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20150331Tue
 >さらば弥生

 今日のタイトルを書いてて、パソコンの会計ソフト『弥生会計』は、年度末に使用頻度が高いからその名前になったんだな!と気付いて感動しました。感動のハードルが低いと人生得します。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。いよいよ明日から2015年度が始まりますね。2015年始まってから一切何事も成していない僕としては一旦仕切りなおしが出来て嬉しい限りです。4月からは各方面にご迷惑かけないようにもうすこし気を張って生きていきたいです。せめて梅雨が始まるまでは気を張っていきたいです。
 わが課の4月の目標は、時間を有効に使うときは使って、無駄にするときは全力で無駄にする、です。

 2015年度が始まって二日目、4/2(木)には、再三申し上げておりますが、不肖ナカイデソントン、久々にお芝居を致しますです。お芝居と言っても、小芝居です。そういうスキマ時間が好きです。全体はライブイベントですので、途中入退場ありありです。観たい聴きたいところだけいらっしゃるのもあなたの気分次第です。

4/2(木)
なかないで、毒きのこちゃん主催 ライブイベント
「あのこのスキなおんがくがボクのスキなおんがく。」
open 17:30 start 18:00
2000+1ドリンク
 ご予約は→こちら

あっ、タイムスケジュールが出てました。

18:00-18:25 ハネダアカリ
18:25-18:50 円庭鈴子
18:50-19:15 河内周
19:15-19:40 MARK
19:40-19:50 土田有未とナカイデソントン
休憩
20:00-20:30 The scrooge
21:10-21:40 古宮夏希&そのさきのむこう
21:40-22:00 たむちん(feat.鳥皮ささみ)

なにとぞよろしくお願い致します。


 ところで、今年はエイプリルフールネタ、ござんせん。堪忍してください。去年はこんなことしてましたよ。
ネタ→「村上春樹『女のいない男たち』(文芸春秋)
ネタバラシ→「嘘はひとつだけ
春樹の新刊は販売協定がガッチリしてるので、発売日前には手に入れることができません。大嘘です。
 今年は思いつきませんでした。サーセン。たしか去年は、文フリの原稿の締め切りを延長してもらってまでエイプリルフールネタ仕込んでたんだなぁ、と思うと、去年の僕が愛しくてたまりません。今年もまだ原稿は上がってません。なんと、締め切りは、今日です死。

 エイプリルフールだからつって、嘘つく義務はござんせんのでね、皆それぞれ楽しいようにやったら良いと思います。僕もこのタイミングで言っておいてあとで嘘でしたって謝る作戦をとりたい夢がいくつかあります。
 ・秋の文フリまでに自分の本を作り、画と装丁を人にお願いする
 ・フリーペーパーを作る。候補は「青空文庫を淡々と読んでいくよ」
 ・かたちのない読書会をやる。山手線で読書する会、とか。
さらに阿呆な企画、役に立たないネタを、次々とやっていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。

 もっと色々な場所へ行って、もっと色々な人と話して、もっと色々なことをやりますね。あなたが呆れるほど、そうしますね。



三戸なつめ 「前髪切りすぎた」


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20150330Mon
 >プレミア格差

 今さら、bandcampとsoundcloudの使い方が分かってきた。おかげでまたインターネット引きこもりが加速しそう。
 だってネットにさえつながっていたら、Mark Guilianaのアルバム『My Life Starts Now』のフルがフリーで聴ける。何回だって聴ける。しかもオフィシャル。思わず2回通して聴いてしまいました。



 一体、どこで利益をとっているんだ。謎。クリス・アンダーソンの『フリー』を読めば分かるのだろうか。読んでやろうか。
 こんなもんがあったら、CDはデッドメディア、ってそりゃあ言われるだろうよ。若者がダウンロードで音楽を買うのも分かる。そりゃあ速いもんな。
 けど、選択肢っていうのはあってしかるべきだ。データは本当に一瞬でなくなる。大量の0と1のどれかが1つだけ変わっただけで、もう起動しなくなる。それに比べて、レコードの強さたるや。アナログ原理主義者がいるのも頷ける話。カセットテープだって復活のきざしがあるし。
 すげえ時代。音楽はきっと、まだまだ多くなる。速くなる。広くなる。良くなる。生きていくのが少し楽しみになった。

 代わりに、個人個人にキュレーションや編集の能力が求められる。それを表に出すかどうかはともかく。もしくはそれぞれで信頼するキュレーターを見つけるのもありだと思う。そういった選球眼みたいなのを磨いていかないと、情報が多すぎて、たぶんいつか死ぬ人とか出てくると思う。いっそ情報を断つのも一手段だと思う。けどやっぱ情報って、麻薬的な魅力があるから、僕なんかもう「ジョーホージョーホー!」っていう鳴き声に半ばなってる。ツムツムやってる暇あるならTwitterのタイムライン更新しろよとか思ってる。ごめん言いすぎた。


 考えてみると、すごく不思議な格差が生まれている。手が届くべき部分へは誰もが手を届かすことが出来るのに、そのオマケみたいなもので差が分かれる。
 例えば本だと、谷崎潤一郎が来年2016年で、死後50年となり、著作権が消滅して、まあ間違いなく、青空文庫に入る。つまり、『細雪』や『痴人の愛』なんかが、いくらでも無料で読める。僕なんかでも、気合さえあれば読破できるだろう。
 対して、中央公論社からは今年の5月に、『谷崎潤一郎全集決定版 全26巻』の刊行が開始される。全巻一括払いの特価でも、本体156,420円である。月給12万円の負け犬なんかには絶対に買えやしない。
(余談ですが、装幀 ミルキィ・イソベという人選は、中公の心意気やよし、と声を大にして言いたい)
 そりゃあ本という体裁はすげえ良いっていうのは分かるし、価格分のクオリティでは出版するんだろうけど、それでも、いつかはきっと全部無料で読めるようになるであろうものを、15万円で買えるかどうか。そういう差。
 最近は、東野圭吾の最新作がはじめから文庫版で出たりしている。そのあとで単行本を数量限定で出せば、ファンやコレクターは絶対に買う。西尾維新の作品でも、ノベルス→単行本になった本があったはず。今とは逆でそのうち大衆小説なんかは、文庫→単行本っていう流れになるような気もする。
 音楽だってそうだ。hpのノートPC+1000円未満のイヤフォンで聴くネット上の音源と、ハイレゾ再生環境バッチリで再生する音源、たとえ内容は同じでも、きっと差は出てくる。メロディなんか本質は同じだとしても。
 まあ、音楽に関しては、ライブが一番プレミア感も音質も良いってのは間違いないんだけど。

 貧乏人でも、本や音楽に関しては、例えばキャビアをいくらでも食べられる時代になったっていう感じ。ただ、金や時間をかけられる人は、ちゃんとしたレストランみたいなところでキャビアを食べるのに対して、下の人は100均の紙皿で食べてる、そんな時代。






20150329Sun
 >嘘と怒りの日々

 今日も4/2に向けての稽古。
「ソントンさんは怒れてません。先に呆れてしまってます。それは怒ったあとにくるものです」

 前に読んだ、たしか鴻上尚史さんの演技に関しての入門の本に、
“自分が、喜怒哀楽それぞれの感情になるために、どれだけかかるか知っておきましょう”
みたいなことが書いてあった。たぶん僕は怒るのに半日くらいかかると思う。日常で、時にイラッとすることはあれど、がっつりと怒ったことがあまりない。怒ったとしても、相手に対してバーッと言うようなことはない。その場から居なくなることが多い。言っても結局何も変わらない、とハナから諦めてしまっている部分があるのだろう。

 とか言いつつ、そういえばつい最近怒ったわ。いや、怒ったというよりは、ちょっと言わせてもらいますよ、みたいな場面があって、あまりにも慣れていないシーンだったので、午前10時くらいに喋り始めて、一方的に訥々と喋り続けて、喋り終わったのが正午くらいだった。これほんと。ちょっとした狂気。その間、声を荒げることは無かった。結果、相当めんどくさかったし、体力も使ったし、良いことなんてひとつも無かった。怒るという行為にはあまり利がないように思う。
 それでも人は怒る。なぜなのか。知らん。多分、己のことを守るため、というのが大きい理由なのだろう。そこを突き詰めていけば、怒りという演技をコントロール出来るようになるのかもしれない。
 今日の稽古で「怒ってるときは文法とか気にしなくなりますよね」ということを言われた。言われてみれば、あのとき喋った順序をほとんど覚えていない。やっぱり怒ってたのだ。順序じゃなくて内容はさすがに覚えてますけど。
 本を読みすぎた悪影響として、言われることに大体対応してしまえて、まああるよね、しょうがないよね、と思ってしまうようになっている。怒るより先に、きみが言ってることもまあ分かるよ、となってしまうのでキツく言えないのかもしれない。

 あなたは、どんなときに怒りますか?
 怒ったときは、どうしますか?


 演技の稽古をしていると、よく「普通に」ということを言われる。舞台というのは、ほぼ全部嘘なわけで、けどあまりにも嘘だらけだともう全然分からなくなってしまうので、共感してもらえるフックを作っておくことがある。それが、役者の“普通の”演技だったりする。普通と言っても、あくまで演技なので、結局のところそれは嘘なのだけれど。
 ああそうか、演技の良し悪しというのは、その嘘の上手下手、なのか。演技の上手い役者さんは、セリフや動きに、無理矢理なところがない。なんというか、完璧な嘘、という感じ。分かったところで上手く嘘をつく自信は、まったく無い。


クラムボン featuring ILL-BOSSTINO - あかり from HERE


言いかけた言葉も 口に出さなけりゃ
全てかけがえない ただ忘れていくだけだ
伝わるか伝わらないか なんかは関係ない
伝えようとすることを 今も俺は諦めない






20150328Sat
 >きっと祈り

 憧れている俳優さんがいる。4/2に向けての稽古をやっていると、その俳優さんに言われたことをよく思い出す。
「ソントンは演技ド下手だけど、言われたことはやるから良いよな」
演技が下手だという自覚は前々からあったので、以来ずっとこの言葉に頼ってきた。ちゃんとできているだろうか。自分じゃよく分からないんだけど。
 そもそも、演技の良し悪し、の違いが実感として分かっていない。自分やその場を客観視できる人だけが分かるような気がする。僕みたいに、これでドヤ!これでドヤ!で、しまいには勝手に焦り始めてしまうような人間にはたどり着ける気がしない。なのでせめて言われたことは出来るようにしたい。

 昼も夜も公園で弁当を食べた。まだ桜は咲いていないので、夜はそんなに人がいない。3グループほど大学生たちが居たのだけれど、怪しいオッサンの登場により散り散りとなった。
 男三人女一人、という1グループだけが公園の隅に残ってダベっていた。冗談で、ねるとん紅鯨団、みたいなゲームが始まってて、あ、こういう感じが延々続くっていうお芝居があったら観たいな、と思った。なのでずっと見ていた。通報されずに済んで良かった。

 このよく分からん、不定期に更新されているブログの、特に今日のような雑多な内容のときは、僕にとっては祈り、というかほとんど宗教のようになっている気がします。拠りどころ、というか、まあ、これがあったら、何とかなるやろ、みたいな感じの。
 文章作法の本を読むとよく、対象をはっきりさせて書きなさい、みたいなことが載ってるんだけど。ほとんど、誰のためでもなく、ポッ、と、宇宙に放るような心持で書いてることが多いです。今日は特にボンヤリとした文章です。きっといつかどこかへ行ったりすることもあるやろ、今はまあこれでええねん、っていう、ほんと、祈りみたいな。身の丈も知らずに。




BRAHMAN / AIR JAM 2000 -ARRIVAL TIME, NEW SENTIMENT-






20150327Fri
 >キミは音速を超える

 バイト先の先輩・マコトさんが、リニア列車の試乗会へ行ってきたとのことで。音速を超えるときに、マジで空気の壁(サウンドバリア)が出来るって聞いて、「きてるな、……未来」と思いました。列車というよりは、もはや飛行機のようだったらしいです。僕が死ぬまでには、瞬間転送装置とか、タイムマシンとか、ヘタすりゃ出来てしまうんじゃないかな、とか夢見る。

 千駄木の往来堂書店で、nuの10年メモをついに買ってしまった。まあちょうど30歳やし、使い終える頃には40歳になっている予定というちょうど良い(?)タイミングだしと、言い訳しながら買った。
 ブログはおろか、日記さえ3日と続いたことのない僕が、10年分も何かを書き続けられるわけがないのだけれど、まあボチボチやっていこうと思う。っていうか、何を書けば良いのかさっそくわからない。
 これ誰か、使ってるかたいらっしゃいます?どういう風に使ってらっしゃいます?
 途中で飽きたら、欲しい方に差し上げますので、楽しみにしててください。

 4/2に向けての稽古があった。「ソントンさんは優しすぎます」と言われる。優しいだけではダメだということ、小さい頃に誰も教えてくれなかった。

<ソントン出演します>
4/2(木)
なかないで、毒きのこちゃん主催 ライブイベント
「あのこのスキなおんがくがボクのスキなおんがく。」
open 17:30 start 18:00
2000+1ドリンク
ご予約は→こちら

 次に人前で何かやる予定は一切ございませんので、これも運の尽きの思し召しとお越し下さい。


Curtis Williams - Face It




20150326Thu
 >頭でっかちになってしまいました

 火曜に世田谷文学館で開催中の『岡崎京子展』へ行った。ぶっちゃけ『ヘルタースケルター』くらいしか読んだことが無いのだけれど、招待券を頂戴しちまいましたので、折角の機会だしと足を運んだ。昨年の初めにクラフトエヴィング商会の展覧会へ行ったぶりだ。すっかり忘れていたけど、家から結構遠い。
 平日の昼だと言うのに、結構な人出で、やはり女性客が多い。いまだに人気のある作家さんだということを実感する。展示監修は祖父江慎さんによるもので、斜めの使い方がすごく上手い。コーナーごとにハッキリと色分けしてあるのも良いし、作中の文字だけをデカデカと切り抜いて、壁に貼ってあるのも格好よろしい。
 最後の最後に、岡崎さん本人からのメッセージがあり、皆、そこでしばし足を止めていた。
 会場を出た瞬間、あるところからメールが入り、もうちょっと早く言ってくれたら、もっとしっかり観たのになあ、と一人で苦笑する。
 同時開催中のコレクション展、『世田谷クロニクル』も面白かった。特に変態天才ベーシスト・kenkenのインタビュー、地元愛が溢れまくっていて良かった。
 次回の展覧会は、『開館20周年記念 植草甚一スクラップ・ブック』だそうな。これは行くしかない。あと、ホームページにはまだ載っていないようだけど、来年頭には浦沢直樹展も予定されているらしい。きっと混む。

 文学館を出たあと、横浜の喫茶へそまがりへ行って、文フリの原稿を書く。終わらない。悪い夢を見ているようだ。あんまり悪い夢を見っぱなしなのもあれなので、休憩がてら、と自分に言い訳して、読みたかったマンガも読んだ。

新井英樹 『せかい-岡啓輔の200年』 (ビッグコミックスペリオール2015年2月13日号)
 マンガという方法がすごく上手く使われたドキュメンタリ。

村上竹尾 『死んで生き返りましたれぽ』 (双葉社)
 もともとはpixivに描かれたものだったと思う。なので無料で読める。web連載開始のころからたくさん、良い評判を聞いていた。実際に読んでみると、なるほど、主観でその光景を見た人にしか書けないものが書いてあるなぁ、と。

阿部共実 『ちーちゃんはちょっと足りない』 (秋田書店)
 第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞。「このマンガがすごい!2015」オンナ編第1位。
 阿部さんのマンガは『空が灰色だから』の1巻だけ読んだことがある。「うおお……」という鈍痛を与えてくる人だ。特に『ちーちゃん~』の鈍痛は、ちょっと重くって。客観的に見て実際に起こってることと、人物の実際の内面とのギャップで、うおお……ってなる。
 1巻完結ということもあって、登場人物たちが一面的な(ステレオタイプでもある)性格になってしまってるところが残念。
 阿部さんの描く、ちょっとマズイことが起こったシーンの、デフォルメが好きだ。登場人物がみょーんって伸びたりするやつ。

 もうそれぞれに評価が付けられてるので(特に新井英樹作品については、へそさんの話を聞いた方が良いと思う)、感想はこのへんにさせて下さい。どれも面白かったです。
 へそまがりへはカンヅメじゃなくて、のんびりマンガを読みに行きたい、と切に思いました。



 わけあって、本当久々に、各種ニュースサイトをブックマークして、時間をかけて巡ってみた。なんだかんだ気になるニュースは(特に本のことで)色々あるんだけれど、もうこれはやりたいことではないな、と。ネットには端っこしか転がってなくて、自分で行ってみたり、やってみたり、そういうのが本体なんだろう。

 誰に見てもらってなくても、やらなきゃいけないことがある。何かのため誰かのため、というよりは、ほんと、訳分からないんだけど、やらなきゃいけない、あの感じ。お金なんかには全然ならなくって、役にも立たなくって、外野には、趣味、と言われるしかないんだろうけど、
 頭おかしいと思われたっていいから、死ぬまでにやってみたいし、見つけたら言ってみたいな。

「これが僕の使命です」
 
 そういうこと、新井さんの短編読んで思いました。思ってるだけじゃダメなんだけど。






20150323Mon
 >寝坊かました

 バイトに寝坊した。成人してもう10年も経つ大人が寝坊した。昨日のブログであんなことカマシで書いてたオッサンが寝坊した。

 説明しよう。いや違うな、言い訳をしよう。

 昨日(22日(日))のバイト中に、ツンタロー氏が、
「あ、明日(23日(月))遅番の人にお願いなんですけど」
と発言したときに、僕はまだ、
「明日は、僕とマコトさんに早番遅番を入れ替わってもらってるので、マコトさんが遅番ですね」
と答えられるほどには冷静だった。
 普段僕は、土~月曜の3日間は遅番なのだけれど、先週からちょいちょい夜に4月の本番の稽古が入ってきてるので、今日はマコトさんに無理を言って早番と遅番を変わってもらったのだ。昨日働いているうちはそれをちゃんと覚えていた。
 昨日のブログにも書いたとおり、昨晩は帰り道のベローチェに寄って石碑に文字を彫りいれるという作業を閉店までやって帰宅後、まずブログを書いたあと、翌日夜の稽古に備えて台本を見ながらセリフを覚えたり前回の稽古でつけられた演出をさらっていたりしていた。もちろんこの時点でも翌日早番で上がって、稽古場に駆けつけるという心持でいる。
 その後、何度か台本を読んでから、ちょっと苦手なセリフがあるな、と思い、集中的にその部分をやったあと、今日はこれ以上やっても集中できないな、まあ月曜は遅番だし、明日の朝に時間を作ってやろうと、スマホのアラームを遅番の時間に設定して寝ることにした。

 はいダウト。ダウトダウトダウト。

 いや、なんていいますか、習慣ってホントに凄いな、と思いましたね。ええ。遅番の時間に上がって、稽古に間に合うわけないだろうと、冷静に考えれば分かりそうなものなのに、頭も体も、完全に月曜=遅番って思ってましたからね。
 朝、いつもの時間に起きて、ツンタロさんからLINEが来てるのを見て総毛立ち、バイト先に遅刻の連絡をして、まず僕が返信したLINE。

「死ぬ」

 いや、いっそ一思いに殺してくれ。頼むから。
 ほんと、すみませんでした。ツンタロさん他、バイト先の皆様の温情のおかげで、無事に稽古行けました。


 さて、そんな大バカ野郎・ナカイデソントンが出演する、イベントがこちらです。

4/2(木)
なかないで、毒きのこちゃん主催 ライブイベント
「あのこのスキなおんがくがボクのスキなおんがく。」
open 17:30 start 18:00
2000+1ドリンク
<出演アーティスト(順不同)>
MARK
古宮夏希&そのさきのむこう
scrooge
土田有未とナカイデソントン
河内周
ラッキーオールドサン
円庭鈴子
ハネダアカリ
たむちん(feat.鳥皮ささみ)

ソントン扱いのページ、で予約して頂けると、30歳にして遅刻しているバカが面目躍如できます。
何卒よろしくお願いいたします。

 「で、ソントンは、何をするの?」ってよく聞かれるんですが、今回僕は小芝居をします。短いですけど、良かったら観に来てください。もう丸3年は何もやってなかったので、小芝居ですら、脱臼捻挫の可能性があります。人体損傷のハプニングイベントを眼前で観たいという奇特な御仁は是非足をお運び下さい。
 東京に出てきて、初めて人前で何かやったのが7年前、LiveGarage秋田犬というアコースティックライブハウスでのコント芝居だったので、ライブハウスで小芝居をするっていうのは、なんだか感慨深いです。
 どうぞよろしく。






20150322Sun
 >一週間ぶりの更新

 朝はいつも、起きたつもり→起きたふり→起きそう→起きようとしてみる→起きてみる、という何段階もの過程を経てようやく起床となる。二度寝三度寝がライフワークです。今日も今日とて、バイトに出かける直前まで寝ていた。
 昼からのシフト。今までレジが2ヶ所だったのだけど、それが1ヶ所にまとまる。もっと早いうちにこうして欲しかった。今はまだバタバタしてるけど、そのうち落ち着くと思う。

 お昼に書店男子ことツンタロー氏が出演した番組が放映されたらしく、お客様に、
「テレビに出てましたよね!?」
と声をかけられてたらしいって、マコトさんに聞いた。
 少し前には、『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(汐文社)という本の問い合わせがたくさんあった。それもやはりテレビ番組で取り上げられた本だったし、やっぱりみんな、テレビを見てるんだなぁ、と何だかしみじみ思う。
 僕はもう10年くらいテレビの無い生活をしていて、直近では例えば、イスラム国の日本人拘束事件とか、川崎市の事件とか、ぶっちゃけ、ほとんど何も知らないままでいる。関心がないわけではないのだけど、普段は本を読んだりとか、CDを聴いたりとかに時間を使ってしまうし、ネットを見るにしても他のことばっか調べてしまうので、一般的なニュースを知らない。それはやっぱりダメなことだとは思う。けど、死体の画像を見てトラウマになりそう、とか、連日同じニュースばかりでウンザリ、とかそういうことを聞くと、まあ一長一短なんだろうな、と思う。もしかしたら結構、頑固者、いや偏屈になってきたのかもしれない。

 最近暖かくなってきたので、バイト先から少しだけ離れた弁当屋さんでお昼を買って、そのそばの公園で食べる、というわざわざ孤独を打ちに行くことをして、オープンエアな便所飯、みたいな感覚を味わっている。寂しくて笑うしかない。ははは。幼稚園に隣接した公園であるのに、スーツ姿の暗い顔をした男女たちが大量に集い、ほぼ全員がタバコを吸っているのに初めは驚いていた。えっ、えっ、いいの?これ、なんか、情操教育的に? みたいな感じで。千代田区は路上喫煙が禁止なので、皆集まってきてしまうのだろう。いつか日本中が路上喫煙禁止になったら、たぶんかつての隠れキリシタンみたいな感じで、喫煙者はコミュニティを形成するかもしれない。そしたら、この公園がメッカ的な場所になる。

 仕事を上がってからは、迫り来る文学フリマの原稿を開いてみたりする。開いているだけで書き進めはしない。今日だって原稿を開いた横で、各新聞の書評欄のコピーを読んで、うっひょお何この本面白そうじゃんうっへっへ、とか無為な時間を過ごして閉店時間が来て蹴り出された。
 文章の締め切りは3月末であるが、まだ1本も書けていない。前の2回はなんとか乗り切ったけど、今回ばかりは本当に危ない。何本書けるのか。何文字書けるのか。先が見えない。まるで人生である、とかいう手垢の付きまくった、老舗の銭湯のカランみたいな比喩くらいしか出てこない程度には、お先真っ暗である。
 締め切りも過ぎて4月に入ったら、北海道の真ん中あたりへ逃げようと思って、もう航空券は押さえてある。冬に備えてサイロをこさえる仕事に就こうと思う。肉体労働が出来る体型ではないけど、なんとかしたい。

 今回、頼みの綱のPOMERAが故障してしまい、それを編集長に相談したところ、
「じゃあソントンさんは石碑に彫ってください」
と言われたので素直に実行している。キーボードをかたかたと打ち、間違えたところで簡単に修正・編集が出来るパソコンとは、やはり勝手がまったく違ってはじめは戸惑った。しかし、鑿と槌を使い、決して間違わぬよう、一文字一文字に魂を込めて、文章を掘り込んでいくという工程は、“作文する”という根本を思い出させるような作業で、いまや没頭していまっている。おかげで次々とベローチェを出禁になっている現状であるが、これはなかなか止められるものではない。彫るのが面白いというだけで、文章の方は一向に進んでいないのだけれど。

 明日からもしばらく、書けない、という言い訳を書き続けていこうと思います。いや、そんなもん書いてる暇があったら書けよ。




20150315Sun
 >“GET THE BLESSING”、というバンドがカッコ良い。

この前ちょっと取り上げたグラミー賞の続きを書こうかなと、
今日も今日とてYouTubeサーフィン。
ジャズのビッグバンド部門、はっきり言ってナメてたけど、ノミネートの、
Rufus Reid 『Quiet Pride: the Elizabeth Catlett Project』
アルバムからYouTubeに上がってた、『Recognition』という曲がカッコ良くてノリノリに。

いや、ほんと僕って3拍子系の曲好きなー。途中から4ビートになっちゃうけどねー。



そのままYouTube警察をしていたところ、「GET THE BLESSING」というバンドを発見。
(→ホームページ
Get-The-Blessing.jpg
いやあもう、この佇まいが、完全に僕の好きな感じでしょう!
顔にフィルム。無駄にスーツ。最高じゃないですか。


(最初に聴いたのがこの曲。サックスのリフが超カッコイイ!!)

検索しても日本語のページが出てこなかったので、情報があまり無くて、
とりあえず英語版のwikipediaを勘で読んだのですが、イギリスのバンドですね。
ドラムとベースのリズム隊が、元々ポーティスヘッドで演奏してたらしいです。
上物は、サックスとトランペットの2ホーン。
2人ともジャズメンで、サックスの人もポーティスヘッドで吹いたことがあるらしい。
オフィシャルページのバイオグラフィはこれから読みます。英語読めないけどな!


(もちろんライブのときは素顔です)

曲によってはゲストプレイヤーが入りますが、基本は4人、
和音楽器が無いので、重ね録りしたところでスッカスカな音ですが、それがまた良い!


(最新アルバムは2014年の『Lope & Antilope』)

個人的に、学生の頃、TheBadPlusを初めて聴いたときのショックに近いものがありました。
ジャズに片足は突っ込んでるんだけど、
もう片足で、様々な境界線を踏んづけようとしている音楽といいますか。
そういうの好きでして! はい。

どうですか、GET THE BLESSING。カッコ良くないッスか?
グラミーのノミネート関連の曲で聴いたことがないアーティストを延々検索してたら、いつのまにか辿り着いたので、
満遍なくやってたらたまには良いこともあるもんだな、と思いました。



GET THE BLESSING - That Ain't It

最後に、デビューアバム『All Is Yes』より1曲。
しばらくはこの曲を聴きゃテンションガチ上がりでいけそうです。




20150312Thu
 >ロベルト・ピウミーニ『逃げてゆく水平線』(東宣出版)を読みました

ロベルト・ピウミーニ  訳 長野徹
『逃げてゆく水平線』 (東宣出版) を読みました。


ある日、バイト先で児童書の棚整理をしていて、見つけた1冊です。
ヤングアダルト(中学生くらい向けの本)の棚にありました。
「はじめて出逢う世界のおはなし」というシリーズ名が付いているのですが、
ぶっちゃけ聞いたことありませんでした。
岩波書店の「STAMP BOOKS」のような位置づけかと思います。
東宣出版のホームページで調べてみると、2012年から始まったシリーズらしいです。
というか、東宣出版という出版社名すら聞いたことありませんでした。(無礼)
とりあえず、この『逃げてゆく水平線』が面白かったので、シリーズもボチボチ読んでいこうと思います。
星を付けるなら★★★★☆、くらい面白いです。初音ミクと一緒やないかい。

他に感想は、
ロベルト・ピウミーニ『逃げてゆく水平線』」 (イタリアに好奇心 より) があります。
なんと、FMヨコハマの『北山浩子 books A to Z』でも取り上げられていました。
北山さんの興味の幅広さはホント凄い。


さて私のターンだ。
まず装丁・装画がすごくポップで、思わず手に取ってしまいますね。
中村幸子さんの装画は、ラクガキぎりぎり手前、という匙加減が可愛いし、
読み終わったあとで改めて見ると、あ、これはあの話の絵やな、みたいな楽しみがあります。
塙浩孝さんの装丁は、明らかにイタリア色。そしてピザ。分かりやすくて良いッス。
翻訳の長野さんの文章も、すごく読みやすかったし、
固有名詞の遊び方とか、多分日本人にも分かりやすく直してあると思うんですけど、
そのセンスが良かったです。

内容は、25編の短篇。ショートショートと言ってもいいかも。
長くても1話が10ページあるかどうか、くらいです。短いものは3ページで終わるものも。
解説によると本書は、ピウミーニの初期の短編集、
『建物に入っていった若者』(1978)と『逃げてゆく水平線』(1982)から選ばれたものらしいです。
っていうかそもそも、ピウミーニって誰やねん問題があると思うのですが、
1947年北イタリア・ブレッシャ県エードロ生まれのイタリア人、
教師、俳優などの職業を経て作家になり、いまやイタリアを代表する児童文学作家、とのことです。
著書は300冊を越えているらしいです。かなりの多作家ですね。
すでに日本語訳も何冊か出ているらしいですが、聞いたことありませんでした(今日は無礼キャラ)。
小説だけでなく、詩なども手がけている方らしくて、
この本のなかでも、めっちゃナイスな形容・描写の連発です。
 “連れ合いをなくしたスポンジみたいにポタポタ涙を流す”
とかさ。面白くて、とっても良いですね。

あとそもそも、そいつおかしいやろ! っていう者どもが次々出てきます。
悪魔とか死神とかバンバン出てきて普通に人と会話してるし、
ボクシングに飽きたゴングが主人公だったりするし (この話、結構好き)、
ある男の右足と左足が別々のメガネをかけて勝手気ままに動き始めるし、

牧場の動物たちをスムーズに移動させるために設置された信号機が、
牧場主の気まぐれで購入されたスペイン産の牡牛との丁々発止のやりとりのなか、
やがて立派な闘牛士になっていく話 (『闘牛士になった信号機』)

っていう話が載ってるよって言っても、お前何言ってるん? って心配されるだけでしょう。


僕は中でも、
『沈黙大会』と『盗まれた車輪』という話が好きでした。
お読み頂ければ分かると思いますが、この2つは通ずるものがあります。
いまの時代、ちょっとうるさいし、早過ぎない? っていう感じの話です。
『盗まれた車輪』は特に素敵です。
あと、『数の勉強』のこどもがすごく好きです。かわいい。

私がずいぶん酔っ払いながらでも読めたので、読みやすさは相当なものだと思います。
どれも奇想的というか、めでたしめでたし、で終わるものはほとんどありません。
けど、何が起こっても話は進んでいって、結局終わっていく。
その途中に漂っている雰囲気が、
ときに不条理だったり、ときにドンチャン騒ぎだったり、ときに哀しみだったり。
ピウミーニ氏の本の感想で使うのが恥ずかしいくらい紋切り型の形容を使ってしまうと、
まるで人生のような、短編だと思いました。

児童文学、とか、ヤングアダルトの棚においてあるかもしれませんが、
こういうのはね、大人が読んでこそ楽しめるのですよ。
だって、子どもだけに、こんな面白いものを読ませておくのは、悔しいじゃないですか!




Juana Molina - Un Dia

これでイタリアの曲をバーンとか貼ったら格好良いんですけど、アルゼンチンでいきましょう。





20150309Mon
 >柴那典『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)を読みました。

最近、やたら本を読んでます。
いや、前からやたらと読んでましたけど、さらに加速がついたように読んでます。
理由は簡単です。文フリの文章が書けないからです。
POMELAは壊れ、家のPCを起動してはインターネット。

さ、そんなことはさておき、面白かった本の感想いってみましょう。

柴那典 『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』 (太田出版)


まずこの本、表紙が面白いんですよ。
普通は帯に印字されてるような惹句が、タイトル・著者名と並んでカバーに印刷されてるんです。

新しい文化が生まれる場所の真ん中には、インターネットと音楽があった。2007年、初音ミクの誕生と共に始まった三度目の「サマー・オブ・ラブ」とは。

と、ででーんと、書いてあります。
そんな装丁を手がけたのは、そう、鈴木成一デザイン室。
もうー、オッシャレなんやからー。って言いたい。やっぱ凄いわ。

内容は、今までオタクカルチャーやサブカルチャーの流れで語られていた初音ミクを、
ミュージックカルチャーの中で捉えなおすという試み。
感想の結論を言いますと、面白かったです。★★★★☆くらい。

ミクのことをもう知ってる、っていう人には物足りない部分があると思います。
ミクが出た頃からずっと聴いてるっていう人は読んでもあまり面白くないと思います。
けど、僕の周りで実際に聞いたことのある、
「良い曲だと思うんだけど、ミクが苦手」とか
「機械に歌わせる意味が分からん」とか、
そういうこと言ってた人は、読んでみると面白いと思います。

1967年前後、サンフランシスコで起こったサマーオブラブ。ロック。
1980年代後半、イギリスで起こったセカンドサマーオブラブ。クラブミュージック。
そしてこの本が主張している、2007年の日本で起こった、サードサマーオブラブ。初音ミク。

要するに、それまでのカルチャーシーンが塗り替えられるということ。
大人の文化が、若者の熱気によって塗り替えられるということ。

好みの問題ももちろんありますけど、
僕の実感として、初音ミクは多分、主に若者の文化だと思うんです。
クトゥルフ神話を大体把握している大人はいても、
カゲロウプロジェクトの全容を把握している大人は少ない。ってかほとんどいないと思う。

この本の中にも書かれてますけど、
雑誌『ミュージックマガジン』のクロスレビューで、
中村とうようがパブリックエネミーのアルバムに0点をつけたって話。
(今調べたんですけど、マイケルの『スリラー』にも0点つけてるんですね、とうようさん)
それが悪いっていうわけじゃなくて、
ある程度はしょうがないことなんじゃないかなあ、と思いました。

だって、大人になると、子どものことは分からないもの。

いくらピーターパンシンドロームだからつって、まあ僕らは大人になっちゃってますんで。
かくいう僕も、かつては部屋にネット環境が無くて、YouTube・ニコ動・初音ミク勃興期には乗り遅れてます。
その後のフォローも怠ってしまったので、ミクのブームには乗り切れず。
僕くらいの年齢(30歳)の人は、2007年当時22歳くらいでしょうか。
ミクの流れに乗れたか乗れなかったか、結構分かれてると思いますので、
自分の知らぬところで勃発した波のことを知りたい方は、この本ほんとオススメです。
遠くの異文化より、近くの異文化。


一時期以降、若い人とカラオケに行くと、
みんなオートチューンみたいな歌い方を自然とするようになってて。
ほとんどのメジャー音楽で音程補正が入っている現実もあるけど、
やっぱり、ミクをはじめとするボーカロイドの、あの歌い方の影響は、凄いものがありますね。

で、僕が楽しみにしてるのは、
いま、90年代のクラブミュージック文化である打ち込みのリズムトラックから、
最回帰してきたドラマーたちが、ジャズシーンで注目されているように、
いまから10年後くらいに、歌姫初音ミクに影響されたボーカルが、どのように花開くかということ。
音楽(だけじゃないかもだけど)って、機械の進化と人間の進歩の追いかけっこの部分があるので、
きっと、肉声ボーカルのシーンの塗り替えが、あると思います。
生声でPerfume再現できるくらいの人は出てくるはず。楽しみ!


メモリースティック  ポップカルチャーと社会をつなぐやり方メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方
(2015/02/06)
九龍 ジョー

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『初音ミク~』もずいぶんと熱気のある文章でして、
ちょっと前に読んだ、九龍ジョー『メモリースティック』を思い出しました。この本も面白いです。
現場を大切に育てていくための関わり方、みたいなのがよく現れてて良い。
そういえば、『メモリースティック』内、九龍さんと音楽ライターの松永良平さんの対談中に、

松永 二〇〇〇年代の最初ぐらいまで、「人が持ってないものを所有する」ことの悦びというか、音楽もそういう形で作られているフシがあった。「このネタ知ってるか」みたいな。でもYouTubeとか、ソフトのつくり方の変化とか、とにかくある時点から「自分だけが持っているもの」は格好よくないことになった気がして。「こんな面白いことがあるから一緒にやろうよ」的なものに変わったという実感がある。

という部分があって、
これってまさに、初音ミク関連のクリエイターにも当てはまることだよな、と思いました。
シーン全体で進化は共有される、というこのやり方は、
だいぶ前に読んだ『文化系のためのヒップホップ入門』にも書かれてた覚えがあります。

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)
(2011/10/07)
長谷川町蔵、大和田俊之 他

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『初音ミクは~』の中に、海外の一神教と、日本の多神教との比較が出てくるんですけど、
今日読んでた、鴻上 尚史『孤独と不安のレッスン』にも似たような記述が出てきました。

孤独と不安のレッスン (だいわ文庫)孤独と不安のレッスン (だいわ文庫)
(2011/02/09)
鴻上 尚史

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あと、自分の程度によって、会える人の程度も決まってくるっていう例え話も載ってて、
楽器の演奏者だと、アマチュアレベルのままだと周りもアマチュアの人しか寄ってこないけど、
努力して上達し、プロ級の演奏が出来るようになれば、同じくらいのレベルの人が集まってくる、という話。

これ読んでて、『初音ミクは~』の中で、
THE BACK HORNを聴いて衝撃を受けて、音楽を作ろうと思ったという若者(じん)が、
いまや、THE BACK HORNのメンバー・菅波栄純と対談するまでになっていて、
あ、ホントの話なんだな、と思いました。

その対談で、良い話が載ってたので、それを引用して今日は終わります。

じん 自分も音楽を鳴らして、何かを届けよう、みたいに思うようになった。結局、それって自分が貰わないと理解できないじゃないですか。
菅波 すごくわかる。深いこと言ってると思うよ。ほんと、貰わないとわかんないんだよ。俺もやっぱり好きなバンドがいて、そういうバンドに何か貰った気がしたし。そう感じた人が次の人に渡そうって思うんだ。





ハチ 「マトリョシカ」

僕が初めて、ボカロ曲で本当に良いと思った曲を。超有名曲ですけど!





20150308Sun
 >今さらグラミー賞を振り返る。ただし、ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞を。

タイムリーという期間を逃しに逃してしまったいまさらですが、グラミー賞を振り返りたいと思います。
2015年2月8日に行なわれた、第58回グラミー賞。
普段FMラジオ(特にJ-wave)を聴いてるという方は耳にしない日は無かったであろう、
サム・スミス『Stay with me』が、主要4部門のうち、
 Record of the Year(最優秀レコード賞)
 Song of the Year(最優秀楽曲賞)
 Best New Artist(最優秀新人賞)
を獲得しました。
もう1部門、Album of the Year(最優秀アルバム賞)は、BECKの『Morning Phase』でした。

 

おめでとうございます!ぱちぱちぱち!
いやあ音楽って本当に良いもんですね。
ではまた来年、第59回グラミー賞で。さよならさよなら、さよなら。


なんてあっさりとは終わるわけがありません。
三重が生んだスッポン男、それが私ソントンです。スッポンマンです。スッポンポンではありません。

洋楽にやたら詳しい人(Wowwowでグラミー受賞式の中継見てたらしい)とお付き合いしていることもあり、
話に付いていくために少しグラミー賞について調べてみることにしました。すると、
毎年毎年グラミー賞グラミー賞と騒がれているのに、なんだか僕のとこまで届いてないなー、
いやそもそもCDショップに行くと、
ほとんどの洋楽のCDに、グラミー受賞やらノミネートやらって書いてある気がするなー、
と薄々疑問に思っていたのに対する答えが待っていました。

グラミー賞って、今、83部門もあるんですね。
っていうか、昔は107部門もあったんですね。
で、それぞれに5~6個ノミネートがあるわけじゃないですか。
そりゃあマイナーな賞は僕のとこまで届いてこないわ。
主要4部門以外は電波にも乗らないわ。サムスミスばっか流れるわ。


全部門のノミネート・受賞は公式サイトで見れます。
というわけで、早速掘りましょう。ニュース探求ラジオDIG!
(見た目によらず)僕はジャズが好きなので、まずはジャズ関連から。
上のリンク先の番号でいうと、31~35がそうですね。
今日はとりあえず、曲単位(っていうかソロ単位?)での受賞となる、

 31. BEST IMPROVISED JAZZ SOLO
 (最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞)

なんと全曲YouTubeに上がってました。すごいぞインターネット。
せっかくなので、1曲ずつ聴いていってみましょうー。


WINNER
「Fingerprints」 Chick Corea, soloist
Track from: Trilogy (Chick Corea Trio)


おそらくご存知の方も多いでしょう、チック・コリアです。『スペイン』とか有名です。雑な紹介。
チックのおじさま、今日は取り上げませんが、この曲を含むアルバム『Trilogy』で、
今年の最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム賞も受賞しています。
っていうかこのトリオは3人とも過去に何度かグラミー受賞してるようですね。
 p. Chick Corea
 b. Christian McBride
 d. Brian Blade
リズム隊がやばいですね。
それに乗っかるチックのおじき、年齢なりの円熟はたしかにあるんですけど、
それ以上の熱気があるというか、いやあ、元気ですねえ。
ライブ録音のわりに音質も良いし。
ボリュームが大きい音楽は、好きです。


「The Eye Of The Hurricane」 Kenny Barron, soloist
Track from: Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio (Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio)

ドラマーのGerry Gibbsがリーダーのトリオです。
ピアノがKenny Barron、ベースはRon Carter。
なんというか、速いジャズですね。……感想はそんなところで。
テンポが速い曲はだいたい好きですよ。


「You & The Night & The Music」 Fred Hersch, soloist
Track from: Floating (Fred Hersch Trio)

今回のノミネートの中では、これが個人的に一番好きです。
まず、曲を知ってるし、というちっぽけな理由。
Bill Evans『Interplay』というアルバムの1曲目に入ってまして、
邦題「あなたと夜と音楽と」は、今の僕のTwitterのプロフィールの元ネタです。
あとはそもそも3拍子が好きっていう超個人的な理由。
この曲は1拍3連の4拍子なので正確には3拍子ではないですけど、それでも、グッと。
あと、Fred Herschって人を調べてみると、一度2008年に病で死にかけているみたいで、
そういった経歴も僕の心をくすぐります。
ビルエヴァンズ直系って、まあ僕は気に入ってしまいますよ、ええ。


「Recorda Me」 Joe Lovano, soloist
Track from: The Latin Side Of Joe Henderson (Conrad Herwig Featuring Joe Lovano)

あまりラテンジャズは普段聴かないので、このアルバムシリーズのこともよく知らないし、
ジョー・ヘンダーソンにも詳しくないし。
けど、賞のノミネートは、テナーサックスのJoe Lovano。
どっかで名前を見たことがある気がする……。
あ! ジョン・ゾーンのMasadaか!?
って、そんなにジョン・ゾーンも聴いてるわけではないので、気のせいだと思います。
あまり日本では知名度が高くないJoeさんですが、グラミーノミネートされるくらいなので、
アメリカでは結構人気があるのでしょう。
バンドは、テナー・バリサク・トランペット・トロンボーンの4管。
やっぱパーカッションが入ると一気にラテンっぽくなりますねー。


「Sleeping Giant」 Brad Mehldau, soloist
Track from: Mehliana: Taming The Dragon (Brad Mehldau & Mark Guiliana)


なんというか、ノミネートにこうも錚々たるメンツが揃うと、
ブラッド・メルドー(44歳)が若造になってしまうっていうジャズミュージシャンの世界。
ドラム叩いてるマーク・ジュリアナは35歳くらいなので、まだ赤ん坊ですね。
もうすぐこのデュオで来日がありますね。っていうか今週。
……行きてええええええええ。
すみません、心の叫びが駄々漏れになってしまいました。
マーク・ジュリアナは昨年に来日したばかりなのにな。また来てくれるなんて良いヤツだな。
ノミネートの中では一番今なジャズじゃないかなあと思います。
メルドーがやってることは前とそんなに変わらないかもですけど、
やっぱ、マーク・ジュリアナのドラムは、すごく良いと思います。凄まじいです。



というわけで、最近のブログにまとまりがないともっぱらの評判ですが、
今回はより一層まとまりにかける更新でお送りしました。
主要4部門だけがグラミーじゃない特集、気が向いたらまだ続けます。





20150305Thu
 >4/2、イベントに、ちょっくら参加します

春うらら、ちょっくらイベントに出演します。以下詳細。

なかないで、毒きのこちゃん主催 ライブイベント
「キミのスキなおんがくがボクのスキなおんがく。」
myfavoritemusic_1_s.jpg

2015.04.02
新宿マーブル
open 17:30 start 18:00
2000円+ドリンク

- 出演アーティスト -
古宮夏希&そのさきのむこう
scrooge
土田有未とナカイデソントン
河内周
ラッキーオールドサン
円庭鈴子
ハネダアカリ
たむちん(feat.鳥皮ささみ)

ご予約はこちら


Twitterでしょっぱなにお知らせしたとき、にたないけんも出るって書いたんですけど、
やんどころなき事情で出演せず、となったようです。
にたないくんと僕のバーリトゥードを楽しみにしていた皆様にはお詫び申し上げます。

音楽イベントとは言いつつも、もうベースは弾けませんし、
実際何をするのかよく分かってないまま出ます。
何年か前に、しばらく人前には出ませんよ、ということを言ったような言わなかったような、感じで、
それから実際いくつかお誘いを断ってきたりしたのですが、
かと言って、今回は、なにか心境の変化があったというわけではなく、これからも、
気が乗れば、やります。要はそういうことです。タイミングです。そんなわけで、
真面目に頑張ってる方には本当に申し訳ないのですが、ナカイデソントンは、
ずっとフザケ続けていこうと、思います。そう決めました。すちゃらかすちゃらかほいほいほい。

泡沫とは、一生をかけて、真面目に人生を棒にふること
――秋山祐徳太子





古宮夏希「この情けなさを最後に」





20150302Mon
 >一箱古本ありがとうございましたという遅いあいさつ

ずいぶん遅くなりましたが、
一箱古本ミラーボール回ラズ@白楽TweedBooks、
無事に終了いたしました。ありがとうございましたー!

残念ながら百恵は売れませんでしたが、他の本は沢山手にとって頂けました!
お買い上げ頂いた分で、ツイードさんがTwitterで入荷情報を流していた、
死体のある20の風景』をゲットしようと目論んでいたのだけれど、気軽に買える値段じゃありませんでした。
その点を涙目でツイードさんに訴えたところ、お店の近所にある康隆というラーメン屋に連れて行って頂けました。
ツイードさんは筒井康隆狂。妙な縁ってのはあるもんだな。

期間中お越し頂いた皆様、お買い上げ頂いた皆様、
デカイ箱を置かせて頂いたTweedBooksさん、ほんとにありがとうございました。
とても良い体験になりました。
僕は採算度外視で結構なバーゲン価格を付けるので、古本屋にはなれないな多分と思いました。

僕のエロ一箱の次、三番手は雲雀洞さん。
かなり玄人好みの内容となっております。
この前のツイード新年会で、音楽の話で盛り上がったばかりということもあり、CDが気になります。
いざ、白楽へ。

なお、横浜の喫茶へそまがりでは、引き続き古本棚を置かせて頂いております。

どうか買ってやってください。
どうか横浜で一番美味しいキーマカレーを食べさせてやってください。

あと、今週の土曜日、3/7には、へそまがりで「完全無料音楽祭」というイベントがあって、
一日中、へそまがりに音が溢れる日になりそうです。
お時間ある方は、ぜひ。

ありがたいことに、僕も、へそまがりバンドに、とお声をかけて頂いてたのですが、
今回はスケジュールが合わずに、涙をのみました。
いやそもそもベースをかれこれ3年は弾いてないので、まずしばらくリハビリがいるのですが。

まあぼちぼちやっていこうとか、そんなこと考えてたら、
なんたる奇跡か、ほかのところでお誘い頂きましたので、
相変わらずの尻の軽さでほいほいお受けしました。
また次回、覚えてたら宣伝します。どうぞよろしくね。




Stromae - Papaoutai

個人的に、曲も、MVも、大ヒットです。



  

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