20171029 Sun
私が紹介するのは、赤野工作『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』、です


10/27から11/9は読書週間です。言われなくとも僕は年中読書週間なんですが。
今日は松阪のビブリオバトルに出場する予定だったのですが、見事に台風で中止になりました。
参加予定のイベントが台風で流れたのは今年3回目です。どんだけ雨男だよ俺!
そろそろ嵐を呼ぶ男にランクアップしてもいいんじゃないでしょうか。
というわけで、不発に終わった今日、紹介する予定だった本をここに載せておきます。

赤野工作『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』(KADOKAWA)です。

ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム
赤野 工作
KADOKAWA (2017-06-30)
売り上げランキング: 54,797

クソゲー(※注:評価は低いけど、どこか憎みきれない愛嬌のあるゲームのこと)のレビューサイトをまとめた1冊。
それだけなら今までにも同じような内容の本はたくさんありますが、今作はなんと、
2115年から見た過去のクソゲーのレビュー。
2017年現在の我々からすると、近未来に発売されるゲームが超未来の視点で語られているというもの。
そうつまり、架空のゲームレビューという形をとった、SF作品なのです!
SFは、フィクションの手法で現実世界への批評をしているものが多いですが、
それを架空のゲームへの批評と重ね合わせているっていう仕掛け。
よくこんなこと思いついたなと唸ってしまいます。
何かの枠(今作の場合はゲームレビューという形式)を借りて書いたものは、
枠があるゆえに枠を破らんばかりの力を持つのだなぁと感心するばかり。
しかも前提としてどの文章もまずゲームレビューとして面白く書けてる。スゴイ。
どのゲームも実際に遊んでみたいんだけど、無い。架空だから。悔しい。
個人的には第4回の「老人ホームのお年寄りたちのために易しくしたソシャゲを開発した話」なんて最高でした。
ご老体にはキツイだろうと、かなりユーザーライクなソシャゲを作って老人ホームに配布したら、
「昔のソシャゲはこんな簡単にガチャでレアが出なかった!」「文字ももっと読みづらかった!」
「エフェクトも派手で目に悪かった!」「開発は何も分かっていない!」
「っていうか年寄りだと思って馬鹿にしてるだろ!」
と、クレームの大嵐が巻き起こるんですね。
開発側はあくまで親切心でやってるんだけど、
ご老人側としては、「自分が老人扱いされている」「自分の青春が改変されてる」という、
2重の怒りがあって、それにことごとくクレームをつけるようになってしまうんです。
つまりこれは、現在にでもある、
「介護者としては親切心でやったことが、被介護者を傷つけてしまうことがある」
っていう問題を批評しているんですよ。すごくないですか!?
この回を電車で読み終わったとき、天を仰いでガッツポーズしたくらい面白かった。あの日の僕は完全に不審者だった。
架空の“本”のレビューってことなら、J・L・ボルヘスやスタニスワム・レムなど大御所たちに有名な作品がありますが、
そこに今の日本SF界から、架空の“ゲーム”レビューっていうまさにジャパンカルチャー的なカウンターパンチ!
熱い!熱すぎる!!
あと、レビューとは別に、ブログを書いている主人公のコラムも載っているのですが、
この主人公が、ある変化を乗り越えていく様がそこには書かれていて、そちらも超熱い。
分かる人には分かってしまうでしょうが、『攻殻機動隊』の世界への入り口はこんな感じなんだろうなぁ、と。
なにせあの円城塔も「傑作。到達点。なにかの」と賞賛した1冊。
この本の後に続ける類書があるのだろうかと心配になるくらいの突っ走りっぷり。
ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください!
余談ですが、2段組み480ページで税込1296円。……コストパフォーマンスも最高です!!

という紹介をするつもりでした。
直接のお知り合いの方はお貸ししますので、良かったら読んでみてください。
たぶんこれ、Twitter文学賞で良いところ行くんじゃないかなぁ。行ってほしいなぁ。




20171022 Sun
だからお前はダメなんだ


PCからご覧の皆様、右上の音楽を変えました。
山瀬まみ「ゴォ!」。今年のどくんごのエンディングの曲です。
劇中、時折さんの「I'm proud」熱唱もめちゃ良かったよね。


安田弘之『ちひろさん 7』を読んだ。
今回はターニングポイント的な出来事が起こり、
大人チームの関係性が動いて、ハラハラする展開になっている。

内容もさることながら、作者あとがきも良かった。
禅のエピソードが紹介されている。
「いろいろ工夫や努力を重ね一生懸命鍛錬して一刻も早く師匠のようになります!」
という優等生的な弟子に対して、師匠は、
「だからお前はダメなんだ」
と一言。というもの。

最近、ヨガを教えて頂いているのだけれど、
「自分でも練習したいので、何かやっておくことはありますか?」と聞いたところ、先生に、
「一生懸命頑張ってしまうと、「俺はこれだけやったぞ」っていう、
 プライドや自我みたいなものも一緒に育ってしまうので良くない。
 続けてたらいつの間にか出来てた、っていうのが良い。」
と言われた。

努力なんていうのは手段っていうだけであって、
そこに心を囚われてはいけないということ、だろうか。




20171018 Wed
ソントンには詩情が分からぬ


名古屋のシマウマ書房で行われた、
Pippoさんのポエトリーカフェ、へ行ってきました。
前々から言ってるように詩のことがほんとに分からないので、
(かと言ってよく考えると、たとえば小説のこともよく分かってないですけど)
ちょっとでもその端緒を捕まえれられれば良いなと思いまして。

Pippoさんのご著書に関して前にブログも書きましたが、
近代詩の伝道師として、詩に関する色々な活動をされている方です。
はるか昔に、東京でのポエトリーカフェにお誘い頂いたこともあったのですが、
予定が合わずに参加できませんでした。
(職場(三省堂)とポエカフェ会場(神田伯刺西爾)が、目と鼻の先であったにも関わらず……)
今になってようやく、名古屋で(全然、目と鼻の先、ではない)、予定も合い、参加することが出来ました。

会場では、近頃開店された、星屑珈琲さんの挽きたてハンドドリップ珈琲も振舞われました。
よく見てなかったんだけど、ドリッパーはどちらかが1つ穴のやつで、
(かなざわ式っぽい淹れ方(濃い目に出してのお湯割り)だったし、コーノ?)
もう一方はワイヤーのものを使われていました。こだわりがすごい…。
浅煎りと深煎りが選べ、僕は浅煎りを頂きました。おそらくブレンドだと思うのですが、
しっかりとした酸味を感じられ、それが後をひくことなくきれいに消えていく、
新鮮で美味しいコーヒーでした。ごちそうさまでした。また今度お店へも伺います。

ポエカフェ本編は参加者の自己紹介から始まりました。
遠くは埼玉から、老若男女いろんな方がいて面白かったです。
詩人さん歌人さんや、ポエトリースラムジャパンに参加している方もいらっしゃいました。
今回の特集が「本と本屋にまつわる詩」なので、それぞれが思い入れのある本屋を言っていきました。
名古屋ということで、もっとも多く名前の挙がったのが、ちくさ正文館。
やはりこういう界隈・場(ニュアンス伝わります?)では圧倒的な人気。言わずもがな僕も大好きです。
ほかにも、ますく堂や、遠くはイギリス・ヘイオンワイの名前を挙げる方もいらっしゃいました。
僕はもちろん、へそまがりに住んでいたことを言いましたよ。

その後は1人1編ずつ詩を朗読し、その感想を言っていきました。
僕は、大木実さんの「前へ」という詩を読みました。
僕は大木実さんのことも、作中で引用される「家なき子」のことも知らなかったのですが、
それでもこの詩で言われてることは何となくわかりました。

それこそ、へそまがりで、のちに僕の師匠となる、店長のへそさんに、
本をオススメする会、というイベントがあったとき、
http://ken55555.blog94.fc2.com/blog-entry-484.html
僕はまだ2回しかお店へ行ってなかったにも関わらずお誘い頂き、
現、日暮里で<パン屋の本屋>の店長をされている花田さん、
現、横浜白楽でTweedbooksをされているツイードさん、
当時へそまがりゲストハウスの管理人をされていたシンジさん、
あと僕の4人で、へそさんに本をビブリオバトル形式でオススメしました。

そのときにひとり2冊ずつ計8冊が紹介されたのですが、
僕がオススメしたのは、笹井宏之『えーえんとくちから』と、
最相葉月『なんといふ空』でした。
『なんといふ空』はツイードさんとシンジさんも読んでくれて、とても良かったと言ってくれました。

1回しか読んでないし、もう手放してしまったので、
(たしか、その日のうちにツイードさんかシンジさんが「古本ミラーボール回ラズ」から買ってくれた)
詳しい内容は紹介できないんですが、
この本を読んだとき、僕はいつもどおり、本駒込ボロアパートの万年床でダラダラとしていて、
結局一日何を為すわけでもなく、無駄に酸素を消費している生き物ならば、
このまま死んでしまったほうがいいのではないかよし死のう、
といつものようなことを考えていたところ、布団を取り囲むように積まれていた本に手が当たり、
どうせ死ぬなら最後に1冊だけ読んでいこうと未練たらたら読み始めたのが『なんといふ空』でした。
この1冊がカンフル剤のように効き、読み終わった僕はすっくと立ちあがり、
常連だった秋葉原のライブハウスへ出かけ友人のライブを聴き、
「さっきまで死にたかったんですが、本を読んだら動きたくなって来ました」と言ってドン引かれました。
そういう思い出深い1冊です。

この前のラジオで菊地成孔さんが、本には「自殺性と他殺性がある」とおっしゃていて、
それもそうだわな、と頷けなくもないんですが、
死を見せることによって生へと向かせる、メメントモリ的な本もあるんじゃないかと思います。
現に僕は何度だって本の一冊に一節に一文に生かされてきたわけで、
(もちろんDCPRGの音楽を聴いて一人で踊ることで生きてきてもいるわけですが)
そういった意味で大木実さんの詩にはとても共感できました。

イベントの紹介をするつもりが、途中から完全に思い出語りになってしまいました。
自分語りのついでに、今回の会では短歌も紹介されていたのですが、
僕の大好きな笹井宏之さんの歌が無かったので、最後に載せておきます。

 四ページくらいで飽きる本とかを背骨よりだいじにしています

 この森で軍手を売って暮らしたい 間違えて図書館を建てたい

わかるわー。




20171015 Sun
ハエは進む、車とともに


なんとなくではあるが、慣性の法則は知っている。
走っている車の中でボールを上に向かって投げると、ボールはまた手の中に落ちてくる。
つまり、走っている車のスピードの分だけ、ボールも一緒に前へ進む。
これはなんとなく分かる。
分からないのが、車内を飛ぶハエである。
どうしてビシャーン!っつって、車の後ろの窓に叩きつけられないのか。
いや、なんとなくね、なんとなくだけど、
車内の空気にも慣性の法則は働いているっていうのは分かるの。
そうじゃなきゃ運転手は60km/hの暴風を受け続けることになるからさ。
分かるんだけど、ハエは納得いかない。
ビシャーン!っつって、後ろに叩きつけられて欲しい。うるさいから。

あ、右上の音楽変えました。




20171011 Wed
綾戸智恵を思い出した


かつて一度、綾戸智恵のコンサートへ行ったことがある。
その当時付き合っていた女の子と一緒に。
僕はNHKの『トップランナー』をよく見ていて、
綾戸智恵・村上ポンタ秀一・小野リサ・村治佳織、などをあの番組で知った。
三重にそんな大物が来るとは思っていなかったので、あわてて親に頼んでチケットを取ってもらった。
たしか番組でも演奏していた、Boz Scaggsの「Slow Dancer」は良かった。
綾戸智恵といえば、さだまさしもかくやというような、演奏よりも長いMCが有名である。
小説家の奥田英朗はそのエッセイ(たしか『野球の国』だったと思う)で、
綾戸(名前は出さずに伏せていたはず)のライブに触れ
“演奏を聴きに来たのに関西のおばちゃんの喋りを延々聞かされて不満だった”、
というようなことを書いていた気がする。
まあファンにしてみれば、それも魅力のひとつなんだろうし、
僕もかつてお世話になった馬場孝幸さんのライブなんかだと、
曲も聴きたいんだけど、できればずっと喋ってて欲しいと思ってたりした。
まあライブだけであっても、全員が満足するわけではないんだし、
要素を増やすことは別に悪いことではないとは思う。

ついこの前、三重県文へ、トランペット・黒田卓也のライブを観に行った。
この人がよく喋るのである。出身はもちろん関西(兵庫)だ。
普段僕が行くジャズのライブはMCなんてほとんどないので、
(渋さでの渡部真一さんは喋りまくるけど、あれはまあ違うだろう)
見ている間、ずっと綾戸智恵のことを思い出していた。
ホールの特性か、低音が回っていて、言ってることが分かりづらいところもあったし、
なによりすぐ後ろの夫婦らしき客がゲラでキツかった。

今回のライブには、地元のサックスプレイヤー・ツカモトシスターズという人たちも参加していて、
セカンドステージはほとんどそのひとたちの演奏で、ちょっと、アレレー?、って思った。
まあ悪い曲ではないのだけれど、いい曲かと聞かれると腕組みして唸ってしまうようなあれだ。
僕がこういうときに使う常套句、好きでも嫌いでもない、である。
イージーリスニング的な曲で、フィールドレコーディングした音もバックで鳴っている。
なんということか、この人たちのMCも長かったのでゲンナリした。
黒田卓也のMCは笑えるところもあったのでまだ救いがあったけど、
この人たちのMCは喋りたいことを喋っているだけだったので、余計ゲンナリだった。

それまで微妙だなあと思っていた始終モコモコしていたベースの音が、
最後の最後、アンコールで、フロントピックアップよりもブリッジ側で弾き始めたとき、
ようやく音が締まって聞こえて、なんじゃそりゃってなった。
大バコは難しいのか。PAさんが本調子じゃなかったのか。
やっぱりライブは小さいハコへ聴きに行ったほうが良いのかなぁと思った。
というかいまだにロフトジャズやM-Baseなんかを愛してしまっている、
産まれる時代を間違った僕が悪いのかもしれない。

>聴いてる
JAMESZOO「FOOL」(2016)
Fool [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC513)
前にタワレコで視聴したときはピンと来なかったけど、
やっぱり話題になっててずっと気になってたので、ナウリッスン。
ドラムにリチャード・スペイヴンが参加しておる。




20171010 Tue
めずらしく、本のことを書きます


僕が本についての何かを書いて、本を好きになってくれる人がいるならいくらでも書きますが、
なぜだか本についての文を、つまらなくしか書けないという呪いにかかっているので、
普段はあまり書かない、本のことを書こうと思います。
かと言って、いつも書いているダラダラした文が面白いかと問われれば、
そっちもまあ面白くはないので、読んでくださっている方の忍耐力のテストにでもなれば良いなと思います。

最近知り合った方が「面白い」と言っていた本、
西川恵 『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』(世界文化社)を読みました。
饗宴外交「ワインと料理で世界はまわる」
政治、特に外交が絡んだ場と、そこで供された料理のメニューを絡めて、
その料理やワインが出された意図や、サミットなどの舞台裏が書かれています。
料理にも酒にも政治にも疎いので、なかなか内容が入ってこなかったが、興味深く読みました。
小渕首相は会を供することにセンスのある方だったそうだが(著者は三指に入ると書いている)、
あの温厚そうな故人が、手配したはずの盆栽が置いてないという理由で、
側近の方を震え上がらせるような眼をする、というくだりが特に良かった。
やはり首相になるかたは格が違うのだな、と感心しました。
(急逝で沖縄サミットをバトンタッチした森さんのことは、いまいち、に書いてあるふうに受け取りました)

もしもこの方になにか本を薦め返すなら、
寺地はるな 『月のぶどう』(ポプラ社)かな、と思います。
月のぶどう
母の遺したワイナリーを継ぐことになった姉弟の話です。
寺地さんの本はいまのところ全部読んでますが、自分はこれが一番好きです。
どうも僕は、視点が交互に入れ替わる作品が好きなようです。
それこそ春樹の『世界の終わりと~』とか。


あと今日は自分で注文していた本が入ってきました。
ジャンシー・ダン 『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』(太田出版)
子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法
村井理子さんは、いま個人的に注目している訳者さんです。
『ゼロからトースターを作ってみた結果』、『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』など。
ノンフィクション(特にいわゆるエンタメノンフ寄り)専門の方です。要チェック。
『ゼロから~』著者のトーマス・トウェイツの次作『人間をお休みしてヤギになってみた結果』も、
今月末くらいにいきなり文庫で出る予定みたいです。
トーマスはこのヤギ人間プロジェクトでイグノーベル賞を採とって話題になりましたね。

この前の一箱のときに聞かれたのですが、本代は月にだいたい1.5万円くらいです。
自分の会社で買って、請求書に載ってくるぶんだけで。
他県に行ったときは出来るだけ書店・古本屋へ行って何か買うようにしているので、
まあ2万円くらいかな、と思います。家計も部屋も圧迫されています。




20171009 Mon
それは私には大役です


週刊東洋経済10/7号「特集 学び直し国語力 ビジネスに効く! 「書き方」「話し方」」
週刊ダイヤモンド10/7 号「特集 これなら続けられる! 「独学力」」
PRESIDENT10/2号「特集 猛スピード勉強法」
どうも秋は独学がしたくなるらしい。各ビジネス誌が似たような企画を打っていた。

いま新書のコーナーに行くと、
橋爪 大三郎『正しい本の読み方』(講談社現代新書)
丹羽 宇一郎『死ぬほど読書』(幻冬舎新書)
神田 昌典『人もお金も動き出す! 都合のいい読書術』(PHPビジネス新書)
だいたいこの3冊は置いてある。強いて個人的にオススメを挙げるなら丹羽さんのです。
神田さんの推奨するフォトリーディングに近い読書会が、
津にあるブックカフェ・ツァラトゥストラハカク語リキで行われたと聞く。
小説には使えない読書法なのであれだけど、
いまだに『百年の孤独』と『青い脂』を読み通せていないし、
『死霊』は1巻を放置したままになっているので、
そこらへんの読書会を誰かに催して頂けるなら参加したいです。という他力本願。
なんかそれらは、誰か詳しい人に講義をぶって欲しいくらいなんですけど。
いっぺん名古屋の猫町倶楽部にも潜入してみようかと考えている。
開催が大体平日なのがネック。

あと津のブックテラス(一箱古本市)では、
なんかイベントにも関わることになりそう?なった? まだ正式決定ではないのですが。
わりと大役なんですけど、ハードルは高ければ高いほど、その下をくぐりやすいとも言いますので、
そんな感じで頑張りたいと思います。

そういえば今月末にあるビブリオバトルに参加申し込みをしたのですが、
発表する本を先に登録しなくちゃいけなくて、まだ読んでない本を書いておきました。
めっちゃ面白い本なんですけど、それくらいの適当さで行こうと思います。
本ってそれくらいの適当さで読んで良いんだぜ、って誰かが言わないと。




20171008 Sun
大阪へ行けなかった


右上の音楽変えました。韓流ヒップホップ。
JUSTHIS、フロウのところどころにPUNPEEっぽさを感じる。
あとFacebookへの更新通知も再開しました。
はじめましての皆さま、私の名前はナカイデソントン。好きな食べ物は親のスネです。

今日は朝から映画を観に行って、カフェでお昼を食べて、昼はダンス公演を観て。
そのあと大阪まで、『売春島』著者の高木瑞穂さんのトークライブへ、行こうかどうか悩んでたんだけど、
結局、ダンス公演の楽日打ち上げに参加させて頂くことになって、無謀な予定は流れた。
母の軽自動車を借りて劇場まで行ったので、まあ日曜の高速をぶっ飛ばして行くのは厳しいし、
っていうか、そもそも大阪まで車で行ったことなくて、噂では市内ってめちゃめちゃ危ないらしいし、
まあ今回は流れて良かったかもなあ、とも思う。
しかし、映画も公演も良かったのに、やはりモヤモヤするものが残る。
どこでもドアさえあれば。いやはや諦めが悪い。

劇場へ、めちゃめちゃ格好いい車で来ている方が居て、ちょっとだけお話を聞けた。
(僕が車に詳しくない(そりゃ持ってないから当然なんだけど)ので車種とかお伝え出来ないのが残念)
うろんな言葉で言ってしまうと、ジープみたいなやつだった。
ツーストでプラグかぶりというところだけは何となく分かったけど、
他の専門的なことはチンプン&カンプン(by津和野諒さん)だった。
夏はドアを外して走ってるらしくて、雨が吹き込んでくるところも愛着がありそうだった。

いつかは車を買わなければ、三重ではなかなか自由に動けないんだけど、
さてどんな車にするかと、ずっと悩んでいる。
ほんとに希望だけで乗っていいなら、すぐさまスバル360に乗るところだけれど、諸々諸事情というやつが立ちはだかる。
というか、うちにはもう余分に車を止める場所が無いような気もするので、
いっそ一人暮らしをしたほうがいいのかもしれない。
一人暮らしなぁ……もうすでに懐かしいような……。

>聴いた
Nate Smith「Kinfolk」(2017)
Kinfolk: Postcards From Everywhere
グラスパー「ブラックレディオ」以降の感じ。めちゃ良い。
10曲目「Morning And Allison」のコード進行が僕の好きなパターンでした。
こういうときに音楽の知識あればなーと思うんだけど、あれです、ベースが半音下がるやつです。
「丸の内サディスティック」とか、「MIRROR BALLS」のやつです。




20171007 Sat
肺を使えていない


会社の健康診断の結果がしばらく前に返ってきた。
いつもどおりの「やせている」判定でしょっぱなから「要経過観察」がついているのはいつものことで、
(171cm・55kgは異常なのか? 異常なんでしょうね)
今回は、レントゲンで肺がなんか変だよーっていうのと、
腎臓のなんとかっていう数値がちょっと高いよー、っていうのが出ていた。
腎臓の方は0.01くらいなので、誤差である。誤差。
問題は肺だ。
幼稚園のときに肺炎で2回ほど生死をさまよって以来、どうも肺が弱いのである。
しばらく前にも、なんかのレントゲンを撮られたときに、
肺を全部使えていないので、端っこの方が石灰化(?)してしまっている、
と医者に言われた。んなこと言われても、どないして端っこまで使えというのか。
中学校以来の吹奏楽部、しかも担当はチューバ、でちょっとはマシになったのかもしれないけど、
まあタバコはやったし(いまは2度目の禁煙中です一応)、運動は全然やってないしで、
いまも端っこの方から僕の肺は石灰になっていっているのである。
ボリス・ヴィアン『日々の泡』っぽくて良くないですか?良くないですね、はい。

ちょっと前に、四天王寺スクエアの演劇ワークショップへ行った時も、
一緒になった相手に「呼吸が浅くないですか?」と言われた。
うわぁ背中を合わせただけでそんなん分かるものなんだな、とビビった。
第七劇場の小菅さんによる稽古、次回は呼吸がテーマということで、
前回は「ナカイデさんは顎が出がちですね」と指摘を受けたが、
もし次回参加させて頂けるなら、指摘どころじゃすまない気がする。
なので来週、某所のヨガ教室にお邪魔させて頂くことにした。
無意識でやっていることを30代半ばになって矯正するのは割と楽しくもあり難しくもあり。
箸と鉛筆の持ち方を意識して一般的なスタイルにしたのが2年前なので、
まあ今からでもやれる、んじゃないかと淡い期待を抱いている。

>聴いた
羊文学「トンネルを抜けたら」(2017)
トンネルを抜けたら
良いバンド名だ。
4曲目「踊らない」のギターリフの音が、N'夙川BOYSを彷彿とさせる。




20171005 Thu
ひまつぶし


先日、浜松のジャズ喫茶・トゥルネラパージュへ行った際、
名物アバンギャルドの超巨大スピーカーにも圧倒されたんだけど、
(画像だとスピーカーがデカすぎて椅子がミニチュアみたいに見える…)
その上のスクリーンで、バスターキートンの無声映画がかかってたのもすごく良かった。
キートンが船に乗ってるシーンで、ポケットからトランプを取り出して、
1人で出来るブリッジみたいなゲームを始めるのが、めっちゃカッコよかった。
現代ではちょっとでも空いた時間があるとスマホをいじってしまうけど、
トランプみたいな独特な時間のつぶしかた、というのは本当に恰好良いと思う。

 自分一人で時間を潰すことができる能力を『教養』と呼ぶのである。 中島らも

僕は電車通勤で、電車に乗ってる間は出来るだけ本を読むようにしている。
TBC(TrainBookClub)と勝手に名付けているので、参加したい方はぜひ。
活動内容は、電車に乗ってるときに本を読む、ただそれだけです。

この前お会いした方は徒歩通勤で、歩きながら本を読んでいるという強者だった。
歩きスマホよりも危ないと言っていたけど、まったくその通りだと思う。
というか、読書というのはそもそも危険なものなのかもしれないので、
歩きながら命からがらで読むのがちょうど良いのかもしれない。

歌舞伎町に、ホストが書店を作るみたいで、
そのインタビューでオーナーさんが恩師に言われたという、
「とにかく本を読め、映画を観ろ。それが品格になるから」
という言葉を紹介しているんだけど、
僕は人並み以上に本も映画も嗜んできたんですが、ぜんぜん品格は身についてないし、
(音楽が品格を削ぎ落してきたのかもしれないけど。)
本好きが集まるはずの書店で、バンバン万引きはあるし、
レジで物を投げつけられたという話も聞いたことあるし、
本なんて読んでも品格なんて身に付きません。

本を読むと賢くなるとか、人の気持ちが分かるようになるとか、
そう言う人はだいたい本を読んでない、というか本を読めてないので、
木下古栗『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』、を読むところから始めてみましょう。
この本が何の役に立つというのでしょうか。まったく人生の無駄にしかなりません。
それが、最高なんですけどね。you know I'm sayin'?


>聴いた
大林武司トリオ「Manhattan」(2016)
オシャレだ…。いま(クラブ経由)っぽい音楽をする人。
Manhattan
大林武司 Takeshi Ohbayashi (p)
テリ・リン・キャリントン Terri Lyne Carrington (ds)
ネイト・スミス Nate Smith (ds)
タミヤ・シュマーリング Tamir Shmerling (b)
中村恭士 Yasushi Nakamura (b)




20171004 Wed
あなたの話を聞かせてください


某所某タイミングで、インタビューの聞き手的なことをするかもしれなくて。
ふだんから人の話を聞くのは好きだけど、まあそれとはちょっと違うよなー。
自分が聞きたいことと、相手が話したいことの、間をうまく調整して、
それを周りで聞いてる人が満足してくれるような形で引き出す、という。
まあそんな高等なテクニックはないので、やることになったら、
適当に一生懸命をモットーに頑張りたいと思います。

個人的にもっと話を聞いてみたいなあと思う人たちもたくさんいて。
(エスカルゴ牧場の親父さんが死ぬ前にがっつり話を聞いておかなければならないという、謎の使命感があってだな)
(あともちろん、山崎三四造さんにも会いたい)
この前kalasbooksの西屋さんに言われた、
「生きてるんだから、会いにいかなきゃですよ」
という言葉を、なんとかして実践しなければ。
(※注:これはあくまで、僕の神々の1人である、某書店の店長の名前が出たときに言われた言葉で、
 西屋さんは僕がまさかエスカルゴ牧場に突撃するような奴だとは思ってない、はず)


>聴いてる
石若駿「CLEANUP」(2015)
わかっちゃいたけど、天才よねー。
作曲までめっちゃ器用。幅広い。
今日、1人で残業中に再生して踊りながら仕事しました。
CLEANUP
石若駿 Shun Ishiwaka(ds)
吉本章紘 Akihiro Yoshimoto(ts, ss)
中島朱葉 Akiha Nakashima(as)
井上銘 May Inoue(g)
アーロン・チューライ Aaron Choulai(p, el-p)
高橋佑成 Yusei Yakahashi(p, el-p)
金澤英明 Hideaki Kanazawa(b)
須川崇志 Takashi Sugawa(b)




20171003 Tue
10年たっても戦略は皆無


日曜のめがね書房さんの一箱古本市、
キャンセルが出て空きが出来たという連絡を頂いたのが1週間前。
火曜夜に第七劇場・小菅さんによる自主稽古があったので、月曜はその分残業。
よって、準備が出来たのは水木金土。しかし、土曜は午前仕事、昼はロロ観劇、夜は黒田卓也ライブ。
ほぼ3日で準備し、持っていった。経験者とはいえ、まあ良くやったと思う。
言い訳のように「準備期間が3日しかなくて」を連呼していたが、
よくよくスケジュール帳を見てみれば、次の伊勢河崎一箱古本市10/22までの、
休日の予定が全部埋まっているということに気付いた。
本を買い足しに言っている時間がないということである。
つまりこれは、ついに、積読本に手をつけろ、ということである。
津のブックカフェ、ツァラトゥストラハカク語リキのマスターと、
「他の人にも読んでほしいんだけど、売りたくない本ってありますよねー」
なんて話したけど、そんなこと言ってられないのである。
床に積みあがっている本を片っ端から売りさばき、
掃除が出来ないからブックオフの買取を呼ぶぞ、と言っている母のことばに、
ブックオフは抜きでなんとか自分なりに応えなければならぬ。
乞うご期待。

というか、毎度のことながら在庫管理が杜撰な僕は、
どの本が売れて、いくら収益があったかもあまりよく分かっていないし、
特に雑誌は100円均一でどれくらい売れたか分からないし、
お客さんに言われる前に自主的に値引きしまくったし(まとめ買いの場合に1冊分くらい引いた)、
同人誌『ミラーボール回ラズ』がはじめ何冊あったのかもよく覚えていない。
僕が箱を離れている間に何冊か抜かれても絶対に気付かないと思う。
河崎は一人で出るので気を張らないとならぬ。
実は津の大門の方は、助っ人がいるのである。心強いことこの上なし。

>今日の音楽
HELGE LIEN TRIO「GUZUGUZU」
GUZUGUZU
ノルウェーのピアノトリオ。2017年。
全曲オリジナル、曲名が日本語の擬音・擬態語になっていて面白い。
Helge Lien(p)
Frode Berg(b)
Per Oddvar Johansen(ds)




20171002 Mon
さわってもいいですか?


テレビをふたたび見るようになって、2年くらいがたつ。
初めはうるさく感じたり、映像が動いているのが気になったりしていたけど、慣れてきた。
テレビを見ながら何かをすることも出来るようになってきた。
まあこれは個人的には退化だと思うのだけれど、
(『テレビばかり見てると馬鹿になる』by山本直樹)
退化も適応のひとつではある。

書店はよく、どこに行っても同じ本しか置いていないと、
金太郎飴書店、さらにはハリー・ポッター書店とか言われることがあるけれど、
僕が見ているテレビはもっと金太郎飴で、だいたいテレビ番組か、
芸人たちとゲストが、司会を介しておしゃべりする番組か、
動物とか事故の映像をつないだ番組、くらいしかやっていない。
(10年間テレビに触っていなかったので、地デジ以外の見方が分からないし、
 HDDの使い方も知らないのです。どうもウチはWowwowとか見れるらしいんですけどね…)

そんなテレビでは、若い巨乳グラビアアイドルがテレビ初出演、なんかのタイミングで、
その隣や、前の席に座った、そのグラビアアイドルよりは少し年上の女性が、
「(胸を)さわってもいいですか?」と言って、サービスショットが挿入される、
というお約束が、大体の場合はあることに気づいた。

この「さわってもいいですか?」は、
根っからの自発的なものなのか、
場の空気を読んでの発言なのか、
カンペ・他の出演者からのフリがあったうえでの発言なのか、
そういったシチュエーションを見るたびに考えている。

言うまでもなく、僕の神々のうち、ひとりはナンシー関である。




20171001 Sun
ミラーボール回ラズ@のはら一箱古本市、終了しました


8月にダラダラしていた反省を踏まえ休日に予定を詰め込んでいたら、
いつのまにか9月が終わっており、従って、
ブログで宣伝する間もなく、古本ミラーボール回ラズで出店した、
のはら一箱古本市@CAFEめがね書房が終了していた。
お越しくださった皆様、会場でご一緒した箱主の皆様、スタッフの皆様、
どうもありがとうございました。

一箱を出すのは、TweedBookさん@横浜白楽の開店イベントにご招待頂いて以来の数年ぶり。
しかもあのときは店内に間借りのスタイルだったので、
一箱でお客様と対面するのはさらに久しぶり。いやあ、喋りすぎました。いつものことながら。
午前中は良い天気だったのですが、山から怪しい雲が流れてきたなあと皆が見上げた途端、
パラパラと雨が降ってきました。
降ったり止んだりだったのですが、その後も完全に回復することはなく、
ミラーボール回ラズはほぼ開店休業状態にして、
長野からいらっしゃっていた、積ん読屋さん、に全国の一箱事情を伺ったり、
伊勢の古本屋ぽらんさんと10/22の河崎一箱古本市について話したり……、
……うーん、ほんと喋ってばっかだな僕。
あ、あと、高校の時の友人がたまたま遊びに来てたり、
今度参加する製本のワークショップの先生がたまたま遊びに来てたり。
京都の天神一箱の主催さんともお話しした。我々、ちくま文庫手帳同盟!
やっぱ自分から何かやると、楽しいことが起こるなぁと思いました。

最近よく考えるのは、
なにかをするのを止めておこうと考えるとき、
それは「相手に迷惑がかかるから」なのか「自分が恥をかくのが嫌だから」なのか、ということ。
もちろん、どちらに100%偏っているというわけではないだろうけど。
たいていは後者の「自分が恥ずかしい思いをするのが嫌」というのがノイズになっているので、
そこは棚上げして考えるようにしています。
あと基本的には人見知りなのですが、相手が何かしら本に興味のある人だったら、
それこそ何かしらは話せるということに、最近ようやく気付いた(そういう年齢になったというのもあると思う)ので、
まあ明日からもあなたに迷惑をかけて生きていこうと思います。
いつもありがとうございます。頼りにしてます。


あと、ブログを書いてなかった間に、
津の大門に新しく出来た飲み屋さんで色々な方と出会ったり、
浜松に毎年恒例のどくんごを観に行ったり、
名古屋書店員会に参加させてもらったり、
第七劇場の小菅さんの自主稽古に参加したり、
県文にロロ『BGM』観に行ったり、
黒田卓也のライブに行ったり、
色々あったのですが、それは会ったときにお話ししましょう。
今日あれだけ喋ってまだ足りないというのか、僕は!



 
OFZK

山瀬まみ「ゴォ!」


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