20190419 Fri
いざ不条理




1つ前のブログに書いたあけぼの座ではしばしば、別役実の作品がかかる。
別役さんといえば“不条理”である。
不条理。聞いたことは多々あるけれど、意味はよく掴めていない。
演劇では他に、サミュエル・ベケットやウジェーヌ・イヨネスコが、不条理で有名らしい。
らしい、としか言えないのは僕が『ゴドーを待ちながら』も観たことがないからだ。
以前、僕が書いた小説を読んで「イヨネスコの『犀』を思わせる」という感想をくれた方がいたが、
そう言われるまでイヨネスコの名前すら知らなかった。
しょせん、不条理とは遠い世界に住む人間です。

『カフカ ショートセレクション 雑種』(理論社)を読んだ。
カフカの作品もよく“不条理”という言葉で語られる。
実は今までカフカの作品をまとめて読んだことが無かった。
『城』を読んでは寝落ち、良い睡眠導入剤に使っていたことを白状しておく。
訳者あとがきで触れられているがこの本は、人生・旅というテーマで作品が選ばれている。
おそらく読みやすさを優先しての翻訳がされており、とっつきやすい。
僕は「断食芸人」と「ある学会発表」が好きだった。
ヨシタケシンスケによる愛らしいイラストをカフカの本に載せた、というのがすでに不条理な気もする。





20190417 Wed
今年度も観劇おじさん始まる




三重県津市には、あけぼの座という劇場がある。
あけぼの座が無くなったら三重の文化レベルはだいぶ下がると思う。
個人的に(そのままの意味で)箱推ししているので、
ガチャを回せるタイミングでは、出来るだけ課金するようにしている。
なんて言って、今年度はまだ支援会員になっていなくてすみません。

先日『宮川サキのキャラクター大図鑑2019』を観に行った。
関西の女優、宮川サキさんの一人芝居である。
あけぼの座は一人芝居の上映にも力を入れており、「ONLY ONE」というシリーズが年に何回かある。

宮川さんの一人芝居、僕は昨年から拝見している。
一番はじめには「受付ちゃん」という、
開演前の説明をする、オドオドとした制作女性のネタがある。
昨年、あけぼの座支配人の油田さんが、
「実はもっと前からネタが始まっていることに気付く人は少ない」みたいなことを書いてらっしゃった。
油田さんと副支配人の山中さんに挨拶して劇場に入ろうとしたところで、
受付ちゃんが立っていることに気が付いた。スマホ触ってた。

内容は、笑いあり、笑いあり、笑いあり、の、ホロリあり。というものだった。
「ジン と ニック」や、勢いだけが取り柄のダサい「ハッピーバースデー」は早速使っていきたい。
事前情報で、最後にホロリがあると聞いていたので身構えていたものの、今年もまたやられてしまった。
両隣のお客さんはもっとやられてたけれど。

宮川さんは、この三重公演を皮切りに、ツアーを回られる。
お近くに宮川さんが来た時には、ぜひあのコッテコテの関西弁を味わいに行って頂きたい。





20190415 Mon
僕の頭を知りませんか




年度またぎの作業で随分と頭が壊れてしまったらしい。
発達障害のひとつである、ADHDのチェックシートを試しにやったところ、
見事に満点だった。小学校の国語以来の点数である。

元から兆候はあるのだけれど、睡眠不足がたたったようで、
今回は久々に鬱にまでなりかけて、危うく首を吊りそうになった。
踏み止まれたのは、本の会を3/31に開催する予定があったからだ。
皆が生きろ生きろとうるさかった。おかげで生き延びました。ありがとうございます。

念のため言っておくと、私の具合はADHD“気味”・鬱“気味”というだけで、
それらの症状とガチンコでやりあってる人たちの、苦労の足元に遠くおよばない。
片足突っ込んでる者の感想は、生きてるだけで割と大変、という程度だ。

ADHDの特徴のひとつに、やらなきゃいけないと分かってはいるけど、乗り気でないことにはなかなか取りかかれない、というものがあるらしい。
自分の場合はただ怠けているだけのようなものだが、
それでも頭と心がバラバラになっていくような感覚はある。
なぜ早くにやらなかったんだろうと、後悔しか残らない。

物事に早く取りかかれるヒントがあるかもしれないと、菅原洋平『すぐやる!』(文響社)を読んだ。
筆者は作業療法士。
脳が損傷した患者の事例も挙げながら、気持ちではなく、脳を上手く使うことで行動を起こす方法が記されている。
そんなやり方よりも、まず一番はじめに書かれているのが、
「まずはよく寝る」ということだった。
毎日1~2時間しか寝てなければ、それは脳もおかしくなるはずだと納得した。
いつか毎日12時間は寝ようと心に決める。





20190414 Sun
珍物食やりたい




かつては「ライフワーク」だなんて言っていたというのに、最近まったく珍物食をやっていない。
もはやご存知ない方も多いと思うので説明すると、
珍しい物を食べる会、略して珍物食(ちんぶっしょく)、
要は、ゲテモノを食べることである。

細かく何を食べたかまではもう覚えてないけど、
エジプト料理店でハトを食べたことに端を発し、
馬・熊・ウサギ・イノシシ・カンガルー・ワニ・ダチョウはもはや序の口、
ハチ・イナゴ・タガメ・カブト・クワガタ・クモ・サソリ・ウーパールーパー・豚の脳味噌どんとこい、
知人のヨーロッパ土産にはサルミアッキを要求し、
八丈島料理店ではクサヤ全種とウミガメを食べ、
高野山で滝に打たれては精進料理を食べ、
伝説のラーメン屋・彦龍で日本一マズいラーメンを食べ、
台湾へ行っては夜店で臭豆腐を食べ、
昆虫食の会に潜入してアルゼンチン・トルキスタン・マダガスカルのゴキブリ3種盛を食べ、
新宿思い出横丁の朝起でカエルをはじめありとあらゆる肉と変な酒を飲み食いし、
果ては定期的に“世界一臭い缶詰”ことシュールストレミングの開缶式を行うまでになった、
あの珍物食である。
ちなみに最終目標は、
開高健が書いた「セキフェ」と、
植村直己が書いた「キビヤック」であった。
どんな食べ物かは各自調べてください。

そんな珍物食ソウルに火がついたのも、
茸本朗・横山ひろと『僕は君を太らせたい! 2』(ビッグコミックスペリオール)を読んだからだ。
謎の感染症が蔓延し、町からほとんど人が居なくなった世界で、
エリート上司と、その上司を太らせたがるダメ部下(ただしサバイバル能力が異常)が2人で旅をする、という、
設定だけ書くと何の漫画かよく分からないんだけど、
つまり、店も物流も壊滅した中で、野食だけで、しっかりと食いつないでいくマンガなのだ。
2巻の白眉は言うまでもなくハリネズミの中華炒めである。食べたい!

東京では変な店が多くて、お金を払えばゲテモノが出てきたけど、
三重では己の知識と技術を鍛えなければ珍物食にはありつけない。
というか、知識と技術があれば、野山海は死ぬほどあるので、ぶっちゃけ食い放題なのだろうなぁ。
海の美味いゲテモノとか食べたいなぁ。





20190413 Sat
戦争反対




急ぎで注文した客注品は入ってこないのに、
別にいつでも良いですと適当に注文しておいた、私用の本ばかりバンバン入ってくるのでいたたまれない。
この時期の急ぎの商品は日本全国で急がれてるので、
弊社みたいな弱小県の弱小書店への入荷が遅れるのは分からないでもないのだけれど、
そんな理屈はお客さんには通じないので、とにかく頭を下げる日々である。
お客さんの視線のせいでそろそろ頭頂部からハゲる気がする。

というわけで、個人的に注文した、
『ひとはなぜ戦争をするのか』(講談社学術文庫)が届いた。
アインシュタインとフロイトの往復書簡を収めたもので、本文はわずか60ページに過ぎない。
それに訳者あとがき、解説が養老孟司・斎藤環の2本。計111ページ。
薄くて持ち運びしやすかったので、運転中に読んだ。内緒だよ。
あまりにハンディなのも交通法的に考えものである。

先日、鈴鹿の文吾庵での本の会に参加させて頂いて以来いよいよ、
自分は何も知らないし、分かってないのだなぁ、という思いを強くしている。
たとえば9条の話が出ていたのだけれど、もしも「戦争は是か否か」と問われたところで、
今の僕は自分なりの意見を言うことすら出来ない、ということに気付いた。
“とりあえず戦争反対って言ってりゃいいんだろう”と歌ったのは峯田。

寝不足もあるけど、生来の本の読みすぎのせいで、頭が回らない。
すみません、ショウペンハウエル先生。





20190411 Thu
寝不足自慢




1時間半という睡眠時間で突っ込む青山峠はどんなアトラクションよりスリリングだ。
1車線の山道で、速度制限もあるのだけれど、
地元の人々はお構いなしに70km/hくらいで飛ばしているので流れに乗らないわけにはいかず、
寝不足で働いていない脳みそで、営業車の暴れるハンドルを切りまくる。
津から名張へ行くときには必ずこの道を通るのでもう慣れているけれど、入社当時はビビリながら走っていたなぁと思い出す。

まだ新学期のあれこれは落ち着いていない。
そのまま別の作業が始まるので、なんだかんだゴールデンウィークまではバタバタしているし、
一息つけるのは学校が夏休みに入ってからなのだ。

しかし、このままでは今年の目標のひとつである「ブログ100回書く」が達成できるわけがない。
隙間時間にブログを書いていこうと、とりあえずスマホでフリック&フリックしている。
もしつまらないことを書いていたとしたら睡眠不足のせいである。

寝てない自慢をする奴は仕事の出来ない奴と相場が決まっているが、
それはつまり、仕事の出来ない奴は寝てない自慢をしても良いということであり、
これからも僕は己の寝不足を高らかに誇っていこうと誓う次第である。
嗚呼!空はこんなに青いのに!
風はこんなに暖かいのに!!



 
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