20130518 Sat
『LINE(ライン)』


昨日は酔っ払ってダウンし、記事飛ばしました。
ので、今日は気張って2本書きます。
いや、書けたらいいなぁ、なーんて。

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。17本目。

『LINE(ライン)』
http://line.2u2n.jp/
movie00424.jpg
『100万回生きたねこ』と同じ小谷忠典さんが監督した映画です。
劇場も同じく@渋谷アップリンク。客席は10人ほど。
『100万回~』の直前の回に観ました。
僕の前の席に映画ライターさんらしき人が座ってて、
映画が始まる直前まで、ノートパソコンで文章打っておられました。
タイピングめっちゃ速いんでやんの。☆で採点もしてるらしい。
こういうときにですね、無駄に視力がいい自分の目が恨めしいですよね。
チラッと見ると、「セデック・バレ 第一部」「セデック・バレ 第二部」って書いてあるじゃないですか!
あんたぁ、噂のあれを観てきたんかい!っていう。
一部144分、二部132分、計276分のあれを!!
しかも史実に基づいてるから、だいぶ暗い結末になってしまうっていうあれを!!!
ビー!ビー!アー!ンー!スーーーッ!!!

はい、妙なテンションになってしまいましたが。本題に入ります。
監督の家族や恋人、そして沖縄の娼婦達を撮影した作品。
監督自身のモノローグでシーンが繋がっていきます。

監督が暮らしている大阪・大正区から映画は始まります。
はじめにカメラが追うのは、監督自身の父親です。
アル中で、おそらく無職。
行きつけのスナックで呑んで帰ってきて、玄関で爆睡します。
絵に描いたようなダメ親父。
すっげぇ部屋が汚い。
これぞ、男の2人暮らしっていう汚さです。

ここらへんの音声がやたら聞き取りにくく、
(父は8割がた呂律が回ってないっていうのもあるけど)
父や監督が現在どういう風な環境にあるか具体的に分からないのがもどかしい。
まぁ見てれば大体は分かります。
かなり最低に近いくらいの雰囲気、です。

そんな生活の中で次第にモヤモヤが溜まりはじめ、
ある日監督は突然沖縄へと旅立ちます。
脈絡も無くっていうわけではなく、
監督の住む大阪・大正区は沖縄からの出稼ぎ労働者がたくさん居るらしく、
ならその本場を見に行こうじゃないか、くらいのきっかけらしいです。

コザの娼婦街で、待合を路上から普通に撮影しているんですけど、
これって東京・吉原、大阪・飛田新地を撮影するくらい危ないんじゃないの、
って思ってたら案の定、ヤの付く職業の人につかまり、物影に連れ込まれて
「お前、何で女を撮ってばかりいるんだよ」って怒られたらしいです。
監督のモノローグによると、そこで

「僕は震えながらも「僕にも彼女達と同じ傷があるからです」と答えた」

中二病発言キターーー!!!
生意気だったり、オドオドしているヤツなら殴る蹴るもありそうですが、
電波を装えばヤーさんも「もう来るんじゃねえぞ!」って言うしかありません。
これはメモっておいて、いざというときに使いたい。

ヤ○ザに脅されても撮影を続ける監督。
セックスもせずに淡々と彼女達を撮っていきます。
おそらく断られた場合も多かったのだろうと想像はしますが、
案外お姉さんたちはスルッと服を脱いで、カメラのレンズをじっと見ます。
さまざまな女の人の生々しい身体が映し出されます。
一人、やけに扇情的にクネクネ動くオバサマが居たのが印象的。モザイクもあったよ。

体当たりのインタビューにも関わらず、けっこう乗り気なお姉さんたち。
なぜか。
僕が思うに、監督って、イケメン、なんですよね。
吹越満さんをグッと若くした感じ。
で、守ってあげたくなるような雰囲気も醸し出している。
……監督、モテます、よね?

全体的に、ものすごく静かな映画です。
音楽はもちろん、セリフもほとんど入らないし、
お姉さんをじーーーっと長く撮っているシーンもあったり。
体調によっては寝オチも確実な映画だと思います。
上映時間52分らしいですが、倍ぐらいには感じます。
非常に私小説的とでも言いますが、そういった印象です。
僕個人は、少しエンターテイメント要素がある映画の方が好きなので、
そりゃもう、寝落ちと一進一退の攻防を繰り広げましたとも。


・読みたい本
荻上チキ「彼女たちの売春」(扶桑社)
彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力
チキさんのラジオほぼ毎日聴いてます。ちょうど良い時間なのです。
この本の取材で、売春をやっている娘にインタビューをしに沖縄まで行ったっていう話が出てたので、
沖縄の娼婦と繋げて読んでおきたい。



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