20141130 Sun
今年も年賀状を書きます


去年、送ってほしい、と言ってくださった方に宛てて、5枚、年賀状を書いたんですが、
今年も書かせて頂こうと思います。欲しい方はご一報ください。
電報、飛脚、矢文、可。あ、電報っていっぺん打ってみたいな。
個人事業ならではの柔軟な対応。僕たちPen pals。
どうかあなたの寛大な心でお付き合いください。

たぶん7枚くらい書きます。0~9の数字では7が一番好きだからです。
僕の祖父はセブンスターを吸っていました。
だからというわけではありませんが、7、が好きです。
ジンクスとか、ゲンとか、信じるたちなので、大体の場面で7を選びます。
雑誌の星占いも、TVの血液型占いも、そういうのだいたい信じます。
靴下とかズボンとか、必ず左から履きます。
それでラッキーだった日なんてないんですけどね。



ようこそ12月の国へ。お元気ですか?
12月の最初の夜、東京は雨。そちらはいかがですか?
もうすぐ僕は30歳になります。そちらはいかがですか?

この1年はあっという間だったし、そんなこと言ったらこの10年だってあっという間だった。
人生は振り返れば短いが、前を向けば膨大だ。そんな感じ。
ロクでもない人生だけど、楽しいことも多かった。
これからまだまだ、楽しいことがある、と思う。
来年のことも、この先10年のことも、楽しみだ。楽しく歳をとるのだ。
これまでのことに、あまり後悔はない。歳をとるというのは良いことだ。
どんな出来事だって、いつかは綺麗な思い出になるのだろう。



幸せになりなさい。
ただ、幸せになれば、それと同じくらい、いや、それ以上に不幸なことがあるわ。
残念だけど、人生ってそういうものよ。
けどね。
きっと幸せになりなさい。あなたは、幸せになりなさい。



田中茉裕 小さなリンジー




20141126 Wed
果たしてミラーボールは回ったか


11/24、第19回文学フリマ、無事に終了いたしましたー!
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当日お越しくださった方、応援してくださった方、
いやいや、ていうか、皆々様、本当にありがとうございました。
感謝感謝感謝に尽きます。

当日販売させて頂いたものは、
・新刊『ミラーボール回ラズ2』
・再版『ミラーボール回ラズ』
・活版印刷の活字を使ったアクセサリー
・ミラーボール回ラズバッジ
・表紙イラスト担当Myuhndiさん作成のアクセサリー
あと、無料でいくつか配り物もさせて頂きました。

前回は奇跡の完売を果たしましたが、
今回は、やっぱり在庫残りましたー!!
新刊・既刊、ともに在庫ありますので、
ご希望の方は、ご一報頂ければ販売させて頂く事も可能でございます。
それぞれ500円ナリ。どうぞよろしくお願い致します。

「遠くに住んでて直接の受け取りは……」なんて方は、遠慮なく言って頂ければなんとかします。
「姑のイジメに悩んでいて……」なんて方は、たぶん相談する先が間違ってます。みのさんにお願いします。
「遺産の相続先が見つからなくて……」なんて方、多分僕はあなたの孫とかです。ほら思い出して。
とにかく、出来るだけ面白い文章をぶっ込んだので、よかったら読んでみてください。


文学フリマ当日は、嬉しかったことも、悔しかったこともあり、
そういった諸々は次回に繋げていこうと思います。
俺の尊敬する小道具師が言ってたから。
「続ける秘訣は、続けつづける以外ないですよ」。
こつこつ、やっていきます。

というわけで、ちょっと気が早いですが、我々ミラーボール回ラズ、
次回2015/5/4の文学フリマにも参戦する気満々でございます。
懲りずにご愛顧頂けますと嬉しい限り。
また来年、お会いしましょう。

次にお会いしたら、そのときにはバカな話をたくさんしましょう。
美味いもん食って、酒飲んで、歌って踊って、たくさん寝ましょう。
大丈夫、この世には面白いことがまだまだありますよ。
泣いてるあなたを、絶望したあなたを、死にたいあなたを、
笑わせる話を、いつかきっと、作りますから。
だから待っててくださいね。


Dors Adele - L'Orchestre de Contrebasses




20141120 Thu
ミラーボール回ラズ、11/24(月・祝)の文学フリマ、最後の宣伝に参りました


少し前に「ミラーボール回ラズのブログ」の方も更新しましたが、
僕のホームグラウンド、OのFのZのK、つまりここ、OFZKでは、とことんのしつこさで、
春先のサークル勧誘くらいのしつこさで、
バスタオルのかび臭さくらいのしつこさで、
部長が酒の席で連発するオヤジギャグくらいのしつこさで、
とは言っても物事には終りがあって、しつこさも飽くなきしつこさではないわけであって、
この宣伝で最後にするから! お願い! もう一発宣伝させて!!
とかなんとか、セフレから一方的に別れを告げられた男を想起させるセリフを吐きながら宣伝させてもらいます。


我々、ミラーボール回ラズ、来週の文学フリマに参上いたしますんでっ!!


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第十九回文学フリマ
2014年11月24日(月祝)
11:00~17:00
東京流通センター 第二展示場
(東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分)
※詳細は会場アクセスをご覧下さい
入場はローハー。つまり無料でございっ!
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我々文学(と書いて“飲み”と読む)サークル、
ミラーボール回ラズは、今回、
1Fの、A-08ブースにおります。
入り口から見て、右側の壁の、奥の方に居ます。
配置図で言うとこんな感じです。



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調子に乗って落書きしちゃったテヘペロ☆
反対側の奥にあるターリーっていうカレー屋は激ウマです。
もしかしなくても、文学フリマの会場内で一番の人気を誇っています。


さて我々、そんなターリーに負けちゃいられねえ、
いや嘘です怒らないでちょっとあやからせてくださいよー、
っていう弱腰チャレンジャースピリットで作り上げましたる新刊がこちら!

『ミラーボール回ラズ2』 1冊500円
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なっ、なんて分かりやすいタイトルだー!!
今回も素晴らしい表紙イラストを担当してくださったのは、
ヘナタトゥーアーティストの、Myuhndiさんでございます。
あと、タイトルのあとに付いてる“2”の読み方は各自にお任せします。
僕は“ツー”、編集長は“ドス”、春歌さんは“ドゥエ”と読んでいます。揃えろ揃えろ。
文学フリマのウェブカタログのアイテム紹介は編集長が書いてくれたんですけど、
 >ミラーボール回ラズの同人10名による、
のあたりは、皆様の優しさを期待しつつ煽っておりますのでよろしく。
 >テーマは「みずみずしい」
え? ……ああ!そういえばそうだったね!

目次は以・下・参・照っ。

りんご/広屋仁士
猫背/広木圭
不意に休日/河内天美
COM/清里文一
秋は文化祭/楠扇子
信号のこっち側で/もやいなおし
或る友人の手記/孤琴庵主人
輪郭と境界/横緒和音
MAGURO/永島寝癖
日常雑歌/春歌


今回、パソコンが壊れっぱなし、という体で、ナカイデソントンの名前は出しておりません。
さーて、僕が書いたのはどれでしょーか!?
とか煽っておいてなんですが、読めば一発で分かります。お楽しみに。

どうしても欲しいという方には、ご予約を。(←現状ソントン受付2件)
当日来れないけど欲しいという奇特な方には、お取り置きを。(←現状ソントン受付2件)
遠方で行かれないけどぜひ読んでみたいという奇特すぎてちょっと心配な方には、ご配送を。(←現状ソントン受付1件。マジでありがとう!!)
ほか、立ち読み冷やかし差し入れちゃちゃ入れ、そして何よりご購入、
なんでもかんでも大大大歓迎。よろしくお願いしますっ!


そして前回初参加の文学フリマで、奇跡の完売を果たしたこちらも復刊っ!

『ミラーボール回ラズ』(再版) 1冊500円
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そういえば、今回はおっぱいで、前回はおケツやったね。
いやあ、辛かったね。誤字脱字を直すの、ほんまに辛かったね。
ブログの昔の記事はしょっちゅう見返してるけど、
縦書きの印刷物を読み直すと、「俺、なに調子こいて書いてんのやろ……」としか思えないね。
そんな辛さ痒さ痛さを乗り越えて、修正入れました泣きながら。
僕の部分は、結構削った感じです。一部ページ組みが変わるくらい削りましたとも。
それもこれも、あなたに読んで頂きたいから!
というわけで、僕と関節とスタンドが書いた、
羊の話とか、肩関節によるエッセイとか、耳をすませる話とか、
読みたい人は是非是非、ご購入下さいませ。


他にも、直前になって小物が大充実してきておりまして、

・編集長製作の活字アクセサリー
・表紙イラストを使用したバッジ 
・Myuhndiさんのイラストを使ったアクセサリー 

などなど販売いたします。ひょっとすると、本より売れるかもしれないというクオリティ。
そうです。主に西側JAPAN出身である我々は、金儲けを企んでいます。
来場の記念に、あの人へのプレゼントに、還暦のお祝いに、
ご購入頂けると、打ち上げのビールが増えます。即物的!!
だって皆、怖いくらい飲むんやもん。

あと、フリーペーパー・チラシ・カードなど、無料配布物も置きまくります。
前回比100倍くらいでごった煮に置きまくります。闇鍋感覚。
本はちょっとあれやけど、ソントンってどんな文章書くの? って人は、
今回も「OFZKFP」という名のフリーペーパーを作るかもしれないので、
もし出来上がっていれば心ゆくまで持っていってください。
まだ書いてませんけどね、いまだ(本番3日前で)ゼロ文字ですけどね。
(前回も、前日に徹夜して作りましたので、心配には及びません)
(いや、逆に色々心配だよ、っていうツッコミは歓迎です)


当日は私、一日中、居ます。
ブースに居なくても、会場のどこかには居ます。
なので、良かったら挨拶させてください。ぜひお会いしたいです。
必殺のiPhoneは充電切れないように愛しく扱いますし、
来訪時間を予告して頂ければ、ブースに借りてきた猫のごとく居座ります。
突然のご来場ももちろん大歓迎です。
ドッキリに引っかかった芸人並のリアクションを取る、かもしれない。

さてさて、そんなこんなで、
ミラーボール回ラズ一同、
皆様のご来場を切に、お待ち申し上げております! なにとぞなにとぞ。

では。また当日に。
楽しいこと、たくさんやりましょうね。


DCPRG - MIRROR BALLS

これでブログに貼るの何回目でしょうか。
「ミラーボール回ラズ」の、名前の元になった曲です。
仮タイトルは「泣きたくなるような安っぽい話」。最高。




20141116 Sun
正月、友達の娘(小1)のお尻を触りに三重へ帰る


今年の正月はおそらく自然発生的に3連休があるはずなので、売場で地団駄踏んで、泣きのもう一日休み延長をもらい、実家へ帰ろうかと企んでいる。正月、に限らず休みの日はクソみたいにダラダラしていたい、略してクソダラしていたい、略してクソ野郎の僕は、世間の連休に合わせて行動するようなことはほとんどない。ちなみに去年の正月は12/31・1/1と2連休だったのだけど、大晦日は水族館劇場の別働隊・さすらい姉妹の路上演劇を山谷へ観に行き、元旦は池袋の東急ハンズへ腕時計の電池交換をしに行き、新宿の紀伊国屋で本を買った。食べたものはたしか、松屋の豚めしではなかっただろうか、あと菓子パン。我が事ながら、恐ろしいまでのブレなさである。

そんな僕が今年はなぜこんなにも積極的に帰省を果たそうとしているかというと、三重に住んでいる友達から、
「娘が、ソントンさんにならお尻触らせても良いよ、と言っているんだけど」
というメールが送られてきたからである。
以前からこのブログを読んで頂いている方はご存知だと思うが、僕は筋金入りの尻フェチ、かつロリコンである。パソコンがあまりに重かったので、ネットでこつこつ拾い集めた画像を先日まとめて削除したのだが、尻フォルダと可愛い女の子フォルダを消すときはアルコールの力が必要だったほどだ。そんな僕のことを人はこう呼ぶ。ド変態、と。もしくは、頭が病気、と。よせやい照れるじゃないか、親が泣く。
ド変態として、速攻でメールを返信したのは言うまでもない。

「正月娘さんのお尻触りに帰る」、と。

友達からは「この一文が世に出たらただの変態だよ?」と返事がきたが、今さら何をか言わんや、である。ちなみにオネエキャラ口調で「いまさら~! なにをかいわんや~!」って言うとちょっと楽しいよ、ほれ試してみい。
別に変態だと思われて失うものも持ち合わせて無いので、堂々と本日のブログのタイトルに冠してみた。これでWorld wide webという大海の砂浜に、ナカイデソントン=変態、という文字が刻み込まれたであろう。あいや忘れていた、僕の背中には“ド変態”と既に彫られているのだった、トンガ文字で。
正直、「……変わってるね」と言われたいがために無茶苦茶している部分はあるので、ド変態は名誉の勲章である。むしろド変態ってのだけが僕の取り得なので、それを真っ当に直してしまったら何も残らない。塩をかけたナメクジのように僕のアイデンティティは消え去ってしまうだろう。なので、小さな王蟲を守ろうとしたナウシカの如く、僕は己の変態っぷりを守っていこうと思う。世にはびこる沢山の変態たちが、後ろめたさを感じず、堂々と、陽の下を、胸を張って歩ける。そんな世界が実現したら、人類は滅びる。ダメだこりゃ。

昨日嬉しいことに、とある人から「ソントンのブログは面白い」とお褒めの言葉を頂いたので、早速ではあるが、下衆な内容でお届けしてみましたテヘペロリーヌ。あの人、今頃、ブックマークから僕のブログ消してる確実に。
いや、実際のところは、友達と会って、馬鹿な話を喋り倒して終わりだと思いますけどね。変態という名の紳士ですから、これでも。友達と、この前ゆっくり会ったのはいつだっけな。僕の方はあれから色々、あったような、なかったような。誰かと面と向かって喋るのは下手くそだけど、どうでもいいホラ話をたくさん、それと大事なホラ話を少しだけ、ホントのことは砂粒ほど、持って会いに行こう。だって僕の言葉で誰かが笑ってくれるのが、一番嬉しいもの。あったことも、なかったことも、面白いこと、話して笑おうよ。


anonymass 「our words」




20141115 Sat
結局チョコレートが必要よ


先日、ミラーボール回ラズのメンバーによる飲み会がありました。

毎度毎度の説明になるのでご存知の方は読み飛ばして頂いてかまわないのですが、
“ミラーボール回ラズ”とは元々僕が谷根千で行なわれた一箱古本市に参加するために使った屋号で、
継続して参加するつもりが、いつものことで、なんだかんだ1回限りの古本屋となってしまい、
以降は妄想書店としてブログにたまに登場する名前となっていたところ、
Twitterで知り合ったリクボーズさんに「良かったら文学フリマに一緒に本を作りませんか」と声をかけて頂き、
結果、今年の5月に人生初の同人誌を作ることに。
その何回目かの会議で「サークル名はどうしましょうね?」という話題になったときに、
リクボーズさんの提案で、「妄想書店ミラーボール回ラズ」にしましょう、とサックリ決まりまして。

その後、横浜のへそまがりで古本棚「ミラーボール回ラズ」を置かせて頂くことになり古本も復活、
今回の文フリでは、なんとリクボーズさん製作のアクセサリーも販売することに。
執筆メンバーにはギタリスト・作曲家もいて音楽関係もバッチリ。
出版・古書・アクセサリー・音楽関連、
と、我々はミラーボール回ラズホールディングスの設立を、

あたりまで与太話が進んだところで「乾杯!」となった。

いつもは前回から文字を書いているメンバーだけで集まり、編集長宅にて美味しい料理を食べながら会議、という名の飲み会をしているのけど、今回はさらに執筆メンバーが増え、表紙のイラストを担当している方も参加。新宿の小汚い(←誉め言葉)飲み屋でワイワイと大変楽しい夜を過ごした。
この飲み屋は、僕とリクボーズさんが初めて会った場所であり、そのときに偶然、現在『ミラーボール回ラズ』で短歌を書いている春歌さんともお会いした場所である。はじまりの場所、といったところ。スピーカーからは爆音でPE'ZのリミックスCD、ソイル&ピンプセッションズ、大橋トリオによるカバーCD、などなどが流れていた。

酔っ払った編集長は後半、延々と「今年のクリスマスは中止だ!」とくだを巻いていた。
「35歳を越えた男性が結婚する率は5%以下らしい!」「統計学!」
「もう5年は彼女が居ないからまた童貞からやり直しだ!」「童貞膜!」
などと、韻を踏みつつどうでもよすぎるシュプレヒコールを我々は上げ続けた。

梅酒&コーヒー酒ごときで完全に酔っ払ったナカイデソントンはこれまたウザく、バンドをやっていたころの思い出を延々と語ったりしていた。こういう、酔っ払っちまったからちょっと喋りすぎてもいいよね、みたいに勘違いしている酔っ払いをみかけたら殴り飛ばすのが親切だと思う。喋りすぎてる僕を見たらぜひ殴り飛ばしてください。調子に乗ってはいけないと駒込からの帰り道で死ぬほど反省したので許してください。

やがて、ほろ酔い女性陣による、編集長とナカイデソントンに対しての辛辣に辛辣を重ねてつまり激辛な批評が始まり、ナカイデソントンは、
「ソントンは、こう、年上のマダムに、カーディガン着せられたままいたずらされる感じだよね」
「そのマダムのツバメになりそうだよね」
「っていうかさ、そのダサい柄シャツ禁止」
「まぁ、年上のマダムに可愛がられて幸せになるか、いい感じに廃人になるか、二択だよ」
と占われた。いやいや彼女いますがな年下ですがな、と言い張っても占いの結果は何ひとつ変わらなかった。よほど強力な宣託だったらしい。なんとなく、当たりそうで怖い。特に後者になりそうな予感がヒシヒシとして、怖い。あと柄シャツ禁止と言われると、今持っているのはバンドのステージ衣装用に自主的に買ったダサ派手な柄シャツばかりであるため、僕は下着とジャケットの間に、まったく着るものがなくなってしまうのだけれど、まあ間もなく30代の扉を開こうとしているので、そろそろ見た目も落ち着いた感じにして、雨の日の白金台とかでダンボールに入って淋しそうな鳴き声をあげ、いつか拾ってくれるマダムを待とうじゃないか。ああ絶対に廃人コースやわって、書きながら自覚しました今。

その流れに加え、今回の文フリには諸事情あり、我々ミラーボール回ラズは、キメキメの衣装で参加することとなった。この諸事情というやつが、面白すぎて今すぐにも喋ってしまいたい気持ち抑えきれない冬2014なのであるが、今は我慢しよう。喋れるようになるか、飲み会でのみ喋って爆笑することになるかは、当日次第である。僕は僕の役割をしっかり果たそうと思う。文章を書く、という真っ当なほうの役割は一区切り終わったので、あとはオフザケの方。いやあ楽しいなぁ。


僕は必死で格好をつけて、クリスマスを気にしていない風でいて、毎年なにかしらをやらかしてきた(数年前、単身、イブのディズニーシーへ行ったのは良い思い出である)ので、中止と言い張る、みたいなことでもいいから、皆楽しめばいいと思う。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆ならダンシントゥナイ、である。だって、特別なことなんて何ひとつ起こりゃしないのだ。全部普通のことばかりだ。けれど、それこそが、だ。





20141111 Tue
ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって


5日間ほど、弟が遊びに来ていた。

ことの発端は、僕が職場の納会でホテルのペア宿泊券を当てたことによる。以前もブログに書いたことがあるけど、僕は高級ホテルが苦手である。まったくくつろげない。いやさ、あそこはくつろぎに行くところじゃないんだよ、ハイソな気分を味わいに行くところなんだよ、という御仁もいらっしゃるかもしれないが、寝るときくらいはくつろがせてくれ、と答えてこの話題は切り上げよう。
よかったら父と母で使ってくれ、という体で実家に宿泊券を投げっぱなしジャーマンにしたところ、父はあれで案外忙しい人なので休みが取れなかったらしく、母と弟が来ることになった。本当に仲の良い二人だなぁと思う。ちなみに、僕は父に似ていて、弟は母に似ている。
母と弟はまず東京初日に銀座・歌舞伎座へ『勧進帳』を観に行ったようだ。4時間半はさすがに長かったらしい。あまり余裕が無く、全体を歩き回ることは出来なかったが、新しくなった歌舞伎座を堪能することができたらしい。イヤフォンガイドが素晴らしかったと言っていた。ちなみに僕は東京10年、観劇歴10年になるが、歌舞伎座には近寄ったことすらない。家族間文化度の差が歴然とした。

母と弟の東京2日目。母はこの日で帰る。かたや弟は僕の部屋に家政婦しにきてくれる、という手はずだ。この日は僕もちょうどバイトが休みだったので、二人に会いに行った。東京駅のKITTEで、回る寿司をゴチになる。30歳にもなったら親にご馳走してやれよ、って罵声が聞こえてきそうなものだが、僕は一生こどもでいる旨を交差点の悪魔と契約したので平気なのである。親不孝者のトップランナー。
その後、雑貨店などを冷やかし歩き、大丸で母がお土産を買うのに付き合い(こういうときの常で、弟が店の場所や買うものは全部覚えてて、母は財布のひもを握ってて、僕と父はそれぞれ別々に迷子になって母に怒られる、というのがナカイデ家のお約束)、母の新幹線の時間まで喫茶店で過ごした。

母「お兄ちゃんはまだ彼女できへんの?」
兄「近頃できましたよ」
母「そうなん、おめでとうなあ。(にやにや)」
兄「どしたん、にやにやして」
母「(弟と目配せして)あんな兄ちゃん、うち、最近何が欲しいか聞いてみて」
兄「……なにが欲しいん」

母「まごー! まごまごー!

OH、これが噂に聞くやつかHAHAHA、と、母(あえて年齢は伏せる)のこの突如とした可愛い感じに30年の付き合いで慣れているとは言え、さすがにたじろいだ僕は、弟に目で助けを求めた。弟はアイスティーのストローから口を離すとおもむろに、

弟「兄ちゃん、俺、姪が欲しい

貴様もかー! 他力本願かー! ほんと俺と似とるなー!!
その後、僕の目の前で僕を差し置いて進行していく、孫・姪育成計画。弟は、二歳で楳図かずお、三歳で日野日出志を読ませるって言っていた。やめろ、その英才教育。
新幹線口に向かう母を見送ったのち、あわてて弟を問いただす。なんせ僕は実家を出てすでに12年、間に2年ほど音信普通期間を挟み、親不孝街道を突き進むままにここまで来た。挙句、お互いの両親に挨拶したような彼女とも結局別れたので、そういうのはとっくに諦められているものだとばかり思っていたのだ。

兄「おい、弟よ、母上はなぜに急にあんなこと言い始めたんや」
弟「コロ(飼い犬)死んでから、トイプードル飼おかってなってたやんか」
兄「おう」
弟「んで、最近、トイプーよりやっぱ孫がええってなったみたいなんやわ」
兄「犬にしとけよー、ってかおまえの方が近いとこおるやんかー、なんで俺やねん」
弟「俺は絶対無理やで兄ちゃんに頼め、って言ったらああなった」
兄「俺も無理やって。もし俺にこどもが出来たところで、母のあれは俺が三重に帰る前提の話やし」
弟「いや、あれは東京くる勢いやで、頻繁に」

僕と同い年のイトコ(女)には既に三人こどもが居るので、もうそっちで満足しといてくれよと期待していたのだが、そうは問屋がおろさなかったらしい。かつてこうまでハッキリと「Please孫」宣言をされたことがなかったので、かなりのショックを受け、他にどんな話をしたか忘れてしまうほどだった。まあしばらくは弟と押し付けあっていきたいと思う。

部屋に戻って、荷を解き、ちょっと片付けた後、近くの中華料理店へ晩御飯を食べに行った。
父は最近より一層本を読むようになったらしい。ちょっと前から時代小説ばっか読みまくっていたのだが、佐伯泰英をほぼ全作読破したのち、今は池波正太郎へいっているらしい。僕は完全に父の血を継いだなぁと思う。僕はこの10年くらい、大体3日に1冊、1年で100冊強の本を読んでいるペースだが、父はもっと早い。1日に1冊以上読んでいる。年に350冊くらい読んでる。僕が実家に居たころはそうでもなかったのだけれど、最近は本屋に行くたびにマジで棚買いしているらしい。大雑把に買うのでよくワンペアとかスリーカードとか出来るとのこと。それで速読じゃないので凄い。いつ読んでるのか、と言えば、当然、仕事中である。父は病院に出入りする仕事なのだけど、先生・看護士の目を盗んで読みふけっている。いい大人だろうに、止めなさいよ。ちなみに僕は前のバイト先で、毎度毎度本を読みながら車を運転しており、ついにある日縁石に乗り上げてホイルカバーをボッコボコにしたことがある。間違いなく僕らは親子である。
そんな話を、ワンタンメン(弟)とナス味噌炒め定食(兄)を食べながら交わした。

兄弟2人で六本木ヒルズで開催中のティムバートンの展覧会に行って揃って人酔いしたり、
僕の知人が出演している舞台を一緒に観に行ったり、
僕が居ない間も、本多劇場に行き、上野の科博へ行きと、弟はいつも以上に東京を満喫していった。

部屋が今までで一番片付いていると言われた。そりゃそうだよ同居人出てったんだから、と2人で苦笑する。
弟はいまは地元のバンドでベースを弾いてるけど、そもそもはギタリストである。しかも上手い。実家に帰ったとき、凛として時雨『Telecastic fake show』のリフをアコギで弾いてるのを見たときはさすがに笑った。
オモチャみたいなギターが僕の部屋には置いてあって、さっそくそれを手に取ると、ぺろぺろーんと適当なフレーズを弾いていた。「そういやさ、この前、松阪にくるりが来たときにさ」と、くるりのツアーの話をしてくれた。グッズを買った人全員にメンバーがサインをしてくれたという超羨ましい話だった。
弟は“ヒロト”という名前なのだけど、バンドやってて“ヒロト”といえば、もちろんあの人しかいない。
まず岸田さんが、
「ヒロト、いうんか……。甲本、って書きたくなるな」
と言い始め、佐藤さんも
「甲本って書いてええ?」
と言い、最後にファンファンは
「書かんから安心してな」
と言っていたらしい。良いバンドだ。

「『ワンダーフォーゲル』で盛り上がってさー」と、ヒロトがイントロを弾き始める。
バンドをやめて以来、手にとっていなかったベースを持ち、僕もそのあとを追った。相変わらず下手くそである。
ジャジャ・ジャジャ・ジャジャ・ジャジャ
「やっぱこのイントロええなー」
「あ、俺、そのベースのグリッサンドめっさ好きや」
「ドゥーンな、ドゥーン」
「いやでも俺は『ワールズエンドスーパーノヴァ』聴きたかってん」
「無理やったかー。俺は『GO BACK TO CHINA』かなぁ。いや、『HOW TO GO』でええな」
「兄ちゃん、いまクリストファーて何やってんの」
「なんで俺がクリストファーの友達風の聞きかたやねん。あいつはアメリカにおるで」
「なんで友達風の答えかたやねん」

ほぼ28年ずっとこの調子のバカ兄弟である。甥だったらドラム叩かせてスリーピースバンドをやろうと思った。





20141102 Sun
11/24(月・祝)文学フリマ、「ミラーボール回ラズ」はA-08に居ます


宣伝です。
第19回文学フリマ、懲りずに参加します。
http://bunfree.net/

以下詳細っ!

第十九回文学フリマ 
2014年11月24日(月祝) 11:00~17:00
@東京流通センター 第二展示場
一般の方は入場無料!


我々のサークル名は、ミラーボール回ラズ、です。
ブースはA-08。背後は壁。壁ドン放題。
編集長の意向で、今回は純文学カテゴリでの参加です。
いまだに純文学というものがどういうものか分からない、これでも元文学部です。
テーマは“みずみずしい”とのことでしたが、まったくみずみずしくない気がします。

ってなわけで、新刊です。
『ミラーボール回ラズ 2』!!
もうすぐ表紙画像も公開できるかと思います。
前回はジャケの威力が凄かったですが、今回もすんばらしいイラストが届きました。ご期待あれ。
中身も、目次くらいは公開できる、かな?


5月に奇跡の完売を果たした前作『ミラーボール回ラズ』も、
需要があるのかどうかは不明のまま、訂正を加えて再版。
部数は少々ですが持って行く予定です。
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訂正するためにもちろん、前に自分が書いた文章を読んだんですが、
そりゃあもう、めっちゃ恥ずかしかったです。拷問でした。



あと、フリーペーパーも作ろうぜ、って話になってて、これは各自1個ずつ作ることになると思います。
僕はもうすぐ20代が終わるというタイミング。
20歳の春に上京して、もうすぐ10年。結局何者にもなれず、馬鹿者のままでした。
どうしてもここらで笑い話にしておきたいあの思い出をエッセイ的に書こうかと思います。
書けたらまたお知らせしますね。

またしつこく宣伝させてもらうと思いますが何とぞよろしくお願いします。
どうかお越し下さい! お願いです、ほんと。




20141101 Sat
こんな日にも音楽は鳴るのだ


 訳あって、池袋の某ユニーククロージングウェアハウスへ、一度購入したものを返品しに行った。一応行く前に電話して、返品可能であることを確認してはいったのだけど、ただでさえ服屋が苦手なので、手のひらを汗でべっしょべしょにしながらレジに向かった。根暗野郎がどもりまくって返品したい旨を言ったにも関わらず、レジのお姉さんは快く対応して下さり、無事に返品を受けてもらえることになった。僕はユニーククロージングウェアハウスの採用形態をよく知らないのだけど、レジに立っていたのはおそらくアルバイトの方だったのだろう、インカムで社員らしき男性を呼ぶと、僕から返品を受けたことを説明していた。男性が、持っていた鍵をレジに差し込み無事に、はい、返品終了となるかと思いきや、男性社員が女性アルバイトさんに何事かを尋ねた。おそらく客に聞かれるとマズイことだったのだろう。レジカウンターを挟んで数十センチ足らずの僕のところには全く聞こえないような音量だった。女性アルバイトも聞こえなかったらしく、聞き返す。男性社員言い直す。これを5回くらいやってた。女性アルバイトは男性社員の立っていたのとは反対の耳につけていたインカムのイヤフォンを取ってまで聞き取ろうとしていたが最後まで分からないみたいだった。男性社員はゆっくり言うとか、声を大きくするとか、そういうことは全くしてなかった。僕の方からは男性社員の唇の動きが見えたので、3回目くらいに言ってることに気付いた。
「理由は?」だった。
やりとりが繰り返されてるあいだ、声が聞こえなくても案外目を見れば内容は通じるものなのかもなー、とか、理由って「間違って買ってしまった」だけで良いのかな、とか、ボケッと考えていると、朗らか接客業スマイルのまましびれを切らしたらしい男性社員が僕に向かって「お客様、すみませんもう伺ったかもしれませんが、ご返品の理由はなんでしょうか?」と聞いてきた。「あ、はい、色を間違えまして」と答えると、男性店員がレジを代わって、代金を返してくれた。僕がお金をポケットにしまっている間、女性アルバイトが「すみません」と謝って、男性社員は接客スマイルのまま「ごめんね、俺の言い方が悪かったね、英語で言ったほうが良かった?」と言っていた。

 僕はもちろん、某ユニーククロージングウェアハウス池袋サンシャイン60通り店のメンズフロアで、どういう空気が出来上がってるのかは知らない。僕は彼女が帰国子女なのかどうか知らない。彼が実際嫌味な奴なのかどうか知らない。もちろん彼女の表情を見てれば大体のところは分かったけど、それは憶測だからあの店について何も言わない。僕がされたことはスムーズに電話で案内されて、スムーズにレジで受け付けてもらい、多少のギクシャクはあったけど無事に返金もしてもらえた。だから僕が直接被った迷惑はひとつもないので、言いたいことなんて何もない。

あ、こういうこと、俺も多分やってるわ、と思っただけである。

ちょっとしたことでイラッとして、自分がやり方を工夫すれば良いのにそのまま押し通して、立場的に何も言えないような相手に、笑って嫌味言って、それで満足する、みたいなやり方。
あと、男性社員が言ってるのが「理由は?」だと分かって時点で、俺の方から言ってしまえば、もしかしたら彼女は嫌味を言われずに済んだかも知れない、ってことも。
胃がギリッとなって、慌てて池袋を離れた。本当に嫌いな街だ池袋。本当に嫌な奴だ僕。

 昼にそんなことがあって、夕方には新宿の永遠二十一という服屋でズボンを買おうとしたのに試着室が分からず、フロアに店員さんも居なかったのでわざわざ一度レジに並び試着室の場所を聞くと、フロアの3分の2を占めているレディース物の奥の奥を指されて「あちらですー」、ってそんなん俺みたいなヘタレ男子が気付けるわけないやんと心中愚痴りながらも大人しく試着室に向かい、並んでた中で一番小さいウエストのものを選んだにも関わらずやはりちょっとだけ余るという痩せ体型の宿命を味わい、外にいた店員さんに「これって一番小さいやつですよね?」と聞くと、「えーっと、(首から下げたメモ帳をめくって、何も書かれていない白紙のページを開き)はい、そうですね!」。ちょっと待てと。あなた今何を根拠に答えたんですかと、問うことが出来てたらもう少し要領の良い人生を送れたかもしれないのになぁと思いながら「あ、そッスか、ざーす」と、結局ズボンをそのままレジに持っていき、先ほど試着室の場所を教えてくれたマティスの絵みたいな化粧をほどこした店員さんに勘定を頼み、命からがら永遠二十一を逃げ出した。一気に2ヶ月分くらい歳をとった気分だった。


 夜は楽しみにしていたテナーサックスの川下直広さん率いるカルテットのライブを聴きに行った。上記のような理由で、精神的なコンディションはベッコベコ。以前、長いこと付き合っていた人にフラれた翌週に、大好きな“くるり”、大好きな“渋さ知らズ”のライブを観に行って、まったくのれなかったという悪夢のような経験があったので、ライブを楽しむには心の状態が大事だと思ってた。だから、今日はきっといまいちのれないだろうなぁ、すみません川下さん、と思ってた。川下さんのライブを聴くのはこれで3回目。今回もまたハーモニカのソロから始まり、やがてバンドが重なって、不破さんが1曲目『ナポリタン』のベースリフを奏でる。川下さんが、個人的にもうすっかり覚えてしまったテーマを吹く。季節的にどうも楽器調整の難しい時期らしく、不破さんは指板の調子が悪いというようなことをおっしゃっていたし、川下さんもリードの位置が定まらないようだった。いつもならまずは川下さんのソロが始まるところを、ピアノの山口さんがソロをとった。予定外の展開でもさすが皆さんプロのミュージシャンである。情況が悪くても、その中で出来ることをキッチリやる、っていうかトラブルさえも演奏の中に包んでしまう、という気概をひしひしと感じた。さすがに一瞬だけ空気がガタッとはなったけど、その後はいつもと変わらないクオリティの演奏がライブハウスに鳴り響いた。ただ、できることを、淡々と、やる。
 ジャズは(クリシェや約束事があるにはしても)アドリブの音楽だ。いわゆる普通のバンドの、知っている曲、特に意味の分かる歌モノの曲の場合、その曲を始めて聴いたときの思い出や感覚が蘇ってくることが、僕の場合多い。もちろん改めて現状の自分として曲から再発見することもあるのだけど、聴く専門のときはやはり過去から引っ張り出されることの方が多い気がする。対して、ジャズライブのアドリブ部分は、聴いているだけでも現在や、少し前の感覚が反映される気がする。
 『ナポリタン』は、初めて聴いたときからすごく大好きな曲になっている。気付いたらよくテーマを口ずさんでいるほど。ほっこりと、暖かな曲だ。何度目だかもう分からない眠りから覚めるとすっかり夕暮れで、「毛布のせいだね」「毛布が悪いね」「いや毛布は悪くないよ」「そうだね」なんて適当なことを言いながら、のそのそと起きてぼんやりコーヒーを飲んで、あの娘がタバコを吸うのを見てた。この日、『ナポリタン』を聴いたら、そんなことを、ああ、なんだかんだで僕は幸せじゃないか、ということを思い出した。あの娘、べしょべしょのチャーハンしか作れないって言ってた、僕も料理なんて出来やしない。きっと二人でナポリタンを作ったら、べしょべしょのぐちゃぐちゃのナポリタンが出来上がるんだろう。それを僕は食べよう。なんなのこの料理、って言って笑いながら食べよう。だいたいいつでも笑ってるから、僕の目尻には笑い皺が出来てしまっている。カラスの三本足みたいなやつ。だからさ、ロクでもない人生だけど、幸せなんだよ。
 川下さんのソロを聴きながら、そんなことを思ってたら、嫌なことなんてもうすっかり忘れてしまっていた。

 今回のライブのラストの曲は『You've got to have freedom』だった。最近、なんだかこの曲が僕の周りをグルグルと回っている気がする。20代は渋さ知らズの『Naadam』が僕を引っぱってきてくれてきた。Naadamはだだっ広い場所を駆け抜けていく風のイメージだ。風は僕の耳元を勢い良く通り過ぎて、何事かを囁いていく。その囁きを聞き取ろうとして、いつのまにかどこでもないこんなところまで来てしまった。
 『You've got to have freedom』は、真っ暗な中、前のほうに閃光がピカピカと光っているイメージだ。真っ黒だけどものすごく熱い液体が、早く強く突き進んでゆく感じ。それは血管の中であり、または宇宙だ。とてつもない流れだ。ここからの10年間は、この曲が僕を何処かへ連れて行ってくれる予感がする。
 気のせいだっていいのだ。いつだって気のせいだったじゃないか。いつだって気のせいから始まったじゃないか。



 
OFZK

山瀬まみ「ゴォ!」


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