20130505 Sun
『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』


ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。
これで13本目でございます。

“ドキュメンタリー映画を観る会”なんて銘打ってますんでね、
出来るだけ公開されているドキュメンタリー映画を観に行こうと、
今回、威風堂々たる態度で、ネタを拾いに行きました。
もしも好きな人がいたら、今のうちに謝っておく。ごめんなさい。

俺、インティライミ氏に何の興味もありません。


『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』
200.jpg
http://www.naoto-tabiuta.com/

<あらすじ>
ナオト・インティライミ氏が世界を旅して、色々やらかします。

<感想など>
新宿バルト9
ゴールデンウィーク真ん中の夜。
各地からの悲報(映画館貸しきり続発)とは違い、
客席は20名弱入ってました。
カップルが2組。
男友達同士で観に来てるのが2人。
女の子1人。
あとオッサン(含む俺)。

気になる。
ガチで観に来たヤツ(おそらくカップル)と、
ネタで観に来たヤツ(俺たちオッサン組は絶対こっち)の比率が。
こういうときにこそ、ぴあには出口調査をして欲しい。


さてこの映画、実はすでに
ブログ「子持ちししゃもといっしょ」、4/22の記事
「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」見たよ
http://d.hatena.ne.jp/itotto/20130422/1366640171
にて、ストーリーに沿ったツッコミが完璧にされております。
大変面白い内容ですので、ぜひご参照あれ。


蛇足となります私の感想。

まず、良い所を言って、気持ちを落ち着けようと思います。褒めタイム。
なによりインティライミ氏の語学力は凄いです。
アカデミックな語学力とは違い、実用的ストリートな語学力とでも申しましょうか、
とにかく自分の思ったことをシンプルに伝えるということに長けています。
母国語じゃない言語で、口数で負けてないっていうのは凄い。俺なら怯む。
全然分からないエチオピアの原住民の言葉の単語でさえも、
速攻で覚えてしまおうとする、そのコミュニケーション力の高さは驚きです。
なんだかんだ言って武道館アーティストですから、
音楽的な勘と言いましょうか、あとビジネスセンスも、
そういうの少しはあるんじゃないかと思われました。きっと凄い人なんでしょう。
そんでもって、サッカーが上手いです。えーっと、あとは……あとは……

……褒めタイム、以上終了。


この映画のジャンルはドキュメンタリーというよりは、インティライミーです。
なので、インティライミ氏のことが好きな人は絶対に楽しめます。
あと、高橋歩的なものや、自己啓発モノが好きな人にはオススメ。
旅が好きな人はどうだろうか、微妙……。
それ以外の特にヒネくれてる同志たちは、ネタとして観るのが関の山かと。
突っ込みどころは沢山あるので、そういう意味ではニヤニヤ出来て楽しめます。

たとえば、エチオピアの原住民地域で体調を崩し、
せっかくの交流の申し出を断り、宿へと戻るインティライミさんが
「これにも絶対意味があるんだよ」
とうわごとを呟くシーンでは、
「慣れない薄着はするもんじゃない、ってだけの意味だよ」
と優しく突っ込んであげましょう。
エチオピアでの撮影クルーの悔しさを思うと、ある意味屈指の泣けるシーンです。
などなど、細かいところまで拾うとキリが無いので、他は割愛させて頂きます。

映画としての出来は案外良いと思います。
120分弱という長さを感じさせないです。編集が上手いのだろうか。
インティライミ氏が徐々に文明を学んでいく過程を追う映画としても楽しめます。
(ハダカ、サムイ、オレ、フク、キル)、
(海外のフェスを取材するには事前のアポイントメントが必要なんだな)など。
ただ観ている側にとってはあまりに当然なことなので、なかなか気付けないのが難点。

氏の血中アルコール濃度が、後半につれて確実に高まっていくのも見てて楽しいです
「子持ちししゃもといっしょ」では、トリニダード・トバゴのフェスの場面が、
“どうみてもヤクをきめているとしか思えない表情・行動で映し出されるインティライミさん”
と書かれていますが、
俺は、コロンビアでライブフェスに乱入するところが一番怪しいと思います。
巨大なステージだから緊張しているとは言っても、諸々の態度がおかしい。
っていうか、目付きがおかしい。
楽屋に飾られているヘンプマークを見て、危うく爆笑しそうになりました。
監督、ニクい演出ですな。


さて、このコロンビアのフェスのシーン、
映画の良し悪しの話ではなくなってしまい恐縮なのですが、
素材となっているインティライミ氏の行動に、これはツッコミどころじゃ済まないぜっていう、
個人的にどうしても共感出来ない、観てて不快になってしまう部分があったので、
人生詰んだ系男子から、武道館アーティストへ、
届かぬ思いを乗せたラブレターを贈らせて頂きます。

知り合いとはいえ、無人状態の出演アーティスト楽屋に無断でズカズカ入って、
「荷物置いちゃえ」は絶対おかしいだろ。
出番がトリのアーティストの本番直前に、自分の曲を押し付けて歌わせるのは絶対おかしいだろ。
相手のアーティストがよっぽど大人で人間が出来てるか、
インティライミ氏にいちいち言っても煩くなるだけだから言わない方がいいと思われているだけか、
どっちかで許されている・諦められているだけのように見えました。
っていうか、映画を見れば分かるんですが、相手のアーティストの方が何枚も上手なんですね。
結局フェスでは歌わせないんですが、打ち上げのハコでは共演してあげるという、
見事に大人な落としどころを心得ている方でした。あの人は売れて当然だわ。

さらに真面目なこと言ってしまうと、僕は一時期舞台をやってたんですが、
舞台のリハ~本番中は、舞台監督のいうことは誰の言葉より絶対、ですからね。
その舞台監督をよりによって本番進行中に捕まえて文句を言いまくるとか、
これはヤクのせいですよね、インティライミ氏?
あなた、本当にメジャーで何年も活動しているプロのアーティストさんですか?
酔っ払って新宿駅の駅員さんに突っかかってる酔っ払いと変わらないように見えますよ?

っていうか、撤収の邪魔だから、終演後、関係者以外はすぐにステージを降りろ。
出てもないフェスの余韻に浸って、酔っ払い相手に鼻歌歌ってる場合じゃねえんだよ。
撤収作業の邪魔になるヤツは死ね。すぐ死ね。

と、思わず怒鳴ってしまいたくなるくらい、舞台人としての配慮が欠けていると思いました。
自由人のインティライミ氏は何をしても許されるのでしょうか。
不自由人の僕は憤るしかありませんけれども、
深夜まで押したスケジュールで雨の中、黙々と撤収作業をする舞台さん達の仕事の邪魔してまでも、
僕は自由人でいたくはありません。

もしもあれがやらせ(実はちゃんとアポ取ってあったんだよー)であったなら、
俺が嫌になった気持ちはだいぶ救われます。
なので、やらせでしたーチャンチャンって、誰か言ってくれ。
これは監督か、インティライミ氏にお願いだ。どうか届け、俺の想い。
おそらく、監督は全部分かってやってる人なので、
一緒に呑みさえすれば「インティライミ氏、めちゃくちゃッスよねー」くらいは言ってくれそうな気がする。
是非ともヤク使用の証言を取りたいところである。


あ、この映画、改善策の提案としては、
ステージに上る上らせないで舞台監督とモメたときに、
アルコールだかヤクの勢いだかで、舞台監督をブン殴って撮影続行不可になってたら、
伝説のドキュメンタリー作品になったんじゃないかと思います。
いやはや実に惜しいことをしてくれた。
ナオト・インティライミ獄中記 務所飯(ムショメシ)ダイアリー」みたいなね。
うわ、そっちのが断然観てみたいよ!


お待ちかね、エンディングでこの一連の旅の結果が、曲になります。
タイトルは『Catch the moment』。
途中の歌詞を聴いて一瞬我が耳を疑いました。

ハイリスクでハイリターン
ノーコストでハイリターン


おそらく“ローコスト”の聞き間違いだろうけど、
(僕は言葉の聞き取りがやや苦手なのです)
っていうか、間違いであって欲しいと、切に思います。
お前、どれだけクレクレ君やねん。
CDが発売になったら、是非歌詞を確かめたいところです。
あと、素人の俺が言うのもなんだけどさ、

ボヘミアンなラプソディ いま歌うよ


っていう歌詞は、どうかと思うぜ。

いや、そもそも、
エチオピア→コロンビア→トリニダード・トバゴと旅をして、
凡百のJPOPが出来上がるって勿体無くね?
これ、ハイリスクでローリターン、って言うんじゃね?
他人事ながら、この映画で、採算が取れていることを願うばかりです。


さて、ここで白状してしまいますと、
実は私、もうナオト・インティライミさんのことが気になって気になって、
仕方がなくなってきてしまいましたっ☆
冒頭で“何の興味もありません。”とか言ってしまってごめんなさいてへぺろ☆
この映画のテーマ曲『Catch the moment』が発売されたら、
ちゃんと(歌詞的な意味で)チェックします。
ナオトさんのこれからを(同郷人として、死なば諸共の覚悟で)、
逐一見守っていこうと思います。

苦手なものこそ知りたくなるという、
これと同じ感情を何かに対して抱いたことがあるなぁと思ったら、
なんのことはない、ゴキb

ってなところで今日はおしまい。また1時を過ぎてしまったよ。



コメント

by クララ◎ (URL)
なんだろう、見てみたくなりました。(ネタ側で)
女の子のファンは少なくないと思うので、私が普通に観に行ったら「この子はガチな方だな」って思われそうです。
2013.05.07 00:26 (編集)

by ソントン (URL)
いっそ、痛い系女子を自演して観に行くのはどうだろうか。
他の電波さんに話しかけられてしまうという危険もはらむが。
ネタとしては十二分に楽しめる映画です。
俺も要所要所でソントン・インティライミを名乗ろうと思いました。
2013.05.07 12:54 (編集)


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