょのしんづくにちょめにゃ とくにきょーつけんとおめ
 ぬかれるってしりこだまどころじゃねってきくしゃーの
 ゆめゆめぎょうってばぁっさい ほぽっほ へばの」

しわがれた老婆の声だった。機械的なノイズが乗っていた。
ガサガサとした音の向こう側から、東北の自然が、東北の風が、
小さなICレコーダーのスピーカーを通して、ふっと店内に吹いた。

祖母です。何て言ってるか全然分からないでしょう?
私も東京が長くなってしまったので、もう全部は理解できないんですよ。
昔は私もこんな言葉で話していたんですけどねえ。

机に出された名刺には“言語学者”と振ってあった。
新宿2丁目の飲み屋“マタンゴ”で、僕の左隣に座った男。
まだぎりぎり白いとは言えない頭髪はきれいに整えられ、
くたびれたジャケットには、
“真面目”と書いた半紙が貼ってあっても違和感は無い雰囲気だ。
シルバーフレームのメガネがよく似合っていた。

どうでも良い話をしばらく重ね、やがて男が出て行った後、
僕はマタンゴのマスターに声をかけた。
「今夜泊まりに行ってもいいかな」
「いいけど。まだクーラーは点けないぞ」
いいんだよクーラーとか。
あっちぃ、とか言いながら酒を飲んで、下らない深夜番組を見ようぜ。
なんてことを考えたためか、ふふふと笑ってしまった。



Kings Of Convenience - Me in You






20130615 Sat
『飯舘村 放射能と帰村』


結構前に観に行っておいて、報告を書かずに放ったらかしてた映画です。
ちょっと映画観に行くのサボってたなぁと反省。

新作ドキュメンタリー映画全部観てます、
って言いまくってたらタマフルの年末企画のときにでも呼ばれないかなぁ
なんていう邪な夢だけで動くのは、やはりダメですね。
100本観に行った暁には、ブログの文章を少しずつ手直しして、
冊子にでもまとめられないかなぁと思ってたのですが、よくよく考えずとも、
俺の文章を印刷してまで残す意味がないということに気付いてしまい、
勝手に落ち込んで、映画館から足が遠のいてしまってました。
なんて自分勝手な……!
ま、無理せず続けていきたいと思います。


ってなわけで久しぶりに、ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。
略して、ド1人。
広島から帰ってきた足で観に行ってた、24本目。

『飯舘村 放射能と帰村』
http://doi-toshikuni.net/j/iitate2/
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新宿K's cinema
『長嶺ヤス子』のときに貸し切ったスクリーンですね。
今回はモーニングのみの上映ってこともあり、結構入ってました。
30人くらいだろうか。ご年配の方が多めでした。

以前ド1人で観に行った『異国に生きる 日本の中のビルマ人』と同じ、
土井敏邦さんが監督した映画です。

震災関連の映画っていうと、僕が観に行ったものに『先祖になる』がありますが、
あちらは不屈の魂を持つ直志さんをヒーローとした映画でしたが、
僕は今回の『飯舘村~』の方が、どうしたって現実的だよなぁと思いました。
汚染された土地に、いつかは戻りたいというお年寄りたちと、
もう戻れないと諦めを持っている若い人たち。
家族の中ですらこの差が存在してて、
言葉は悪いですが、むごい、と思いました。

余談ですが、上映中、ガイガーカウンターが高い数値を示すたびに、
僕の横に座ってたおばさんが「まぁ~」「うわぁ~」って言ってました。
きっとテレビなんかでベクレルって単位に慣れた方なんだろうなと思います。
僕は未だに何ベクレルくらいで危険になってくるのかよく分かってないので、
情報弱者として真っ先に死ぬのは間違いないな、と思いつつ、

ドキュメンタリー映画(特にモーニングのもの)を観に行くとよく居る、
こういった相槌を打つ人々のことを「フーンおばさん(もしくは、おじさん)」
と命名したいと思います。どうでもいいか。

まぁ、今回の反省と致しましては、やはり、
観に行った当日か翌日のうちに感想は書かないとダメだ、
というところに着地。あいやー。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

米津玄師 『ゴーゴー幽霊船』




20130614 Fri
共同書庫計画、まずは立石か。


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共同書庫計画が何だか盛り上がりました。嬉しい限り。
今の段階で参加したいよーって方は、
言って頂けましたら、細かい途中報告を随時行ないたいと思います。
まぁこのブログを読んで頂けたら事足りるかもしれませんが。
あ、あと、昨日の日記の最後にも書きましたが、
「こうした方が……」とか「いや無理っしょ」とか、
ご意見ありましたら教えて頂けると嬉しいです。

昨日からまた色々考えまして、
・人を10人集め、それぞれ月に5000円頂くとして、
 家賃5万円以内の場所を探します。もちろん、抑えられるなら抑えます。
・特に立石方面の人々から支持を頂いたので、まずは立石付近で部屋を探します。

生まれながらにしてアルコール分解酵素を持ち合わせていない私は、
呑みの街・立石には数えるほどしか行ったことがございません。
けれども、色々と思い出のある場所であります。
蘭州で食った水餃子。
にたないくんちで食ったタコ焼き。
メリミーの野外ライブ。
そして、シュールストレミングの開缶式

にたないけんをはじめ、立石の人々は大好きであります。
立石の方の結婚式でライブをさせて頂いた日、
『ライフイズビューティフル』でなんかムカデレースみたいのが始まった瞬間、
僕は立石の人々に恋しました。ムカデ最高。

そんな立石でまずは物件探し。
立石書店さんも今は早稲田に移ってしまいましたので、
(いや……立石にあった頃を知りませんが)
微力ながら、立石周辺の本好きさんたちが集まれる場所になればなぁと思います。
もしも人が増えれば、他にも何か出来るかしら。
なんか、文化系っぽい遊び(……こっくりさん?)とか、
むしろ文化系だけでやるバレーボールとか、出来れば素敵ですね。
……あれです、つまり、ずっと夢であります、
読書会ってのが、やりたいって、素直に言えない、お年頃なのです。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

the band apart - Eric.W

原さんのベースが素敵すぎてもう。
ってか、原さんが素敵過ぎてもう。




20130613 Thu
共同書庫メンバー、ゆるく募集。


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前にチラッと考えたことがあるのですが、
本を手放すのが忍びない、って人を集めて共同書庫みたいな場所を作れないかなぁ、と。
具体的にはまだ何も決めてないです!

・5人から10人くらいのメンバーを集める。月額制。
・目標価格、月に1万円以内。出来れば5千円。
・希望は都内。駅から5分くらいで行けるところだとなお良し。
・日当たりの悪い部屋が良いのかな? 出来れば、フローリング・鉄筋。
・水周りは出来れば無い方が良いかなとは思うけど、キッチンは欲しい?
・飲み物は可で、食べ物は不可。

・それぞれの本の持ち主が誰なのか、ちゃんと管理する。
・本の貸し借りも出来るようにしたいので、それぞれの本の貸し出し可・不可も管理する。
・メンバーはいつでもどれだけでも部屋に出入り自由。
・ただ部屋を使う時間などは、共有の掲示板とかで報告する。
・メンバー以外の人にも入ってもらえるようにしたい。その際は管理人が同行。
・貸し借り、メンバーは無料、メンバー以外は冊単位で有料。どちらも日数制限は有り。
・メンバーの家賃が無断で遅れた場合、その人の本は他のメンバーで山分けor資金繰りに。

・本棚自体は、買う方が安いのか、作る方が安いのか。
・こういうことをするのは、なにかしら資格とか免許とかいるのかな。
 もちろん大家さんには許可取らなきゃいけないだろうけど。
・ラジカセくらいは欲しい。


とりあえず、安い部屋を探すところからスタートでしょうな。
前に新宿で4万円の一軒家をみつけたときに飛びついておけば良かった。

もちろん管理やらは僕がやります。
ただ、弱小フリーターなので部屋が借りれるかどうかが分かりませんが……。
置けるものがは本だけじゃなくて、もちろん雑誌・マンガも、
さらにはCDとかDVDとかまで広げられたら楽しいだろうなぁと思います。

一緒にやってみてもいいぜー、って方は声をかけて頂けると嬉しいです。
もちろん「こういうとこどうなってんの?」っていう疑問や、
「こういう問題もあるし難しいよ」っていうアドバイスもお待ちしております。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

【初音ミク】 思慮するゾンビ 【オリジナル】

どれだけ上手くミクを調教するかってのが競われる中で、
あえて機械っぽさを全面に出してるのが好きです。




20130612 Wed
『BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail』


最近、休みの日は引きこもってばかり。
明日こそ、明日こそは外に出よう。


さて、『BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail』を観ました。
OVA版。第3期扱いのやーつ。
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TV版は流行ってた少し後に観ておりまして。
カウボーイビバップ全話見てから、ブラクラもシーズン2まで一気に観た覚えが。
若い俺、どんだけハードボイルドに飢えてるねん。
しかし、双子の話は衝撃でしたねー。

「うふ。お兄さん、またいつか、またいつか会いましょうね!
 今度は2人で。ランチバスケットを持って」
「ああ。そいつは素敵だな。本当に素敵だ」

「……キレイだわぁ、空」

うわあああぁぁぁぁ! っていう。
ちよちゃああああぁぁぁぁん!っていう(CV.金田朋子)。

シリーズ中、僕が一番好きなのが、ロベルタっていうキャラでして。
テレビ版だと8~10話に出てきます。
視聴者にターミネーター2並の衝撃を与えた、地獄から来たメイドさんであります。
元・最強の傭兵、現・メイドっていう、
普通なら作者の頭が疑われてもおかしくないような設定。
いやぁ、大好きですねぇ。
よく考えたら『化物語』のガハラさんを先どった、
スカートから武器が出てくるキャラですね。
いやさ、それを言ったらゲーム『ヴァンパイアセイヴァー』のバレッタが……、
うん今、俺は“スカートから武器が出てくる系女子”が好きだということに気付きました。

さてさて、OVA版のメインのキャラがロベルタと聞いたら、観ないわけにはいかないでしょう。
感想ですか?
……後味悪すぎるわっ!!
いや、ハードボイルドアニメな上に、2期は本当に暗い展開が多かったので、
ハッピーエンドなんてことは無いんだろうなぁとは思ってましたけど、
ほとんど救いのない結末だと、思いました。
なにより、シリーズ主役のロックが、
ほぼダークサイドに堕ちゃっている感じが、マジで暗い。
悪役かってくらいの口角の上げ方。ぞわわぁ。
ああいうロックに縛られたい系女子はいるかもしれませんけど。

なんというか、観てて楽しいアニメではないんですけど、
ハードボイルドとかバイオレンスとかガンアクションとか、
好きな人にはオススメなアニメですよ。バンバン人が死にます。
つまり、ぜったい子どもにゃ見せられねえ。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

【鉄風】 GO MY WAY!!を殺伐にしてみた

ナンバガ×アイマスというマッシュアップ。OZAKIPという方の作品。
いわゆる、違和感仕事しろ。
ニコ動の一連の作品のクオリティは、ナンバガファン感涙。音質が凄い。
僕が好きなのは、『ふるふるフューチャー☆を殺伐にしてみた』(含むネタ)。




20130611 Tue
パトローネパトローネ


アニメ観ました。
『御先祖様万々歳!』
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ストーリーは……、
「タイムスリップしてきた」という子孫が、
ある一家に闖入して、はい、波乱って感じなんですけど、
いや、これは見て呆然としてもらうしかないですよ。

押井作品って、攻殻しか観たことないんですけど、
個人的に『御先祖様万々歳!』は好きな感じでした。
なにせ長セリフ長セリフ長セリフ! 僕、長セリフ大好きなんです。
しかも女性が、ですます口調で語気を荒げて喋る長ゼリフが。
演出が舞台っぽいのも素敵です。
(キャラが書き割りを持ち上げてシーンに入ってきたり、
 しょちゅうスポットライトで抜かれたりする)

名台詞はやはり1話の
「インパクトの瞬間、ヘッドは回転するっ!」
でしょうか。
清水義範さんの小説が思い浮かびますが。
定型文なので、このセリフ自体に意味があるわけではなく、
いま観てるシーンはナンセンスなんですよー、って表示だろうと思ってます、
違ってたらごめんなさい。


次は百合分補給に『ささめきこと』を観てるんですが、
職場で『サイコパス』の一番最後だけ百合カップルが出てくるから、
そこだけ観たら? っていうよく分からないフリを受けたので、
まぁ観たほうが、ネタになるかなぁと思ってたりもします。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

御先祖様万々歳!


『御先祖様万々歳!』のオープニング曲。
何がスゴイって、これセル画なのよね。




20130610 Mon
冷房が強くなると閉店の合図


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昔、コントをやっていたとき、よく台本書きでお世話になってたマクドナルドに、
最近またちょこちょこと行っている。
家に帰ると、飯食う・ネット・寝る、しかしないので、
ブログを書くとか、本を読むとか、考えごとをするとか、
家に帰る前にマックに寄って、100円の愛すべき色水コーヒーを飲みながらやってます。

このブログもマックでポメラで書いてます。
僕はデスクトップパソコンしか持ってないので、
こういうときにwi-fiが使えるノートがあればなぁ、とも思うんですが、
それだと結局マックでネットし続けることになりそうなので、
まぁ、現状のポメラで良いかと、思っております。
そのうちノートパソコンは欲しいとは思っているけれども。

近所のマックは東京のほぼ中央文京区にあるくせに、
1時に閉店しやがるので、その点でも丁度良いなぁと。
たしかコントをやってた頃はまだ3時まで開いてたはずなんですが、
それだと集中してネタを書き続けてしまって、結構夜更かしになってしまうってことが多かったので、
強制的に1時に切ってもらう方が助かります、この年齢になると。


数日前、この日もマックに来てて、目の前には履歴書。
こいつを書こうと思ったんですが、結局文章を書いてしまいました。
まぁ、逃げと言えばそうなんですが、やっぱりこっちの方が性に合ってる気がするので、
これをやってくしかないのかなぁと思った日でした。

7月に小さいコンテストみたいなのがあるので、
まずはそれに向けて文章を書いてみようかと思います。
ってここに書いとけば、逃げはできないはずだ。
期待しないで待っててね。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

Donavon Frankenreiter - The Way It Is




20130608 Sat
絶句シアター『いやむしろ忘れて草』


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絶句シアター『いやむしろ忘れて草』を観ました。

地方に暮らすある家族。その4人姉妹の3番目の女性を中心に話は進みます。
4人姉妹がまだ子供だった頃の話と、大人になってからのシーンが、
転換もなくスムーズに繋がっていきます。


脚本は五反田団の前田司郎さんのもの。
前田さんが書かれた小説『グレート生活アドベンチャー』は読んだことがあるのですが、周りの評判ほど面白いとは思いませんでした。
けれど、今回の舞台、まずすごく脚本が良かったなぁ、と。
なんか、すげぇ良い具合の分かりやすさなんですわ。
僕は「真性・行間が読めない人間」なのですが、分かりやすい脚本のおかげで、
舞台の狭さのわりに登場人物が多くても全然人間関係を把握できたし、
おそらく普通の人が経験している「じわじわ分かる」っていうのを感じることが出来ました。
つまり、いつもはハッキリ台詞になったことしか分からないので、
「え、そうだったのー!」って新鮮に驚いてばかりの単純バカなんですが、
今回のは観ながら「もしかして、もしかして、、、、、、やっぱりねー!」っていう、
なんとなくの憶測が当たるという感動を味わえました。
前田さん、俺にも分かる本を書いてくれてありがとう。
もちろん役者さんや演出さんの力もありますけど、やっぱ脚本って大事よね、
ってことをまず感じたわけでございます。

会場が川沿いの古民家っていうナイスな雰囲気だったんですが、
チャリで行って庭に停めた時点で、友達の家に遊びに来た感がすごかったですね。
一家の父役の役者さんが家の近くで誘導をされてたのですが、危うく、
「あ、おっちゃん、こんにちは。ひーちゃんおるー?」と、話しかけそうになってしまうくらいの感じ。
玄関に入ると、なぜか番台みたいなカウンターがあってマジ素敵。あれ素敵。欲しい。
っていやいや、古民家には普通こんなカウンターねえぞ、
っていうツッコミを心の中でしてしまった時点で俺の負けでした。

既成の脚本だから難しいとは思うけど、
もっとオモローな会場の使い方があったんじゃないかなーとは思いました。
「当然誰かは押し入れから出てくるし、
 あの床の間はエレベーターとして使われるだろうし、
 最後のハケでは役者が全員庭に出ていく「逆サザエさんエンディング」という蛮行がなされるはずだ」
という俺の予想が外れただけなんですが。


パンフに書いてある役者さんの自己紹介を読むと、なんと半分くらいの人が
「普段は役者をやってないのですが」って自己申告してる、っていう。良いよねー。
もしかしたら、真面目に舞台をやってる人だとこういうの許せない人もいるかもしれませんが、
僕は面白主義ですので、面白ければ何でも良いわけです。
いつか地元に帰って、年金をもらっている年齢くらいのおじいちゃんに集まってもらって
「十五少年漂流記」とか「銀河鉄道の夜」をやるのが僕の2万個ある夢のひとつね。
おばあちゃんだけで吉屋信子先生の女学生ものや「ウテナ」みたいなのをやるという手もあります。
絶対に台詞なんて覚えてもらえないだろうから、
本番でも俺がプロンプ(セリフが出てこないときに教えること)飛ばしまくるっていう。
暗転でハケるとか危ないから絶対やらない。みんなでジャンプしたらそれが転換。車いす役者とか全然有り。

とまぁ、今宵も妄想の一人遊びだけが広がっていくのであります。


ってなところで本日は閉幕。客だしの曲はこちらです。

有形ランペイジ - 世界五分前仮説

変拍子botより。シャレオツー。




20130606 Thu
本屋と尾道が俺を待っている、気がする。広島後半


では、広島後半です。

鞆の津ミュージアムを出て、しばらく周辺をウロウロ。
適当に歩いていると海に出て楽しい。
近くには観光用の無人島があるらしく、定期船が行ったり来たりしています。
平日の昼間だと言うのに、堤防に腰掛けてのんびりと釣りを楽しんでいる方が何人か。
“一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい。”
なんて言葉を思い出しながら、僕もボーっと海を眺める。

僕と言う人間はいつも、目的のことだけしか調べないので、
これまで観光地をどう楽しんで良いのか、あまりよく分かっていなかった。
けれども、適当に見つけた観光客向けっぽいカフェに入ってメシを食ったり、
古い建物を見てワクワクしたりなんかしてると、
ああ、名所とか行かずとも、こんなくらいの楽しみ方でも良いのかもしれない、
と思えてきたりもした。

一日海を眺めてボーッとして日焼けして後悔するという伝説を作っても良かったのだけれども、
せっかく広島まで来ているのだから、もう少し回ってみようと、
とりあえずバスに乗り込み、福山駅まで戻る。
駅近くの古本屋へ。

児島書店
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福山駅から少し歩いた商店街にあります。
入り口の上に置かれたラジカセからローカルFMが流れ、
お店の人は広島弁で電話中。
おお、俺、広島に来てるぞ、とようやく実感。
結構点数が多くて、全部を見るだけで結構時間がかかります。
最近の文庫本から黒っぽい本まで。中国地方の本もちゃんと置いてあったり。
そんな中から、西岡秀雄『トイレットペーパーの文化誌』という、
わざわざここまで来て買わんでも、という完全に個人的嗜好の本を購入。

福山駅から1~2駅で行ける古本屋をいくつか調べてあったのですが、
有名観光地・尾道が案外近いことに気付き、行ってみることに。
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(福山~尾道で運賃が突然高くなる不思議)


というわけで、来たぜ尾道。この時点で既に夕方。
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「ドヨウビノ ジッケンシツヘ!」

まずはやっぱり古本屋さんへ行く僕。
尾道書房
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店前の均一棚が凄く充実している印象。
店内は文庫単行本マンガアダルトと、古き町の古本屋さんという感じ。
なにより全体的に値段が安いのが良いッス。
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「値段は裏表紙を“はぐった”所にあります」
という広島弁での注意書きが素敵。
均一棚から岬兄悟『魔女でもステディ』を購入。
俺が生まれた頃に書かれたコメディSF。
ラノベの始まりという感じなのかなぁとも思ったり。
今調べてみたら、OVAも出てるらしいッス。


商店街を歩き、路地の屋台カフェでチャイティーを飲み、
(こんなオシャレなことをして良いのかという罪悪感はあった)
海沿いの道を歩き、疲れたので腰を下ろして休憩。
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「コレガ ウワサノ セトナイカイッテヤツダ」

のんびりとした潮風に吹かれながら本を読んでいました。
ああ、このまま時間が止まれば良いのに、という穏やかな夕方。
途中、自転車に乗ってきた女性が、僕の隣のベンチに座り、
図書館から借りてきたであろう本を読み始めました。
「こんにちは。何の本を読んでらっしゃるんですか」
「私はチャンドラーですわ。そちらは?」
「僕はモーパッサンを」
「うふふ」
「あはは」
なんていうハイソな会話が始まるわけもなく、
っていうか俺が読んでるの『トイレットペーパーの文化誌』やし、
とか思いつつその場を辞す。


夜行バスまでまだ時間あるしなぁと思い、海とは逆に目をやると
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そうだ。尾道は、坂の町。

富士山を日帰りで登り、台湾では101ビルに登った私であります。
高い場所があるならば、登らなくてなんとする! 
バカと煙は高いところへ登るのであります!
いざ行かん! 山頂へっ!!

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ルートA 階段が植物に覆われていて遭難

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ルートB 階段が傾いていて遭難

……ダンジョンかここは。

いや、普段僕は全然地図を見ない上に方向音痴で、
適当な脇道から山を登り始めたからこうなっただけで、
実は古寺めぐり観光用の道がちゃんとあるらしいです。
僕が通ったのは廃墟化してしまってる、使われてない道路だったよう。
ちゃんとマッピングしていったら楽しいだろうな、なんて考えながら、
ルートBを無理矢理ダッシュで突っ切りました

手すりも何もないし落ちたらどうしよう、俺保険証持ってないしなぁ
なんて思いながらも、なんとか上まで行ける道に出ました。
横の草むらからバッタやら羽虫やら飛び出てきましたが、ガン無視で登ります。
こういうとき、一人は強い。
間にさらに迷ったり、放して散歩させられていた犬と戯れたりしたのですが、
そこらへんはカッ飛ばして、

はい、展望台に到着ー。
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「ユカイ ソウカイ」

ちゃんとした観光ルートを辿ってないのでなんとも言えないですが、
階段の傾斜はそうとうキツかったです。お年寄りは住めないんじゃないだろうか。

あとから調べると、尾道には他にも景色の良さそうなところがありますし、
はなから『時をかける少女』とか『かみちゅ!』とか『放浪記』とか、
名作をまだ観てない・読んでない身ですが、
それでもすごく楽しかったです。行ってよかったと思う。

尾道はほんとうに雰囲気のある町で、
普通に通っていく制服姿の学生さんたちが、映画の登場人物のように見えました。
この日は天気も良くて、きれいな夕暮れだったってのもあるけど、本当に素敵な場所でした。
海沿いの店のほとんど全部から、海が見えるってのも贅沢。
(ちらっと見えた美容室の窓からとか、海海海でした)
夏のピーカンの日とかにまた行って、汗だくで山に登りたいですね。



以下、オマケ

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おっ、山頂近くの広場地図が

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「テリーさん! 出会いの広場とか、恋人の聖地とか、
 なんか、淫靡な響きのする場所がありますよ!」
「インビダトオモウノハ オマエダケダヨ」
「ちょ、ちょっと、俺、行ってくるわ!」
「イヤ ドウセ イッタトコロデ……」

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出会いの広場着!!
さて、どんな尾道美少女が俺との出会いを待っててくれるのかなー


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待っていたもの = 銅像だけ

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出会いの広場でー、銅像とー、出会ったー


……えーっと、


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広島旅行記、完っ!!




20130605 Wed
「極限芸術~死刑囚の表現~」広島前半


やっと書きます、広島旅行の記録。
前半として、今回の目的でもあった展覧会のことについて。
真面目なうえに、長くなってしまいましたが、読んで頂けますと幸い。


まずは東京発の新幹線で福山市まで。
朝の7:00に東京を出て、福山には10:30着。所要時間3時間半。
早っ。さすが新幹線さんやで!
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「コンカイハ テリーモ イッショダヨ」
(蛇足ですが、相棒紹介。
 10年前くらいに僕の日記を見て頂いていた方には説明不要ですが、
 テリーは私の旅の相棒です。屋久島生まれのカエル。
 若手カエル界では少々名の通った小説家であります。
 屋久島から三重へ渡る船上で出会い意気投合しました。
 彼は日英独仏を使えますが、普段は日本語で、しかもなぜかカタカナ。
 好きな物は、チリワインとカース・マルツゥ。あとヌーヴェルヴァーグ。
 時にキイロショウジョウバエも食べますが、人前では食べない主義)
 

福山駅からバスに揺られること30分。
っていうか、運転手さんの粋なドラテクのために、本当に揺られる。
ほとんど寝てない三半規管が一時期イエローシグナルを出し始めるが、
なんとか鞆の浦に到着。
一見して僕が観光客だと分かったのでしょう、
荒ぶる運転からは想像も出来ないほど親切に、
お札の両替やお釣りの対応をしてくれた運転手さんに感謝。

平日午前とあってか、僕以外にあまり人がいません。
観光用に建物が保存されているのか、昔ながらの海沿いの町並み。
細い路地が入り組んで走っていて、ところどころは石畳になっています。
どっち側へ行っても海に出てしまい、遠くを眺めても山と島しかない、
迷い込んでしまった、という感じのする、のんびりとしたところです。

今回の旅の目的地はたったひとつ。
鞆の津ミュージアム”という美術館。
「極限芸術~死刑囚の表現~」 を観に行ってきました。
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「フンイキノアル ビジュツカンダゼヨ」
(鞆の浦は坂本龍馬に縁のある土地らしく、
 テリーの語尾がインチキ土佐弁になっているのはそのせいです)

静かな町の真ん中に美術館はありました。
蔵を改装して作られていて、靴を脱いであがります。
床が粗く削られていて、デコボコが痛気持ちいい。

鞆の津ミュージアムはまだ開館して1年なのですが、
アウトサイダーアートを専門に扱う美術館です。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、アウトサイダーアートとは、
正規の芸術の教育を受けていない人々が、
独自のやり方で、お金や名誉を目的とせず、制作した作品、
とでも言いましょうか。
有名な作家では、
50年以上にわたり『非現実の王国で』という小説を部屋で1人書き続けたヘンリー・ダーガーや、
たった1人で石造りの宮殿を作り上げたフランスの郵便配達員シュヴァルなどが居ます。
日本で有名なのは、山下清さんが居ますね。
近年のアート市場では最も注目されているジャンルです。

拘置所にいる死刑囚達が、支援団体の行なう公募展のために書いた絵が、
一挙に集められたのが今回の展覧会。
都築響一さんの影響で、以前からアウトサイダーアートに興味ありますし、
『死刑弁護人』『約束 名張毒ぶどう酒事件』などのドキュメンタリー映画を観たことで、
死刑制度などなどにも関心があったので、
この展示は遠いけども是非とも行ってみたいと、駆けつけた次第です。

驚いたのが、展示されている中で僕と同い年の人が2人も居たこと。
30年弱生きていれば、それは色々な人生があるでしょう。
けれどさすがに、死刑を待つ身になるというのは、想像の範疇外だったので、驚きました。
そういう境遇にある同い年の人間が居るということに関しても、
想像の範疇外としてしまっていた自分にも。

作品をしばらく観ているとキュレーターさんによるギャラリートークの時間に。
せっかくなので、聞いていくことにしました。
結果この解説がすごく良くて、1人でただ作品を観てるだけじゃ絶対解らなかっただろうなぁ、
ということまで知ることが出来ました。ありがたや。

現在日本には130名以上の死刑囚が居るそうなのですが、
(この4月にも2名に刑の執行があったらしい)
ほとんどの人が絵や俳句などの創作活動を行なっているらしいです。
作品が公募展で入選するとわずかながら賞金が出るため、
生活費や、再審請求の費用に使うのです。
絵画制作の経験があったのは、展示されている中でたった2人。
それ以外の人は、拘置所に入って初めて絵を描き始めたとのこと。

作品を作る際に表現手段が広がってしまい“生きる希望が湧かないように”と、
使える画材は限られたものになっています。
鉛筆・色鉛筆・ボールペン・蛍光ペン・筆。
絵の具は上記の理由と、飲んで自殺を図る危険があるので使用できない。
そんな中で、点描であったり、ボールペンのインクを水に溶かしたりして、
なんとか絵の具の質感を出している作品もありました。
刑務官達は死に向かって心を平静とする作品、
(例えば精巧な模写作品)を良しとする向きがあるそうです。

おそらく展示されていた中で一番有名なのは林真須美さんなんだろうけど、
色紙に書かれた作品のうち、いくつかに折り目がついていて、不思議に思っていました。
解説によると大阪拘置所で酷い処置をされていて、
この作品を送るときにも色紙が入る大きさの封筒ではなく、
通常の形の封筒しか支給されなかったため、仕方なく作品を折ったとのことでした。
林さんの作品の中には、独房近くに置かれて異臭を放つゴミ箱を描かれたものがありました。
これも再三別の場所に動かして欲しいと請求しても、聞いてもらえないらしいです。

「作品に絵を描いた上からジグソーパズル状に溝が刻まれたものがあります」
とおっしゃられていたので、ギャラリートーク後、早速その作品を探して見てみました。
http://abtm.jp/blog/210.html
↑リンク先『無題』2007年という作品がそうです。

この絵を描いた松田康敏さんは、既に刑が執行されたため、もうこの世には居ません。
担当の弁護人が付いており、再審請求がなされていると本人が思っていた中、
突然の死刑執行だったらしいです。

以前は刑の執行決定を知らせるのが、その2日前だったらしいのですが、
当日までの発狂・自殺が相次いでしまったため、
現在では、刑の執行当日の朝食と昼食の間に、本人に知らされるそうです。
つまり、受刑者達は、昼ご飯の配膳が来てはじめて、
自分の命が翌日の朝まで延びたことを知るわけです。

展示されていたほとんどの作品が、執拗といえるほど精密に描かれています。
一つの作品が出来るまでは自分は死なないと、
自らに思い込ませることで何とか平静を保っているようにも見えます。
願掛けの一種ですね。

昼ごはんから次の日の昼ご飯までの命という短いサイクルと、
逆にいつ終わるかもしれない果ての無い拘置所の生活。
そんなねじれた時間の中で作られた作品には、
どこか抜けている部分がありながらも、鬼気迫るものがありました。


松田さんの絵に刻まれた溝にそっと指を這わせたときに、
確かに一瞬、作っているときの松田さんの姿と、
松田さんが入っていた拘置所の空気を感じました。



好評を受けて、会期が7/21までと延長になったようですので、
お時間がありましたら、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
ちょっと遠いですが、行く価値は十分にある展覧会ですよ。



ってなところで広島前半は終了、インターミッションの曲をお聴きください。

倉橋ヨエコ - 楯


夜に向かって手を重ねることしかできないの




20130602 Sun
ラジオ、はじめました。


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ラジオ、はじめました。良かったらお聴きください。
使ってる楽曲はCCなので、大丈夫だと思うのですが、
何か問題があれば教えてください。
もちろん、感想やダメ出しなども頂けると嬉しいです。




以前、2~3回ネットラジオにお邪魔したことがあって、
そして、普段ラジオ聴いてることもあって、
いつか自分でラジオをやってみたいなぁと思ってたんです。

何年か前にトークイベントをやったときに相手をしてもらったGotaの家に押しかけて、
一度ラジオをやってみようと思ったのですが、NO台本でやったので、
めっちゃグダグダになってしまい、こりゃつまらんと、
そのときはポシャってしまいました。

で、今回の広島旅行で、これブログに書くほどのことかぁ? っていう、
くだらない事件(?)がありまして、これぞ機会と、
ふたたびラジオみたいなのを作ってみることにしました。

感想。
1人で部屋でボソボソ喋るのは、結構ツラいものがありました。

いやはや、また1つ、経験しなくても良い経験をしてしまった気がします。
実際相手がいるともう少し分かりやすく話せたんじゃないかと、思ったり。
うーん、でも僕の場合、誰かがいると変に緊張してしまうこともあるから、
このまま1人でも良いのかもなぁ。

せっかく始めてみたので、ブログとラジオの違いっていうのも探りながら、
続けていけたらなぁと思います。隔週~月イチが目標。
早急の課題は、『OFZKのオマケ』っていう、いなたいタイトルをどうにかしたい。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲、お聴きください。

Yoko Kanno - Blue


今日の昼にTwitterで、#名作をオチだけで説明するっていうタグで、

 「バァン」……ウェンドゥーメサーヤー

って呟いたんですが、誰にも拾ってもらえず、結構悲しかったので、
ここで皆さんに無理強いします。




20130601 Sat
6月


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6月が始まりましたね。始まりましたよ。始まりましたとも。

1月は行き、
2月は逃げ、
3月は去り、
4月は死んで、
5月はgo far away。

色々とやったはずなんですけど、
職場の社員さんの送別会と、水族館劇場と、広島旅行のことしか覚えてませんよ。
もっとね、日々、しっかりしたいですよ。
しっかりとね、意識して、日々生きていきたいですよ!
はい、無理ー!!
……今の調子で、6月もなんとか生きのびようと思います。

ド1人で観た映画は10本くらいでしょうか。
1日何もせずに寝てしまった日とかありましたからね。
もっと観にいけたやろ、俺。
まぁもっと観に行ってたら、食うのも困ってただろうけど。
6月の家賃、払って、ないしねー。てへぺろー☆

5月は普通の日記を書くときに貼ってる画像を、水の中シリーズにしてみました。
きっちりとはやってませんが、暑くなってきたなー、と思ってからチョイチョイと。
まだいくつか水の中画像はあるのですが、結構ド1人も頑張ったし、全部は消化できませんでした。
これを始めたせいで、画像収集癖に加速がつき、すごい数の画像ファイルが集まってしまい、あーぁ。
ロリコンにも加速がつきました。児ポ法が通らなくて本当によかったと思います。
あまり画像縛りを付けると更新するのがメンドくさくなるので、6月もまぁ適当にやります。
ボブカットの女の子画像とかで良いなら半年くらいは続けられる量があるけど。

なお、5月の目標だった1時就寝は、
3勝26敗2分け ぐらいの結果でした。
目標の意味、なし。



いまのところ6月は、4月大阪・5月広島みたいな遠出の予定が無いので、
何かしら見つけて、また小旅行したいなぁ、と。
尾道に行ったおかげで、なんとなく観光地の楽しみ方が分かった気がします。
ガイド本とか読まなくても、有名な場所に行かなくても、
知らない町を歩けばそれだけで楽しい、ということ。
その上で本屋があればもう言うことなし、ということ。

ほか6月の目標は、
・とりあえず、広島日記を書く
・改めて、毎日日記書く
・ド1人、このペースで10本
・本も10冊は読みたい →ブクログで記録
・オススメ本の紹介を書く練習
・本屋巡回で書いてる面白そうな本メモを、どこかで活かしたい

あと、6/5には、ウッチーのライブがあるので、行ってあげてね。
ウッチーとの関係を何と言えば良いのか分からん。
後輩というのは違うし、バンドメンバーってのもなぁ、
あ! あれです、くるり好き仲間ですな。

あと、僕が前に居たバンド、ずぶぬれシアターでギターボーカルをやってる、にたないくんが、
6/20にすげぇ弾き語りライブに出ます。@渋谷KINOTO。
にたないけん/奇妙礼太郎/クガツハズカム(きのこ帝国)/百々和宏(MO'SOME TONEBENDER)
ちなみに、百々さんの著書『泥酔ジャーナル』には、
にたないくんの実家・蘭州も紹介されているという奇縁。
そして僕は、ナンバガのDVDをにたないくんから借りっぱなしという事実。


ってなところで5月はおしまい。6月も悪い大人の手本でいたいです。

bloodthirsty butchers- Jack Nicolson




 
OFZK

山瀬まみ「ゴォ!」


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