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20130928Sat
 >0泊3日関西書店巡り(2) 「海文堂書店」

前回(1)は→ こちら

s_IMG_1835.jpg
メリケン波止場で波にフワフワして、町で噂の海洋少年団を撮影。


ってなわけで関西書店巡りの続きです。

s_IMG_1842.jpg
1軒目 海文堂書店

先に言い訳めいたことを書きます。
今回、出不精を通り越して引きこもりの僕が関西書店巡りを思い立ったのは、
海文堂書店が閉店することを知ったからでした。
僕はこれまで、海文堂の名前は知っていましたが、行こうとしたこともありませんでした。
そんな人間が、閉店が決まったからと、見納めだからと、
ノコノコ東京からわざわざ行くのが、どれだけ無粋なことであるかは分かっているつもりです。
ちょっと長くなりますが、僕の好きな本から引用。

“閉館が発表されるや、突如マスコミの取材が殺到し、皮肉なことに「死に体」の昭和館はにわかに活気づきはじめた。僕らが「閉館マニア」と読んで忌み嫌う連中も大挙して押し寄せ、瀕死の昭和館を貪欲に消費していく。
(略)
 今まで一度も来たこともないような連中が、カメラを片手に連日やってきては、アッチでパチリ、コッチでパチリと手前勝手に記念を作っていく。
(略)
 ああ、コイツらが、今頃になって押しかけてきたコイツらが、普段からしょっちゅう観に来てくれていたらなぁ……。そうすれば売り上げももっと上がっていただろうし、もしかしたら閉館も回避できたかもしれない。
(略)
 昭和館の閉館は「文化の損失である」などと、エラソーな文章を書いた作家先生もいたが、その本人が昭和館にほとんど足を運ばないのだからハナシにならない。結局みんな退屈なのだろう。退屈だから、ふだん行きもしない劇場の閉館で盛り上がっているのだ。”

――川原テツ『名画座番外地 「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記』(幻冬舎アウトロー文庫) より

と、まぁ、ごもっともですよね。
今回の俺も、店員さんや地元の常連さんの時間やら気持ちやらを荒らしに行っただけでしょう。
けれどじゃあ「すごく良い」という噂を聞く本屋さんが、もう無くなってしまうっていうのに、
いつもと同じような休日を過ごせるかと問われれば、本屋好きとしてはそりゃ無理な話で。
とりあえず、出来るだけ迷惑はかけないようにしようという心積もりで行ってきました。
(とは言っても、すでに見た目が汚いんだけどね)


長々とした言い訳を聞いて頂きありがとうございました。
ついに海文堂に入店です。
2階建てのお店で、主な商品が置いてあるのは1階。
まずは1階をグルッと見て回りました。
3連休明けの平日午前。そのわりにはお客さんが沢山入っています。
おそらく前日まではこんなもんどころじゃなくお客さんが来ていたことでしょう。
それに比べると地元のお客さんが多いためか、普段どおりといった空気が流れております。

そう、普段どおりなのです。

新刊は入ってなかったり、少し傾き始めている棚があったりはするのですが、
1週間後に閉店を控えている店とは思えないほど、普段どおりでした。
「いや、お前、普段の海文堂を知らんやんけ」という皆様のツッコミが聞こえてくるようでありますが。
雑誌の棚では数名のお客様が横並びで立ち読み、
児童書のコーナーではおじいちゃんと一緒にきた女の子が本を選び、
若い女性がじっくりと文庫の棚を徘徊し、
店員さんたちは、まったくいつもどおり働いてらっしゃいました。
いや、閉店だからといって、なにもそんなドラマチックなことを想像していったわけではないですが。
そこで流れる時間や、いらっしゃる皆さんの様子を見て、僕が思ったのは、

 え、こんな良い店が、なくなるの?

という、阿呆のような感想だけでした。

舌れ梵のマスターに「海文堂に行くんやったら、2階にも上がらなあかんで」
と重々言い含められていたので、ホイホイと上階へ。
名物の海事書・海のグッズコーナーがありました。
マスターがおっしゃってた船の舵などの大物は残念がら撤去されたあとでしたが、
雰囲気は充分に残っていました。
あと個人的には、やはり学習参考書の棚も見て回ってしまいます。

2階の奥にはギャラリースペースがあって、
「成田一徹 切り絵展」をやっていました。
2012年に急逝した神戸出身の切り絵作家、とのこと。
新聞コラムの挿絵を担当されたりなど、もしかすると今まで作品を目にしたことがあったかもしれないが、
お名前を見るのは今回が初めてだった。
切り絵はどれもそうなのかもしれないけど、非常にコントラストが効いているという印象を受けた。
ピントが隅々まで合っていて、細部への執念が凄い。
神戸で営業しているバーのカウンターとそのバーテンダーを切り絵にしたシリーズが一番好きだった。



・買った本
『海文堂書店の8月7日と8月17日』(夏葉社

僕が最近の本屋巡りをするきっかけになった『本屋図鑑』という本を出版された、一人出版社・夏葉社さん。
その夏葉社の島田さんが、海文堂の閉店を知り、
なにか出来ないだろうかと、作られたのがこちらの1冊。
そのフットワークの軽さが凄い。
表紙に写っている沢山のスリップ(本に挟まっているしおりみたいなやつ)を見るだけで、グッとくる。

ちなみに夏葉社島田さんが、海文堂閉店にあたって書かれた文章があります。
良かったら読んでみてください。特に、本屋好きの方は、ぜひ。
「海文堂書店」のこと本屋と旅する男 『本屋図鑑』裏話-6-

あと、海文堂のホームページに掲載されていたコラムの最終回も読んでみてください。
本屋の眼 ほんまの最終回
あまりこういうことを言うのもなんですが、僕はこの文章を読んで泣きました。



1階へ降りようとしたとき、階段脇に貼られているものに気がつきました。

・買ったもの
kaizu.jpg
「海図 三重県尾鷲湾」
そうです。まさかの、我が故郷三重県の海図を発見。
しかも、展示現品限りの500円。
俺が買わずに誰が買うというのでしょうか。即決です。
海文堂さんで、海の物が買えたってだけで嬉しいです。
大きめの袋に写真集と一緒に入れてもらいました。


いつか、夢が叶って、自分の本屋を始めることが出来たら、店の壁にこの海図を貼っておいて、
「この古い地図、何ですか?」
なんてことを聞いてくれたお客さん全員に、
「神戸元町に、海文堂書店っていうお店があったんですけどね、」
っていう話をしようと思います。

「僕は一度しか行けなかったんですけど、すごく愛されたお店だったんですよ」


くるり/三日月

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20130927Fri
 >会議は踊りまくる

120626_dance2.jpg

ちょっと関西巡り日記はお休み。
先に書いておきたいことを。オススメの舞台があるのだよ。
舞台は期間が決まってるからね、早めに書かねばなるまい。

アガリスクエンターテイメント『ナイゲン(2013年版)』を観てきました。

僕の日記をmixiの頃から読んで頂いてる皆様は、もしかすると覚えていらっしゃるかもしれませんね。
いや、十中十、きっと覚えてないでしょう。なのでもう1回言っておきます。
そんなに数を観ているわけじゃない上にロクに記録もとってないので、
淡い記憶を掘り返してなんですが、2012年に観た舞台の中で最も好きだったものとして、

 箱庭円舞曲『否定されたくてする質問』
 アガリスクエンターテイメント『ナイゲン(2012年版)』

の2本を昨年末に選びました。ログが残ってないのはご愛嬌。

そんだけ良かった舞台がですよ、
再々演するってよ
って知ったときの俺の喜びようね。仮チラシを持った手が震えた。
しかも、しかもだよ、
会場、前回と同じ新宿シアターミラクル。
出演者、全員続投。
「ほ、ほげえええぇぇぇ!」って声が出た。

もちろん再々演ですから、色々と変更点もございます。
例えば、前回は挟み舞台だったけど、今回は席が3方向。
僕は3年生席の背中側に座りました。

いやぁ、良かったね。
面白いって知ってたから観に行ったんだけど、
こんなに面白かったっけ、って何回も何回も思ったもん。
やっぱ俺は、最後の方、あの人物のラスボス感が好きだなぁ。
あとテンパる1・2年の人たちが好き。可愛い。
んでもって、90分という時間(実際にオンタイムで進む掛け時計!)、一幕物で、
きちっとビルドゥングスロマンをやっちまうっていうのが凄いや。


僕の右手に象の頭を移植したマッドサイエンティスト辻本直樹氏もおっしゃってるけど、
『ナイゲン』って、ひょっとするとひょっとしちゃって、スタンダードな台本になると思うのよ。
ガチで高校生がでやるってのも面白いよね。
ジャズって、スタンダードナンバーってあんじゃん、
『My foolish heart』は良い曲だけど、
やっぱマイルスのあのテイクが良いよね、みたいな話になんじゃん。
じゃあ先を見越してさ、
「『ナイゲン』って良い本だけど、やっぱアガリスクの2013年が最高だよね」
って話に乗っかれるように観に行っといた方が良いじゃん。

もしも、
エンタメでコメディで夏で青春で密室で会話劇でワンシチュエーションで、ってのが好きで、
僕の選球眼みたいなのを信頼してくださる奇特な方がいらっしゃったら、
10/8までに時間作って、新宿シアターミラクルに、行ってみて。

時間や距離やお金など諸事情ある方は、昨年版が全編YouTubeにアップされてるので、
劇団のホームページから探して観ちゃってもよろしいんじゃないかと。

けど、せっかくの舞台なんで、出来れば現場で観て頂きたい。
観に行った、そんなあなたと会議で踊り続けたい。


ostooandell / 君はまるでダンスしているみたいに




20130925Wed
 >0泊3日関西書店巡り(1) 「まだ書店が開くような時間じゃない」

99年の歴史を持つ神戸の老舗書店、海文堂書店
創業100周年を目の前にして、残念ながら、
2013年9月末をもって、閉店が決まりました。

正直、書店関連の書籍や出版関係の方のつぶやきぐらいでしか知らなかった書店さんです。
今まで行ったこともないのに、
閉店が決まってから駆けつけるのは無粋だということは分かっております。
しかし、今回はどうしても、無くなってしまううちに見ておきたいと、
久しぶりに夜行バスで往復、0泊3日の旅に出かけることにしました。

まずはじめに。
仕事終わりのまま夜行バスで駆けつけたため、汚い格好の上に汗だくの僕を、
追い返さずに、相手してくださった神戸・大阪の書店員の皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。ほんと、汚い身なりですみませんでした。



さて、真面目なのはここらへんまでにしておいて。

0泊3日関西書店巡り スタート!
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「ゴラン アレガ コウベポートタワーダヨ!!」
旅の相棒はお馴染み、カエルのテリーです。

夜23時に東京を出発。
諸事情あって、行きは豪華に3列シート。まぁその分、財布にも響くのですが。
いつも乗る4列シートとは天と地ほどの差で驚く。爆睡。

運ばれるまま翌朝8時に三宮。寝起きの頭でフラフラと元町まで歩く。
今回のお目当て、海文堂書店さんは10時半開店。
その時間まで何をするかって、俺が本屋以外に行ける店と言えば、
そうだねっ、純喫茶だねっ。

s_IMG_1830.jpg
喫茶店 舌れ梵(とれぼん)

って、草! 草、多っ!! モシャー!!!
失礼、取り乱しました。
海文堂書店の近くの脇道にあります。
ここで海文堂さんの開店を待つことにしました。
店内に入ると、そこは喫茶店ではなく、植物園でした。
ってくらい草花草花草花が押し寄せてくる。
花の名前とか詳しくはないんだけど、植物大好きな僕は大興奮であります。

店の奥ではまだマスターとママさんが朝食中。
看板は出てたけど「すみません、早すぎましたか?」と聞くと、
全然迷惑ではないというふうに「どうぞどうぞ」と招かれました。
遠慮して店の入り口近くに座ろうとしたのですが、
「そっちは遠いやん、こっちに来たらええやんか」と。
俺、多分、実家に帰ってきたんだと思う。

出して頂いたお水が、レモンがガンガンに効いてて、実に純喫茶であります。
メニューを拝見しました。

 ・コーヒー 300円
 ・ハニートースト 200円

……天国か、ココは。
東京じゃコーヒー1杯600円~なんだぜ?
驚いている僕を見てマスターが、
「ウチは35年やってて何もやり方変えてないからなー、値段も昔のまんまなんやわ。
 もう先も長ないで、好きなようにやっとるんや」
と笑ってらっしゃいます。
もう一度言いますが、天国か、ココは。

ママさんに「何か見て来はったん?」と聞かれたので、
「たまたま近くにあったので入りました」
「えっ、よう見つけはったなー! 『サライ』とか色々雑誌に載っとるんやけど、知らへん?」
「すみません、見たことないです」
「まっ! あんな看板見にくいのに、ほんまよう来はったなー!」
商売っ気、ゼロである。

ってな感じで、ママさんがガンガン話しかけてきてくれるのだけど、
これが全く煩くない。不思議だ。接客業の妙というか、極みの段階なんでしょうな。
それとも港町神戸という磁場がなせる業なのだろうか、
なんてどうでもいい事を考えていたら、ほとんど待つことなくコーヒーとトーストが出てきた。
「朝ごはんなんやろ、これもどうぞ」とオレンジまで頂く。感動である。

お腹が空いていたので一気に頂く。
……美味い。なんじゃこれ、すげぇ美味いぞ。
腹が減っているからというだけではない。
豆は1種類だけだというコーヒーは、ものすごく飲みやすい味だし、
特にトースト! パン・バター・蜂蜜というシンプルなトーストなのに、
味王(『ミスター味っ子』より)ばりのリアクションをとってしまいそうなほど美味い。
「な? 美味いやろ?」
「はい! めっちゃ美味いです! ゴホゴホッ」
「そんな慌てやんと、お水どうぞ」
やはりここは僕の実家だったようである。


「なんで来はったん?」と聞かれたところから、海文堂閉店の話になった。
「ほんまになぁ、寂しなるわ」
「なんか本が欲しなったら、まずは海文堂さんに行っとったからなぁ」

店内には草花以外に、たくさんの本が置いてあり、
その言葉どおり、単行本と文庫本の類にはほぼ全て、海文堂さんのカバーがかかっていた。
海文堂さんは本当に地元に愛されていた書店なんだなぁと思った。
食事の終わったマスターとゆっくりお話させて頂く。

「終わってしまうまでに行かんならんとは思てんのやけど、
 なんかなぁ、自分らのうちの何かが無くなってしまうみたいで、
 行くと、ほんまに終わってしまうんやなぁっていうのが分かってしまって、
 淋しなってしまうで、……よう行けやんのやわ」

「海文堂が終わってしまういうことはな、港町神戸が、
 自らの歴史を、捨ててしまったということなんや。
 うちらでもなんとか出来んだんかなぁとは思うわ。
 海文堂はある部分でこの港の象徴やったんや。
 神戸の歴史がな、ひとつ消えてしまうんやわ。
 もういっぺん、あんな書店作ろいうたかてな、出来へんで」

「やっぱりなぁ、万引きがすごいらしいわ。
 年間でいうたらものすごい損害になるらしくてな。
 書店業は儲けにならんのやろけど、東京だけを残すんやなくて、
 (※注:出版企画のシーズ・プランニングのことだと思う)
 神戸の方もなんとかならんかったんかなぁ。
 昔の舵とか、2階に置いてあったもんがバラバラになってしまうんは大損失なんやわ。
 こういうとき行政がなんとかしてくれやんもんなんかな」

僕の気のせいでなければ、話の途中、
マスターは何度か目尻を拭っていらっしゃった。
僕との話が一段落したのち常連さんが入ってらっしゃってからは、
テキパキとコーヒーを入れてらっしゃったが。

マスターの代わりに今度はママさんが話相手になってくれた。
舌れ梵のことが載った雑誌や新聞記事を見せてもらう。
雑誌に載ったママさんの写真を見て誉めるくらいはすれば良かったと、今さら気付く。
だからモテないんだよなぁ、俺。

他にも面白い話を沢山沢山聞かせてもらった。
そうそうそうだよ、旅はこれが面白いんだよ。
全く知らない人が、僕が旅人だということで、
色々と伝えようとしてくれたこと、もちろん全部は覚えきれないんだけど、
こうやってちょっとでも覚えていられたら、と思う。

ママさんがわざわざ店の外まで見送ってくれた。
「神戸は初めてなんやろ?」
「はい、そうです」
「神戸はな、北に山があるから、道に迷ったら山を探しなさいね」
良いことを教えてもらった。

「では、また来ます」
「ほなね、神戸楽しんでってな」

ペコリと礼をして別れた。
けど、そうだよなぁ、また来ますって言っても、
たとえば、これから行く海文堂さんはもう来ることが出来ないんだよなぁ。
大事なものって本当にちゃんと残るのかなぁ。残ってるのかなぁ。


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「コウイウヤツトカ?」

「えっ……、テリーさん、何スかこの巨大な鯉は」
「ウィキペディアヲ ミテネ →(フィッシュ・ダンス)」
「うわっ! 楽しやがった!」

センチメンタルに浸る間もなくカエルに突付かれまして、
舌れ梵を出てもまだ開店まで時間があったので、海の方をウロウロしました。

s_IMG_1837.jpg
「ナミニ フワフワ スルトコロ」
「うん、あながち間違ってない」

s_IMG_1839.jpg
Twitterのフォロワーさんにオススメ頂いた海岸ビルヂング
この辺りに並ぶビルはどれも雰囲気があります。
海岸ビルヂングは建物の真ん中に、3階まで真っ直ぐ伸びる階段があり、
上りきった先には……

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ステンドグラス!! とても綺麗。
国の登録有形文化財のくせに、現役でテナントが入っているっていうのがまた良い。
僕が行った時間はまだ早くてお店も開いてなくて、
その上カメラを忘れて写真が撮れなかったので、
絵面を知りたい方は、こちら→(レトロな建物を訪ねて)をご参照。

いや、でも僕が行った時間は他に人が居なかったので、静かで良かったですよ。
管理人さんが怪しそうな目でこちらを見張ってたくらい。
……すみません、ほんと。



と、今日はこのへんで。
「関西書店巡り」というタイトルなのに、一体いつ書店は出てくるのか!?
ご安心ください。いつものごとくです。
ここから先、書店しか行っておりません。
というわけで乞うご期待。次回まで、ごきげんよう。


ガガガSP 「卒業」





20130919Thu
 >本屋で水タバコは吸えるのか

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水タバコを吸ってきたのである。

僕は学生だった頃からタバコを吸い始め、
某出版社で働いていたときの年末に止めた。
今で、大体禁煙6年目くらいになる。
体も元々そんなに強いわけじゃないので、
吸ってた頃でも1日に3本~4本程度の喫煙者だった。

そんな俺が、水タバコを吸ってきたのである。

きっかけはフォローしているニュースサイト「TimeOutTokyo」に、
東京、シーシャ5選  広尾、代々木八幡、千束、浅草、渋谷で一服する
という記事が載ったからだ。
出不精の癖に、興味を持ったものに関しては現場に行って体験してみたいという欲求がありまして。
その興味の矛先がコロコロ変わるのがちょっとイケないところなんですが。
で、今回も、最近よく聞くようになった“水タバコ”ってのはどんなもんなんやろ、と、
せっかく紹介記事を見つけたことだし行ってみよう、と。

記事に載っている5店のうち、僕が興味をもったのはもちろん、
渋谷「North Village」。
>自伝を中心とした書籍を発行している『NORTH VILLAGE』が、
>渋谷・宇田川町に2012年7月にオープンした"水タバコが吸える本屋”

本屋と言われれば行かぬわけにはなりますまい。
まぁね、刊行物の著者ラインナップが、窪塚洋介・高橋歩・ロバートハリス……
っていう時点で、大体想像はついているのですが。
それが地雷だと分かってても踏みに行かねばなりますまい。

お店は渋谷東急ハンズの向かい、仲屋むげん堂の坂を少し入ったところにあります。
夜に行ったのですが、周囲は何と言うか、
知り合いが知り合いを連れてくることで成り立っている飲み屋、
みたいな店が立ち並んでおります。完全にアウェイですが進みます。
店の前には「SHISHA & Wi-fi」と書いてある看板が出てました。
もう絶対に本屋じゃないよね……と諦めながらも進みます。
入店するとすぐにソファに座らされます。
(余談、店員のお兄さんが好みのタイプだったのは点数高い)
で、すぐにメニュー渡されます。

案の定、本なんて見る暇ない。

というか、やっぱり本屋ではありません。
NORTH VILLAGE出版の本が(手の届きにくい棚で)何冊か飾ってあるだけです。
他に壁になぜかバンドデシネの『レオン・ラ・カム』が飾ってあったんやけど、
表紙でタバコ吸ってるからやろか。取れそうもない場所にあったし。

さて、僕はただでさえ渋谷が苦手で、
こんな魔窟のような場所に1人で来ておいて緊張するようなチキンであります。
つまり、メニューはほとんど覚えてない。というレポート失格っぷり。
そんな沢山のメニューから水タバコの香りの種類が選びます。
すげぇ種類が多かったのは覚えてる(4ページ分くらいはあった)。
とりあえず人気ナンバー1の「マンゴー」を選びました。
1ドリンク制とのことで(おそらく飲食店ということで届けを出してるのでしょうね)
飲み物を頼まなきゃいけないんですが、
ここで印象的だったのは、お兄さんがソフトドリンクから薦めてきてくれたこと。
僕が酒飲めなさそう見えただけかもしれませんが、
他のお客さんもソフトドリンク飲んでる人が多かったので、
水タバコを吸うときには、お酒はあまり飲まないものなのかもしれません。

店内ですが、薄暗いです。すべて電球の灯りで、店奥に吊ってある電球はピンク色。
カウンターの前には何故か等身大のプレスリーフィギュアが鎮座。
ギュウ詰めで5人ずつ3組分くらいの席があります。10人入ったら混んでるなーって感じ。
僕は1人掛けの椅子に案内されたのですが、
その横には細野晴臣似で会社役員風のオジサン、向かいにはその連れのナードっぽい白人男性が、
すでにポコポコと音を立てて水タバコを吸っていました。
ほかに、お店の角にはカップル客が1組いたのですが、見ないふりをしました。

まずは速攻でドリンクが来ます。
って言っても、ジンジャーエールのカナダドライ瓶の栓抜いて出されるだけなんですけど。
ちなみに細野晴臣氏はクリスタルゲイザー、
白人男性氏はトニックウォーターと、やはりお2人ともソフトドリンク。
カップルが何を飲んでるかなぞ知らんわ。

店内奥には水タバコの準備をするカウンターがあって、
薄暗いこともあり、なんか魔法の道具を売ってる怪しい店の雰囲気。
細長いすり鉢みたいな入れ物に葉っぱを詰めて、
それを、水タバコを吸う装置って聞いて大体の人が想像するであろう、
あの1m弱くらいある装置にセットします。
で、すり鉢の上にフィルターを置き、その上に焼けた炭を並べます。
吸い口を付けないままホースのところからお兄さんが何口か吸って、味が出たのを確認したら、

掃除機、登場。

掃除機で一気に空気を吸い、炭を真っ赤に熾します。
で、順調に炭が焼け始めたら、吸い口を付けて、お兄さんが装置を持ってきてくれます。
吸い口はタピオカジュースを飲むときのストローくらいの太さがありました。
なにぶん初めてで吸い方が分からなかったので訊ねると、
「水がボコボコいうくらいに吸って、吐き出せば良いだけです。あんな感じで。」

白人男性氏による実演。

あー、なるほど、と緊張のせいで薄いリアクションを取ると、
白人男性氏はすぐにスマホいじりを再開しました。
実際に吸ってみると、吸い口が太いので沢山まとめて吸う感じになります。
煙も多くてモワモワとでます。
けど、いわゆる“ヤニ”っぽくは無く、ベタベタはしないです。
あれですね、霞を食ってる感じです。

お兄さん曰く「煙を吐くときに、ハーッって感じでゆっくり出すと、香りがしやすい」とのこと。
これ、白人男性氏がめっちゃ上手かった。



話はちょっと変わって、

飲み屋で働いていた若かりし頃、色々と悪いことに興味があったのですが、
(男の子ですから、今も興味津々なんですけどね)
バイト同僚の家へ遊びに行ったとき、いわゆるハッパが普通に転がってまして、
僕がドキドキしながら「これって、あの、もしかして……」と聞くと、

「あ、ソントンは無理だと思うから、止めといたほうが良いよ」

って言われました。
その時は仲間はずれにされた感じもしましたが、
今思うと、俺の体調のこと分かって止めてくれてたんだなーと、
あれが本当の優しさってやつかもしれないなーなんてことを、



水タバコ吸って、グワングワンしてる頭で思いました。

ダメです、水タバコ。僕の体に合ってないようです。
よく、子どもは自分で目を回して酩酊するのを楽しむと言いますが、
そういえば僕は昔から、目が回るのとか、車で酔うのが嫌いでした。
子どもの頃に家族で遊園地に行って1発目にバイキングに乗り、
僕だけすんごいテンション下がって、その日は一言も発さなかったことが思い出されます。
今でも、たとえばアルコールとか、ホロ酔いのうちは大丈夫なのですが、
ただでさえアルコールに弱いうえに、だれかのお説教(a.k.a.余計なお世話だバカヤロウ)が始まったりすると
即ゲロゲロであります。

あとから調べてみると、おそらくタバコの煙ではなく、
一酸化炭素を吸うことによる酸欠だったのだろうとは思います。
通常のタバコのように肺まで入れるのが本来の吸い方ではあるようなのですが、
・肺まで入れない(ふかす、ってやつですね)
・沢山吸わない
というのが水タバコを安全に吸う方法らしいです。

隣の細野氏と白人氏のペースにつられ、さらに1人で来てて話す相手も居ないので、
バカバカ吸った結果が一酸化炭素中毒だよ!
おそらく、水タバコっていうのは1人で吸うのではなく、
何人かでワイワイと回して吸うのが楽しいのではないかと思います。
アルコールはないけど、1本のタバコを回してるっていう連帯感で、盛り上がっていくものではないだろうか。


他には例えば、けっこういい感じにまで持ってきた女の子を誘ってですね、
単館系の映画、そうですね、今だったら『あの頃、君を追いかけた』、
ちょいサブカル寄りにいって『わたしはロランス』なんかを観に行ってですね。
こんな店あるの知ってる?とか慣れた感じを装って、水タバコ屋の前を通って、
女の子がちょっとでも興味ありげなそぶりを見せたら入店、
「へーっ、○○くんって、ほんとに色々なこと知ってるよねー」とお世辞でも良いから言ってもらって、
「あっゴメン、俺もうお金ないや、タバコ1本で良い?」と嘘でもいいから言って、
間接キスという既成事実を作っておいてですね、
その日の別れ際にキスまでは持ってっちゃう
っていうコースをフラフラな頭で考えたんですが、どうでしょうか、喫煙者男子諸君。
たぶん、そういう感じに使う店です。
ちなみに僕が居た時間帯(22~23時)は、男性12名、女性1名という来客数でした。
野郎ども、寂しすぎはしないか。


あまりにも気持ち悪くなってきて休憩していると、白人男性氏がiphoneを細野氏に見せて、
「あ、さっき言ってたウメハラなんスけど」
って言い始めたから、もうビックリよね。
「え、どれどれ、見せて」と細野氏。

この動画の……ここからなんスけど、
 ほら、もうウメハラのゲージ、あと一発ってくらいしか残ってないじゃないスか、
 で、相手がケズリで勝つために、超必を出すんすけど、
 なんとウメハラ、全部ブロッキングしちゃうんですね。
 ちなみにこれ、入力時間0.2秒なんスけど。
 で、そのまま疾風迅雷脚くらわせて勝っちゃうっていう」

……あんた、めっちゃ日本語うめーな!っていう

「もう俺感動しちゃって、立ち上がっちゃいましたからね。
 でも本人たちは全然ノーリアクションで、手元だけめっちゃガーッつって動いてるんスよ」

……あんた、あの現場に居たかい!っていう

ま、そんなオモシロ話が聞けただけでも良かったです。

ちなみに料金は1800円ナリ。正直、高い。
もうちょい安く吸える店もありそうね。



ほか、参考記事。

・デイリーポータルZ「こわくないよ、水タバコ
こちらでは下北沢にある「シーシャ」という店が取り上げられています。
たしか一番街にあって、僕が通りがかったときにも、チラホラお客さんが入ってました。
水タバコってさ、下北とか高円寺(他、中央線)のイメージがあるんですけど、
この店はイメージど真ん中って感じ。


wikipedia「水タバコ
>イギリス保健省などの調査によると、水タバコ一回分の吸引によって体内で発生する一酸化炭素の量は、
>紙巻きタバコ1本分で発生する量の約4~5倍にものぼり、これによる脳などへの重大な影響が懸念されるとして、
>通説では「紙巻きタバコよりも安全」と見なされがちな水タバコ吸引の危険性について
>同省や関係機関では注意喚起を行っている。

水タバコは、何しろ終りが分からない。
一般的なタバコはフィルター手前まで吸ったら大体終わりってのが分かるんですが、
水タバコは煙が出なくなってきたなー、と思ってたら、
お兄さんが「あ、炭変えますねー」ってやってくれて、
再びモウモウと煙が出始めたのである。
あれは、ここで終わりにしようとか、まだ酸素は脳に回ってるから大丈夫とか、
ちゃんと自分で見極められる、大人の人がやって楽しむものだと思います。
おこちゃまの僕は、おそらくもう行くことはないでしょう。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

PMM - Sprawa dla dżentelmena


珍書編集者として活躍しておられるハマザキカク氏のツイートで知りました。
ポーランドのギャングスタラップとのこと。
リリックの意味が分からなくても良いなーって思うってことは、
リリックは意味だけではなく、ライミングやフロウといったものが占める部分が多いんだなぁと。




20130917Tue
 >言葉にした途端に全部間違いになってしまう

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今日は舞台観に行くし、ブログにはそのことを書けば良いやって思ってたら、
凄まじすぎて「言葉にできない」としか書くことの出来ない舞台だった。
よって書くことが無くなり、本当に困っている。

いやはや、悪い芝居『春よ行くな』、凄かったです。
今日まででした。
観に行けなかった人、残念ね。うふふ。


諸事情(主に衝動買い)あって、すでに金欠気味である。
1杯600円の珈琲なんて飲んでる場合でしょうか。良いんです。
悪い芝居の前に、喫茶店いーはとーぼへ行ってきたの。
小田急が地下に潜り、開かずの踏切がなくなって、
東口から一番街の方へ出やすくなったのは良いよね。
東口と西口の連絡は悪くなったけどね。
あと、駅前劇場の“駅前感”が上がったよね。

いーはとーぼのご主人を見て、伝説の日本一まずいラーメン屋、
彦龍の憲彦さんを思い出した。似てる気がする。
独特の雰囲気も似てる。さっきまで笑ってたのに、突然勝手に怒り始めそうな感じ。
彦龍に1人で行ったとき、なぜか1時間くらいじっくり話したことがあって、
その際、動画も撮らせてもらったんだけど、あのファイルはどこへいったのやら。


会計のとき、いーはとーぼのご主人に、
「来るのはじめて?」って聞かれて、「はい」って答えたら、
「新譜と新刊を追い続け、34年やっております」って言われて、
正直、カッコイイって思ってしまいました。
視線をチラリと動かすと、スタッフ募集中の紙。ただいま心が揺れております。



Q5:読み手にメッセージなどありましたら改めてお願いします。

 この手の案内本を見ずに、自分の金を持ち、自分の足と舌と耳で店を探すようにお願い致します。

“ムック本『東京ミュージックスポット』アンケートより”


だってさ。うひゃひゃ。カッコイイね。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

Il Libro dell'Amore - 2Cellos feat Zucchero






20130916Mon
 >新鮮な檸檬

20120713_0.jpg

仕事中、落し物で、小さい女の子用のディズニーのうちわが届きました。
僕はあまりディズニーに詳しくないので、ミッキーとミニー以外のキャラがよく分からなかったのですが、
全部で5匹くらいキャラの絵がのってました。
そのうち、テディベアみたいなキャラが「Fresh Lemons!」と言ってて、
ミニーが「So Sweet!!」って返事してる絵が書いてありました。

そのセリフのナンセンスさがあまりにも面白くて、今日は、
「休憩行ってきます」「行ってらっしゃい」 の代わりに
「Fresh Lemons!」「So Sweet!!」。
「レジ入ります」「お願いします」 の代わりに
「Fresh Lemons!」「So Sweet!!」。
「すみません、手が離せないのでお問い合わせお願いします」「はい、分かりました」 の代わりに
「Fresh Lemons!」「So Sweet!!」。

万能の挨拶の誕生です。
芸能界で言う「おはようございます」「お疲れ様です」みたいなもんです。
それにしても異常に盛り上がりました。
しかも僕のいるフロアは、役者・元役者・元子役・声優・バンギャなどなどの吹き溜まりですので、
皆やたら発音が良かったり、余計な抑揚つけたり、キャラを乗っけてきて、
しまいにはディラン&キャサリンになってきたりするから、
ビョーキかってくらい、テンション上がりっぱなし。



で、気になって、語学書担当の方が言葉の意味を調べたところ、
どうもそのような言い回しは無いらしく。
あえて訳すなら、「Lemon」はスラングで「不良品」という意味があるらしいので、

「おい出来立てポンコツ野郎www」
「テラスイーツwwwwwwwww」

っていう2chみたいなコールアンドレスポンスになるんじゃないかと。
全員で笑い転げましたとも。


台風、東京はそんなに酷くなかったですかね。最後に1曲お聴き下さい。


Rokia Traoré - Beautiful Africa





20130915Sun
 >もうしばらくリハビリさせて

BSWJHKlCIAEaBrn.jpg

酒が飲めないくせに、酒の席の話が大好きである。
適当な空気。適当な話題。適当な相槌。会計はしっかり。
反面、酒の席で説教とかグチをこぼす輩は嫌いである。

おそらく、机上の空論というやつが好きなのだ。
生きるために何の必要も無いことだけを話し続けていたい。
お開きになったあと、話したことを何ひとつ覚えてないようなやつ。

冗談や洒落の通じる人たちが待っててくれるなら、どこへだって行くさ。
涙や怒りは引っ込め。良い日だ。笑おうじゃねえか。


書いてて思ったけど。ポエムだな、これだと。
まだ面白いこと書けない。少々お待ちを。



スーパーヒーロー / Anons 匿名バンド




20130914Sat
 >リハビリ日記。熊本書店巡り

s_IMG_1748.jpg
オテモヤン!

お久しぶりです。ギリギリ生きてました。
ようやっとインターネットも復調。
が、しばらくブログ書いてなかったってだけで、
もう何を書いていいやらわからない次第。
先週、熊本の書店めぐり(と、ついでに友人の結婚式)に行ってきたので、
簡単にその記録を残してリハビリ。
この熊本行きが決まってから、
最近出た『本屋図鑑』という書籍に載ってる本屋に全部行こうと無茶なことを思いつき、現在も計画は進行中。
財布が滅茶苦茶軽くなるぜ。

熊本市は上通り下通りを歩くだけで、何軒も本屋回れるから助かる。
それでも途中で、肩が千切れそうになったけどな。
知ってはいたけど、一番通った「満遊」っていう古本屋が無くなってて、時の流れを感じました。



1 蔦屋書店 熊本三年坂
http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/8000.html
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書店めぐりを見越して朝8時に熊本入りしたため、開店直後に飛び込む。
この書店は僕が大学を辞める直前に開店した。
夜遅くまでやっている本屋が無かった中、いきなり週末は4時まで開いてる店が出来たのだ。
そりゃ入り浸るわ。CDを意味無く試聴しながら朝までグッダグダ過ごしたわ。
文庫が出版社ごとじゃなくて、作家順に並んでるのが衝撃だった。
そんな思い出の書店に、朝イチで飛び込みました。
今回回った書店の中では一番記憶に近かった。
っていうツタヤが出来た影響で周りの書店もリニューアルしたので、
他の書店にリニューアル後に行くのが初めてっていうだけなんだけど。


2 長崎書店
s_IMG_1750.jpg
トラックに轢かれそうになりながら撮った写真↑
長崎書店にはよく行った覚えがあったんだけど、
向いに大谷楽器って言う楽器屋さんがあって納得。ロータリーオイル、買いに行ったもんなぁ。
数年前に改装があって、知ってる頃よりだいぶオシャレになってた。什器とか木製でカッコ良い。
俺の前に会計していたおじいさんが、
「なんでこの本には税抜きの価格しか書いてないんだ!」ってイチャモンつけてた。
やっぱ書店にくるお客さんは、全国どこでもこんな感じなんだなぁと、いらぬ感慨に耽る。


3 金龍堂 まるぶん店
http://www.kinryudo.co.jp/
s_IMG_1759.jpg
熊本にいた頃はあまり来なかった。
けど、今回行った中では個人的に一番盛り上がりました。
ふだん学習参考書売場で働いてるんですけど、学参の揃いが一番スゴイっていう。
Z会の本も置いてあるし。九州ならでは、っていう本が平積みになってたりで面白い。
そしてやたら天井の高い1F奥には、熊本のご当地本がズラズラズラーっと並んでおります。
このコーナーがめちゃくちゃ楽しくて、熊本出身の作家(尾田栄一郎!)の本、熊本が舞台になってる本、
ベンチも置いてあったので、しばし堪能。


4 喜久屋書店 熊本店
http://www.blg.co.jp/kikuya/shops/kumamoto/index.html
s_IMG_1765.jpg
おそらく改装したばかりで店内はキレイ。
面積も結構広くて、什器の感じが僕の働くS書店、ジュンク堂のような印象。
ってな他人行儀なことはどうでも良く、このお店では先輩が働いているのである。
毎度熊本に来るたびに今日はいらっしゃるかなーと行くと、
なぜか毎回レジに先輩がいるという妙なタイミングの良さなのだけれど、
今回もエスカレーターを上りきったところでバッチリ目が合いました。
喜久屋書店はマンガ品揃えが良いので、昔もよく行ってたんですが、
改めて行ってみると、すごく腐女子向けに尖ってました。
普通の本屋+腐女子の本屋っていうくらいに、なんかそっち向けの商品が充実。
薄い本を見て創作意欲が湧いたそこの貴女、
喜久屋さんでは画材だって売ってるから、いつだって二次元の世界を創れるぜ!
あとCDの品揃えも書店らしくない、ちょっとした同人ショップ並の物量。
本のお会計のときに先輩(店長代理)から、
「文庫担当のアルバイトさんがもうすぐ辞めちゃうんだけど、ソントン来ない?」
と光栄なお誘いを頂きました。
「いや、俺、学参担当なんで文庫のこととか全然分かんないんスけど、大丈夫ッスか?」
「うん、大丈夫、よろしく」
と、再びの熊本行きが決まってしまうところでした。


5 天野屋書店
http://www.kosho.ne.jp/~amanoya/
s_IMG_1754.jpg
古本屋。
荷物が多くて邪魔になるため、店内には入らず。
店頭の均一棚で『オヨヨ島の冒険』を見つけて、買おうかどうか迷うものの、
これ以上荷物を増やしてどうするねん、と諦め。
(ここまでの新刊書店で1冊以上ずつ買ってます)


6 舒文堂河島書店
http://www2d.biglobe.ne.jp/~jobundou/
s_IMG_1755.jpg
店頭の均一棚に片岡義男の赤い背がズラーっと並んでて、「これこれこれー!」と思った。
僕が古本屋通いを始めた高校生@三重県では、大体100円棚に片岡さんの本がバーッと並んでて、
真っ赤なコーナーがあったもんですけど、東京の古本屋ではあまり見ませんね。


7 橙書店
http://www.zakkacafe-orange.com/
ヘボイ写真しか撮れなかったので画像は無し。
2009年に開店した新しい書店。セレクト系。
僕が居た頃はまだ無くって、何年か前の『BRUTUS』書店特集号で知りました。
雑貨屋+カフェが併設されているのは知ってたので、
ここで足を休めようと思って行ったのですが、
カフェ席が思いのほか狭い上に店員さんと常連のオジサンで盛り上がってて入れず。残念。
書店の方は、文系女子御用達、みたいな感じの並びでした。地方発のミニコミが並んでたり。
ここらへんでぜいぜい言い始めたのでタイトルまでは覚えてないんだけど……。
立地がすげぇカッコ良いところで(寂れた商店街の裏路地みたいな場所にあります)、
夜にフラッと入ったりするときっとまた雰囲気も違うのだろうなぁ。
次に熊本行くときは、カフェで珈琲飲みたい。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

くまモン体操


まぁねぇ、よく流れてたよねぇ。サビ覚えちゃったもん……。



  

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