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20130419Fri
 >『先祖になる』

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)です。
老いてますます盛んな2本を観ました。今日はまず1本を紹介。

『先祖になる』
http://www.senzoninaru.com/
pic-news130108_001.jpg

<あらすじ>
舞台は震災後の岩手県陸前高田。
カメラが追うのは佐藤直志、77歳。
断固として仮設住宅への入居を拒み、結果妻と別居することになっても、
被害にあった家を建て直すことを目標に突き進む、ガンコ爺である。
震災の約1ヵ月後のシーンから映画ははじまり、
1年半の撮影で、陸前高田の変化とそこで生活をする人々を映し出す。

<感想など>
ポレポレ東中野。平日モーニングショー。
この日の夜、ポレポレでイベントがあったため、
劇場に着いたときに階段までチケット購入の行列が出来てて、ギョッとしました。
ほとんどが夜のチケットを買い求めに来た人で良かった。
おそるべし、森達也『A』。俺は未見です。
『先祖になる』には、30人弱は入ってたと思います。モーニングショーってお年寄りが多いよね。

男のロマンがたっぷりの映画です。
性別が違うと、いくら説明したところで分からないことって、あると思うのです。
逆に、性別が同じだと言葉にせずとも通じるものって、あると思うのです。
そんなわけで、この映画は男の人にはとても共感できる映画だと思いました。

女の人って、こういう場合、まずは安全を確保しようと思うんです。
実際、直志さんの奥さんは仮設住宅に移り旦那さんとは別居しています。
けれど、直志さんは断固として自分の家の再建、そして日常の再建に取り組みます。
たとえ放射線を浴びる危険がある地域であってもです。

そんな直志さんを懸命にサポートする人も男性、
地域の祭を復活させようと奮闘する青年団も男性、
直志さんたちがやっていることを褒めるのも男性です。
なんとなくホモソーシャルな印象を受けました。
ってところも、男性には全然自然に受け入れられると思います。
実際僕はいたく感動いたしました。
家の建築中に、津波で亡くなった息子さんを偲んでこぼれ出た言葉には号泣してしまいました。
あと息子さんの墓前のシーン。あれは泣くやろ。

自分の家を建てるために、山のそばで掘っ立て小屋を建てて、
山の恵みで生活しながら、そこで寝泊り。
なんて男の子やったら、憧れたことあるんじゃないでしょうか。
そして、それを遠くから見る奥さん。女性は現実的。男は夢見がち。

しょっぱなの震災1ヵ月後のシーンは本当に生々しいです。
息子さんのお嫁さんは、遺品の帽子をかぶっていました。
こういういちいちのことをきっと忘れてはいかんのだろうな、と思いました。

あと、年の行事として地域の祭が映るのですが、
震災の年の祭は新たに作られた山車が一台、参加者もそんなに多くはないのですが、
1年後には、なんと山車が複数復活。参加者も大幅に増加しています。
劇中で直志さんたちも言ってるのですが、
「5年なんかじゃ全然元通りにならないけど、
 もっとずっと先には、きっと人が戻ってくる」
というのも不可能じゃないのではないかと、希望を抱くシーンでした。

監督さんの意向の変化も感じ取れるのが面白いところ。
はじめは震災の悲惨さに圧倒されて、それ自体を何とか映そうという感じなのですが、
途中から直志さんの生き方を映すことで、その向こうの人間的営みといいましょうか、
そういう普遍的なものを切り取ろうとしているといった印象に変わります。

僕には映画の良し悪しなんてまだまだ分かりませんが、
終映後に、拍手が起こっていたということは記しておきたい。


ちょうど今、林業を題材にした小説である、
三浦しをん『神去なあなあ日常』を読んでいるところでして、
タイミング良くこの映画を観ることが出来て良かったです。
『神去~』の方は、近く“三重本”として紹介できたらなぁ、と思います。
直志さんのチェンソーテクニック、凄いですよ。


ってところで今日はおしまい。最後に1曲お聴きください。

livetune adding 中島 愛「Transfer」


脈絡なく貼ってしまいます。
見てて、次に何が来るか楽しみなPVってそうそう無いですよね。



  

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