20130829 Thu
死屍累々


諸事情によりインターネットが出来なくなったので、
これからしばらくはスマホからブログを更新します。
メンドクサイネ!

いきなりですが、上京した人が一番驚くのは、「東京は怖い街だ」とは聞いていたものの、
予想を遥かに超えて死体が転がっている、ということだと思う。
そりゃ世界の戦場に比べると少ないかもしれないけれども、これが先進国の首都の姿なのか?と戸惑ってしまう程度には多い。
転がっている死体の殆どは、既に死斑が広がっている。
様子がよく見える顔は、ドス黒いほどの赤か、逆に血の気が完全に引いた白か、どちらかが多い。

死体の多い時期と言えば、4月から5月にかけてだろう。新宿を頂点とする繁華街には通年、死体の転がる風景が見られるが、春は高田馬場こそ凄惨な現場となる。まるでアウシュビッツとしか言えないほど、10代後半から20歳くらいの若者たちの死骸がバタバタと転がる。
特徴的なのは、死体のほとんどが男性であるという点だ。
瀕死の女性を見かけることもあるのだが、大体はまだ体力の残っている同性か、やたら下品な笑いを浮かべた男性によって、彼女たちは死から救われる。
男性はキャラバンの最終点呼が適当なものとなったため、メンバーが足りてないことに気付かれず、そのまま放棄というパターンが多い。

春先の高田馬場から、たとえば新宿歌舞伎町の職安通りに目を移してみよう。
そこは一年中死体の出ない日はない、世界でも類をみないほどの激戦区である。ここの死体は20代半ばから、時には壮年といってもいいような、ほとんどがスーツ姿の男性である。
高田馬場とは違い、この戦場のキャラバンは編成が小さく、時には2~3人という人数で動いている。単独で動く剛の者も居るが、彼らはプロの傭兵であるためほとんど死ぬことはない。

歌舞伎町の死体は、聖女たちが供養してくれる。彼女たちは独特な風貌である。パーマのかかった、茶髪のロングヘア。ちなみに聖女としての序列が上がるとともに髪の量も盛られていく。
衣装はほとんどの場合1枚のカラフルな薄い布である場合が多い。それにサラサラとした肩掛けが足される。死者への弔いの意を込め、真っ白に近い化粧を施す。

彼女たちは大体3人くらいでチームを成す。
まず左手に聖水“ウコンの力”を持ち、己の身を清める。
次に右手に持った通信機器で持って、LINEという言語を使い、所属する団体に「処置に時間がかかるので、ついでに休憩をください」という旨の報告をする。
そしてその通信機器に向かって、死者への弔いの言葉を唱えるのだ。曰く、

「すみません、タクシー1台回してください」




20130828 Wed
このライブレポはフィクションです


(このライブレポは私の創作であり、実際のクララズ(ウッチー)はとても良い子であることをここに明記しておきます)


クララズのライブに行ってきた。
ライブ会場は下北沢モナレコード。相変わらずオシャレな雰囲気だった。BGMはチェットベイカー。オシャレ過ぎて死ぬかと思った。何とか空気を変えてやろうと日本酒を頼もうかとも思ったものの潰れるのが目に見えているので、女子高生でも飲めるような甘いお酒を頼んだ。

クララズの出順は1番ということもあり、まだ客もそんなには居ない。真ん中やや前の席を確保。そろそろスタートだなぁと思っていると横の席に見覚えのあるちっこい人影が見えた。

「あっ、あれ?ソントンさんじゃないスか!?何しにきたんスか?」

クララズこと、ウッチーだった。
いや、アンタに予約頼んだし、さっき受付にも俺の名前ちゃんと入ってたよ、と言うと、テヘペロー☆と言われた。ぶん殴ろうかと思ったけど、本番前なので我慢した。

「そういえばウッチーや」
「なんスか親分」
「あのぅ、またバンドやるって言ったら、ギターお願いできませんかね?」
「箱根登山鉄道の新デザインはもうご覧になりましたか?」
「不自然に話を逸らすんじゃねーよ」
「嫌ッス」
「悩むふりくらいしろよ」
「あーしろこーしろと、本当、ソントンさんのワガママは変わらんスね」
「お前、本番前でなければ2度死んでいるところだぞ」
「ウチ、恋に部活に勉強に忙しいっちゃ。バンドなんてやってる時間は無いっちゃ」
「お前いくつだよ」
「17ッス」
「真顔で嘘つくな」

あ、じゃあそろそろ始まりますんで黙ってて下さい、とオチもつけずにスタスタとステージに向かうウッチー。暖簾に腕押した感が収まらないが本番とあれば仕方が無い。黙って大人しく聞くことにした。

「皆様こんばんは。クララズです。17歳です。あ、すんません店員さん、ビール下さい」
場内から失笑が湧いた。

「あ、ありがとうございます。
さて、飲み物も揃いましたところで、今晩が良い夜になりますように、乾杯!

えー、月日が流れるのは早いもので、小田急が地下に潜り数ヶ月となりました。
色々と言いたいことはあるんスけど。
あの、1つめのエスカレーターを上ったところにいる警備員みたいな人はいつまでいるんだとか、
北口と南口の連絡がめんどくせーとか、
いい加減ドラマじゃなくてTSUTAYAに戻ってきて欲しいとか、
楽器屋が出来てくんねーと急な用事のときに渋谷か新宿まで出なきゃいけなくてめんどくせーとか。
私も若い頃は、っていっても17歳ですけど、南沙織ですけど、17歳女子が南沙織を知ってるかどうか危ういところですけど、
若い頃は下北が大好きでした。でもこのままじゃあねぇ、私の頭も固くなってきてるんで、ライブやりに来といて何なんですけど、下北が嫌いな街になってしまいそうで、ねぇ、だって

嫌なことばかりがある街さ ヒーローは映画の中にしか居ない」

と、どこまでがMCでどこからが曲なのかよく分からない感じで、一曲目の『ねえルーシー』から始まった。

トントンとライブは終わり、良かったよ、と感想を伝えると、
「こっちはソントンさんのアホ面をみて笑いをこらえるのに必死だったスよ」
と言われたので、ようやくぶん殴っておいた。




20130825 Sun
真夜中を無駄遣い


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この画像↑を保存したの、2006年らしい。
全盛期の「pya!」から拾った覚えがあるんだよなぁ。懐かしい。
ずーっとずーっと、ウユニ塩湖に、行ってみたいって思ってる。
思ってるだけじゃダメだと分かっていつつも、ねー。




Twitterで上のようなことを書きました。
この前にも一事件ありまして。

飲み会だから、もちろん定時に上がったわけですよ。
そしたら
「あのナカイデさんが定時に帰ったらしいぞ!」
「何があるんだ!?」
「どうも合コンらしい!」
「しかも相手は巨乳ばかりらしい!!」

という噂が、まかり間違って女子ロッカールームで広がっていたらしいのです。
そんなことを露知らぬ私は、同僚の年下女子に、

「ナカイデさん、昨日合コンに行ったんですって?」

って聞かれたら、
あ、これは昨日の飲み会のメンツから「ナカイデも居た」って話を聞いて、
冗談で“合コン”って言って話を振ってきてくれてるんだな、
って思うじゃないですか。なので、
「そうです、行きましたよ」
とまぁ合わせてそう答えますわ。

「相手は巨乳だけだったらしいですね」
って聞かれたら、

「そうですそうです、でも俺、貧乳の方が好きなんですけどねwwwフォカヌポウwww」
って答えるじゃないですか。

「ハァ? じゃ、なんで行ったんですか?」

って、ガチで引き気味で言われましたからね。
女子ロッカーマジ怖い。



じゃ、明日はウッチーのライブなので早よ寝る。最後に1曲お聴き下さい。

予襲復讐 マキシマム ザ ホルモン


亮君の歌詞集みたいなのは需要あると思うぜ。
この前行ったトークイベント『帰ってきた「文学賞メッタ斬り!」』で評論家の栗原裕一郎さんが、
いとうせいこう『想像ラジオ』を取り上げて、「ぬるいリベラリズム」ということを言ってました。
正確な言い方は忘れてしまったのですが、
自分の言っていることに対してすら覚めた感じで見ている、みたいな感じ。

それを踏まえて『予襲復讐』の歌詞を見てみると、
メインの部分は凄く熱いことを歌っているんだけど、
イントロとアウトロで
“中2...中2化 亮の脳”
“中2 中2以下 亮の脳”
という自己言及的な歌詞があります。
「熱いこと言ってますけど、こういうの痛い(=中2的)って分かってますからね」
っていう感じ。
多分、その点を含めて、共感を集めてるんじゃないかなぁと思う。
僕自身も、ただただ熱いだけのことを歌詞で言われるよりは、
そういうワンクッションがある方が共感しやすい気がします。

ここで問題なのは、まだ『想像ラジオ』を読んでないということだけ。




20130824 Sat
もう宣伝なんてすることは無いと思ってた


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飲み会って好きよ。
ここの話はここだけ、っていう前提の了解があるから好きよ。
だから飲み会で、間の悪いガチ話をする人は嫌いよ。
ご周知のとおり、打ち上げと飲み会とは違うものなのよ。

さてさて、私ナカイデソントン、
「人前に立つのが疲れた」という勝手な理由で、舞台とバンドを辞めてだいぶたちます。
もう二度と人前に立つことなく、あとは、誰にも知られずひっそりと死ぬのみ、と思ってました。
遺憾ながら、そうはいきませんでした。

9/26に発売される『書店男子』っていう本に、不肖ナカイデの写真が載ります。

僕の後輩(イケメン)の写真がメインなのですが、バーターで僕も載ってしまいました。
版元は、リブロ出版っていう普段BLマンガをメインに発売してる出版社さん。
グループ会社であるアニメイトや書泉の店員さんが多く載ってるらしいんですが、
その隅っこに我々ヒッソリと載ります。どうしてこうなった。
仕事の一環と割り切ると、案外何でも出来るなぁ。社畜の才能あり。
各方面から叩かれることでしょうが、ま、良いです。野となれ山となれ。
Amazonのレビューとか色々な意味で超楽しみ。
よかったらご覧頂けると嬉しいです。
もしもお買い上げ頂いた暁には、上海小吃での飲み代をご馳走させて頂こうと思います。



さて、そんな俺の些事はさておき、本題です。
以前コピバンしたときにギター弾いてたウッチーのライブが8/26(月)にあるので集合な。
集合場所は下北沢のモナレコードな。オシャレなスペースやで。
あ、ウッチーって俺が勝手に呼んでるだけで、実際はクララズって名前だから注意な。
詳細はこれな→http://www.mona-records.com/live/2013/08/live_082619.php
もしもお会いできましたら、ライブが終わったあと、朝起あたりで飲みましょう。
ぜひとも割り勘でお願いします。



ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

クララズ Just Cofee For Now!


勝手に貼ったので、月曜のライブは、謝るところからコミュニケーションスタート。




20130822 Thu
タレント本の地平線


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ちょっと間が空きましたが、おこんばんは。
煩悩直撃型書店、ミラーボール回ラズでございます。

ありゃりゃ、また終電なくしちゃったんですか。
しかし、ぜんっぜん涼しくならないんですけど、どういうことなんですか。
当店、路地裏のビルの1F角部屋を使って営業しているという妄想上の設定。
いくらクーラーを回したところで蒸し熱いことこの上なし。
蚊取り線香もガンガン焚いてるというのに蚊が入ってくることこの上なし。
ま、とりあえずジンジャーエールをどうぞ。お水代わりのカナダドライです。

さて、今日の本棚は夏の終りにピッタリ、芸能人本特集になってます。
“夏の終りに”って付ければ大体なんでもセンチメンタルになるっていう、ね。

まず記憶に新しいのは、NEWSの加藤シゲアキさん。
『ピンクとグレー』 『閃光スクランブル』 (角川書店)


僕は『ピンクとグレー』の方は読みました。
石田衣良が好きな人はハマリそうな雰囲気だったというような印象。
ストーリーは正直、あんまりよく覚えてないです。
もう映像作品にはなったんでしたっけ?


さて、新刊近刊から。



左 『浅き夢見し』 押切もえ (小学館)
右 『誰かさんと誰かさんがネギ畑』 吉木りさ (竹書房)

2冊とも、女性芸能人が書いた小説ですね。
お恥ずかしながら、お二人のことを全然知らない上に、両方とも僕は未読。

押切さんの方は“構想・執筆に3年をかけ、すべて自ら書き下ろした完全オリジナルストーリー”と説明にありますね。
帯の推薦文は、阿川佐和子さん。『聞く力』をソッと隣に置いておきたい。
押切さんが以前かかれた新書はベストセラーになったらしいです。
えーっと、……人気の方なんですか?

吉木さんの方はパラパラーっと文字組みだけ見ました。
1章では改行が多かったので、おそらくはPCのテキストエディタで横書きに書いてらっしゃるんだろうなぁと、
ブログの文章の改行がやたらと多い僕は思いました。
大槻ケンヂさんが推薦文を書いてらっしゃいますね。『ステーシーズ』をソッと隣に置いておきたい。



そして本日のメインの1冊はこちら。

ルー大柴のリバーとトゥギャザー! (アクアライフの本)
『ルー大柴のリバーとトゥギャザー!』 ルー大柴と川遊び生活向上委員会 (エムピー・ジェー)

ルー大柴ファンの皆様、お待たせいたしました。
雑誌『月刊アクアライフ』で連載されたものをまとめた1冊です。

どうせ名前を貸してるだけなんだろー、と少しナメてページをめくりました。
すぐに、サーセンと謝りました。
ルー氏、ガチの川魚(主にドジョウ)好きで有名らしいです。
あと、茶道遠州流の師範でもあるらしい。なにそれ渋い。

ちょっと読んでみたんですが、まえがきからしてルー語全開でウザイです。とても良いですね。
本の最後には“ルー語辞典 アクアリウム&フィールド編”という何に役立つか分からない謎のコーナーも有り。
ただ、取材で川に着くと同行のスタッフにも構わず、まず1人で黙々と魚を探し始めるというルー氏は本当に筋金入り。
あのウザイほどの熱さがガンガンに伝わってきました。



「で、店長、『銀河鉄道の夜』読書の方はどうなんですか?」
「新潮文庫版をボチボチ読んでるんだけど、ぜんぜん分からん」
「どこが分かんないんですか?」
「ジョバンニとカンパネルラが、どっちがどっちかこんがらがる」
「そこからかい」


まだまだ夏の夜は続きます。今、お店でかかってる曲はこちら。
次は、ウィルキンソン、いっときます?

真心ブラザーズ 『サマーヌード』


元NEWSの山下智久さんがカバーするということで、
今日紹介した加藤シゲアキさんにかかるナイスすぎる選曲。
と自分で言ってしまうところがはしたない。
山下さんのバージョン、100円ローソンでかかってるのを聞きました。
色々な意味で、膝から崩れ落ちました。




20130821 Wed
いざ健康診断~水不足2013~


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健康診断に行ってきた。
前に居た会社では20代のうちは受けさせてもらえないという謎の決まりがあったので、
大人になってからは初めての健康診断だ。
ウキウキしすぎて前日はなかなか眠れなかった。
おかげで、11時からと言われていたのに、10時半に目が覚めた。
既に負けは確定した。
休みの日はほとんど昼にしか起きないからと、近くの病院でお願いしておいて何とか助かった。
慌てて、ヒゲをそりながらシャワーを浴びながら用を足しながら歯を磨くという曲芸をやってのける。

10分ほどの遅刻で病院に飛び込む。とても小さいが綺麗な病院だった。
周りの人たちも健康診断で来た人が多いようで、オフィスカジュアルといった格好の人ばかり。
ロキノンフェスTシャツ・スリムジーパン・サンダル、
そしてガッツリ寝癖という格好をしたのは俺だけだった。
社会人たるもの、表に出るときは身だしなみを整えねばならない。
僕の好きな松浦弥太郎さんもたしかそんなことを書いてた気がする。
僕が社会人という生き物になるには、もう2・3段階の進化が必要だが、
今はまだBボタンを連打することにする。ピーターパン症候群。


受付で遅刻を詫び、スタッフさんの冷たい視線を浴びながら、問診表を埋める。
僕はそこそこ良い学校に通っていた過去があるのだが、
「現在の年齢」という欄を埋めるのに数分は使った。
正解は28歳とのことだ。この解を導き出す公式は学校で習わなかった。
単純に2013-1984をすれば良いじゃねえかという話だが、4ケタの引き算なんてもう出来ない。
過去の学歴など、健康診断の前ではなんの役にも立たないのだ。
持病や体調のことについての質問事項が並んでいるのだが、いかんせんこちとら寝起きである。
考えるより早く手が動き“万事オッケーです”という欄にザーッとチェックを入れてしまう。
外科寄りの持病(脱臼癖)しかないので、まぁ大丈夫だろう。と信じることにする。


まずはレントゲンだ。過去に骨折2回捻挫1回脱臼2回蓄膿1回外耳炎1回、その他いろいろ、
幼い頃は毎週のように肺炎で倒れて病院へ通っていた僕は、レントゲンなど平気の平左である。

 板に胸をつけて、そこにアゴを乗せてくださーい、
 足を少し開いて、両腕を腰の後ろにつけて、胸を張って、
 では息を大きく吸ってー、まだ吸ってーー

 はい、捕獲

って言われたらこれ抵抗できない格好だよな、とか思いながら、撮影は無事終了。


別室に通され、血圧を測る。
これでとんでもない数字が出て、特殊能力者だってのがバレたらどうしようと心配するが、
106/58くらいのとんでもなく普通の数字だった。左手が疼く暇も無かった。

続いて血液採取である。このために朝飯を抜いて来いなどという鬼のような指示を受けていた。
ここまで内緒にしてきたが、実は僕は、病院が大嫌いである。なかでも特に注射が嫌いである。
なぜか知らないが、病院独特の匂いや空気を感じただけで、貧血で倒れてしまいそうなほどなのである。
僕の祖母はガンで亡くなったのだが生前、抗がん剤を打たれた祖母が痛みで呻いている横で、
なぜか僕がブッ倒れたというほどに、病院とか痛いのとか尖った針とかが苦手だ。


話はそれるが、その祖母が入院していた病院は、
僕の幼稚園からの幼馴染で、高校進学で分かれたものの、
のちにミス松阪にまでなったらしいというほどに可愛いOさんが、
看護師として勤務していた病院だったのだ。
Oさんは小学校の頃、風邪でよく学校を休んでいたため、
家の近かった僕がよくプリントなどを持っていった思い出がある。
そのたびOさん宅の犬にめっちゃ吠えられたのも覚えている。

時は流れ、
東京から久々ヌケヌケと実家に帰省し、祖母の見舞いに行ったときの僕は、
人生で一番尖った髪型、いわゆる金髪斜めモヒカンを実践していた頃だった。
アホだった。アホだということは常に自覚しているつもりだが、それでも足りないくらいアホだった。

運良く仕事中のOさんと再会。
「オイッス、お久しぶり」とトレンディドラマばりの爽やかな挨拶で切り出した僕。
そんな僕(金髪斜めモヒカン)を目にしたOさんは、

「ぇ……ソントン、さん?……あの……お久しぶりです

と顔を背けながら、いそいそと去っていった。
その瞬間、僕の病院嫌いは決定的なものとなった。
僕のプロフィールに“フラグクラッシャー”が加わったのは言うまでもない。


閑話休題。


目の前に迫る危機、血液検査である。
右でも左でもどちらでも好きな腕で大丈夫ですよー、と言われ、
右利きの僕は、左手でネックを握らなければならないので、今回は残念ですが遠慮させて頂きます、
と思い切りよく退席しようとしたのだが、
いかんせん相手は注射針という武器をもっている凶暴な看護師である。
(注:凶暴というのは僕の主観です)
大人しく左腕を差し出した。
「左腕の一本くらい、くれてやらあ!」と心中でセリフを吐いてみたものの、
その甲斐なく冷や汗ダラダラの心境は変わらなかった。

こういうときベテラン看護師さんの動きは素早い。
さっさと採血の説明を済ませ、止血、消毒、針を構える。
血の気が引くのを感じた僕は思い切り目を逸らせた。

はい、親指を中に入れて手をギュッと握ってくださーい

言われるままに親指を握りこんだ。
しかし尋常ではない量の手汗をかいていたため、握りきれずにヌルッと、
人差し指と中指の間から親指の先が出てしまった。

こっ、これは、セッ○スマー

刺しまーす ブスッ

ぎゃあああああああああああ

血を抜きまーす ググッ

うげあああああああああああ

針を抜きまーす スポッ

ひぎゃああああああああああ


地獄は終わった。ワレ、帰還セリ。
一回も針や血は見ないという筋金入りのヘタレっぷりだった。


血を抜かれて気持ちだけはフラフラになりながら、続いて身長体重測定だ。
機械は、身長計と体重計が一緒になったものだった。技術の進歩はすごい。
風呂無しアパートに住んでいた頃に通っていた銭湯には、まだアナクロでアナログな体重計が置いてあったが、
もはやあれは時代の遺物なのだろうか。
「まずは体重を測りますので、靴を脱いで、金属の部分に乗ってくださーい」
と言われて乗ると、上から身長を測る棒がゴスッと落ちてきた。
「一緒に身長も測りまーす」
って遅せーよ。ドリフか。

次に楽しみにしていた視力測定。
もはや時代は“C”ではなく、“E”の開いた方を言うというスタイルになっていた。
日本人女性の胸の平均サイズが上がっていることとも無関係ではないかもしれない。
昨日はオッパイ賛歌のような文章をブログにアップしたが、
僕自身はCOM会所属である。ちっちゃい・オッパイを・めでる会。
会員は絶賛募集中だ。連絡待ってます。
さて僕は昔から本を読みゲームをしまくり、今もインターネット三昧の毎日を送っているが、
唯一、視力が良いのだけが自慢である。
遠くの看板の文字を誰よりも早く読んで、驚かれることもある。
今回もまぁ1.5は楽勝だろうなと余裕を持って検査に挑んだ。

……見えないのだ。一番小さいやつが見えない。

3パターンほどの組み合わせを見せられたが、全て一番小さいEが見えなかった。
横向きか縦向きかまでは分かるものの、“日”にしか見えない。
勘で答えたものの、看護師さんのリアクションはよろしくない。
そんな看護婦さんの様子を窺いながら、最終的に、

「えーっと、ひ…、右ですかね?」

なんていう姑息な回答をしたものの、結果視力は、1.2ということだった。悔しい。
まだ普通の視力検査だからこの結果が出たけど、老眼の検査をされるとそろそろ危ない気もする。
最近、近くの文字を読むのが億劫になってきているのは君と僕の秘密だぜ。


さて、心音検査である。聴診器である。
院内の様子を見るに、おそらく診察室にいるのは女医さんだ。
緊張しながらドアを開けた。
男子諸君ならこの気持ちを分かってくれるだろうか。
何もないとは分かっちゃいるけど、
もしも女医さんが、壇蜜みたいなドエロくてアダルティな女性だったらどうしよう、と。
ムッチリしてて、黒髪ロングのストレートヘアが艶かしく、
白衣の下はやたら体型を強調するようなファッションで、お約束のガーターベルト
そうなったらどうしよう。よし、速攻でひざまづいて「駄犬が!」と蔑まれよう、と顔を上げると、
渡辺直美さんに似た女医さんがいらっしゃいました。しかも愛想が悪いっていう。
サクッと終わらせましたよね。ええ。無心でした。


渡辺直美さんに検尿のコップを渡されて、そのままお手洗いへ。これで最後とのことだった。
便器に座ってハタと気付いたのである。やらかしてしまったことに。
思い出して欲しい。
僕は寝坊して慌てて、“ヒゲをそりながらシャワーを浴びながら用を足しながら歯を磨”いたのだ。

ナンテコッタイ。オシッコガデナイ。

僕は慌てた。トイレの個室と言う狭い密室で全力で慌てた。
細かく描写すると完全にブログ記事がアウトになるので止めておくが、とにかく慌てた。
慌てすぎて、ズボンとパンツを下ろしたまま受付へ向かおうとしてしまったほどだった。
空の検尿コップを持って迫る、俺の異常な雰囲気が伝わったのか、受付のお姉さんも
「ど・どうしたんですか?」と、若干身構えながら聞いてきた。
「出ないんです」
「え?」
「あの……オシッコが……出ないんです!」
僕がそう言った瞬間のお姉さんの顔は、これから一生忘れないだろう。

え、コイツ、バカなの? って表情だけで言ってた。

多くの舞台を見てきたが、あそこまで表情だけで語る役者も珍しい。
いや、お姉さんは役者じゃないけどさ。
「あのぅ、今、その……出ない、となりますと、また来て頂くことになりますが……」
「また!? またって、その、いつですか?」
「いつでもいいので午前中に……」
「え? 午前中が空いてるのって、土曜~水曜なんですけど」
「土日はお休みなので……でも来週になるのはちょっと」
「え、無理ですか?」
「明日か明後日は来られませんか?」
「はい、朝から仕事なので……」
「そうですか、じゃあ」
「じゃあ?」

「もうちょっと、頑張ってください」

まさかの再チャレンジの要請だった。
俺はまたトイレの個室と言う名の、孤独な戦場に戻った。
すでに分かっている人もいらっしゃるだろうが、
その時の俺はまるで、ホセ・メンドーサ戦のあとの矢吹丈のようだった。
座っていたのがリングコーナーか便座かの違いはあれど、
燃え尽きていた、真っ白に。無策だ。あまりにも無策。
排尿なんて生理現象である。頑張ったところで出ないもんは出ない。
意図的に尿が出せたら、それこそもう病気だろう。俺は迷わず病院へ行こう。
なんとかお姉さんの期待に応えようと、無駄に飛び跳ねてみたりもした。
中学生のときに遊びに行った先で高校生に絡まれ、
ふざけて「飛んでみろよーギャハハ」と言われたときも絶対に飛ばなかった俺が、
28歳になってトイレの個室で、1人飛んだ。
いつでもオシッコが出ても良いように、ズボンとパンツは下ろしたまま。
ふと、鏡に映った自分と目が合った。

尿よりも先に、涙が出そうだった。

唇を噛んで必死に泣くのを我慢し、再び便座に座った。
水音を聴くと尿意を催すという話を思い出し、何度か水を流してもみた。
もちろん無駄だった。今年、東京は水不足らしい。本当にごめんなさい。
トイレ内には俺より前に入った人たちの検尿コップが置いてある。
コップの内側には量の目安となる線が入っているのだが、
女医さんに説明によると、一番下の線まで入っていれば検査は出来るらしい。

……やっちまえよ と俺の中の悪魔が囁く。
全員の検尿からちょっとずつ貰って、足りない分は水で薄めて、なんとかしちまえ。

俺は悪魔の言うことを聞こうとした。
左手を一つ目の検尿コップへ向けて伸ばす。すると、右手がそれを抑えた。
ちょっと待て、この作戦を実行して、もしも何か検査項目に引っかかったりしたら、
それこそ終わりなんじゃねえのか?
やめろよ、てめえはそんな器じゃねえはずだぜ。
分かったよ、ジョニー。お前にそう言われっちまったらしょうがねえ。

なんていう中二病風の茶番を繰り広げてみても、まったく音沙汰はなかった。

謝ろう。全力で謝れば、相手だって人間だ、何とかなるはずだ。
再び何も入っていない検尿カップを持ってトイレから出た俺は、
悟りの境地に入った笑顔を浮かべていた。
人にはどうすることも出来ないこともあるのです。人類は驕りがすぎました。
これからは分をわきまえて生きていこうではありませんか。ねぇ友よ。

ちょうど渡辺直美女医が診察室から出てきたところだった。
そろそろ時間はお昼。おそらく病院を閉めて休憩に出たいのだろう。
患者はすでに俺1人である。ただただ俺のオシッコ待ちである。
これ以上待たせるのも申し訳ないと、俺はなるだけ陽気に近づいていった。

「エヘッエヘヘッ。サーセン。やっぱ出ないみたいッスー」
「トイレの入り口に水のタンクが置いてあるので、飲んでください」
「……へ?」

「水を、飲んで、出してください

俺は飲んだ。水を飲んだ。
歯医者で口をゆすぐときに出されるサイズの紙コップで次々と杯を空けた。
12リットルと書かれた水のタンクがガンガン減っていくのが分かった。
繰り返すが今年、東京は水不足とのことだ。
炎天下で頑張りぬく高校球児たち、熱中症になって倒れた人たち、
雨の降らない国で飢えていく子どもたち、
そのほか全ての人々に謝りながら水を飲んだ。
全ては俺の検尿のためである。オシッコを出すためなのである。
許せ、人類。許せ、地球。

罪悪感と羞恥心で、崩壊しかけた自我を救うべく、
脳内BGMは、くるりの『お祭りわっしょい』をチョイスした。
ベベベベーンベベベベン チャーラーラーチャッチャッチャ とイントロのギターリフを鼻歌で追う。
“ああ僕が ここで死んでも分からないでしょう”
全くそのとおりである。っていうか、頼むから忘れ去ってくれ。

ふと、体勢が悪いのではないかと気がついた。
便座に座っているのではなく、立ってみようと思ったのだ。
また鏡に映る自分と目が合いそうになるのを必死で防いだ。
おかげで少し冷静になったのだろう、そのときになってはじめて、
便器の向こう側の壁に何か広告のシールが貼ってあることに気付いた。
1.2の視力でその文字を読む。

頻尿.com

全力で壁を殴った。
キャバクラでボーイをしていた頃、社員の態度にイラッときて、
壁に積んであったミネラルウォーターのダンボールを殴って穴を空けてしまい、
キッチンの松さんにめちゃめちゃ怒られたとき以来だった。
ハッとした。
あのとき俺は、今後一切物には当たりません、と松さんに誓ったじゃないか。
そうか、そうだよな。ごめんよ、松さん。俺、まだまだみたいだ。
松さんは優しい人だった。
ヤクザ上がりで人を刺したこともあるという噂だったが、それ以上に優しい人だった。
愚かな俺を包み込むようだった松さんの優しさを思い出した。


ふと、兆しがあった。俺は慌ててコップを構えた。


奇跡だった。奇跡が起こったのだった。
雨の降らないと言われたこの地に、奇跡の雨が降ったんじゃー!
(訳:オシッコが出た)

ありがとう、松さん、松さんのおかげで俺、オシッコが出ました。

……こんなこと書いてるの本人にバレたら殺されるだろうな。


おそらく2リットルは水を飲んだだろうか。
おかげで出たオシッコは当然うっすいものだったが、検査に必要な最低量はギリギリでクリアした。
手に心地よい重みになった検尿のコップを、そっと所定の位置に置いた。
なぁお前、頑張って来いよ。僕は優しくコップをつついた。

三度、俺はトイレから出た。
受付のカウンターに休憩待ちの3人が揃って待っていた。
俺の手に、コップは無かった。

誰からとも無く拍手が始まった。

受付のお姉さん「おめでとう」
レントゲン技師「おめでとう」
渡辺直美女医「おめでとう」


俺「……ありがとう」


しょーうーねーんーよ しんわになーれっ!



ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

Frank Zappa - Friendly Little Finger




20130820 Tue
End of the summer


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リョウちゃんってマジオッパイ好きだよねー 
好き好き大好きー
こういうのなんていうか知ってるー?
ん?なんてーの
変態っていうんだよーぅヘンタイヤロー
こうしてられるんなら変態でも全然良いし、ばふー
きゃあきもいー     
ね、ね、ね、ちぃ、ぱふぱふって知ってる?
えー?知らなーい。何それー?
あのね、こうやって顔をオッパイにはさんで、ぱふぱふーって
なにそれ超ウケるんデスケドー
でさでさ、ちょっとやってみてくんない?
え、ごめん、それちょっとひくー
えー、ちぃ俺のこと好きじゃないの?
好きだよ好きだけどさー
だからさ、お願い、マジで、一回だけ
うーわかったよもうしょうがないなー一回だけだよー?
マジ?じゃやって?やって?
もーほら、はい、ぱふぱふー
うわぁ何これやわらけー
ちょっともう恥ずかしいよー
やっべーこれまじやっべーわー俺今超幸せー死んでもいいわー
なにそれーうふふリョウちゃんかわいー
ほむむむむー
はーいリョウちゃんオッパイですよー
ばぶばぶー
あぁん、くすぐったーい
はむはむはむはむ
やんだめぇ、そんなに吸っちゃ


ぐぅゎらきぃーーんっっ!!


やっぱ帝京で野球やってただけあって石橋貴明が正月の特番とかでたまに言う金属バットにボールが当たったときの音って結構似てるんだなー、とボンヤリ思った。
走馬灯を見た。完全にピンク色で光っていた。
ぱふぱふごときで勇気を出して頼み込んで、恥ずかしながらOKしてもらってたのなんていつの頃だろう。
あのころはまだまだ俺たち純情だったなぁ、なんて。
俺の手から離れたスローボールが、相手のバットの真芯で叩き返されるまでの、短い短い白昼夢だった。
最終回、3-1、ランナー1・2塁。
2ボールのあと、すっぽ抜けたヘロヘロのストレートが真ん中やや低めへ。
小学生女子でもホームランが打てるボールだった。実際、打ったのは格下校の下級生。

それなりに頑張ったんだけどなぁ。俺はそれなりに頑張ったんだよ。
ボールかオッパイか、どっちを多く触ったかって言うと、
辛うじてボールが優勢だろうな多分、ってくらいには頑張ったんだよ。
俺はボールよりも断然オッパイが好きな健康的男子だ。そこを頑張って、ボールを触ったんだよ。
じゃあ、笑顔で片腕を高く上げながらセカンドベースを蹴って走るアイツはどうなんだろうか。
金属バットか自分のバット、どっちを多く握ったのだろうか。
ま、そうだよな、後輩。バットは入れるもんじゃねえよな、振るもんだよな。

サードの高木と目が合った。高木はいつだってクールだ。
そのくせ面倒見も良いので、後輩たちからの信頼も厚い。
クールな高木は、これまたクールで貧乳な美女と付き合っている。幼馴染らしいと聞いた。
女の子を主にオッパイの大きさのみでランク付けする俺から見ても、結構な美人だ。
2人も一緒に居るときは、俺とちぃみたいな会話をしたりするんだろうか。
高木は彼女の小さいオッパイにむしゃぶりついたりすることもあるんだろうか。
もしくはもっと禁欲的な、結婚するまでお互いの純潔は守ってる的な、そんな関係なのだろうか。
高木が、キャップを深くかぶり直して、唇を噛んだのが見えた。
右足はベースに置いたまま、グローブを軽く腰に当てて。

ホームベースの向こうには、敵チームが全員揃ってゾロゾロと出てきていて、
その少し横にうちのキャッチャーの横田が突っ立っていた。
立ち上がってマスクを外し、ボケーッとライトの方を見ている。
横田はキャッチャーでもあり、部のキャプテンでもある。
サードの高木よりもさらに人望は厚く、顧問でさえ頼る存在である。
だが横田は「キャプテンはマネージャーと付き合う」という我が野球部の悪しき伝統を見事に受け継ぎ、
パイオツカイデーで有名な向井さんを独り占め、毎夜毎夜その両乳房の重みを楽しんでいると聞く。
羨ましかった。どうして俺はキャプテンにならなかったのかと悩み苦しんだ。
当然、横田殺害を本気で企てたことは一度ではない。
だがしかし、俺はOB主催の合コンでちぃと出会った。
向井さんより顔や知性やあらゆる部分で劣っているが、ちぃの方が2サイズ上だ。
何がって、オッパイが、だ。
向井さんを“巨”とするなら、ちぃのそれは“爆”と称えるにふさわしいサイズ。
俺は満足した。以来、後輩に命じて行なっていた、横田に対する陰湿な嫌がらせは止めた。

横田の横を通り過ぎた最後のランナーが、わざとらしくジャンプし、ホームベースを両足で踏んだ。
途端にチームメイトがなだれ込んでいき、ヘルメットの上から祝福の雨アラレが降り注ぐ。
こういうの止めて欲しいわーとうんざりする。
いくらこれで試合が終わりだからって、時間が無駄に延びるだけだし。
精神的に弱いピッチャーはこれを見て、その夜自殺するかもしれないぞ。

って、あれ?
もしかして、負けたの? 俺ら。
え、なんで? 2点も勝ってたじゃん。
今年も甲子園にはいけないだろうけど、まぁ地区予選の準決勝まではいけるよなって笑ってたじゃん。
俺ら進学校だし、あんまり勝ち進んじゃっても勉強とか大変になるだけだしなって言ってて、
今日が1回戦、相手は毎年1回戦敗退がお約束になってる弱小校で、
そんで、そんな学校に、負けた?
え? なんで?
ピッチャーの俺が投げたボールが、打たれたから?


うぎゃぼえるぅああああぁぁぁっ!!!


自殺する代わりに、俺は奇声をあげて全力で走り出した。
犠牲フライでホームを差すときくらいの勢いで走った。
止めようとする係員やチームメイトや大人子ども男女全員蹴って殴って投げ飛ばした。
誰も俺を止められなかった。止められるものがあるとするなら、
それは例えば吉永あかねのオッパイだけだった。
向井さんをブン投げるときにちょっとオッパイを触ったけど、それでも俺は止まらなかった。
そのまま球場の外に出ると、目の前に止まっていたタクシーに飛び込んだ。
汗や涙や涎や血でグジョグジョになった俺を、ギョッとして見る運転手。

「上野公園に行ってくれ」
「ちょっとあんた、試合終わってそのままみたいな格好だけどさ、お金持ってんの?」

運転手の髪をひっつかんで頭をヘッドレストに押さえつけると、
左手で脱いだスパイクを鼻に思い切り押し付けた。

「う゛!う゛う゛っ!ゲボゲボっ!オエエェッ!くっせええっ!!」
「いいから、車出せっつってんだよーー!!」

タクシーはものすごいスピードで走り出した。
そしてこれもストックホルム症候群と言うのだろうか。
道中、運転手がオッパイ星人だということが分かり、オッパイ談義に花が咲いたのだ。
壮年だけあって、最近のえげつないまでのオッパイ露出については苦言があるようで、
俺もその意見には頷く。オッパイは見せれば良いというものではない。
オッパイは美であると同時に陰であり、また真であり虚でもあるのだ。
「ロリ巨乳」というジャンルは許せるかどうかについても熱く議論した。
俺は女の子をオッパイの大きさでしか見てないので全然OKだと言うと、
運転手は淋しそうに笑い「兄ちゃんも歳をとれば分かるよ」と呟いた。
かくいう運転手は冴島奈緒が好きだったらしい。深く同意し、いっそう盛り上がった。
冴島奈緒が好きだという人間に悪いやつはいない。
オッパイの話をしていると時間なんていう瑣末なものは忘れてしまう。
いつの間にかタクシーは上野に着いていた。

「ありがとう運ちゃん。俺はオッパイで世界を変えるよ」
「兄ちゃん、あんたなら第二の野田義治になれるさ、頑張れよ!」

お互いの右手で熱く握手を交わした。
右利きのオッパイスキーにとって、右手はオッパイに触れる神聖な手。
最上級の敬意を示すとともにこれからの武運を祈る握手だった。

「今度、町田のオッパブに連れてってあげるよ」
「ぜひご一緒させてください先輩」
「じゃ、お代なんだけどさ、2万……」

俺は再び運転手の髪の毛をつかんで頭が動かないようにして、脱いだソックスを口に押し込んだ。
その狂気的な臭気に、運転手はすでに目を白黒させている。

「サヨナラ負けしたピッチャーパンチ!」
「あぎゃべぼっ!」

短く叫ぶと、運転手はそのまま気絶した。許せ同志よ。
俺たち、違った出会い方してたら、いい友達になれたのかもな。
運転手の懐から財布を取り出して札だけ抜き取った。
タクシーを降りると、夏の日差しにさらされて、また汗がふき出した。

チャッカチャッカとスパイクがアスファルトを削る。
上野公園の端っこにある上野動物園、そのさらに端っこ。
パンダや象みたいなメイン動物を飛ばして向かったのは、小獣館。
その名の通り、屋外では展示が出来ない小さな哺乳類が集められた一画だ。
外とは違って空調が動いているため、小獣館の中はいつでも涼しい。
奥の方、やたら人が集まっているケージを目指して歩いた。
野球のユニフォームという異様な出で立ちの俺を認めた途端に、人だかりは解散していった。
カップルたちはそそくさと離れていき、
興味深そうに俺を見る子どもは親が慌てて引っ張っていった。
静かだった。さっきまでいた球場の応援の声が耳の奥に蘇る。
それを吹っ切るようにゴツン、とオデコをガラスにくっつけ、動き回るハダカデバネズミたちを見つめた。
荒い息のせいでガラスが白く曇るのが邪魔だった。

俺はハダカデバネズミが大好きだ。
真社会性をもつとか、ガンになりにくいため長寿だとか、この動物については色々と研究がされているが、
何を置いても、その間抜けすぎる名前と見た目が一番の特徴だ。
名が表すとおりほとんど毛がなく、まるで老人のキンタマの裏のようなシワシワの体。
イチゴの種ほどの大きさしかない目と、オモチャみたいな鼻先からニョッキリ飛び出す出っ歯。
そんな不思議な生き物が大量に、ケージ中をいったりきたりせわしなく動いている。
おそらくほとんど目は見えていないのであろう、狭いトンネルの中で互いに正面衝突をすることはしょっちゅう。
「トイレ」と書いてある場所に何の用も突っ込んでいってグルグル回っているバカの子もいる。

極めつけは女王ネズミを中心としたコロニー部屋である。
大小関わらず、数十匹のハダカデバネズミが部屋の隅にバッタバッタと折り重なっている。
ひょっとすると小さい子ネズミは重さに耐え切れずに死ぬのではないだろうか。
おそらくは体を寄せ合うことによって体温の低下を防いでいるのだろう。
これを肉布団と言わずして、何が肉布団であろう。
男たるもの、死ぬときはこのように死にたいものである。
俺は、小池栄子と乙葉とMEGUMIと磯山さやかとサトエリと上戸彩と篠崎愛に押しつぶされながら、
最後の最後は深田恭子のオッパイの柔らかさを感じながら死にたい。
目を閉じて想像してみた。その光景はかなり幸せだった。天国は実在するのかもしれない。

ふいに背後からこちらに近づいてくる誰かの足音が聞こえた。
係員か警備員が来たのかもしれないと、いよいよ観念して振り向く。

「ちぃ……」

驚いた。ちぃが立っていた。息を切らし、汗でメイクはほとんど流れていた。
ゆるくパーマのかかった髪が、頬や首筋にへばりついている。
風の無いはずの室内で、ちぃの白いワンピースは、そよそよ揺れていた。

「ごめん、来ちゃった」
「な、なんで」
「だって、リョウちゃん、ハダカデバネズミ好きだって言ってたじゃん。
 生まれ変われるなら第一希望がEカップ以上のブラジャーで、第二希望がハダカデバネズミで、
 第三希望がプールの女子更衣室のスノコって言ってたじゃん。ちぃ、覚えてたもん」

つまり、ちぃは、俺が普段言うことをいちいちちゃんと聞いていてくれて、
今日だって俺に内緒で試合を観に来てくれていて、
奇声を上げて駆け出した俺を心配して、ここまで来てくれたのだろう。
俺は勘違いしていた。
オッパイに栄養がいってるせいで、ちぃはバカなんだと思っていた。
そんなことは全然無かった。ちぃは本当に良い子なんだ。
ちぃは、俺が今どんな気持ちでいるのかもちゃんと分かってくれている。
じゃなきゃこんな動物園くんだりまで追いかけてはこないはずだ。
つまり、俺を愛していてくれるのだ。心から。
バカだったのは、俺ばかりだったのだ。

「ちぃ、ごめん、ごめんよぅ」

ハダカデバネズミを見たときからポロポロと流れていた涙は、今や隠しようもなくなっていた。
思わず俯く。涙が床に染みを作っていくのがぼんやりと見えた。

「いいよ」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「いいって、ね?」

ちぃが俺の方に来て、頭をなでてくれた。俺はしばらくそのまま声をあげて泣いた。
俺が落ちつくまで何も言わず、ちぃはずっと頭を撫でていてくれた。
それがすごく嬉しくって、このまま泣いてる振りをしようかとも思ったんだけど、
急に照れくさくなって、ちぃのことを強く抱きしめた。
ヒュッと、ちぃが息を飲む音が耳元で聞こえた。

「ありがとう。好きだよ、ちぃ」

ちぃはテヘッと少し照れたように笑った。

「私も、リョウちゃんのこと、大好きだよ」

体を離して、しばらく2人は見つめ合った。
俺は濡れて重たくなったユニフォームを、脱いだ。
色んな液体で汚れた服をひとつひとつ、ゆっくりと脱いでいった。
ちぃも、ワンピースをスルリと脱いだ。
ブラを外した瞬間、オッパイがプルリンと弾けて飛び出した。
ハダカデバネズミのケージの横で俺たちは、ハダカニンゲンになった。
今度は優しく抱き合った。俺はちぃを見て、ちぃも俺を見ていた。微笑んだ。
この瞬間俺たちは、ジョンとヨーコだった。

Love is (オッパイに)touch. Touch is (オッパイへの)love.

「アイラブユー ちぃ」
「アイラブユー リョウ」

平和を祈った。心から。
世界から争いがなくなりますように。
人間の犯した愚かな過ちがすべて許されますように。
ハダカデバネズミのケージにもたれかかって座り、
ピースサインを作った手を、2つそっと重ね合わせる。
キスをした。目が合って、また笑った。
ああ、そうか、これが本当の優しさというものか。
空いた左手でちぃのオッパイを触った。
あたたかい。あたたかいなぁ。
そして俺は目を閉じた。



……Peace.

Peace for the world.



速攻で警察が飛んできてボコボコにされた。




@bit_310さんに教えて頂いた短歌をもとに、文章を書いてみました。
夏って以外、ほとんど関係ない文章になっちまいましたが。



ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

スチャダラパー サマージャム'95




20130818 Sun
深海ザメの生態は不明のまま


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順調に毎日更新出来ていたものの、パタリと止まってしまった。
夜にほっつき歩いてて、あまり家に居なかったってのと、
少し涼しくなって寝やすくなったので、家に帰ってきて速攻で寝てしまうっていうのが理由。

久々ブログ用に長い文を書いているのだけれど、
思うのは、俺、書くの遅せー、ってこと。集中力が無いのかもしれん。
時間がかかるのは分かってるので、なんとか上手く時間を作らなきゃなぁ。

あんまり更新に間が空くのもダメだと思ったので慌てて。
短いですが本日はこんなところで。

あ、銀河鉄道もボチボチ読んでます。


The Seatbelts - Cats on Mars




20130814 Wed
アキバ、銀座、谷中、下北


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昨日は14時に起きて絶望を味わい、
今日は8時に起きて希望を味わった。
普通に生活してるだけなのに振り幅が激しい。躁鬱というわけではない。
早起き出来たんだし、家でジッとしてるのも勿体無いと、
炎天下の中、自転車で飛び出しました。


まだ朝日の残る中、秋葉原のデパートm'sっていう、大規模アダルトショップへ。
お盆の朝から俺は何をやっているんだろうか。
っていうか店の前で記念撮影をしているフランス人観光客の皆さんが、超良い笑顔。
お目当ての『オトコノコ時代』という女装美少年総合専門誌は発見出来ず。
次号の発売を待とう。

COMIC ZINの同人フロアにも立ち寄るが、人が多くて身動きが取れない。
秋葉原の中華料理"雁川"の同人誌 「読めば読むほど腹が減るw 怒涛の飯テロ攻撃w」
この本など探したかったんだけど、諦めて撤退。
おそらくまんだらけ・ブックオフも同じ状況だろうなと、今日は諦める。


車はほとんど走ってないので道中は快適。
和柄アロハ・麦わら・サンダルという怪しい格好で銀座に突入。
表参道・代官山・銀座などは、街時代にドレスコードが存在していることをよく忘れてて、
行ってからちょっと恥ずかしくなってしまう。ちょっとで済むのだから良いのだ。
教文館の児童書フロアへもこの格好で行って、お母様方の警戒の視線を浴び、M心を満たす。
そして銀座松屋へ突入。
エヴァンゲリオン展、行ってきました。
俺みたいな格好をしたサブカル野郎が沢山転がっているんだろうなぁ、とウキウキしていたんですが、
家族連れとカップルが多く、男1人っていうのは少数派。
十数年前のエヴァ展、親父に頼み込んで名古屋まで連れてってもらったときとは時代が変わったな……。

予想はしていたが、会場は激混み。これは俺のタイミングが悪い。
人ごみが苦手なので、ササッと出てきてしまいました。
模型は数点しかなく(綾波フィギュアを警備員さんが厳重警戒してたのが印象的)、
1部はセル画&貞本マンガの原画
2部は『破』の1シーンの詳細なメイキング
(完成シーンが上映されてるスクリーンの前にめっちゃ人が溜まってた……)
3・4部は鬼のように細かい原画&資料集
ほんとに大雑把にしか見てないので、特に感想はございません。
空いてるときに行った方が良いです。絶対。
アニメ制作者には当然、カラーイラストを描いたりする人にも参考になるんじゃなかろうか。

グッズ売場は結構充実してて、僕は綾波イラストの色々を買っちゃいました。
お気付きの方もおられるとは思いますが、僕は、
エヴァファンっていうよりは、ただの綾波ファンです。ブヒブヒ。



あまりに人が多いので早期撤退。お盆前に来ればよかった。
家に帰る途中、ちょいと疲れたので喫茶店にでも入ろうと。
で、谷中のカヤバ珈琲って店の前100回以上は通ってるけど、
(改装工事中くらいから知ってる)
まだ入ったこと無いなぁ、と気付き、
店の前まで行くものの、どうやら満席のご様子。

ちょっくら辺りを散策してやろうと思い、
ゆっくり自転車を漕いでると、ヒマラヤ杉と谷中の暮らしを守る会のポスターが貼ってあって、
そういえばまだヒマラヤ杉見たことなかったなぁと、ググって行ってみました。
(地元のことって知らないもんだよなぁとも反省)

見た感想→ デ、デカイ……

元々が鉢植えだったなんて信じられない大きさです。
周りも静かだったので、自販機で水を買って、しばらく杉を眺めてボケーッとしてました。


千駄木へ。往来堂書店で夏のD坂文庫フェアを見る。
マンガの棚には、昨日僕がブログでオススメした『惑星9の休日』の作者さん直筆POPが貼ってあった。
さすが往来堂さんやで……と、ひとりごちる。



一度帰宅、体制を整え、下北へ。
スズナリへ今月中に3回行く予定なのだけど、その1回目。
親族代表「第三次性徴期」を観てきた。
前説からバジリコスタイル(人形登場)で笑いとってた。
嶋村さんの笑顔が大好きなんだよなぁ。
今回は下ネタ率が高かった気がする。
そんなにエグイものではないので、俺はゲハゲハ笑ってしまった。
俺と同じタイミングで笑う人がいて、あ、あの人とだったらコンビ組めるかもと思いました
ケツメイシ『涙』のPVを参照)

本屋巡りの方も、
三省堂→July books→ダーウィンズルーム→気流舎→ドラマ→ドラマ→ビレバン→ほん吉
とガッツリ回って色々買ってしまいました。
ビビビは残念ながらお休みだった。また今度。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

DA・MA・SHI・絵 久石譲



オマケに、下の「続きを読む」的なところに、
今日もらったチラシから、気になる舞台をいくつか取り上げてみます。




more




20130813 Tue
推しマンガ『惑星9の休日』、あと無謀な読書会


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不定休といいながら、2日に1度のハイペースで店開けてます、
煩悩直撃型書店 ミラーボール回ラズ
お盆に終電を逃すだなんて、なかなか良い根性してますね、あなたも。
本日は1冊大推薦したいマンガがございまして、緊急開店ってところです。


amazonを見てたら、10年前の自分が書いたレビューが出てきてビビッた。
いくつかあったんだけど、そのうちの一個だけを引いてみる。
くるりのシングル『ワンダーフォーゲル』について書いたもの。
CDの発売からおよそ1年半後に書いたようです。


「何千マイルとはワンダーフォーゲル」 2002/8/29

この曲、くるりのなかでフェイバリットに挙げる方、多いんじゃないでしょうか。
発売された当時はかなり衝撃がありました。
激しいロックがウリだったバンドが、ピコピコ打ち込み系をシングルでおくってきたわけですから。
実際、くるりがメジャーになり始めたのはこのシングルあたりからだったと思います。
ランキングに登場することも多くなり、自然と曲を耳にする人が増えたのでしょう。
歌詞にはたくさん心を打つ言葉が並べられています。
切なくなる単語や、思わず同意できるような言葉の選び方に並べ方。

曲調は、希望を感じさせるものだと思います。しかし、メロディーは胸キュンもの(笑)。
しかもそれを歌うヴォーカル岸田の声がまた実にいい。
魂はあるのに、感情はないような声…文章では表現できませんが、とにかくイイ!

タイトル曲が明るいのに対し、暗いのがカップリング。夏の歌なのに、とにかく暗い。
夏休み中ゲームして過ごしてるぐらいの暗さ(暗)。バンジョーとウッドベースの音色がまた渋くてたまりません。
初回限定で聴くことができる曲は、初期のくるりを彷彿とさせるロックナンバー。一聴の価値アリです。


まず、文章の基調が全然変わってなくてビックリする。タイトルからして、もう。
俺、高校生のときには出来上がってたってことか。読みにくかったので改行は足したけど。
“(笑)”や“(暗)”は若気の至りですよね。これ面白いと思って書いてたんだろうなぁ……。
ちなみにカップリング曲は『サマースナイパー』、初回限定の曲は『ノッチ5555』です。
くるりの変わらぬ良さは岸田の声と歌詞だと、気付いてるところは誉めてあげたい。



という前フリをしたのは、
今日、久しぶりにamazonのレビューを書いたからだ。
実は僕、面白いことを知ったときにまず、
他の人に紹介したいと考えてしまう、先天性の病気にかかっていましてね。

惑星9の休日 (単行本)
『惑星9の休日』 町田洋 (祥伝社)


「夏に読みたいセンチメンタルSF」2013/8/13

宇宙の辺境にある“惑星9”が舞台。
砂漠のような荒地が広がっている。
民家や店が点在する以外に高いビルなどは無く、
入道雲や満天の星空など、風景は牧歌的でノスタルジックだ。
シンプルな細い線でノッペリと描かれた絵が、雰囲気にマッチしている。

8本の短編が収録されていて、短いものは数ページしかない。
中でも私が一番好きだったのは「衛星の夜」という作品。
2つある月のうち1つが離れていってしまうという夜に、
「あの月に行ったことがある」と男が語り始めた、ある生物との交流の話。
王道とも言える展開で、ロマンやセンチメンタルなんていう言葉が浮かぶ。
1ページを使った大ゴマ2個がとても印象的。

同じような雰囲気を感じる、市川春子作品とはどうしても比較されると思う。
僕はどちらも好きなのだけど、「惑星9~」の方がよりシンプルに楽しめる。
夏の終りにぴったりな、センチメンタルSF作品だ。

最後に、オジサンキャラが皆可愛いことも書き添えておきたい。
自動車修理工場の社長は特に。


10年前の俺。このレビューを見て君は『惑星9の休日』を読みたくなるだろうか。
もし君に伝われば、俺はもうそれで満足です。

なーんちゃって。
センチメンタル過剰なことを書いちまいましたが、面白い本ですよ。
『宝石の国』とバッティングして目立ってないですが、
市川春子ファンにこそ読んで頂きたい。
全然違うじゃん、つまんねー、とかいう感想でも良いから読んでね。

例えば『夏への扉』や『ハローサマー、グッドバイ』など、
夏SFをもっと比較しても良いんじゃねえの、とは思うんですが、
(ちなみに『ハローサマー、グッドバイ』の続編が10月に出ます!)
なかなかそんな技巧がないし、なにせ最近読んだ本以外の筋書きなんて覚えてない。
オイラは書評家にはなれないね、残念。

僕の文よりももっともっと素晴らしいレビューを書いてくれる人なんてすぐに出てくる。
けれど僕自身、普段よくamazonのレビューを参考にして知らない本を買うので、
もし『惑星9の休日』を手にとって、迷ってる人がいて、
その人がamazonレビュー見て、まだ1個もレビュー載ってないから買うの止めよう、
なんてことがあるかもしれないと思ったので、急ぎでレビューを書いてみた。

他にも誰か感想書いてる人がいないかなと思いググってみると、
次の感想ブログ記事が引っかかった。
饒舌な静寂。町田洋『惑星9の休日』 (From The Inside

この方の読み方もすごく面白い。
“また、最後のエピソード「灯」のラストの見開きは鳥肌が立ちました。お見事。”
なんて、そうそうそう!!、って頷きまくり。
読書会ってこういう感じかもしれないなぁって思う。
これくらいの強度のマンガで、読書会をやるのも面白いかもしれない。

手軽に読書会をやろうとするならやはり青空文庫だろうか。
片岡義男とか読んでみたいんですけどねぇ。



「あ、じゃあ、どうでしょうか、ミラーボール回ラズで月に2回くらい読書会をやるっていうのは」

と、店の常連になりつつある少年K君が、ジンジャーエールを飲みながら提案した。
提案したと言っても、東京のお盆の深夜。店内には私とK君しかいない。

「やりたいんだけどねぇ……。もう少し人数が居れば活気も出るんだろうけど」
「いいじゃないですか、まずは僕ら2人から始めれば」
「まぁK君は毎晩のように来てくれるし、会が開けないなんてこともないか」
「結局、普段から読書会の後の話し合いみたいな内容しか喋ってないですけどね」
「無作為じゃなくて、改まって決まった本について語り合うっていうのも良いんじゃないかな」
「そうそう、前から言おうと思ってたんですけど、店長って変な本しか読まないじゃないですか」
「ドキッ!」
「だから読書会の課題に、スタンダードな本を設定をすれば、読みの範囲も広がるんじゃないかなって」
「アハハ……アリガトウネ……」
「じゃあ記念すべき一回目の読書会は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』なんてどうですか?
 店長、ラーメンズの『TEXT』も観てますし、高校でゴイステの『銀河鉄道の夜』カバーしてるし。
 『ひらり、』の最新号ではカザマアヤミさんが『銀河鉄道の夜』を引用してましたしね。
 だから流石の店長でもこれは読んでま」
「…………」
「せんね?」
「はい」
「じゃあ、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を課題本にしましょう」
「俺、昔の本って苦手なんだよなぁ……」
「あんた一応は国文学科に居た身でしょうに……」


というわけで、K君との雑談から、俺1人読書会をやることになりました。
8/30くらいまでに『銀河鉄道の夜』を読んで、感想を書きます。
無謀な読書会。はじめます。

宮沢賢治が終わったら北大路魯山人を読もうかしら。



ミラーボール回ラズ、お盆も変わらず始発が動くまで営業しております。
今のBGMはSFジャズトリオの1曲。次もジンジャーエールで良いですか?

blacksheep 重力の記憶




20130812 Mon
ギャップ萌え


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社会生活を送る上で、やっぱどこかの集団や属性に入ると思うんですね。
で、その中で間逆のスキルを持ってるとかなり重宝するんじゃないかという、
当然のことに今さら思い至りました。

例えば、文系だけど数学がめっちゃ出来る、とか、
B-BOYだけど華道やってる、とか、
平和主義者だけどめっちゃミリタリー知識ある、とか、
オタクだけどすげえオシャレとか。

そういうところ押さえておくと、能力がハマッた時に強いんじゃないかなぁ。
では己の身で考えてみましょう。僕がやっていたのはバンドと舞台ですね。

バンドマンだけど定職についてて家庭もしっかりしてる
舞台人だけど(以下同文)

……無理だな。
しっかり自分の前提を踏まえて考えてみよう

定職についてなくて家庭も作れてないけど、億万長者。

……絶対無理だな。
今現在のことで考えてみよう。

書店勤めだけど、活字アレルギー。

うん、辞めちまえ。
途中から面白いことを書こうっていうコーナーになってしまったことを謝罪します。


視界を広くして、何でも受け入れてみる・やってみる、
っていうのが大事だと思うんですけどね。
男子厨房に入るべからず、なんてことももう言われないんだし。
あ、

華奢だけど、バーベル持てる

ダメだ、もうつまらないことしか思いつかないので今日はここまで。
最後に1曲お聴き下さい。


滑稽というなかれ - 茶太






20130811 Sun
コミケ帰りのあなたをキワモノで狙い撃ち


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いらっしゃいませ。毎日暑いッスね。
こう暑いと喉ばっか渇いていけませんねぇ。
えっ、コミケ行ってきたんですか? 大丈夫でした?
で、“なのは”は……。って、やっぱ無理ですよねぇ。
いやはや、お疲れ様でした。わざわざウチに寄って頂いてありがとうございます。
何かお飲みになります?
って言っても、カルアミルクとジンジャーエールしか無いですけど。
あっと、いまなら夏季限定、カルアコーラもございます。

というわけで、駒込駅の不夜城こと、
不埒な煩悩直撃型書店、ミラーボール回ラズ、本日開店。

今日は夏コミに参加した貴方を狙い撃ち。キワモノ系ラノベ3冊をご紹介。
画像クリックでAmazonに飛びます。

その前に、ラノベといえばミラーボール回ラズでは現在、
初の本格SF作品『know』をハヤカワ文庫から出した、
野﨑まどさんを絶賛応援中であります。
know (ハヤカワ文庫JA)
特に『2』と『know』は平積み大展開中ー!な気分。
僕は何故か第一期野崎まど集大成作品である『2』から入ってしまったのですが、
発売順に読んでいくのが、一番楽しめると思います。つまり、
『[映]アムリタ』
『舞面真面とお面の女』
『死なない生徒殺人事件―識別組子とさまよえる不死』
『小説家の作り方』
『パーフェクトフレンド』
と5冊を読んでからの『2』というわけです。
多いように見えますが、そこはラノベ。読むのが早い人なら2日で読める量です。
こうしておくと『2』を読んだときの驚きがね、もう全然違うと思うの。
ええい、まどろっこしいわい!
って人は僕と同じく『2』から読んでも充分楽しめると思いますが、
『2』がマジでクソ面白いので、どうせ全部読みたくなって、
で全部読んで、結局、なんで順番に読まなかったんだろうって後悔するに決まってるので、
素直に頭から読んでいったほうが吉。

『know』も最高でした。
チート級の女の子が出てくる話って、どうしてこうも面白いのか。
他の人の感想を読むとだいたい「ラスト1行がスゴイ」って書いてあります。
僕はそういうのがあまり好きではないのですが(乾くるみ『リピート』とか)、
この最後は、非常に野﨑まどっぽくて良いですね。
それまでとは関係なく、「うりゃああああああ!」っていう感じ。
いやぁ、ラスト1行がスゴイ。あ、言っちゃった。

 

というわけで本題、キワモノ3発いきまーす。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 赤城 大空 (ガガガ文庫)
(Amazon内容紹介)
“バナナは下ネタに入りますか?
 「お●んぽおおおおおおおおおおぉ!!」
 少女は叫びながら走り出した。
 その瞬間、ぼくはすっころんだ。
 駅のホームに立つすべての人の視線が、バスタオル1枚に身を包んだ彼女に注がれる。
 「だ、誰かあの人を止めてください!」
 駅員の制止をものともせず、卑猥な単語とイラストを撒き散らし、暴風のように去っていった彼女。彼女のその行為によって、無実の罪を受けそうになったぼくは救われたのだが……。
 「大丈夫か? あれ」
 16年前の「公序良俗健全育成法」成立により、国民から粗暴な言葉が喪われた時代。国内有数の風紀優良校に入学した主人公・奥間狸吉(おくま・たぬきち)は、入学早々、反社会的組織「SOX」の創設者・華城綾女(かじょう・あやめ)から勧誘を受ける。弱みを握られ「SOX」のメンバーとなった狸吉は、憧れの存在である八面玲瓏な生徒会長・アンナの裏をかく下ネタテロに協力することになるのだが……! そこはプリズン? それとも、ハーレム?
 『週刊少年サンデー』大好評連載中「ハヤテのごとく!」の畑 健二郎先生が審査員を務めた「第6回小学館ライトノベル大賞」にて、優秀賞を受賞したノンストップYトークコメディ!”

はい、のっけから、一番のキワモノが登場です。
店頭で表紙イラストを見た瞬間、「バカじゃねえの?」って本気で思いました。
ラノベ界のアフタヌーンの二つ名で(俺には)お馴染み、ガガガ文庫。
『とある飛空士~』『人類は衰退しました』などの人気シリーズを擁しながらも、
なぜかたまに地雷のようなキワモノ作品をブチ込んでくる印象のあるレーベルです。
このシリーズは未読なのですが、8月末には4巻が発売されるという謎の人気。
読まざるを、得ない。



青春サイバーアクション漫才ハードボイルドコメディな転校生 (スマッシュ文庫)
『青春サイバーアクション漫才ハードボイルドコメディな転校生』 リタ・ジェイ   (スマッシュ文庫)
(Amazon内容紹介)
“高校2年生の南田是也(みなみだ・これや)には「お笑い芸人になってテレビに出たい! 」という夢がある。
 しかし、クラスでの立ち位置は正直微妙で、コンビを組んでくれる相方はいない。唯一の友達である引っ込み思案なお笑いオタク、木下に漫談を見せては酷評される日々を送っていた。
 そこに、美少女鋼屋(はがねや)りんが転校してくる。一目で心を奪われた是也だったが、しょせん美少女なんて遠い存在。ところが、たまたま彼女と話す機会があり、「私の腕は鉄でできている」「胸を触って」などと大真面目な顔で言うりんに思わずツッコミを入れてしまった。二人の掛け合いを面白がった木下は「コンビを組め」と提案するが、なんとネタだと思っていた彼女の話はすべて本当だった!
 お笑い芸人・兼アーティストのリタ・ジェイ(ホリプロ)がつづる、爆笑サイバーパンク小説!”

タイトルに詰め込み過ぎやろ、っていう。
ずっと気になってて、最近ようやく買いました。
読書家の皆様が、東京堂に行くと欲しい本が増えると、嬉し嘆いているのをよく耳にしますが、
僕は書泉に行った方が何倍もお金を使ってしまいます。これもそんな1冊。おのれブックマート。
他のスマッシュ文庫では『うちのメイドは不定形』が気になってます。
『這いよれ! ニャル子さん』の影響か、クトゥルフ神話が流行ってますねぇ。



8番目のカフェテリアガール 東京なごやかプロジェクト (集英社スーパーダッシュ文庫)
『8番目のカフェテリアガール 東京なごやかプロジェクト』 石原 宙  (集英社スーパーダッシュ文庫)
(Amazon内容紹介)
“極度の味噌アレルギーで東京に逃避行する高校2年の米田シロ。ある日、妹のなごのがシロを連れ戻そうと上京してくるが、突如目の前でシロの働く学食「満天」が爆発する。日本最大を誇るその学食では8つの食堂が覇を競い、日夜デス・ゲームが繰り広げられているのだった。愛する店長代理の天のため、過激なバトルを生き残ろうと必死なシロに感化されたなごのは店に協力することに。ダメ食堂「満天」。その立て直しはなごのの手に託された。しかし、なごのは“魔都”名古屋の申し子で…?名古屋系痛快学食バトルラブコメ、堂々開店!”

名古屋人はなぜ全ての食べ物に味噌をかけたがるのか。
人類誕生以来幾度と無く繰り返されてきた問いである。
その答えが、なんと、この1冊に、書かれています。
すみません言いすぎました。
とにかく名古屋ネタ満載の1冊。完全に続編を匂わせているラストなんですが、どうでしょう。
これ以上、名古屋にネタはあるのでしょうか。心配です。
特徴として、見開き2ページの区切りがついてて、ものすごくサクサク読めます。
読むのが速けりゃ1時間かからないと思う。
名古屋ネタ以外にも色々とネタがブチ込んであって、コメディラノベらしい仕上がりとなっております。
楽しめること請け合い。東海人なら読んでよね。三重も仲間に入れてよね。
スマッシュ文庫では、もちろん同じノリの『ベン・トー』がオススメ。
あれねぇ、発売当時はこんなに人気出ると思ってなかったんだけどねぇ……。
世の中は本当に分からんね。



ってなところで、ミラーボール回ラズ、現在の店内BGMはこちらでございます。
この夏コミから変わっちゃったらしいですけど、やっぱこの曲でしょ。
始発まではもう少しありますね。次もカルアコーラで良いッスか?

井上陽水  夢の中へ




20130810 Sat
蛇足 2013/8/10


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/日記だと思った? 残念、蛇足でした!\


PERORI
何かを食べてる女の子画像が淡々と貼られたブログ。良いフェティズム。

極端にやさしい遺伝子を持つ、ウイリアムス症候群の子どもと大人
あらゆる人と仲良くなろうとする「ウィリアムス症候群」の子どもたち
>ウイリアムス症候群は7番目の染色体上で25個の遺伝子の欠けが原因だ。
リンク先はあくまで表面的なことをなぞった記事なんですが。

10の魅力的才能を持つサヴァン症候群の人々
>靴紐を結んだり、自分で食事をすることもままならないのに、
>なぜか彼は見たものの形をしっかりと把握し、その両手は完璧にそれらのイメージを再現できる。
>その方法をアロンゾに質問しても、彼はただ笑って自分の頭を指差すだけなのだ。

会議室や居間でお風呂に入る女を激写! なんともシュールな『訪々入浴百景』の作者にお話を伺ってみたぞ
これは面白い! 写真集にならないかなぁ……。

駒込ピペットの由来
駒込の近くに住んでるんですが、そういえば、っていう

【閲覧注意】東京、虫喰い 5選
ヒュー! ミドリムシラーメンと竹蟲は食べたことありんす。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

RHYMESTER フラッシュバック、夏。


海いきてー、つっても泳ぐわけでもなく、
ボーッと遠くを眺めて、日焼けだけする作戦。




20130809 Fri
暑さで頭をヤラれた


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最近どうも調子がイマイチだったので、
よく相談に乗ってもらう占い師先生のところへ行ってきた。
先生、しばらく筮竹をヂャラヂャラ鳴らし、一言。

「最近、何か変えたことあるやろ」

思い当たる節の無かった僕は、戸惑いながらも苦笑うしかなかった。

「え、態度とか気持ち的なことッスか?」
「ちゃうなー、物理的なもんと形而上なもんとの相の部分のもんや」
「は? 何スかそれ。余計分からなくなるんスけど」
「ほなら聞き方変えるわ。バンドも舞台も辞めて、最近は何やっとる」
「バイトとネットに明け暮れてるっすよ」
「バイトの方は順調そうやな」
「それがそうでもないんスよ、だから今日診てもらいに来たんスけどね」
「さよか。せやったら、ネットの方では何しとる」
「毎日ブログ書いてます」
「嘘つけ、よく3~4日は間ぁ空くやろ」
「ギクリ」
「声に出して、分かりやすいやっちゃなぁ。何ていう名ぁでやっとんねん」
「本野紙魚っていう名前で、ブログのタイトルはOFZKですね」
「なかなかエエ名やの」
「でへへ」
「ほんま分かりやすいやっちゃな。そこで、どないなこと書いてんねや」
「日記は“泣きたくなるような安っぽい話”ってカテゴリで書いてて」
「DCPRGか」
「先生、ジジイのくせに何でも知ってますよね」
「余計なこと言うなやアホ。他は」
「企画で、ドキュメンタリー映画を観る会って言ってて、略してド1人、なんつってー」
「お前、そういうとこオモロないよな」
「……」
「泣くな泣くな。そこそこの名や。わるないわ。で、あとは」
「あとはあんままだ無いッスよ。前からやってたニュース垂れ流しは蛇足でしょー、画像貼り付けてみるっていうのも試験的にやってみて、あとは本のことをスコシヘン棚って」

「それやん」

「へ?」
「お前、昔、古本市に出たとき何て名乗ってた」
「え、ミラーボール回ラズ、ですけど……」
「ほれ、変えとるやんけ。調子悪い原因、それやわ」
「……あっ。いや、でも、ミラーボール回ラズ、だと本屋って分かりにくいっていうか」
「お前な、ただでさえ自己満足の分かりにくい文章垂れ流しとるくせに、そんなとこで変な気ィ使わんでええねん!」
「ひ、ひどい!」
「ってかな、よう聞け」
「……な、なんスか」

「スコシヘン棚て、……ごっつつまらんで」



というわけで、皆様お久しぶりです。
煩悩直撃型書店、ミラーボール回ラズでございます!

お店の場所は文京区と豊島区の境界線、KOMAGOME。
開店日は店主の気まぐれ。事前の予告は一切なし。
夜行性人間に嬉しい営業時間は、終電から始発まで。
店内でドリンクもお飲みいただけます。
が、メニューはジンジャーエールとカルアミルクのみ!
ツマミはチョコチップスティックのみ!!
黒めの本は全然無けれど、色々とグレーな本をお取り揃え。
店内に一見読みたそうな本が無くともご安心。
私ソントン自身が、読んだ本は自信なさげにこっそりと、
読んでない本はハッタリきかせて堂々と、
退屈な人生を、無駄な方向に充実させる書籍をご紹介させて頂きます。


今回ご紹介するのは、
立秋来たのに涼しくならないねって言ってる人が、
え、まだ8月だから当然じゃないッスか、
って返されてちょっとヘコんでるのを見て溜飲の下がる思いがした、
そんな、暑さで頭をヤラれちゃった感じの写真集を3冊!
画像をクリックでAmazonに飛びます。



水中ニーソ
『水中ニーソ』 古賀 学 (ポット出版)
(Amazon内容紹介)
“競泳水着+ニーハイソックス=なぜかカワイイ。
 本書は、映画「ヘルタースケルター」の水中撮影や、さよならポニーテール『ヘイ!! にゃん』のPVなどを手がけるデザイナー・映像作家の古賀学による「水の中の女の子に恋するプロジェクト」から生まれた写真集です。
 青、白、赤、黄色、オレンジなど、さまざまな色の競泳水着とニーハイソックスを身につけた女の子が水の中で 見せる自然な笑顔と心地よい浮遊感をとらえた100%水中撮影の写真、約100点を収録しています。”

内容紹介の1行目からすでに間違ってる気がしないでもない1冊。
いろいろなところで紹介されてるのでご存知の方もおられるかもしれない。
俺は『ヘルタースケルター』は観てないのだけど、『ヘイ!! にゃん』のPVは何回か観た。
どうしても、プールの錆が気になる。っていうか、ウ●コに見えるのだ。
なぜ皆、そこに言及しないのかが不思議でならない。皆は許しているのか、錆ウ●コを。
ウェット&メッシーというフェティズムカテゴリーがありますが、
『水中ニーソ』は全身が水中に入ってるので、濡れている感じはしません。
ニーソ+水着っていうコスそのものを楽しめる貴兄に。


東京スカイツリーを撮影している人を撮影した本
『東京スカイツリーを撮影している人を撮影した本』 太田 友嗣 (産業編集センター)
(Amazon内容紹介)
“東京スカイツリーの敷地内には、ツリーの全体像をカメラに収めようと格闘する人がいっぱい。
 そんな人々の決定的瞬間をまとめた一冊。各写真には、撮影者のプロフィール、
 撮影者の「アグレッシブ度」や「紳士淑女度」を表すレーダーチャートを付加。
 「こんなカメラマンは困る! 」イラスト10選、「未来を予感させる撮影時の体勢」実写16選、
 臨床心理士矢幡洋先生による撮影者の心理分析など、企画コラムも充実。”

どんな感じかは、有名レビューサイトHONZで紹介されてるのでそっちを読んで頂きたい。
みうらじゅんの写真集『アイノカテゴリー』にも、写真を撮ってる人を撮ってる写真っていうのがあったなぁと思い出す。


ゆりだんし (myway mook)
『ゆりだんし』 立花奈央子 (マイウェイ出版)
(Amazon内容紹介)
“キミのしぐさに心が揺らいだ。そしてボクらは……。
 ときに女性よりもカワイイ女装男子たち。美しいものを好む彼らは、おのずと惹かれあう。
 それは恋か、はたまた儚き戯れか。
 BLでも百合でもない「男の娘×男の娘」カップリングが、
 セクシャリティーに縛られた世の中を切り拓く!”

女装した男性、いわゆる“男の娘”同志のカップリングやそれ以上の人数が写っている。
江戸時代の日本人は性に大らかだったという説があるが、
今の時代も結構良いところにキテるんじゃないかと思う、しかし……
と、話の流れが、どうしても時期的に児ポ法の話になってしまうが。
俺自身「YES ロリータ NO タッチ」を貫く男であるので、
単純所持は許して頂きたいところである。
さもなくば、マリ●ァナを育てながらジュニアアイドル画像を裏流通させ、
一時代・一財産を築いてしまうかもしれない。
お金を持つと困ることの方が多いと聞くので、できればこのまま文無しで居たい。
僕が性に関して興味を持ったキッカケは、まず永沢光雄さんの『AV女優』で、
その後色々知識を得たのは、伏見憲明さんと松沢呉一さんの本によるところが大きい。
つまりは頭でっかち、ということなんだけど。
伏見さんの『変態入門』なぞ、この機会に読み返すのも良いだろう。

あと、タイのパッポンストリートにはいつか行きたい。
1人じゃ怖いので、誰か付いてってくれるひと募集。


ってなところで、ミラーボール回ラズ、現在の店内BGMはこちらでございます。
始発まではまだ時間が。カルアミルクおかわり、いかがッスか。

海道はじめ・スナッキーガールズ-スナッキーで踊ろう




20130808 Thu
霧島、ただし、ぬいぐるみ的な意味で。


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ぬいぐるみハンター『ベッキーの憂鬱』を観てきました。
ぬいぐるみを観るのはこれで何回目だ? もうよく覚えてないけど。
面白いです。
勢いでキメるネタと、自然な感じでキメるネタが、
両方ともちゃんとキマってて、ヒューって言いたくなる。そんな感じ。

客演の山岸さんのフルテンっぷりは凄いし、
(鹿殺しでネズミ役をされてたのが何故か印象に残っている)
イノマーは相変わらず可愛い。
(小3くらいの女の子が言うような意味で、僕はイノマーが大好きです)
同じ猫背族末裔として一方的に応援し続けている津和野さんの、
ツッコミの時に手が動く癖が本当に好きである。
今日は久々にお話できて嬉しかった。
津和野さんの方が猫背族の血が濃いという設定が加わった。

音楽も良かった。APRICOT改め、BALLOND'OR。
APRICOTの曲がぬいぐるみでよく使用されていたから聴き慣れてるのもあるけど、
今回のような感じの内容だと、BALLOND'ORの音圧高めのガチャガチャした曲調がしっくりくる。
ほとんど毎曲変な音色が入ってるのがたまらん。
バンジョーが入ってる曲良かった。一瞬三線かと思ったけど。

これはネタバレですが、僕はあの構成が大好きで。リフレイン、で合ってる?
繰り返し部分での破調がまた、良いんッスよね。
あと繰り返しの部分がハッキリあるから、観てる側からすると、
催眠がとけるっていうか、要するに「あ、終わりなのね」ってのがちゃんと分かるんで、
安心感と同時に終わってしまうっていう寂しさが来て、なんだか面白い感情になるよ。

ぬいぐるみ、14日まで下北沢の駅前劇場でやってますんで、良かったら観に行ってください。
少女漫画好きな皆さんは、浅利ねこさんにトキめいてしまえば良いと思います。


バンドじゃないもん! - パヒパヒ




20130807 Wed
ネット中毒を治そうぞ


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昨日は結局朝までウダウダしてしまって、寝て起きたら夕方。
夜行性の人間の味方はコンビニとインターネットだけです。
ほとんどの店は午前中に開き、夜には閉まります。神保町の本屋なんて夕方には閉まります。

いかん、いかんぞ、と。 (←このセリフ、何回目でしょうか)

このネット中毒を治さなければ、インコアイスも食えやしないぞ、と。
エヴァの展覧会も観に行けないぞ、と。
錦糸町のダイソーにも行けないぞ、と。

そうです。ネットやってる時間を削れば、随分と浮いた時間が出てくるはずなのです。
あとは百合マンガ雑誌を読み返してる時間を削ればもっと浮いた時間が出てきますが、
百合はビタミンとともに生きるために必要不可欠な成分なので、これは無理。
よって、ネットの時間を削ろうと。

僕のネット中毒は根が深く、はじまったのは18歳。
1人暮らしを始めて、ケーブルが繋がった環境、
親の監視の目が無くなり、自律精神などカケラもない身で、ズブズブと。
さらに悪いことには自分のホームページでニュースサイトの真似事などもはじめてしまい、
一気に悪化。現在に至る、というわけです。

小学生の頃に戻るしかない。
あの頃は母の目に加えて、祖母の目もあって、ゲームは1日1時間と決まってました。
とりあえず今、iphoneのタイマーを1時間にセットしてから、ブログ書いてます。
おかげさまで、いつもに比べてめっちゃ書くの早いです。
初めからこうすればよかったのかもしれません。

NAVERまとめに「インターネット中毒を克服するための7つの方法」ってのがあって、
1 ネットから意図的に離れる時間をつくる
2 寝る1時間前にはPCを止める
3 自宅へ直帰するのをやめる
4 失った時間について考える
5 趣味を増やす
6 他人の家にしばらく居候させてもらう
7 ネットサーフィンの目的を明確化する
というのが挙がってました。
6を目的のひとつとして、シェアハウスやりたいって言ってるのもあるので、
僕を助けると思って、どうか。引き続きメンバー募集中でございます。
他は出来るだけ気をつけてやっていこう、と。

あと、Twitterではこんなつぶやきが、

……まずは1ヶ月かぁ。
頑張ります。
3ヶ月を要する禁煙は出来たし、イケる!……はず。


ってなところで最後の曲です。お聴き下さい。
Pain Of Salvation - Handful Of Nothing


のっけからスゴイことになってます。
バスドラとギターが16分音符で、7+6+5+4+3+2+1でそれぞれ8分休符が入る刻み。
スネアとシンバルは4拍子。
これがなぜか自然に聴こえるってんだから不思議よね。

で、もっと驚くのが、このバンド、ライブでこの曲やりますからね。
ドラムは絶対に頭がおかしい。




20130806 Tue
これはオススメ、映画『あかぼし』


ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。略して、ド1人。
の、番外編であります。
たまには劇映画を観る会、略して、たま劇

この夏、一番楽しみにしていた映画、
『あかぼし』を観に行ってきました。
http://akaboshi-movie.com/
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ロロの板橋さんが出とるがなー!!
という俺の叫び声が劇場内に響き渡ったとか渡ってないとか。

今は新宿のK's cinemaでレイトショー1回しかかかってませんが、
ぜひぜひ観に行って頂きたい、良い映画です。
多分、ここの客入りで全国拡大の規模が決まると思うので、お時間ありましたら。
三重の新富座までどうしても届けたいという、俺の勝手な欲。


ストーリー。
東京の新興住宅地に住む父・母・息子の3人。
突然の父の失踪によって母の精神は崩れてしまい、それをなす術もなく見守ることしか出来ない息子。
ある日、街で新宗教“しるべの道”に勧誘され、
信仰によって立ち直りかけたように見えた母だったが……。


劇中に登場する“しるべの星”っていう宗教団体のモデルとなっているのが、
“ものみの塔”つまり「エホバの証人」だってのが、
説明されなくても分かるくらいには、僕は新宗教に興味がありまして。
他にも“色々とあって”家族と宗教っていうテーマにはさらに興味があります。
なので、この映画は本当に観に行きたかったわけであります。



全体的な感想を言うと、
あー、あってもおかしくないよね、っていう感じ。
僕は信仰をもたない仏教徒っていうごく普通の日本人なんで、
想像するしかないんですけど、劇中で描かれる、目的と手段のすり替え、
つまり、信仰という度を越えている布教や、教義を自分の身に近づけすぎること、
ああいうのって、いかにもありそうだよなぁって思う。
いや、信者さんにとってはそれも信仰の一環なんだろうし、
それで、本人が救われているうちは良いんだろうけど。

物語の進行自体はステレオタイプな組み合わせなんだけど、
観終わったあとで、すごく切なくて苦しくなります。
映像だけでちゃんと説明が出来てるからでしょうか。
風船とか乳母車とかの使い方も良かったと思う。
男子諸君、あのラストは、マジで、込み上げる物がくるから。
わかる! わかるけど! ああ! ああああああ…………!
って、胃のあたりにきます。いや、横隔膜が変な震え方をするって言ったほうが正確か。
なんていうか、困った顔して笑う準備をして観に行きなさい。


何を置いてもまず、朴璐美すげぇなって感想。超好演。
朴璐美っていうか、朴璐美のがすげぇ。
デジタル処理でハイライト消してます?っていうくらい見事に暗ーい目をしてる。
目を見るだけで、あ、この人ヤバイぞ、と分かる感じ。
しかもそれがフッと変わるんですよ。
直前まで普通だったんですけど、フッと、
自分が傷つかないように守りに入ったなぁ、っていうのが分かる。凄い演技。
僕の母親は役者の演技でその人を見てしまうところがあるので、
この映画観たら絶対「朴璐美、嫌いや」って言うに違いないと思います。

後半が始まるあたりである人物が言う「色々あるんだよ」っていうセリフが、すごく染みました。
僕はまだ若いので、人生についてなど語る資格もないとは承知の上なんですが、
そうなんですよ、人生って、色々ありますから。
色々あるって分かってても、悪くなってるうちは、
良いことが起こるなんて信じられないんだよなぁ……。

息子役の亜蓮さんの演技も凄い。
自然な笑いと作り笑いの差がついてて、しかもきちんと子どもっぽい。
ナヨナヨした走り方なんて、ショタ好きの淑女皆様にはたまらないんじゃなかろうか。

母の妹の立ち回りの上手さがね、すごく下の子っぽくて、もう。
ちょっと前に、とある方と話したなかに、
「上の子は勝手気ままするから、下の子はもう大変なんだよ!」っていうのがあって。
でも上からしてみると、「お前、なんでそんなに上手く立ち回れるの?」って感じなんですよ。
俺と弟の関係性はまさにそうです。この映画はちゃんとその感じが出てます。

学校の先生の、全然頼りにならない感じも良いです。
「まぁ子どものうちはケンカもするわな」
「先生も子どものころはケンカとかしてな」
「そんな色々の経験も大人になると良い思い出だよ」
っていうセリフが、全部空気っていう清清しさ。
あれですね、教職に就かれてる皆々様には口先だけじゃなくて、
態度で教育とはなんたるかを示して頂きたいですね。
子どものことって、大人がどうこうできることじゃないんですよね、きっと。
大人を「してあげてる」っていう気分にさせてあげるのが上手い子どもが、可愛がられるんでしょうな。
子どもは子どもで、勝手に何とかしていく生き物なんじゃないでしょうか。
大人がしてあげられることは、本当にわずかなんでしょうね。
なんてことを言えるのは、まだ僕に子どもが居ないからです。
居たらこんなこと言えなくなるのは分かっとるわい。

学校って、いま思うと本当に一瞬で終わってしまった気がするんですが、
あの頃、とくに小学生のときは、永遠にも近い長さがあったような気がします。
そんな中での、いじめって、ねえ。
劇中にもありますが、一瞬で役割が変わってしまう怖さも、ね。
そういうことも考えると、本当に先生のセリフの無意味さが……。

大人は分かってくれない!!


あとは本当に個人的なことで申し訳ないんですが、
大林佳奈子という役者さんが、はなえもん(ex.メリミー)にしか見えない。
公式サイトなどでプロフィール写真を拝見すると全然似てないんですが、
映画の中では完全にはなえもんでした。はなえもん、今頃何やってんのやろか。

監督さんが上映前の挨拶で「個人で撮った小規模な映画です」といったことをおっしゃられてたけど、
その通りで、エンディングロールに流れるスタッフの少なさに驚きました。
機材や技術の進歩っていうのもあるかもしれないけど、
これだけ少ない人数でも、こんなに良い映画が撮れてしまうんだなぁと、感動です。

これまで映画館に2回通った映画は何個かありますが、
『あかぼし』もそんな映画になりそうです。



予告編 あかぼし


予告編でも流れてますけど、鍵盤ハーモニカを使った曲がすごく良いッス。



あと、今回から、これから観に行きたい映画たちも書いてみようと新しい試み。
下の<続きを読む>的なところから見て頂けるはず。



more




20130805 Mon
完全に無駄話


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やっぱ事変の最高傑作は能動的三分間だよね(←挨拶)

どうも僕です。
昨日から発作的に始まったこの(←挨拶)という流れは、
マンガ『BLEACH』の人気投票の結果発表の回かなんかのときに、
コン(マスコットキャラ的なやつ)が、

「ようこそ 我が城へ!(挨拶)」

って言ってるのを読んで久保帯人おもしれーなーと思って以来、
よくパク……使います。
個人的には『ZOMBIE POWDER』の方が好きですが。
スミスの無敵っぷりと、ウルフィーナの眉毛が好きです。

唯一の海外旅行として昔、台湾に行ったことがあるのですが、
飛行機の出発が早い時間だったので、寝坊するのが怖かったので、
前日のうちに空港近くのネカフェ入りして徹夜で『BLEACH』を一気読みしました。
あと、バンドやってたときに愛知で2日間ライブしたときも、
ネカフェとかブックオフとかを使って『DEATH NOTE』一気読みしました。
俺の人生で、ゆっくり読んだマンガは、百合マンガだけです。
だいたいいつも布団の上で奇声を上げながら転げまわって読んでます。


Twitterには書いたのですが、曲を作ろうとすると、
1→5→2→5というコード進行しか出てきません。
これでも元バンドマンなんだぜ。曲なんて作ったことなかったけど。
Gだと、G→D→A→D、ですね。最後がBmっていう小賢しいこともやります。
まぁ、これしか使えないなら、これで曲を作るしかない。

それと同じように、今書けるものは百合しかないと思ったので、
今月中に作る文章はどうやら、百合になりそうです。
吉屋信子先生リスペクトっつーことで、いっちょ頑張ります。
百合姫に書いてらっしゃった、森田季節先生に並べるよう頑張ります。
先生のデビュー作『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』、出た当時に読みましたよ。
ちょうどそのころ『狼と香辛料』シリーズ読んでて、文倉十さんがイラストってことでね、
手に取ったわけですが、そんな俺の話は誰も聞きたくないっていう。
同じ理由で、カミツキレイニー『こうして彼は屋上を燃やすことにした』も読んでるんですけど。
俺のこの話の需要はどこにあるんだっていう。



能動的三分間という曲の凄さについて徹底的に話す会とかやりたいですね。
椎名林檎は『唄ひ手冥利』くらいまでしかしっかり聴いてないので、
(『真夜中は純潔』の先行発売アナログ盤を買ったほどハマってた)
そこらへんから叩き込んで欲しいです。

そういえばド田舎である三重に生まれ、三重で育ったからでしょうか、
僕にとって、音楽はライブじゃなくて、家で聴くものという印象があります。
とかなんとか言って、高校の近くにジャズバーが出来てからは、何回か通いましたわ。
ジャズバーに来る高校生は珍しかったのか、チヤホヤされました。コーヒーしか出してくれなかったけど。
マスターがベースプレイヤーでして、その頃の憧れがあるから、
僕はバンドで楽器やるってときにベースを選んでるのかもしれません。
アンコールは必ず、マイルスやエヴァンスで有名な『MileStones』という曲で、
あの曲聴きたさに通ってた感はあります。他にどんな曲が演奏されたかなんて全然覚えてねえです。


ってなところで、ズージャな最後の1曲をお聴き下さい。

潮先郁男+加藤崇之 サテンドール


加藤崇之さんが作った曲に『皇帝』っていう曲があるんですが、
Naadamの次くらいに、渋さのレパートリーで好きな曲です。




20130804 Sun
8月


biibe.jpg

ヴェン・ウィショー、結婚してたってよ(←挨拶)

どうも僕です。
三重に行って帰ってきたら8月になってました。
東海道線は……タイムマシンだったのです。
なんつってなんつってー。

三重には、水族館劇場の別動隊である、
さすらい姉妹『谷間の百合』を観に行ってきました。
帰省とは言わず、観劇と言い張る。
弟と一緒に観に行って、「ケツが痛てえ」とか
「第一部の朗読劇は要らんかった」とかボヤきながら帰ってきました。

ちなみに、俺も結構映画とか舞台とか行ってる方だと思うけど、
俺の弟は三重に居ながらにして、俺の2倍は映画と舞台を観ている。働け。
あと、お前はナンシー関かってくらいテレビ見てる。働け。俺に言われたくねえか。
今回も頼んでないのに録画してくれてた小林賢太郎テレビとスジナシの片桐仁の回を一緒に見た。
あとこっちは頼んでおいた書店関係の番組いくつかも一緒に見た。3時くらいまで起きてた。
アメリカのバートズ・ブックスっていう店が素敵過ぎて、
見終わったあとも2人で、行きたいけど超不便そうな場所やなー、とか話した。
相変わらず仲の良い兄弟である。2人とも宵っ張りピーターパン症候群。



さて、そんな感じで、

1月は行き、
2月は逃げ、
3月は去り、
4月は死んで、
5月 was go far away、
6月は無に帰し、

7月は質に流れた。


7月の目標達成度。
×毎日日記書く 
 ×→現在1日10人くらいの方にブログを見て頂いてるので、それを20人くらいにしたい。
×1個文章を書く
△ハウスシェアと共同本棚の計画を進める
×休みの日に外に出る
×夏っぽいことをする(~8月)
×ネットで夜更かし禁止

……おい、俺、しっかりしろ。



8月の目標。

・(出来るだけ)毎日日記書く
・難しい本を読む
・1個文章を書く
・部屋を片付ける
・画像検索で夜更かし禁止



9月に熊本行きが決まってるので、8月はやや節約のつもりなのね。
熊本行って何をするかって、そうだね、本屋巡りだね。久々に長崎書店に行きたい。
あとはオマケで友人の結婚式があります。
礼服が日に焼けてるので、いっそ全裸で参列しようかと思います。
一周回って空気読まないっていう新手の嫌がらせ。ってか、ただの嫌がらせ。

この友人とは学生の頃からの付き合いで。
僕は大学を中退、友人は大学院に進学、志は天と地ほども違えど行き先は同じ東京。
友人の勉学の邪魔をしようと、俺は何をトチ狂ったのか、
「2人でトークライブしようぜ」と持ちかけ、なぜか友人も渋々ながら承諾。
本番の数週間前になって友人が「ちょっと出来が不安だから」とか言い出して、
その時、真夜中にネタを見てもらって、ダメ出しをしてくださった方が、

友人の嫁さんとなりました。

Gota、づん子先輩、ご結婚おめでとうございます。
今までもこれからも、結婚式に出ることはおそらくこれっきりですので、
何だかんだ言いながら楽しみにしております。

お2人の入場曲がコブクロでもGreeeenでもファンキーモンキーベイビーズでも構いませんが、
ただ、僕はこっそり持ち込んだCDウォークマンでこの曲を聴いてることでしょう。
どうかどうか、お幸せにね。


東京事変 - 群青日和



2人でやったトークライブのタイトルは「戦略は皆無」
もちろん、この曲から頂きました。オープニングでも使いました。
しかし、よくもまあ、あんな無謀なことをやったもんだ。



 
OFZK

山瀬まみ「ゴォ!」


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