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20140531Sat
 >観たので考える

ぬいぐるみハンター『ウォーターバック』、という舞台を観た。
ぬいぐるみハンターはずいぶん前から観に行ってる劇団。
ぬいぐるみか、シベ少か、ってくらい一番多く観に行ってる。
ちょっと前に、何人かメンバーが退団したり、今回は劇場が大きかったりと、
どないなってんやろー、と思って観に行ったんだけど、
やっぱ面白かった。

今回の作品は、過渡期、という印象を受けた。
池亀さんの何かが変わってきてる気がする。
たぶん、次か次くらいに、すげぇのが来る予感がする。

もしかすると、残されたことによって成長する、ってのはあるのかもしれない。
俳優の「イノマー」こと、猪股くんがすごく良かった。
あと、森崎健吾も素晴らしかった。
二人とも、元々の良さを残したまま、地に足が着いてきた感じを受けた。
地に足が着いたので、さらにジャンプ力が上がってる、というか。


最後列から観たこともあって、
舞台での、高さの埋め方、の難しさを感じた。
主演の一色洋平さんのダイナミックな動き(本当に凄かった)、
出演人数35人による壮大かつ可愛いダンス、
それらをもってしても、舞台上方にぽっかりとした空間があるのを感じてしまった。
けど、僕個人の好みのせいかもしれない。
小劇場しか観てないってのもあって、あのギュウギュウした感じが、多分好きなんだと思う。
狭いハコの方が好き、というのは、正直ありますね、はい。

そういえばマイブラザー・ヒロトが、
「お兄ちゃん、舞台での生演奏っていうのは、なんであんなにショボイんやろな」
って言ってました。僕も同じことをずっと思ってます。
転換のパーカスは良かったんだけど。
けど、これも、ミュージカル苦手、っていう個人的な好みの問題かもなぁ。
分からん。誰かにスパッと教えて欲しいけど。
まぁ、いつものように、1人でうだうだ考えようと思う。


NATSUMEN / No Reason up to the Death

なんか、一気に夏っぽくなってきたので、久々にこの曲を。

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20140529Thu
 >CDメモ5/29

いま聴いてるCDが良いのでメモっておきます。
いや、今日はバイト先の防災訓練で、消火器ぶっ放したりしたんですけど、
わざわざ書くようなことでもねえですし。
ま、ネタの無い日のお約束にしていこうかと。


1・2枚目
Getatchew Mekurya 『Y'anbessaw Tezeta』

エチオピアの伝説的サックス奏者、ゲタチュウ・メクリヤと、
オランダの前衛ロックバンド、TheExのコラボアルバム。しかも第二弾。
ゲタチュウのサックスの音は“黒い”ってのを通り越して、もはや呪術。
2枚組で、1枚目がスタジオ、2枚目がライブ。
スタジオ録音もすっげー良いんだけど、
ライブの方は現場の熱気がとても伝わってくる好盤。
ブックレットの写真も味があって良いッス。
ブックレットの日本語訳も付いてたんですけど、
「楽譜に起こすのがとても難しかった」
みたいなことが書いてあって、まぁそりゃそうだろうなぁ、っていう。

3枚目
ONDA VAGA『MAGMA ELEMENTAL』

Twitterで呟いたんですけど、ラストにボーナストラックで、
清志郎の『デイドリームビリーバー』、しかも日本語でのカバーが収録されてて、
不意打ちすぎて、泣いちまいました。
アルゼンチンのバンドで、このCDが3rdアルバム。
2012年のフジロック(俺、行ったときやん……)で初来日、
なんと4日間で9ステージも演奏するという伝説を作っていったそうです。
ひゃー、一緒に歌いたいてー。

ってなところで今日はおしまい。最後はもちろん、この1曲。
ONDA VAGA - Mr. Fuji Rock (Day Dream Believer)




20140528Wed
 >ネバーエンディング

いつまでも恥ずかしいポエムをブログに置いておくわけにはいかないと、慌てて更新。
あ、文学フリマのときに、ミラーボール回ラズのブログを作ってもらったんですが、
昨日はじめてそっちを更新しました。
ちょうど小川洋子さんの『原稿零枚日記』を読んでたので、
そんな感じの日記を書いてみました。
気が向いたら、またポチポチ更新しようと思います。


自己啓発の本を読んでると、よく、
「最低限の目標を設定して、それを越えることで自信をつけよう」
みたいなことが書いてあって、
よしじゃあやってやろうか、と。
この休みは、
・昼にパソコンをつけない
・一日一回は外に出る
を目標に設定した結果、案の定楽勝でクリア。
まったく自信ってやつは身に付かず、相変わらず死にたい死にたい言ってます。
っていうか、一日一回というのに甘えて思い切り家でダラダラし、
パソコンじゃなきゃいいんでしょ、とばかりにPOMERAで文章を書いていました。
俺は自分で目標を立てたらアカン側の人や、と痛感しました。

思えば、金髪にしたのも、珍物食を始めたのも、
コントを始めたのも、バンドを始めたのも、
最近では文フリに出たのも、
人に言われたり誘ってもらったりしたのがキッカケだったわ。
自分では目標を設定できないんだと思う。
Twitterで
「自分は、小説を書きたいからこそ作家になった。
 作家になったから小説を書かかなきゃならない、っていう人は長く続かない」
と呟いてる方が居らっしゃったんですけど、俺は絶対後者だと思うんですよね。
ホワイトストライプスのジャック・ホワイトがいつか、
「俺を創作に向かわせるのは、締め切りだ」
みたいなことを言ってるのを見て、こいつは正しいって感動したからね。
とりあえずは、次回の文学フリマの締め切りに向けて頑張ろう。



昨日は映画を観に行きました。
ド一人 34本目
おとなのかがく
s_img-422195713-0001.jpg
これはおそらくOFZKブログを読んでくださってるであろう方の中に、
ぜひ知って欲しい方がいるので、もしかしたら感想を書くかもしれません。


で、今日はオダタマコさんのライブへ行きました。
いまだにライブでは、ずーっとベースの人を見ちゃいますよね。

オダタマさんとは、もう知り合って何年になるのだろうか。5年くらい? 
俺はその間、コントバンド舞台その他もろもろと転々としてきたけど、
オダタマさんは、ずっと音楽をやってらっしゃって、
本当にそれは凄いことだと思います。

オダタマさんと前にチラッと、
「ケンちゃんはもう何かやらないの?」
「最近分かったんですけど、一回止めるとまた始めるのって、難しいですね」
みたいなことを話して。

会場にはAyame the Cassisの二人もいらっしゃってて、
リョウさんにも「もう何かやってないの?」って言ってもらった。
世間話の一環だったとしても、そう言ってもらえるのは大変嬉しいです。

続ける、っていうのは、たぶん、次に向かうことを作るっていうことなんだと思う。
次のことを無くしたときに、それはもう止めたってことになって。
次のことって、要するに、目標なんですよね。
僕は、それを自分で作ることが出来なかったので、
結局は続けられなかったんじゃないかなぁと思ってます。
続ける出来る人の事を本当に尊敬するし、
けど、止めるという決断をした人のことも、よく分かるし。

とりとめのない文章になってしまいましたが、
要は、方法や理由はどうあれ、続ける、っていうのは、きっと、
どこかに辿りつくための、唯一の方法だと思うってことで。


最初の記憶 / プチだおん+くものすカルテット+熊坂るつこ

関島さんの音を聴くと、またチューバやりたいなー、って思う。




20140526Mon
 >久々、ポエムる

もしかすると、自分の身を守る方法はもう、
目を閉じて耳を塞ぎ何も言わないこと、しかないのかもしれないな。

すごく空気がピリピリしている。
隙あらば誰かの襟首を掴みかかろうとしている。
噛み付かれたら殴り返そうと構えている。
よその喧嘩に首を突っ込もうとしている。

自分を増やそうとしている。
他人を自分にしようとしている。
自分たち以外は他人で、他人以外は自分たちだと、勘違いしている。

いつから全部に関わらなくてはいけなくなったんだい?
放っておく、無関心だ、知らないでいる、
そんな素朴なことが、愚と、悪と、されるようになったのはなぜなんだい?
どうして全部を知れるだなんて、勘違いしてしまったんだい?

色々なことを止めようか、と思ったりする。
そもそも、考えることも止めようかと思ったりする。
どこかで灰色になって、ひっそりと息を殺して、
関せず関されず、やっていこうかと思ったりする。

そんなことを思っていると、どこからか、
メロディが、聴こえてきた。

途端に心臓はまた動き始めた。

聴こう。爆音で聴こう。何回だって聴こう。
これまでもこの先も、来し方と行く末を、
教え続けてくれる曲は、僕にとってはこれしか無かった。無い。無いだろう。

目を開けと言うのだ、音を聞けと言うのだ。
自分の頬で、風を感じろと言うのだ。
選べ、生きろ、悪あがけ、と言ったのだ。

なんだって良いから、虚勢を張り続けよう。
茶化すこと、笑うこと、笑わせること。

作戦名はOFZK。

曲の名前は、Naadam。





20140524Sat
 >飲み会のあと

マコトさんとツンタローと呑みに行った。
どういう関係なのかとか、色々説明するのがめんどいので、二人は友人である、として話を進めます。

さっそく余談だけど、屁、で人間関係のバロメータは計れるのではないか、
という新説を先ほど思いついた。
相手が屁をしたとき、
・顔をしかめるのが他人、
・気づかないふりをするのが知人、
・ツッコむのが友人、
・爆笑するのが親友、
・気まずくなるのがカップル、
・屁で会話するのが熟年夫婦。

これに当てはめて考えると、
もしマコトさんが屁をしたら、俺は泣いて改心を迫るし、
仮にツンタローが屁をしたら、そのシーンはカットされるだろう。
新説はあまり参考にならなかった。


さて、飲み会である。
何回も言ってますけど、僕は飲み会が好きである。
酒は呑めないのだけれど、あの場の雰囲気、みたいのが好きなのだ。
喋った端から、その言葉がぜんぶ意味ない感じになっていくの。良いよね。

さらに余談を重ねると、僕が学生の頃に入っていた吹奏楽部は、
元々は応援団から派生したものであったらしく、結構ガチガチな体育会系であった。
特に飲み会ではそれが顕著で、
打ち上げの1杯目はビール、とか、
先輩が許可をくれるまで正座は崩しちゃだめ、とか、
いま考えると、あれ、心底どうでもよかったなー、と思う。
あれ嫌なので打ち上げは行きません、くらい言えるパンク精神を持ち合わせてたら、もうすこし楽に生きられるのになぁ。
部活自体は好きだったので、僕にしては珍しく、
今でもたまに思い出したように連絡をとる友達もいるくらいだ。
もしかするとその友達は、
「ケン(あの頃からの友達は僕のことをこう呼ぶ)、お前みたいにフラフラしてる奴は良いけど、
 地域でやっていくには、ああいう付き合いも必要なんだぞ」
って言うかもしれないけど、もちろん僕がうなづいていてもそんな話は半分、
いやほぼ全部聞いてないのを知っているので、結局友人は、
「ケン、俺らが構ってやれるのもあと少しだけど、そっちはそっちで楽しくやれよ」
っていうメタメッセージを乗っけてきていて、
案外僕もそれは素直に受け入れていたりするので、
友人かどうか、っていうのはメタメッセージのやりとりが出来るかどうかに、

ってこんな話じゃなかった。
飲み会である(2回目)。

今回の飲み会は、以前から流れに流れてそろそろ海へたどり着こうとしていたものが、ようやく開催された会であったので、
全員、当初の目的はさっぱりと忘れてしまい、
俺の大好きな無駄話会となって楽しかった。
ツンタローが『ミラーボール回ラズ』を読んでないので批評会にならなくて済んだのは幸いだった。
すでに読んだマコトさんは、僕が書いたとある1作を
「あれはね、あたし、怒るよ」
と言っていた。まぁそうだよなぁ、と思う。

その1作について、バイト先の社員さんが感想を言ってくれて、
(『ミラーボール回ラズ』が職場で回し読みされるという、公開羞恥プレイを受けているのです。
 プレイだとしても読んでもらえるのは素直に嬉しいよね)

「私は進学も就職もつまづくことがなかったので、駄目なくせにアーティストぶっている人たちは、ああいう考え方をするんだな、と新鮮に読みました」
「すみません、あの主人公2人は、ほぼ僕です」
「あ、そうなんですか、なるほど」

と、非常に何かを納得された表情を浮かべていらっしゃったのが印象的でした。
ちなみに、その社員さんと俺は、何を隠そう同い年。
明暗を分ける、とはまさにこのこと。


年齢の話が出たついでに、
普段は、
マコトさん>ソントン>ツンタロー
という並びなんだけど、
年齢順に並べかえると、
ソントン>ツンタロー>マコトさん
となる。
ハッと気づくと最年長であるが、長っぽいことは何もしない、っていうか出来ない。
空いてるけど何か呑む? とか、
じゃあそろそろ明日もきついだろうし、とか、
まぁ俺が3千出すから、とか、
そういう気の利いたことが何も言えない。
年下の悩みに対して人生経験を活かしたアドバイスとか絶対に出来ないし、
そもそもそんなことになったら
「もう少し人を見る目を養った方がいい」
というアドバイスをせざるを得ないだろうよ。

働き始めると年齢ってのは関係なくなる。
僕みたいにフラフラフリーターなんてやってると特に。
年下の人に対して敬語を使ったり、顎で使われるのも平気なんだけど、
マコトさんに
「ソントンさん、あたしの上のお兄ちゃんと同い年だよ」
なんて言われると、さすがに胸に去来するものがないわけではない。
まぁ、いくら働き蟻を集めたところで3割くらいはサボるらしいではないか。
僕はこのままサボり続けていたいですよ。人生。


そんなどうしようもない最年長と違って、二人は熱く、クリエイティブな方なのだ。
ツンタローは演技方面を志していて、
「演技の参考にしたいので、ソントンさん、オススメの舞台があったら教えて下さい」
と話を振ってもらったにも関わらず、
「いや、そんな、俺が見に行く舞台って、そんな、ツンタローが参考にするような、そんな、感じじゃないッスよ、アハハ」
としか答えなかった俺はこれでも元役者です。信憑性ゼロだ。
マコトさんは映像製作をずっとされてる方で、今はそっちの仕事を探しているところである。
二人とも真剣に表現することと向き合っていて、その一生懸命さが凄い。眩しいくらいだ。
我が身を省みると文字通り“反省”の二文字しか出てこない。どんよりとくすんでいる。見なかったことにしよう。


二人はブログも読んでてくれるんだけど、
このブログを僕が書いているようには思えない、と言われたのには驚いた。
僕のこと知ってる人がもし読んだとしたら、
「ソントンっぽいよねー、自意識過剰だよねー」
としか思われないと考えてたので、大変意外だった。
自意識過剰は大正解ですよ。こじらせてますよ。
そもそも僕は想像力貧困のため、自分の見たことや聞いたことしか書けないのです。
『ミラーボール回ラズ』の脱臼の話なんて、まさにそうじゃないッスか。
ただの、物覚えの悪い半生紀ですからね。
もし二人がこの記事を読んでくれたら、ソントンが書いてる、とようやく納得してもらえるんじゃなかろうか。


そんなこんな、終電間際で飲み会も終わり、
マコトさんは酒強いし、ツンタローはあまり呑まないしで、
僕だけ(カルアミルク1杯で)デロデロになって、年下二人に抱えられるようにして店を出た。
しばらく歩いたところで、ツンタローが
「あれ、そういえばソントンさん、上着持ってきてませんでしたっけ?」
と聞いてきた。
「ぶひゃひゃ!なにそれ、マジウケるんですけどー!」
と、すっかり出来上がって空回って若ぶってる僕を、
二人はなんとも言えない温かい目で見ていて、
そしてそれに気づいてはいるけど、そこをツッコむほどの度胸もない最年長は、
「ここをキャンプ地とする!」
と、街路樹の根本に向かって飛び込んで、二人に抱き起こされたりした。
「あー、じゃあ、あたし取ってくるからさ、ツンタロー、ソントンさん見てて」
とマコトさんが言って、ツンタローが
「ソントンさん、大丈夫ですか、水とか持ってきましょうか」
なんて聞いてくれて、あらら俺また調子に乗っちゃったなぁと気付いた。
いつもこうだ、後先考えずに後悔ばかりしている気がする。
急に素に戻ると逆に心配されるというのは経験上(こんな要らない経験ばっかりだ)分かっているので、
「あ、マコトさん大丈夫ッス! 大丈夫ッスよー!」
と、わざとらしく大声をあげながらふらふらと立ち上がり、
「わたくし、大丈夫でぇあります! 自分で上着は取って参りますので、お二人はお先に、帰っててくださぁーい!」
「いやいや、ソントンさん、全然大丈夫じゃないですから」
「では、本官は、ここらで、ドロンさせていただきやーす! ぅお疲れぃッスー!」
といきなり振り返ってダッシュし、
出足で自転車と正面衝突しそうになって自転車の人に怒鳴られながらも、
なんとか二人から見えないところまでたどり着き、
ひとつ、大きなため息をついた。
あーぁ、何やってんだろうなぁ俺は。
走ったためか、悪い感じで酔いが回って、
ビルの壁に背をもたせかけたまま、ずるずるとヘタり込む。
目を閉じると、いつもの悪い連想ゲームが始まる。
部活で色々あって大学を辞めたこと、
あてもないまま勢いだけで上京したこと、
僕の連絡先を調べ当てた友達が大学に戻ってくるように説得してくれたこと、
けど格好つけたつもりの自己保身でそれを蹴ったこと、
などなどなど。
叫び出したいような気持ちになったものの、
いま叫ぶと絶対に二人が飛んできてしまって、さらに迷惑をかけてしまうので我慢し、
代わりにギュッとにぎった右手の小指側で、ビルの壁をズドンと殴った。
ほとんどそのままビルに殴り返されたような痛みが返ってきて、ぐおおぅと呻き、右手を抱え込んで丸まった。
なにやってんだろうなぁ、ほんと。

そのまま酔いが冷めるまでしばらく休んだのち、
やっべ右手痛いな、骨大丈夫かなぁ、と考えながら、居酒屋まで戻った。
神保町の夜は早い。土曜ともなるとなおさらだ。
当然すでに閉店準備中で、先ほどまでの居酒屋っぽい有線とは違い、どこかで聞き覚えのある曲が流れていた。
レジ締めをしていた店員さんに忘れ物したことを伝え、さきほどまで座っていた席へ向かう。
あ、この曲あれだ、と気付くと同時に、
僕の上着が踊っているのを見つけた。
換気のためだろうか、強く吹き付ける冷房の風に吹かれ、
壁際のハンガーにかけられた僕の上着は、
曲に合わせてユラユラと、気持ちよさそうに踊っていた。
薄暗くなった店内で、白熱電球を模したLEDが照らす一角。
安い居酒屋ダンスフロア。
4人掛け個室オンザステージ。


やっと職にありついた
でも大した稼ぎじゃない
新しい服が必要だし
住む場所も必要なんだ
だけどそんなのはどうにかなる
いや、君がいないと上手くできないんだ

君はそばにいてくれたかい?
いや、さっぱり
僕のそばにいてくれたかい?
いや、全然


ミラーボールは今夜も回ラズ。
お聴きくださいラストナンバー、THE CLASH『Train in vain』。





20140522Thu
 >YU - DACHI

モヤモヤ、としている。
中学生くらいの男の子がいるのだけれど、
その子が何をしているのか、分からない。

あ、書こうとしている、話の話です。
もしかすると書けば分かるのかもしれない。
そんなもんかもしれないですね。

11月の文学フリマの話も、書きたい。
面白いか面白くないかはさておいて、
次は締め切りを守る、というのを目標に頑張るのだ。
ハードル低っ。

前にも書いたけど、次回のテーマは“みずみずしい”。
文学フリマ当日の打ち上げで決めておきながら、
メンバー全員が頭をかかえていた。己らに鞭打つ。
けど、テーマ通りに書く必要なんかなくて、
締め切りを守る、というのを目標に頑張るのだ。
ハードル低っ。2回目。


夕立にやられた。自転車を漕いでいるときにダーッと降ってきた。
水道橋駅の陸橋で1時間ほど雨宿り。
隣に流れる神田川からは、ドブの匂いがした。

今日は降って晴れての繰り返し。
いつかどこかでこういう景色見たことあるな、と思ったら、
ずいぶん前に一度だけ行った台湾の風景だった。
また海外に行くこともあるのだろうか。

水道橋駅前に出ているラーメンの屋台に入ることすら躊躇している身だ。
一度入ったような気もするが、よく覚えていない。
外で食べるラーメンは美味しい。
昔、家の近くに白山ラーメンがあったときはよく行った。

白山ラーメンはビルの1階に厨房だけが入っていて、
お客は道の縁石とか、適当に置かれた丸椅子とかに、座って食べる。
テーブルがひとつしかなく、基本的には手で丼を持って食べねばならないので、熱さに慣れるまで苦行。
けど、背油こってり系のラーメンだもんで、丼は活きの良いウナギのごとくつるつると滑り、
嫌が応にも、がっしりホールドしなければならない。
僕は毎回、はじめのうちは挑戦を試みるものの、早々に諦め、
縁石に丼を置いてちょっと冷めるのを待ったりした。

1人では当然何回も行ったし、
近所のTSUTA○Aで働いていたときは、遅番のメンバーで行ったりもした。
夏は虫が飛んできて地獄。冬は鼻水が垂れ下がってきて地獄。
どちらにしても地獄であった。

肝心のラーメンであるが、そこまでして食いたいラーメンであったか、
と聞かれると、腕組みをしてしばらくウムムと唸った後、
「まぁ、うん、うへへ」と言うしかないような気もする。
けれど、味だけではなく、あの雰囲気を総括すると、かなり思い出深いお店だ。
味だけで言ったら、俺の思い出ナンバー1の店“彦龍”なんて一気にワースト1だもの。

なんというか、純粋にそのものだけ、を味わうっていうのはなかなか難しい。
嫌いな人に優しくされても「なんか裏があるんちゃうの」って思ってしまうように。
けど、それでいいんじゃないか、とも思う。
全体的に、なんとなく好き。なんとなく嫌い。それでいいんじゃないか。
理由なんて、人に教えようとしたときだけ、そのときにあとからくっついてくればいい。
そのたびにまた適当なことばっか言って、あなたを笑わせるのだ。


PUFFY「BYE BYE」




20140519Mon
 >野崎まど『2』

読んだ本
2 (メディアワークス文庫)
野崎まど『2』

再読です。
昨年読んだ本の中で個人的ベストに選んだ1冊です。

前に読んだときは図書館で予約して借りたんですけど、
今回はどうしてももう一度すぐに読みたくて、
閉店間際の池袋ジュンク堂に駆け込んで買ってしまいました。
で、少なくとも2ヶ所の誤植に気付いて、確認すると初版。
図書館のものを読んだときには違和感なかったので、
おそらく再版では修正されてるのだろうと思います。

Amazonレビューなどにもあるように、
この『2』は野崎まど第一期の集大成でして、
スタンダードな楽しみ方をするなら発表順に、
『[映] アムリタ』
『舞面真面とお面の女』
『死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~』
『小説家のつくり方』
『パーフェクトフレンド』
と読んでからの、『2』っていうのがまぁ良いんでしょうけど。

僕は「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」というブログの
持ってかれるラノベ『2』」という記事で知ったため、
いきなり『2』から入った手合いなのですが、
何を隠そう、いや隠そうなんていう意志はしょっぱなから無いんですが私、
読み終わった端から内容を忘れていってしまうようなバカでして、
初読のときの衝撃はさすがに薄れたものの、
ぜんぜん楽しめましたね。ええ。バカ最高。

ってなわけで、順に読むのはめんどくせえ、って方は、
『2』から読んじゃっても全然OKだと思います。
そんなね、本を読む順番なんて、あなたが好きに決めれば良いんスから。
たとえ『スラムダンク』を山王戦から読んだとしても誰も怒らないでしょ。
『2』、チョー面白れーッスから。オススメです。

野崎まど全作品を読んだあとで読み直してみると、
うん、ファンディスクだわ、っていう印象も無くは無い。
けどやっぱ、舞台役者の経験がある身としては、
『2』の第1章の衝撃は何度読んでも減じるものじゃないッス。

あと、このタイトルの演出。
他には『最終兵器彼女』の1巻くらいしか知らないんですけど、
……大好きです。これだけでご飯3杯いけるね。


野崎まど、多分これからもっとガシガシ来ると思いますんで、一度読んでみてください。
ラノベ読み慣れている人には『〔映〕アムリタ 』、
ラノベ苦手やわーって人には『know』、
変なのが好きって人には『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』
をオススメします。

「メフィスト賞は、森博嗣を世に出すために作られた」みたいな話が好きで、
(実際に第1回メフィスト賞は『すべてがFになる』ですけど、
 第0回受賞作は京極夏彦『姑獲鳥の夏』っていう話もすげえ好き)
ラノベの新人賞である電撃小説から創設されたメディアワークス文庫賞も、
「野崎まどの『〔映〕アムリタ 』はラノベよりはもっと一般向きのレーベルで出したかったから」
っていう理由で作られた、みたいな話を聞いたことがあって、
メディアワークス、よくぞやってくれた、と。
同時受賞の有間カオル『太陽のあくび』も読みましたが、これも面白かったですよー。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

Moon - KERA MA GO (full version)




20140518Sun
 >ミュージックゴーズオン

ごめん、今日はYouTube巡回で勘弁して……。

BOOWY/季節が君だけを変える


□□□(クチロロ) / 聖者の行進


電気グルーヴ 『少年ヤング』


銀杏BOYZ - ボーイズ・オン・ザ・ラン




20140517Sat
 >村上春樹『羊をめぐる冒険』

読んだ本
満ちても欠けても(2)<完> (KCデラックス)満ちても欠けても(2)<完> (KCデラックス)
(2014/05/13)
水谷 フーカ

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個人的な思い出のある作品で。
Twitterで1巻のことを呟いたら、それを見てくださった方が、
なんとラジオで紹介して下さったのです。
ラジオに関する作品が、ラジオで紹介されるって、乙よね。


羊をめぐる冒険 文庫 上・下巻 完結セット (講談社文庫)
村上春樹『羊をめぐる冒険』

『ミラーボール回ラズ』で、僕の名前で「もう羊は数えないことにする」っていう文章を書きまして、
たぶん言われるだろうなぁ、と思ってたんですけど、
案の定、「村上春樹、好きなんですか?」って聞かれました。
そのときは波風立てるのもあれだなと思って(←俺の悪い癖)、
「ええ、好きですよー」って答えましたが、
実際には、好きでも嫌いでもない、っていうのが正直なところ。
けど、読んでないわけじゃないので、確実に影響は受けています。

村上春樹のどこが良いって、まず名前ね。
村上春樹。ムラカミハルキ。かっこ良いし、7音で俳句とか短歌にちょうど使えるし。
なぜか誰も「村上」とは言わない。「ハルキ」か「ムラカミハルキ」と言う。
で、それで分かる。っていうのが凄い。
例えば「ハルキ」って言ったときに、
「え?角川?」って返す人は、まぁおそらくいないだろうし。
さらに、村上龍のことを言おうとするときのことを考えて欲しい。

「へー本読むんだー、好きな作家って誰なの?」
「リュウが好きです」
「いやいや、ゲームのこと聞いてないし」
「違うんです、ストリートファイターじゃなくって」
「ああ、小津映画はこの人が居ないとしまらないよねー」
「いえいえ、笠智衆さんじゃなく、って知識偏ってますね」
「で、リュウってだれなの?」
「W村上の、芥川賞をとったほうです」
「W村上?ショージさんってコンビ組んでたっけ?」
「組んでないです。「ドゥーン!」の人は関係ないです。
 デビューが同時期の村上春樹と村上龍を、当時はW村上って言ったんですよ」
「でも芥川賞っていったら、ハルキじゃん」
「違うんです。ハルキは芥川賞をとってないんですよ」
「あれ?ノーベル賞だっけ、とったの」
「いや、まだとってないッス」
「へー、ハルキって凄そうなのに、何にも賞とってないんだね」
「いや、群像新人賞とか野間文芸賞とか色々とってますよ」
「どっちなんだよてめえふざけんなよ!」
「なんで僕が怒られなきゃいけないんですか!」
「そのアンタの好きな、えーっと、ドラゴンだっけ?」
「リュウです」
「じゃあ、その人はどんな本を書いてるのよ」
「『限りなく透明に近いブルー』とか」
「え?なにそれ、結局何色なの?」
「よく言われる!」

こうなる。間違いなくこうなる。
それに比べてムラカミハルキの知名度よ。
たぶん、そこら辺を歩いてる猫に聞いても、

「おい猫よ」
「にゃー」
「チミはムラカミハルキを知っておるかね?」
「やれやれ」

ってなると思う。
それほどムラカミハルキの影響は良くも悪くも強いということだ。

なんか話が脱線しまくってしまったけど、『羊をめぐる冒険』でした。
『風の歌を聴け』を読んだのは中学生の頃だし、
『1973年のピンボール』は未読だし、
3部作としての感想は言えません。すみません。

ほとんどの登場人物が、匿名性(?)高いですね。
主人公は“僕”ですし。
受ける印象としては、人物より、
来る運命?みたいなものの方が主人公なんじゃないかと思いました。
読めば分かりますけど、“僕”は全然能動的じゃないですよね。
なんつーか、女の子のことをダラダラ思い出して、
飯を作って食って、タバコ吸って酒呑んで、性交して、
そしたらいつのまにか運命が向こうからやってくる、みたいな感じだった。

いつか、チラッと書いたけど、
最近、「最後の20ページでどんでん返しが!」とか、
「最後の1行を読んだあと、あなたはもう一度最初からこの本を読み返す!」とか、
そういう煽り文に食傷気味で。
『羊~』にもそういうシーンがないわけじゃないんですよ。
けど、なんつーか、この本は読んでて慌ててページを戻ったりしない、気がする。
だってやって来てるのは運命だもの。気付いたところで戻せないし。

あと、気負ってないユーモアが漂ってる気がした。
僕が文章を書くときは、(特に会話部分で)、完全にウケを狙いにいってるんやけど、
『羊~』はまぁウケても、口の端を歪める、くらいでしょう。
全体を意識してる、というか。部分じゃなくて、全体から漂う何かがあった。
けど、フックとなる部分は各所にたんまり仕込んであって、それが推進力となってる。
“不吉な曲がり道”とかさ、それなんやねん!っていう。

全部知ってるはずの言葉で、知ってる物について書かれてるはずなんやけど、
それが全体になると、全然知らないことが書かれてしまってる、というか。
小説家ってすげぇのなーと思いました。
特に村上春樹はそれが凄い気がしますね。
全部の言葉が大体分かるから、スラスラスラーッって読めるんやけど、
けど、どっかで、ん?って引っかかる部分があって。
脳にコリッとした違和感が残る、というか。
おかしいけど、なにがおかしかったのか分からへん、みたいな気分。
居合い切りの達人に気づかぬ間にぶった切られてた、みたいな気分。
俳句いきなり入門』という本に書いてあった二物衝撃、
シュールレアリズムでいう“手術台の上のこうもり傘とミシンの出会い”、
みたいな現象が、全体で起こってる気がした。
具体的に場所を指すことは出来ないんだけど、仕掛けられたそれらが違和感の原因で。
その違和感を解くために、人は村上春樹について語るし、
またその違和感を味わうために、村上春樹の小説を読みたくなるんじゃないかと、思いました。

(ここから追記)
そうそう! これ書いとかな。
やっぱり、独特な比喩の連続なんやけど、
多分、これ作品全体で、世界とか、
そういった何か大きなもののの比喩になってるんじゃないかな、って感じました。
その印象があったから僕は、運命みたいなものが主人公だ、っ思ったし。
(追記ここまで)

ちなみに僕が一番好きなハルキ本はもちろん、
東京するめクラブ 地球のはぐれ方です。
この本で、「マウンテン」の名は全国に轟いたと思います。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

sheeprint + itoken - キリンの運び方




20140516Fri
 >このライブレポはフィクションである

(毎度お馴染みクララズライブレポートです)
(「1回目」「2回目」をお読み頂ければお分かり頂けますが、フィクションです)
(実際のクララズは良い子です、と言っておくようにと言われています)

クララズことウッチーのライブへ行ってきた。
会場は、渋谷の喫茶SMiLE。
酸素が薄くなるほどのオシャレな場所にあった。
たどり着くまでに何度か呼吸困難で死んだ。
そのたびに俺は蘇った。
前日までの休日2日間、五月病のためにほとんど寝ることしかしなかったのが功を奏した。
ただ、このライブ前の夜は、寝すぎで眠れないといういつもの悪循環のせいで徹夜してしまい、実際トントンだった。

会場に入ると、前の方の席で男性がペコリと頭を下げるのが見えた。
脳内メモリーを引っ掻き回すが、見覚えの無い方だった。
でも確かに僕に向かって挨拶をしている。

これは自慢だけれど、僕は人の名前と顔を覚えるのが苦手で、
3年目に突入しようという今のバイトでも、ほとんどの人の名前を覚えていない。
僕のフロアには課長と係長が居るのだけれど、
なぜかいつも係長のことを「課長」と呼びそうになってしまい、
「かち、かか、か、係長っ」
と、幼い頃のどもり癖が再発したかのような呼び方しかできない。
多分、係長は僕のことを、可哀相な子、と認識していると思う。

なので今回も僕が覚えてないだけで、
おそらくは以前に会った人なのだろうと。
では、いつもの作戦でいこうじゃないかと、
僕は人当たりの良い笑みを浮かべて、前方の男性に近づいていった。

「どうも、お久しぶりです」
「はじめましてですよ?」

外した。全力で外した。
こうなったら、日系外国人の真似で乗り切るしかない。
オゥソーリー、最近ヨウヤク日本ノ友達出来テキタンデスケド、マダ全然顔ヲ覚エラレナイネー、HAHAHA!
よし、これで行こう。そして言い終わったあと、ダッシュで逃げよう。

「オ」
「はじめまして、ken×kenです」
「オゥッ! はじめまして、ソントンですー!」

なんかすごく恥ずかしいリアクションをとってしまった気もするが、ken×kenさんだった。
ウッチーが所属しておるバンド、おとなごっこのキーボーディストである。
ken×kenさんは普段僕のブログを読んで下さってるので、
僕がやっている悪行の数々を知っておられる。ならば安心だ。
全く知らない人だったら、逃げるしかない場面だった。
寿命は縮まったものの、本当にken×kenさんで良かった。
いつか末期に医者に診てもらうことがあったら、
「先生、俺はいつまで生きることができるんでしょうか」
「ソントンくん、君の体は神秘だ。現代の化学では解明のしようもないほどに、ね」
「まさかっ……!?」
「もうとっくに、寿命が来ているはず、なんだよ」
「じゃあ先生、もしかして、俺の……闇の左手(ダークネスレフトハンド)のせいで?」
みたいな中二病的やりとりが出来る自信があるほど、僕の寿命は常日頃縮まりまくっている。

ken×kenさんはインコを2匹飼っていらして、インコの可愛らしい写真をTwitterに上げては、
僕の文鳥飼いたい欲を心地よく刺激してくださる御仁である。
是非ともお会いしたい方であった。
挨拶もそこそこに恒例の儀をとり行なう。

「すべてのチルドレンたちに」
「「乾杯っ!」」

これで俺たちは仲間、いや、brotherになった。

ken×kenさんはビール、僕はジンジャーエールだった。
アルコールが入ったら、2秒、いや、コンマ2秒で寝る自信があった。
初めましてということもあり、自己紹介的な会話が続く。

「ken×kenさんはおいくつなんですか?」
「今年で28です」
「っ!!」
「ど、どうしたんですか」
「ken×kenさん、実は俺、今年で30歳なんですよ」
「あ、5つも年下のクララズに実力でも才能でも負けているのが悔しい、みたいなやつですか」
「そんなまさか。ウッチーは俺の弟子みたいなもんですよ」
「ソントンさん、なぜ泣いてるんですか」
「話を続けましょう。ken×kenさんはご存じないかもしれませんが、
 俺の本名は、ケンゴ、といいます。
 そしてしばらく前までは、ken5、というハンドルネームを使っていました」
「ま、まさか、」
「さすが、察しが良いですね。
 kenという字が2つ重なっていて、kenに5という数字も付いている。
 そして、俺とken×kenさんの歳の差が2つ、俺とウッチーの歳の差が5つ……」
「つまり……」
「そう、俺たちは……出会うべくして出会ったメンバーだったんだよ!」
「ナ、ナンダッテー!!」

ゴヒッという音がして、首が折れるかと思った。
僕の後頭部をクララズのギターケースが直撃していた。
しかも、ケースの下に付いている、あの銀色の尖ったところが、
ちょうど頭頂部やや下の一番痛いところに突き刺さっていた。
ギターケースをこれほど意のままに操れる人物を僕は一人しか知らない。

「なに適当なことを言ってるんスか。人の神聖なライブ前の空気を汚さんでください」

振り向くと思ったとおり、クララズことウッチーがいた。

「ああ、喋らないで、空気が汚れちまいやす」
「汚れねえし。あと、やすってなんだよ」
「あれ?あちき、前からこんな喋り方だったでやすよ」
「真顔で嘘をつくな」
「っていうか、存在が汚いッスよソントンさん。風呂入ってますか?」
「入ってるよ。寝てないけど」
「ソントンさん、風呂ってのはね、毎日入ってこその、風呂なんスよ」
「徹夜の方を突っ込めよ」
「寝なくてもソントンさんは死なないじゃないんッスか。多分」
「クララズ先生、ソントンさんに厳しいッスね」

ken×kenさん、いきなりの先生発言だった。
度肝を抜かれた僕は不可抗力で爆笑するしかなかった。

「ゴボフッ! せ、先生って、ぎゃはー!死ぬ!笑い死ぬー!わははー」
「ソントンさん!うしろー!」

ゴヒッという音がして、再び首が折れるかと思った。
間をおかず、ゴヒッと再び音がして、脳が揺れる。
ゴヒッ、ゴヒッ、ゴヒッと、止まらない。

「ちょ、いたっ、ウッチー、いてっ、いやいや、あいたっ、マジで、うわっ、いたいって、やめよっ、いつっ、ねっ、ぎゃっ、お願い、いたい」
「ソントンさんは、そのまま、床に埋まってしまえばいいと思うんス」
「埋まるっていうか、だっ、この勢いだと、うぎゃ、南半球まで、あべっ、行ってしまうというか、べふっ」
「これはこれは失礼。ライブ前で気が動転しておりまして」
「ああ、ひゃあっ、うん、いたいっ、しょうがないね、なっ、しょうがないからさ、つっ、いい加減、いだっ、やめよ、がっ、ねっ?」
「ええ、そうですね、では気を取り直して」
「うん」
「埋まれ」
「命令形!?」

ギターケースを思い切り振りかぶったところで、ステージから名前を呼ばれ、
舌打ちを一発残して、ウッチーはステージへと向かった。
もう少しタイミングが遅れたら、地球の裏側で危うくサンバを踊らねばならなくなるところだった。
ありがとうライブハウスの人。


セッティングが終わり、SEが絞られ、照明が落ちる。
ライブがスタートした。

「こんばんは、クララズです」

いきなり、MCにリバーブがかかっていた。
リバーブというのはボーカルにかけて、歌声をさも風呂場で歌っているかのようにしてしまう、
その気持ちよさはまさに麻薬、という魔法のエフェクターである。
麻薬とは言っても、市場に出回っている歌入りの曲のボーカルには、
99・99パーセント、リバーブがかかっている。
つまり、ミュージシャンっていうのは皆ヤク中、ということだ。

しかし、麻薬というのは使うタイミングを間違えてはいけない。
リバーブというのは曲中にかけるもんであって、MCではかけてはいけないエフェクト。
MCでかかっていると、ドリーミーすぎるのだ。
さて、ウッチーはどうするだろうか。

「……こんばんは…クララズです…聞こえますか…いま…あなたの心に…直接…語りかけています…」

言い直した上に、全力で嘘だった。
そしてPAさんが、リバーブをさらに深くした。なんでだよ。

「…クララズは…現在…レコーディング中です…。
 …買うのです…そのCDを…月給全部つぎ込んで…買い占めるのです…」

なんか、ヤバめの宗教の集会に来たみたいなノリになってきた。
深いリバーブのためか、俺まで洗脳されそうになる。

「…先物買いです…私が…有名になった…暁には…10倍に…いや…100倍になって…返ってきます…先物買いだと…思うのです」

あげく詐欺の匂いまで漂わせてきやがった。
寝不足のせいか、危うく乗せられそうになってしまう。

「…あなたは…私のCDが…買いたくなーる…買いたくなーる…」

もはや子供だましだった。
こんなんで騙される人は居るのだろうかと会場を見回すと、
ほとんど皆が財布を取り出していた。
リバーブ、怖い。

「…ちなみに…私の祖父の…遺言は…先物買いは…損しかしないから…絶対に…手を出すな…でした…。
 …なお…ウチの祖父は…二人とも…健在です…」

祖父は健在だが、神は死んだ。
会場内は右へ左への大混乱だった。

「…それでは、新型新幹線E7系に捧げます。お聴き下さい、『あさま』。……じゃなかった、『半月』」


そんなこんなでリバーブ過多のドリーミーなライブも終了。

「今日のライブはどうだったでやすか?」
「いやぁ、ドリーミーだったよ」
「それは単にソントンさんが寝不足なだけッスよ」

現実とウッチーはいつだって僕に厳しい。
夢よ、さめるな。


あ、ken×kenさんが、『ミラーボール回ラズ』を買ってくださいました! ありがとうございます!!
「目の前で買われるのどういう気持ちですか?」って聞かれたけど、
職場で回し読みという公開レイプにあってるので、そんなんじゃ今さらなんとも思いません。
読んで読んで。レイプでもなんでもいいから、みんな読んでね!




20140515Thu
 >久々早寝の準備





20140514Wed
 >アルマジロトカゲを追って

エサ用のコオロギ買ってきて、家について、
カゴに移して、キュウリを入れると、
すっげーワラワラ寄ってきて楽しい、
っていう、コオロギあるある。

僕のTwitterのタイムラインで、最近アルマジロトカゲが大人気です。
ちょっと前にクララズに「ウチの妹が飼いたがってるんッスよ」と教えてもらって以来、
僕も気になっているトカゲである。
ちなみにこんなの↓
Bnl0TX3IQAMDEOi.jpg
ヨロイトカゲの一種で、ウロコが大きくてトゲトゲしているのが可愛い。
かつ、“アルマジロ”というだけあって、画像のとおり、
防御姿勢として尻尾をくわえて丸まる。可愛い。
出来れば妹にしたいくらいの可愛さである。多分ツンデレキャラだと思う。
ペットとしてのトカゲで一番人気のフトアゴヒゲトカゲが成長すると体長30cmくらいになるのに対して、
アルマジロトカゲはせいぜい10cmくらいにしかならない。可愛い。

一つ注意をするなら、
この防御姿勢ってのは、危険に身をさらされたときにしかとらないポーズで、
=個体のストレス、になってますんで、
もし、飼育してこのポーズとらせまくりたい、って思ってる人がいらっしゃいましたら、
俺は全力で止めに行きますのでよろしくお願いします。
爬虫類は、勝手に動いてるのを見てるのが一番です。
構いたい!ってのでありましたら、哺乳類を飼う方が良いッス。
それか、レオパやフトアゴなど、もう人に慣れまくった種類をオススメ。
レオパですら、初めは威嚇されて、ストレス与えてしまいますから……。
ま、それやこれや全部ひっくるめて可愛いんですけど。うふふ。


今日、恒例行事であるコオロギ補充のため、
中野の爬虫類倶楽部に行ってきたんですが、
久々にアルマジロトカゲの生体が売っているのを見ました。
ちらっと値札見ましたが、たしか一匹19.6万円だったと思います。アダルト個体ね。
僕がレオパを買った爬虫類ショップ、いまは無きアースレプタイルでは、

「アニキ、問い合わせしてもらってたアルマジロトカゲ、入りましたぜ」
「ママママジッスか。して、おいくら万円です?」
「アニキには友情価格、オス・メスのペアで、30万でどうですか」
「さっ!?30ま……考えます」
「ま、アニキが買わないなら、俺が飼いますけどね」
「(こ、この人ホンマモンの爬虫類好きや……!!)」

ってなやりとりがありました。
あのときは高いと思いましたが、ハチクラより10万も安かったんですね。
……借金してでも買っておけばよかった。なーんちゃって。

そのときに店長から飼育のコツを教えてもらいまして。
・現地では岩場の隙間に隠れてるので、なるべくそれに近い環境にする。
・昼は30℃前後、夜は15℃前後と、気温差をつけること。これも現地の環境に近づけるため。
・エサはコオロギでいける。定期的にカルシウムを添付。ただ、レオパと違って、食べ過ぎには注意。
・トカゲですので、紫外線が必要。ホットスポットも必要。
・一番のコツは、朝夕2回、ケージ内にミネラルウォーターを霧吹きすること。
 現地では岩に付いた露を飲んで、岩のミネラル分を摂っているから、とのこと。
初心者には飼いづらいという噂を聞いてたんですが、
店長は、丈夫なんでレオパ飼えてるくらいなら全然大丈夫ですよ、って言ってました。
ちなみに寿命は10年くらいです。
もちろんはじめの設備投資はややかかりますが、その後は、電気代とエサ代くらいでしょうか。
コオロギを与え続ける覚悟がありましたら、長く一緒に居られて、かつ手頃なペットだと思います。

なお、今週末には、東京レプタイルズワールド2014、略して、東レプ、が開催されます。
爬虫類の展示即売会です。
もしもアルマジロトカゲが出てたら、10万弱ってこともあるらしいです。
なんせ、お祭りですから。
入場料かかりますけど、爬虫類や、あと猛禽類も出るみたいなので、興味のある方には本当にオススメです。
ぎゃわー!かわいいー!とか、
ぎぃえー!かっこいい!とか、
ぎょげげー!気持ちわるーい!って言ってきてください。
最後の悲鳴はおそらく、アシナシイモリを見たときに発されるかと思います。お楽しみに。
文フリ参戦で休みを使ってしまったので、僕は行けません。家で膝をかかえて泣きます。


さらに、生体はちょっと無理……だけどやっぱりアルマジロトカゲ可愛い、
っていう関東在住の方に朗報です。
8/9・8/10に行なわれる、博物ふぇすてぃばるに、
あの、はにわや工房さんが参加されるようです。
そうです!あの!アルマジロトカゲ根付でおなじみ!はにわや工房さんがっ!!
201404182122372a1.jpg
ぎゃああああ!!かわいいいいいい!!
現在ネット通販では品切れになってますが、
僕は、たとえ無くても良いので、初日一番乗りで行くと思いますね、ええ。


あ、そうそう、この前、カイマントカゲが泳いでるの見て感動しました。
っていう、爬虫類好きあるある。

ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

Jana Kirschner - Sama




20140513Tue
 >保坂和志『残響』

今日読んだ本2冊

ガールフレンド (P‐Vine BOOKs)ガールフレンド (P‐Vine BOOKs)
(2011/08/05)
しまお まほ

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友達のブログを思い出した。オリーブ少女つながり。


ダウンロード (1)
保坂和志『残響』

前に友人ツンタローから、貴志祐介『雀蜂』を
「つまらなかったので、ソントンさんの感想を聞かせてください」
と言って貸し出されるという新手の嫌がらせを受けた、という話をしましたが、
その感想ブログを読んだクララズことウッチーから、
「ちょっとこれの面白さが分からなかったので、ソントンさんの感想を聞かせてください」と渡され、
え、この嫌がらせ、流行ってんの? とお借りした本である。

そう言われたからには、ブログに書かんといかんだろうと、思いまして。
以下に、結局まとまりきらなかった感想を書きます。


なんつーか、現代文の入試問題に出てきそうな感じと言いますか。
けど、面白さ、ってのには色々種類がありますよね、
エンタメ小説を読んでオモシロー!ってなる面白さもあれば、
(今日再読した野崎まど『小説家の作り方』なんかそう)
なんつーか、よー分からんけど、面白いよね、って本もありますよ。
保坂さんの本は確実に後者ですわな。
他にはずいぶん昔に『カンバセイション・ピース』を読んだだけなんですけど、
あ、こんな感じやったなーって、思いました。

まずね、ストーリーの書きようがないですよね。
登場人物が何人か出てきて、うだうだ考えてるだけなんやもん。
2本収録されてます、「コーリング」と「残響」。
で、どっちも皆うだうだ考えてるだけっていう。
それで、なにがすごいって、ちゃんと全部のうだうだにキャラが立ってるっていうところ。
登場人物が結構ややこしい人間関係になってるんやけど、
(誰かと誰かが元カップルで、その片方のことを思い出してる人が居て、
 で、それが誰かの職場の先輩で、その先輩と今は誰かが付き合ってて、みたいな)
メモを取らずにザーッと読んだだけでもなんとなくは掴めるし、
描写は少ないものの、そのキャラの外見や人となりまで想像できてしまいます。


2本とも、同時進行的に時間が経過していくんやけど、
「コーリング」では時刻が表記してあることが多くて、そのぶんスタイリッシュな印象を受けました。
主な登場人物3人の場面が近くに重なることがあって、
(時刻が進むときに場面の説明がリセット的に入ってくる)
そこが映像になるなら、
 それまである人物を映していた画面がカットアウトして、
 一旦、3分割になった画面が映り、
 それぞれに別の場所で過ごす人物が移ってて、その画面の上にデジタル表示の時刻が映って、
 で、またカットアウトからある人物のシーンへ、
という映像が想像できて、オッシャレーと思いましたね。
あと、登場人物の男性が今の僕の歳に近いこともあって、共感するところもありました。
なので、クララズにはあと5年もすれば分かると思います。
あと、色っぽいチエとか、哀愁漂うヒゲパンとか、印象的なキャラが出てくるのも良いですね。


「残響」の方に、この本の主題は書いてあって、
そのぶん「コーリング」よりも登場人物の設定ではなく思考の方に重きが置かれた書き方をされてるので、
ぶっちゃけエンタメ小説に慣れた身には途中もうホントに退屈でしょうがないんですけど、
一行に簡略して書くなら、
それぞれの脳の中にしかないことってどこかに記録されてるの?読み取れるの?伝わるの?
っていう話じゃないかなと。
特に登場人物のうちのある男性が、喫茶店から見えるゴルフ練習場の老人とカラスを眺めながら、
延々とこのことを考え続けるわけです。

この反対側として描かれるもので、前の住人の痕跡が残っている家、も登場します。
物質として残ってる記録からも限界はあるし、そこから先は結局想像に任せるしかない、という。
(実際、この家に引っ越してきた夫婦の頭の中では想像に食い違いが見られる)

で、ラスト近くになって、急に面白くなる部分があって。
喫茶店にいる男性の思考が、

“野瀬俊夫は「ゴルフ練習場の痩せた老人」と「電線でそれを見るカラス」と「老人とカラスを見ている自分」という三者が同じ一つのフレームにおさまっているビデオの映像と、それを解釈しようとする機械を考えた。”

っていうところまで、行くんですね。
前後に“機械”についての描写が重ねられてるんで、その通りに読むのが正解なんでしょうけど。
僕は踏み込んで、この部分の記述は、小説の登場人物(「老人とカラスを見ている自分」)が、
この本『残響』(「同じ一つのフレームにおさまっているビデオの映像」)を読んでいる我々読者(「それを解釈しようとする機械」)についてまで、
考えを巡らせてしまっているメタ描写だと取りたいわけです。

すると、主題の「脳の中にしかないことってどこかに記録されてるの?」っていうのは、
つまり、小説内では会話以外、地の文ってことになりますよね。
記録されてんじゃーん、っていう。面白いメタ描写するねーって、
思ったところでそのすぐあとの文章に、

“しかし意味を必要とする人間は、再生されるビデオを見ながら、いくつもの可能性の中から、自分の気持ちに最もそぐう解釈を選ぶ”

と、貴様がメタ描写だと読むことは折込済みですよ私の戦闘力は5万です、とばかりにカウンターパンチ。
さらには、

“「見るもの」ではなく「見られるもの」として、想定されたいくつもの可能性のうちの一つになることを引き受けることの方が、この世界の要請していることにちかいと、いま野瀬俊夫は感じていた。”

ま、俺はそこまで分かって、お前に読まれることを選んでやってるんやけどね、と、
まるで小説内の人物に直接語りかけられているかのような記述。

183ページ目は濃いぞ、と、思いましたね。

それぞれの脳の中にしかないことってどこかに記録されてるの?読み取れるの?伝わるの?
っていうことを考えてしまうのは結局、登場人物の思うとおり

“みんな誰だって自分のことがたまには誰かから思い出されていることがあると思って生きているはずで(そうじゃなかったら生きていられないと早夜香は思った)”

ってことで、誰だって淋しいのは嫌だからなんだろうなーと思いましたね。


ってな感想になっちゃいましたが、ご満足いただけましたでしょうか、ウッチー。
ほんとにザックリとしたことしか書けませんでしたが、
細かく読んでくと、興味を持続させるようなエピソードが色々と挿入されてたりで、
派手な場面は無いものの、全体にわりかし面白い(interesting的な意味で)話だったと思います。



Cicada - 熄燈之後的城市 Meteoric Night

省思311




20140511Sun
 >画像多めでお送りします、久々、ミラーボール回ラズ開店

友達から探書依頼を受けていて(おー、古本屋っぽーい)、
気が向いたときに探しに行ったりしている。
古書連盟加盟店の在庫は一応検索できるんだけど、どこにも無く、
非加盟店や、古書市などで探そうとしている。

この前も池袋の古書市に行って探した。
まぁここまで書けばお分かり頂けるかとは思うんやけど、
見事に自分の物ばっか買ってきてしまった。
久々にガッツリ買ったなーって感じで。
友達の依頼を盾に己の買い物欲を満たしに行く日々。

ちょっと前に、Twitterで、

っていう呟きが流れてきて
ホントその通りやと頷いた。
僕も古書市に行くと、どうしても性知識モノを買わずにはおれないのでよく分かる。
今日は、池袋古本市での戦利品をいくつか紹介させて頂きたい。

というわけで、妄想書店ミラーボール回ラズの、書店部門。
駒込駅から徒歩5分、ビルの2階の角部屋、久々に開店いたします。
開店は終電後、閉店は始発が動くまで。
本の他にジンジャーエールとカルーアミルクがあります。
あと、今日のおつまみは、チョコチップクッキーです。
面白い本、いかした音楽、寝惚けた店主。
こんな我が店ですが、どうぞごゆっくり。


まず、たまたま手に取ったこの本↓

野口雨情『十五夜お月さん』。
元本は大正十年に出てて、それをほるぷ出版が昭和47年に復刊したもの。

箱から出してみると↓

ぎいやぁああああ!!!かわいいいいい!!!
というわけで、ジャケ買い。
装画は岡本帰一さん。
中身は童謡集です。


続いてこちら↓

『誰にでもできる まじない秘伝』
……さあさあ、ミラーボール回ラズっぽくなって参りました。
奥付に何も書いてないんだけど、多分昭和もだいぶ後半の方の本だと思います。
なんせ広告欄に『リーチ麻雀の新戦術』とか載ってますし。

内容は、ご自宅でできるまじない、ってそのまんまな感じ。
集めに集めたり、300個を越える量が載ってて、

“商売繁盛の呪い”、“諸病全治の呪い”、っていうベーシックなものから、

“みみずに小便して陰部腫れた時の呪詛”や、
“烏に糞をかけられたときの呪詛”というなんだか時代を感じる呪い、

“男の本心を告白させる呪詛”、
“思う時刻に起きる秘呪”っていう、

それ是非教えてくれっていうものまで、幅広く載ってます。
まぁこういうの効くか効かんかは、本人の思い込み次第だと思いますけどね。

なかでも、僕が一番好きだったおまじないは、
“盗人を発見する秘呪”

「左の文字を白紙に書き、犯人の足跡に三日間伏せて置くときは盗人自ら顧ること奇妙である。」

という説明の、“左の文字”ってのがこれ↓

お前ら、どこのポリンキーやねん。
あと、一番上の三角、なんで若干不機嫌やねん。
ちびまる子ちゃんの永沢君思い出したわ。


さ、いよいよ今宵のクライマックス。
お待ちかね、ミラーボール回ラズと言えば、軽風俗。
昭和の性知識本でございます↓

『魅惑のカラー・ポルノ』I・シュベンダ T・レイヒネル
昭和46年の本ですね。
ま、きっと元はドイツでしょうな。

では、さっそく内容をご覧頂きたいと思います↓


こんな感じで、見開き2ページ、
左右に分かれて、男女の体位の分解図、が載っております。
もう、ほんと、マヌケ。笑っちゃうわ。
で、そのあとの2ページ分が文章になってて、
ちょっとした性知識と、体位の解説が書いてあります。
ちなみに上の写真の解説は

女性は、広く開いています。この刺激の効果は、女性が、どのくらい脚をあげていられるかによってきまります」

だそうです。頑張れ女性。

他にも山ほど写真はあります。
僕のお気に入りはこちら。

「この愛撫のポーズは、意識してポーズしたものではなく、抱擁しているうちに、ひとりでに展開されるものです

いやいや、こんなギリシャ彫刻みたいなポージング、
よっぽど意識せな出てこーへんって。
しかも単独で見せてるから、もう何が何だか分からん。
男性は、ジムのプールで休んでたら久々に友人に会った、っていう風にしか見えない。
またこの、修正されたため、腰の周りがG・Iジョーみたいになってるのがたまらないですね。

女性の方なんて、これは完全に、
1人暮らししてから初めて酔って帰ってきて、風呂に入って、
冗談で自分のお尻の穴を鏡に映してみたものの、その真の姿に若干引いて、
酔いが冷めて、ちょっと固まってしまって、どうして良いか分からなくなってしまった、
っていう写真にしか見えませんからね。見えないでしょ?ね?ね?


さて、体位を分解するとなると、
もう男性の方は情けない写真のオンパレードとなるのですが、
私、ナカイデソントンの選ぶ、情けない男の体位ベスト3はコチラ!



<3位>

「うわっ、うわっ!……うわあああああああ!!!」
っていう叫び声が今にも聞こえてきそうです。


<2位>

すみません、頭痛と動悸がするので、
しばらくこの椅子で、だらしなくさせてください。


<1位>

そして、死。



いかがだったでしょうか。
頭が痛いことに、こんな面白愉快な本がなぜか他にもまだあります。
いつかまた古本屋やるときには放出しますので、どうかお楽しみに。

ってなところで、現在の店内BGMはこちら。始発まではまだお時間ございます。
よろしければもう1杯、ジンジャーエールはいかがッスか。

米津玄師 「MAD HEAD LOVE」

このPV作った人は、『魅惑のカラー・ポルノ』の愛読者ですね。間違いない。




20140510Sat
 >OFZK

いつも見てくださってる方にはこんにちは。
お初の方にははじめまして。
えー、OFZKです。
いまさらですが、何の略かと言いますと、
Only
Fuckin'
Zeek
Kick
の略です。っていうオフザケです。

一日一個しか文章残りません。
風の如く消え去るブログです。
って、カッコつけてやってるのに、
スマホから見ると楽勝で過去ログも見れてしまうというスキマだらけ。
しっかりしろ、FC2。

コメント欄もござんせん。
ご感想は風の便りか居酒屋の駄話で頂けると嬉しいです。
直接言われると、気持ち悪いくらい照れます。
リアクションを見たい方は、神保町に来て下さい。


さて、ひとつ前に書いた『金魚ファーラウェイ』の感想が、作ったご本人たちにも届いたようで大変嬉しいです。
Twitterってホント凄いね偉いね。
ご本人に向かって直接「面白かったです!」って言うのが大変苦手なので、あんな文章だけど感想になったかなぁ。

ラジオでも言ったんですが、僕の書いた文章を世界で一番大好きなのはおそらく僕、ってなくらい好きなので、
自分で100回くらい読みました。これはマジ。
ソントンさんってほんと面白いよねーあははー、くらいの感じで読んでます。
俺、俺大好き。自家中毒。バカか。

あ、「面白かったです!」って言うのは苦手ですが、
「面白かったです!」って言われるのはものすごく得意なので、じゃんじゃん言って下さいね。
調子に乗ります。
俺・天狗・なる・トゥナイト。
I wanna be TENGU.


こんなバカが書いた文章が載っております『ミラーボール回ラズ』にも色々ご感想頂いておりまして、
まんま自分の名前で書いた文章に、
“イオネスコの犀の話を連想した”
ってなことを言って下さった方が居らっしゃって。
いやはや、大変嬉しいですね。ありがとうございます。
“そうですね、不条理演劇を文章で再現させたらどうなるか、という実験の意図もありました。
 ベケットよりイオネスコの方が好みで、もちろん恣意的ではありませんが、
 無意識下で影響を受けているものが表出したかと思われます”
とその時は返しました。

ええ、もちろん内心では、
「すみません! 犀の話知りません! っていうか、イオネスコ自体知りません!」
と、得意のジャンピング土下座からの高速土下座コンボが炸裂しておりましたとも。
ハッタリだけで30年間生き抜いてきました。


今回僕は3本の文章を書きました。
あとの2つのうち1つは僕の名前も入ってるので一発で分かります。
十八番のパクリである、あの小説の書き出しを頂きました。
(たぶん、この書き出し10回はパクってる)
もう1本はそもそもがパクリです。

バイト先のマコトさんも『ミラーボール回ラズ』買って下さって、感想を言ってくれました。
(“マコトローズ”という複雑怪奇な折り紙をものすごく早く作れるという手先の器用さに由来する偽名)
(現在は仏像を作っておられます。って言っても何のことだか分からんだろうけど)
(マコトさん、Nichecraftに入ればいいのに、ってよく思う)

「ソントンが書いた最後のは、もっと夢のあるのにして欲しかった……」

だそうです。
僕も同感です。

マコトさんには、半年後に出るはずの次回『ミラーボール回ラズ』もご予約頂きましたので、
っていうか、定期購読でご注文頂きましたので、
頑張って面白いもの書きたいと思います。ってか書きます。書きたいです。


今作のテーマは“いかがわしい”でした。
……ぶっちゃけ、テーマどおりに書いたものなんて無いんだけどねー!
レジ番でボーッとしてるときに、タモリ特集の雑誌が平積みになってるのを眺めつつ、
俺、一時期めっちゃタモリさんのこと好きやったけど、あれなんでやったんやろう、って考えてて、
そっか、昔からどこか“いかがわしい”モノに惹かれるところあるわ、
と、決めさせてもらったテーマです。
いかがわしいもの、大好きです。

寝ぼけながら参加した打ち上げで決まった次回のテーマは、
“みずみずしい”
だそうです。
だそうです、って言えば他人事にならないかなぁ、という願いを込めて言ってみました。無理でした。
みずみずしさなんて、ホームレス時代、六本木の路上で餓死しかけたときに無くしてしまいましたので、
今回もパクリにパクって書こうと思います。
温かく見守ってやって下さい。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

溺れたエビの検死報告書 ワシャワシャ!!グギャギャギャギャ!!!




20140508Thu
 >金魚ファーラウェイ

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今日読んだ本 『金魚ファーラウェイ


仕事がなかなか片づかなくって少し遅れた。
入り口に居た店員に人数を聞かれ「待ち合わせなんですけど」と答える。
ちょっとは頭使って仕事しろよ。週末の夜に1人で大衆居酒屋に呑みにくるOLなんて居ねえよ。
いや、私が知らないだけでひょっとすると居るのか?
周りがワイワイとにぎやかに楽しくやっているなか、
待ち合わせの相手は、隅っこのテーブル席のさらに隅に小さくなって、
一心不乱に本を読んでいた。もう一度言います、ここは大衆居酒屋です。

「お待たせー」
「ああ、うん、ちょっと待ってて、今、いいとこ」

と言われたものの、私は待たずに席に着く。っていうか、何を待てと言うのかコイツは。
案内してくれた店員にとりあえずビールを注文した。

対面に座るバカを見て、お前さぁ三十三にもなってさぁ、と思わず溜息をつく。
それ自分で切ったろっていう不揃いでボッサボサの髪、
休みの日だからって伸ばしっぱなしの無精ヒゲ、ガッツリ猫背、
おそらく今日も全身ユニクロ、しかもオーバーサイズ気味。
かたや私、どこからどう見てもバリキャリ(死語だ)。
周りからは、私たち2人はどう見えているのだろうか。
まぁ、社会人と大学留年生の姉弟あたりだろうな。
下手すると、リアル『きみはペット』くらいには思われてるかもしれない。
後者が当たらずとも遠からずとしか言えないのが歯がゆい。
付き合っているのに、立場が違いすぎるんだよ、まったく。

「アンタ、なに呑んでんの?」
「最近ようやく再版されたポルトガルの」
「読んでんの、じゃねえよ、呑んでんの、だよ」
「え、あぁ、うん、ジンジャーエー」
「はぁ!?」
「えっ!? あ、ごめん」
「アンタ、ここ、居酒屋よ?」
「ごっごめん、ほらお酒飲めないし」
「呑めないじゃねえよ、呑むんだよ」
「んな無茶なー、あはは」

笑ってやがる。そしてまた本に戻ってやがる。
マス大山をも殺すと言われた私の睨みも全く気にならないようだ。
コイツの数少ない美徳のひとつは、
自分のことで何を言われても全然怒らないし、絶対に人の悪口も言わないところで、
だけど長所は裏返すと短所にもなって、つまりコイツはだいたい自分ばかりが悪いと思っている。
自分のせいだと笑ってれば済むと思っている、本当にどうしようもない奴だ。

遅っせえなビール、まぁ金曜の夜だししょうがないかな、と、ポーチから取り出したタバコに火を点けた。
手持ちぶさたついでにコイツの残りの美点を挙げてみることにした。
・目の前で私がタバコ吸っても嫌がらないし止めない。
→果たして私のことを本当に考えてくれてるのかどうか心配にならないこともない。
・酒もタバコも博打もやらない。趣味は読書だけ。
→逆に言うと、クソつまらない奴。
以上、打ち止めです。
ダメなところはまだ全然言える。あと200個くらい今すぐ言える。
残念ながら、ダメなところってのはひっくり返って長所になったりはしない。

しかし、いつまで“いいとこ”っての読んでんだよ、と、
いい加減しびれを切らした私はタバコをもみ消すと、
テーブルに乗りだして、ガッと鷲掴みに文庫本を取り上げた。

[フェルナンド・ペソア『新編 不穏の書、断章』(平凡社ライブラリー)]

「だっしゃああらあああああ!!」
「うわああっ!!」

ブン投げた。ノールックで後方へブン投げた。
今すぐNBAにスカウトされてもおかしくないレベルでブン投げた。
後ろでドンガラガッシャーンと盛大にグラスがぶっ倒れる音がして、
にわかに店内が騒然とし始めたが気にしない。

「てめぇ、花の金曜夜に彼女呼び出しといて、
 クソ暗い文庫本にカブりつきとはどういう了見だ!」
「あはは、まあまあ落ち着いて。暗い内容じゃないし、
 それに文庫本じゃなくって、あれは平凡社ライブラリーっていう文庫判よりちょっと大きめの」
「んなこたどうだっていいんだよ!
 今はオマエがツッコむターンじゃねえ、まずは謝れ! すぐさま! 土下座で!」
「お客様、申し訳ありませんが、店内で書籍の遠投はご遠慮頂きたく、」
「うるせえな! てめえはさっさとビール出しゃあいいんだよ!」
「ひいっ、すみません!」
「ごっ、ごめん!」
「なぁんでオマエまで謝ってんだよコラァ!!」
「いや、さっき、謝れって、だから」
「オラッ! しばくぞオラァッ!」
「痛っ! パチキ!? パチキは勘弁してっ!」
「おっお客様! 店内でお連れ様への暴力はご遠慮頂きたく、」
「あ。じゃああんた、コイツの代わりに、死ぬ?」
「めめめめ滅相もございません!」
「しっ、死ぬの!? 俺、死ぬの!?」
「分かったらさっさとビール持ってこいや! どかんと樽で持ってこいやー!」
「はいっ、喜んでー!」
「出禁上等じゃボケェーーー!!」
「ぎゃああああああ!!」


5分後、早々と店内は落ち着きを取り戻した。
もともと騒がしかったし、店員は片付けには慣れているしで、
あまり大事にはならなかったようだ。
さっきマネージャーらしき人が、もう来ないで下さいって土下座しに来た以外。
来れるわけないだろ。っていうか、土下座よりも先にビール持って来いよ。

「で、話って何?」

なんでこの期に及んで私に話をふらせるかねえ、と苦々しく思いながら、
掴まれ振り回され、若干ボロボロになったもののまだ生きているバカに聞く。
一緒に暮らしてるのに、今日はわざわざ「話があるんだけど」と呼び出されたのだ。
バイト以外ではほとんど部屋から出ないコイツにしては珍しいと、
朝から嫌な予感しかしなくて上の空で何も手に付かず、
他にも部下のミスを被って方々に頭を下げまくった挙句に残業、
そして生理前、と。機嫌が悪くなる要素で役満。
コイツに多少当たったところで私に罰は当たるまい。
話のあとで当たるようなことはしたくないし。

「実は、その、あの、話があってさ」
「そこまでは今朝も聞いたっての」

手元に本が無いとコイツが途端に挙動不審になるのは知ってるけど、
こういったことはせめてちゃんと目を見て話したい。
まぁ、以前コイツに目潰しを喰らわせてからというもの、
恐怖心からか目を合わせてくれなくなったのは私が悪い。

コイツにとって本は、ライナスの毛布みたいなもので。
それって私じゃダメなのかなぁ、と思わないでもない。
私はコイツの二歳上で、つまり今年で三十五。
切羽詰ってるっていうか、もう遅いんじゃないのっていう歳だ。
ま、バカはバカなりに自分で使う分はちゃんと稼いできているし、
周りには色々言われるけど、私はコイツが良いならそれで良いやって。
私もこのままが良いやって、っていうか、
このままで居させてよってずっと願ってた。

だってさあ、好きなんだもん。
好きになったもんは、しょうがないじゃん。
嫌いにはさぁ、なれないよねぇ。だけど、


「あの、ごめん、このままじゃダメだし、ちゃんと言って、ケジメをつけようと思って」

そっかそうだよねちょっと違いが出来すぎちゃったよね、って冷静に受け止める私。
おいおいこんな長い間一緒に居てここでポイってお前は国分太一かよ、って冗談っぽくツッコむ準備をする私。
てめえふざけんじゃねえよ!、って再び襟ぐり取りにいこうとする私。

そんな沢山の感情の私を差し置いて、実際の私は鼻をスンと、一度すすっただけだった。

あれ、と思った瞬間、胸のすこし下あたりががググッと押し込まれて、
それとともに喉がググッとせりあがってきて、上手く息が出来なくなって、
苦しくなった。唇を噛んだ。視界が温かなものでボヤァッと滲んだ。

ダメだダメだやっぱダメだ。ここで何とか止めないと。
流れるな、涙。脱線しろ、話。
しくったなー、リプリルフール塗ってくるんだったなーって今さら猛烈に後悔した。
あれさえ塗っておけばたとえ嘘でも言葉は出てきたのになーって。
今日は絶対に大事な話になるだろうから、正直に話し合いたいなっ、うんっ、
とか可愛いこと考えて塗るの止めたちょっと前の私、やっぱダメだぞ塗っておけ!
とりあえずバカが言いよどんでいる間に何か言わなきゃと口を開いた。

「……で?」

で?、ってなんだよ私。話の先うながしてどうすんだよ。
ってかすでに涙声になってるんじゃねえよ私。
やばいあと一言でもいやあと一文字でも喋ったら涙出るやばい。

「あの、あまり本読まないから知らないだろうけど、
 実は俺、最近文学賞とってさ、ちょっとだけど賞金もらえて」

「……へ?」

一文字喋ったので思ったとおり、ポロッと、涙がこぼれた。
けど、バカはまだモジモジしていて気付かなかったようだ。
なんだか話が脱線したようだったので、二粒目の涙は勝手に引いた。

まままままマジで?
それって結構凄いことなんじゃないの?
っていうか、アンタ、本読んでるだけじゃなくて、小説なんて書いてたの?
いやー、ずっとパソコン点けてインターネットばっかしてるもんだと思ってたんだけど、
へぇー、そうー、頑張ってたのねー、
ごめんねー、私、家に居るときは寝てばっかで、
はー、全然気付かなかったわー、うん、
って言おうとしたんだけど、陸に上がった魚みたいに口がパクパクと動いただけだった。

「それで、一応小説家としてやってけるかなってなったので」

「……へ?」

「あのー、俺と結婚してください、ごめん、遅くなっちゃったけど」

「……へ?」

「あはは。で、その、一応、指輪も」

「……へ?」


ユニクロのパーカーのポケットには不釣合いすぎるケースが出てきて、
なにそれ、違いすぎるでしょ、私たちみたいじゃん、
って言おうと思ったんだけど、ダメだった。
もうどうしようもなく、ボロボロ泣いてた。
バカ、ってかわいく言ったつもりだったんだけど、
「ぶわあぁぁくわあぁぁぁ」ってなるくらい泣いてた。
それでバカが笑ったので、腹立っておしぼり掴んで投げて、
まだ笑ってたので、テーブルにあるものとりあえず全部投げた。
ジンジャーエールも、まだだいぶ残ってたけど投げた。
どうせもう出禁だし、この先こんなことなんてもうないだろうし。
投げるものが無くなってから、ようやく、指輪のケースを受け取って、開けた。

嘘みたいな夢なのか
夢みたいな嘘なのか

ま、嬉しかったし、なんだっていっか、なんて。


   金曜の魚民みたくふれあい、あぁなんてことビールより先に




「ありがとね、ほんとにうれしい。
 この指輪っていくらだったの? 無理したんじゃない?」
「50万だよ」
「……文学賞の賞金って?」
「50万だよ」
「うふふ」
「あはは」
「うふふふふっ」
「あははははっ」
「お待たせ致しました、ビア樽でございます」
「スッカラカンじゃねえか、この大バカヤローーー!!」
「おっ、お客様っ、ビア樽が、ビア樽が宙をおおあああ!!!」
「のおおおおおおっ!!」



Elliott Smith - The Biggest Lie




20140507Wed
 >普通の暮らしに戻れるのか

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↑ラジオで言った“ダンジョンマップみたいな台本”。

寝てない自慢はダメだと分かってて、
その上で寝た自慢ってのもどうかと思うんだけど、
文フリ明けの昨日は20時間弱寝た。
ならすとここ数日で、平均6時間の睡眠時間って感じで。
学生時代からつづく一夜漬けスタイル。
いい加減なんとかしろ、俺。

おかげで今日は朝から起きれて、クソだらだらした。クソダラ。
クソダラしすぎて、ゴミを出し損ねたような人間。ゴミ人間。
で、昼くらいに、そうだ、映画行こう、って思って、
ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)をやってきた。

32本目『60万回のトライ
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33本目『アクト・オブ・キリング
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久々に1日2本。
『60万回~』を観た後は、すごく元気をもらって、街を闊歩してたんやけど、
『アクト~』の威力が半端なくて、映画館を出たときにはフラフラになってた。
18:30、空はまだ明るかった。

『アクト~』がすごく話題になってるせいで、
ドキュメンタリー映画を観たことが無い人があれを観て、
「ドキュメンタリーってやっぱり暗いんだなー」って思っちゃう人がいそう……。
みんな『60万回~』を観てくれれば良いのに。
俺は、どっちかっていうと、明るい映画が好きなので、
『60万回~』を応援したいッス。『アクト~』の凄さを否定するわけではないよ。

文フリで作った「OFZKFP」こと、フリーペーパーに味をしめたので、
この2本はまたブログではないところで感想を書きたいなぁ、なーんてね。
無理だったら、また一気にブログに感想載せます。


まだ文フリの興奮冷めやらぬままですが、
皆様から一日遅れて、僕も明日からお仕事です。
やること山ほどあるんでしょうけど、
一個一個やっつけていこうと思います。


Idiot Pop - Anyway Someway feat. Frenesi

最近、テンション上げたいときは、もっぱらこの曲を脳内リッピーットッ




20140506Tue
 >ミラーボール回ラズ@文学フリマ、反省編。そしてお知らせへ……

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ミラーボール回ラズ@文学フリマ、終・了っ!
ブースはこんな感じでしたのよん。
写真に映ってるのはメンバーのリクボーズさんですのよん。

なんとか間に合わせて、OFZKのフリーペーパーも作りました。
ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)略して「ド1人」の
31本目『ドストエフスキーと愛に生きる』を書きました。
俺以上に、メンバーのハルさんが配ってくれた。ほんとにありがとうございます。


一応、ご報告を。

当日の売り上げは、なんと20冊!
ほか、取置用やメンバー用などで、残ったのが0冊。
つまり……、完売(と言っても良いんじゃないかな)!
初参加のわりには健闘したよ俺たち!!

応援してくださった皆様、
当日お越し頂いた皆様、
お買い上げ頂いた皆様、
本当にありがとうございましたーっ!!
メンバー一同感謝申し上げます。


当日はただただ楽しく、6時間があっという間に終わりました。
早朝に地震があり、天候もあいにくの雨というなか、
3500人ほどの来場者を記録したそうです。すげえな。

初めのうちは緊張してて、どうすれば良いのか分からなかったけど、
場内を一周して他のブースさんを偵察、
結果、これは積極的に行かないとダメだな、と、
いままでアルバイトで接客業を転々としてきた俺、
スイッチが入って、途中から完全に店員モードに。
「なんか「いらっしゃいませ」がこなれてるよ」と言われるほど。
個人的に、絶対に15冊は売る、という目標を設定した結果がこれです。
無事達成。ありがとうございました。

周りのブースへの配慮は当然必要だけど、
お祭りみたいなもんなんだし、適度な呼び込みで盛り上げた方が絶対に良い、と思う。
置いてあるだけのブースでは、無料紙もハケてなかったもの。
今回は座ったままでガンガン声をかけるくらいしかしなかったけど、
立った方がリーチ長いし声もかけやすいし、次回はそうしたいなぁ。


ブログは(断続的だけど)もう長いことやってますが、
自分の書いた文章が印刷物に載るっていうのが、多分はじめての経験で、
あ、これ、インターネットよりも責任感じるわーと。
その上お金を出して買って頂いてるわけですから、さらに責任のしかかるわーと。
ウェブならいくらでも手直しできるけど、
印刷されたものってやり直しや撤回が効かんから、
もっと面白いものを書かねばな、と思った。
まぁ、思ってるだけじゃ何もならんから、
今回は一度本にしてしまうことで、とても良いキッカケになった。
っていうか、どれだけ頑張って書いたところで、
当日始まるまではどうせ不安なんだろうけどさ。

表紙の絵がかなり良いので、それを見て手にとってくださった人も結構いらっしゃって、
そういう人が、何ページかめくって、買わずに置いていったときの悔しさったらなかったスね。
自分が立ち読みをするときに見る部分ってどこやろ、と考える。
オイラには当然受賞とか華々しい経歴は皆無なので、著者略歴は書けん。
マンガだったらストーリー以前に絵柄とかジャンルとかなんとなく分かるけど、
小説って文字並んでるだけやからなぁ、と。
それでも、立ち読みで、
「悔しい…!けど…面白そうっ!(ビクンビクンッ)」
ってなって買ってもらえるような、
そんなフックを作ることが出来れば、と思った。
文字組みとか、まぁイラスト入れるとか、それより何より書き出しね。

カップルで読んでくれたお客さんの彼氏の方が、
女の子にどこかを指さしてキャッキャしてて、
どこやねん!どこを指してそんなに盛り上がってんねん!!と思ったり。
(もしも、サン・ラに食いついてくれてたのであればかなり嬉しい)
ガッツリ立ち読みしてったオジ様がいらっしゃって、結局買ってはもらえなかったんやけど、
多分1作分くらいは読んでってくれて、読みながらだいぶウケてて、
何を読んでるんや!ってざわざわしてたら、
チラッと見えたらしいリクボーズさんが
「ソントンさんが書いたやつ読んでたよ」
って言ってくれたので、思わずガッツポーズしたまま会場を一周しました。



今回参加したのは、たしか1月にリクボーズさんから
「5月の文フリ、マジで参加しませんか」ってメールもらったのがキッカケで。
あれ無かったら永遠に参加してなかったと思うんで、感謝してもしたりないですね。
参加が決まってからもオイラはほとんど「書けねぇ書けねぇ」って言ってただけで、
申し込み、支払い、印刷、などなど、全部リクボーズさんがやってくれました。
もう編集長ですよ、編集長。あと激ウマ豚の角煮を作ってくれたのを忘れちゃいけねえ。
ほんとにありがとうございました&ごちそうさまでした。
これからもよろしくお願いします。


最後になりましたが、ずいぶん気の早いお知らせです。
妄想書店「ミラーボール回ラズ」、
次回11月24日第十八回文学フリマにも
引き続き参加する所存でございます。

より一層のご支援ご指導ご鞭撻ご飯を頂けると嬉しいです。

今後の個人的な目標は、
・いつか100冊完売
・収支をプラマイゼロにして、継続できるようにする
です。
当然、もっと面白い文章を書くようにも精進します。


ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。
今日みたいに、宇宙が見えちゃいそうな天気の日にはぴったりの曲です。

Sun Ra - Door Of The Cosmos

いつかあの船に乗って、一緒に宇宙へ行きませんか




20140505Mon
 >It's growing up

【下の方に、ヒョウモントカゲモドキの画像があります】
【苦手な方はご注意下さい】
【え?苦手? 何を言っているんだい、こんなに可愛いのに】



成長する、ということ。




<オブツーサ>
s_IMG_2083.jpg
1月の世田谷ボロ市で入手した多肉植物。
画像は買った日に撮ったもの。
プクプクキラキラなハオルチアの中でも特に人気がある種類。
冬の間はほとんど水をやらずに、
温度が下がり過ぎないように新聞紙をグルグル巻きにしておいた。


で、現在


s_IMG_2324.jpg
ニョロニョロと花が伸びてきた。
今はこの画像よりももう少し伸びている。
春は植物が一気に育つから面白い。
これに気をよくして、次はリトープスに挑戦しようかと思っている。
2つ以上の植物を同時にうまく育てられたことが、実はかつて無い。



<ヒョウモントカゲモドキ(ブリザード)オス>
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おなじみ、俺たちのアイドル、綾波。
綾波という名前だけど、オス。
お迎えして、2ヶ月くらい経ったころの写真だと思う。
完全にカメラ目線。あざとい。かわいい。


現在


s_IMG_2327.jpg
見よ、このデップリとしたおけつを。
完全にオッサン化が進んできている。
体重が重いせいか、俺の手を登ろうとすると、
もはやずるずると滑ってしまい、なかなか登ってこれない。
そんなマヌケな姿もまたかわいい。

s_IMG_2330.jpg
この2つは昨日撮った画像なんだけど、
脱皮直前ということもあり、白くなっている。
あと、かなりマヌケな覆面レスラーみたいになっている。
今日見たら無事に脱皮完了していた。
ヒョウモントカゲモドキは、脱皮後の皮を食べてしまうので、
あとは何も残っていない。
色は相変わらず、汚くなる一方である。
ブリザードは白くなると聞いていたが、
黄色と灰色が混ざったような、
なんというか水彩絵の具の筆を洗ったあとの水みたいになっている。
けど、それもまた、かわいい。


<ヒョウモントカゲモドキ(ブレイジングブリザード)メス>
s_IMG_2207.jpg
おなじみ、俺たちのプリンセス、渚。
渚という名前だけど、メス。
ややこしい。たまに自分でも間違える。
これはお迎えした直後の写真。
本当に小さくて、しかもアルビノの血が入っているため、
目が悪くて、怯えてばかりいた。
「ピシャー!」と威嚇されたときのショックは、
思春期を迎えた娘に「お父さんのものと一緒に洗わないでよ!」
と言われたときの父の気分であった。
ちなみに綾波にも、手の上でゴロゴロ転がして遊んでいたときに威嚇されたけど、
特になんとも思わなかった。なんだろう、この扱いの差。


現在


s_IMG_2331.jpg
少しだけ大きくなりました。
「撮ってるんじゃないわよ!」
ってなくらいに、手の上を逃げ回られた。
相変わらず思春期真っ只中である。
まだまだ慣れてはいないが、もっと体が大きくなれば、
ちょっとは落ち着いてくれるんじゃないかと思う。
綾波みたいにデブになるのは困るけど。

s_IMG_2335.jpg

逃げ回ったあと、なぜか分からないけど、
しばらくこの格好でじっとしていた。かわいい。
目が悪いため、綾波よりもカメラ目線が少ないのが寂しい。
(綾波は見えるものに結構反応してくれる)
若干黄色が入ってきたけど、さすがブレイジングブリザード。
まだ白さをキープしている。
そんな渚も、今日、脱皮の準備に入った。
もともと白いから、綾波よりは分かりにくいけど、
それでもマヌケな覆面姿になっている。
けど、女の子なので、かわいそうだから載せない。
なんだろう、この扱いの差。
ちなみに今日の渚のウンコがめっちゃ臭かった。
こんな事を書くから威嚇されるのかもしれない。
暗い場所が大好きな、文化系根暗女子だけど、
すくすく育って欲しいと、オジサンは思っているよ。


しばらくはこの2匹を一生懸命育てるけど、
次に迎えるなら、スーパーマックスノーだな、
とか考えていることは内緒です。

また成長したら、ブログに載せます。
綾波・渚ファンの皆様は、お楽しみに。



Hi-Standard-Growing Up




20140504Sun
 >5/5、文学フリマ、ミラーボール回ラズ

直前の宣伝一発。
明日?今日?
5/5の文学フリマに参加いたします。

第十八回文学フリマ
http://bunfree.net/
2014年5月5日(月祝)
11:00~17:00
東京流通センター 第二展示場
入場無料!

サークル名、および誌名は『ミラーボール回ラズ』
【C-10】ブースにおりまする。
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1冊500円で販売いたします。
7人の著者とひとつの関節による、
8編のさまざまな作品を集めたアンソロジー。
怖がらずにお越しやす。


昨日録ったラジオももう一回載せとくけん、
よかったら聞いてよね。
リンク先からダウンロードも出来ます。誰が得するんだ。もちろん俺だ。

Opening:ZAMALA「Valse」
Ending:I Am Not Lefthanded「Boats (Swept Away)」


ではでは、明日お会いしましょう。
明日お会い出来ないって方も、生きてりゃそのうち会えます。
いつかお会いしましょう。
どこにだって行けるしなんだって出来ます。
そんな気分で。何卒。


Take Me Home Country Roads/Olivia Newton-John





20140503Sat
 >オフザケラージオー

お久しぶりです。
今回こそ誰に頼まれたわけでもないのに、ラジオ録ってしまいました。
OFZK-OMK、3回目。



Opening:ZAMALA「Valse」
Ending:I Am Not Lefthanded「Boats (Swept Away)」

宣伝ラジオです。
そのくせに結局20分弱、いってしまいました。
今回も無駄に素敵にダウンロード可
↑クリックであなたのコンピュータに俺の駄話が侵入します。
イントロの赤っ恥コーナーだけでも聴いてみてください。
下手なラップっていうのは、やる方は楽しいですけど、
聴く方はキツイってことが分かりました。
あなたにとって、これは拷問かもしれない。すみません。

ラジオの中では“あさって”って言っちゃってますけど、
もう明日ですね。
5/5(月)、文学フリマ、ぜひお越し下さい。
よろしくお願いします。




20140502Fri
 >良い生活は良い音楽から始まる

なんとなしの夜更かしが続いていたせいか、
昨晩は気付かぬうちに寝てしまっていた。
まー、早寝早起きの気持ち良いこと。
たまにしかしないからなんだろうけど。

ブログを毎日更新すると言ったばかりの手前、
さすがにすぐにサボるのはマズイだろうと、
起きぬけの頭で慌てて書くネタを考えるにも、
どうにもとっかかりが出てこない。
今日のところは今聴いてるCDのことを書いてお茶を濁すことにする。


ずっとアコガレ続けていたNakamichiのCDプレイヤを、
去年ひょんなことから手に入れた。
タワレコの試聴コーナーなどに置いてある、
CDが3枚入るやつで、音質が良いと評判がある。
僕は耳が良くないので、そんなに違いは分からないのだけど、
いちいちCDを入れ替えなくても良いのが大変助かる。
3枚もあれば1週間はもつ。

大体、図書館からCDを3枚ずつ借りて聴いている。
ちょっと前まで、JAZZのCDで知らないアーティストを、
Aから順番に片っ端から借りていくというのをやっていたんだけど、飽きて休憩中だ。
我ながら、飽きっぽさのオリンピックがあれば簡単に金メダルを取れるレベルである。

さっきまでは
『クラシック・ケルティック・ミュージック フロム・スミソニアン・フォークウェイズ』
というCDを聴いていた。
クラシック・ケルティック・ミュージック フロム・スミソニアン・フォークウェイズクラシック・ケルティック・ミュージック フロム・スミソニアン・フォークウェイズ
(2013/03/17)
シャーリー・コリンズ、イワン・マッコール 他

商品詳細を見る
まず、タイトルが長い。
個人的に、タイトルが長いものは、得てして大好きである。
普段、朝に落ち着いてCDを聴く事なんてないのだけど、
実に朝という時間にあったCDだった。
なんというか、無印良品で流れてる感じ。
っていうか、10曲目の『道を外れた子供』なんて、確実に無印で流れてた気がする。
23曲収録というボリュームも、ゆっくりできる時間があるときにちょうど良いし、
楽器だけではなく、ボーカルのみの曲もたくさん入ってるのが好きだ。
19曲目『穴のあいたブーツで』は男性ボーカルのソロ曲なんだけど、
聴いてるとやたら元気が出てよろしい。韓国映画の軍歌シーンに通ずるものがある。

こういうCDにありがちだけど、ブックレットが超ブ厚い。
40ページもある。もちろん全部英語だ。
1曲ごとに詳しい解説が書いてあるんだけど、たぶん読んでも分からない。
日本語解説の紙が1枚入ってるので、それを読んで分かった気になろうと思う。
曲によっておそらく録音年代にバラつきがあるのだと思う。
テープから起こしたようなものは、ビヨビヨという揺らぎが実に良い。

インストのCDはよく聴くんだけど、こういうレトロなケルト曲は好きだ。
なんでだろうと注意して聞いてみると、
ああ、フィドル(バイオリン)が3連で入ってるからだ、と気付く。
ホントに3連大好きだな、俺。



今はCDを変えて、ジミー・ジュフリー『フォー・ブラザーズ・サウンド』が流れている。
フォー・ブラザーズ・サウンドフォー・ブラザーズ・サウンド
(2013/02/20)
ジミー・ジュフリー(ts)

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普通のJAZZも好きだけど、
こういうちょっとおかしいJAZZはもっと好き。
サックス4本が鳴っているように聴こえるけど、
当時出始めた多重録音の技術を使って、
ジミーがテナーサックスを4本重ねたものなのだ。
それにピアノとギターが味付け程度に重ねられている。
1950年代のことだ。頭がオカシイと思う。
実験作品らしく、あれっこれで終わり?って感じで終わるのも印象が良い。

ジミーのことは「雨と休日」というCDショップで知った。
アルバム名は『Trav'lin' Light』。
リード楽器(クラリネット・サックス)&ギター&トロンボーンという、
本当に頭のオカシなトリオ編成でのCDで、買って以来ずっと愛聴盤だ。
あまりにスッカスカな編成なので、
本当にジャケット写真の状態で録音したんじゃねえか、と疑ってしまう。

ジミーは結構たくさんアルバムを出しているので、
出来れば全部聴いてみたいと思っている。
『1961』という2枚組のCDを聴いたことがあるのだけれど、
これは尖りすぎててあまりよく分からなかったというのが正直なところ。
もはやJAZZではなく、現代音楽に踏み入れてる感じで、
今、ECM(ちょい難しめのCDがよく出るJAZZのレーベル)から出ましたよ、
って言われても全然信じてしまうと思う。



The Jimmy Giuffre 3 - The Swamp People




20140501Thu
 >五月の風

村上春樹の新刊の嘘表紙を作った。
はなえもんに再会した。
夜電波が金曜0時に移った。
花見に行った。
新しい場所で働き始めたトカゲさんに髪を切ってもらった。
行った舞台が全部すごく良かった。
三大奇虫を見てニヤニヤした。
ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』を全話見返した。
しばらくキングの口調が移ったのよーん。
あとは文フリの文章書いてた。
締め切り破りまくった。

さよなら4月。また来年。


やあ5月。久しぶり。

だんだんと暖かくなってきた。
休憩室にいるのが勿体無くて、外出してはついのんびりしてしまう。
梅雨までの、少しの間の、気持ちの良い季節。
みんなは夏のことを話している。
僕はいまを楽しむ。いつだって先のことには乗り遅れる。

まずは5/5に文学フリマがある。ぜひ来て下さい。
ブースに居なくても会場のどこかには居ますので、お会いできると嬉しいです。

次は多分、バイト先の飲み会がある。かも。
前に流れてしまったので、どうなるやら。

大阪のナンシー関回顧展は行こうかどうか非常に迷っている。
他にもやりたいことや行きたいところがあって。
ちょっと前に、いつまでもナンシーに拘ってるのもどうか、と思った。
行けば行ったでいいケジメになるだろうけど。


5月の目標
・積み本を崩す
・積みDVDを崩す
・休みの前の日は早く寝る
・ブログ毎日書く
・文書も書く

こんなところか。
やりたいことは多分あとからあとから湧いて出てくる。
そんな季節だ。気の向くままに行くのだ。


足/栗コーダーカルテット



  

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このブログのタイトルは OFZK です
ソントン という人間が書いています
だいたい本を読んでいます





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