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20130726Fri
 >こんなこと書くのも無粋だけどね

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「それを言っちゃあおしまいよ」、という言葉がありますね。
出典は映画『男はつらいよ』。
毎度お馴染みのゴタゴタの最後に寅さんが言うセリフ。

物事はある程度“プロレス的”に進めていかないといかないのですよ。お芝居ですよ。
最近“そもそも論”っていう言葉を聞くようになりましたが。
「すでに含意のことですよね」っていうことは言わない方がハッピーなことが多い。


たとえば、あなたが働いてる会社で、
役員たちが今さら「くまもんとのコラボグッズを出そう」と言ったとします。
役員発ですからその企画は当然通りまして、あなたの部署まで下りてきました。
では、どんなグッズを作りましょうか、っていう会議になったとします。
皆が、
「リサーチの結果、このグッズなら確実に採算取れます!」とか、
「それはもう他社がやってるから建設的じゃないよ、挑戦的に行くべきだ!」とか言ってる中で、

「ってかさ、くまもんグッズって、今さらじゃないですか。止めません?」

というセリフは思ってても言ってはいけないでしょう。
「それを言っちゃあおしまいよ」、なのであります。
皆、分かっててやってるのです。プロレスです。そうやって給料もらってるのです。
前提を覆したり、メタ的な視点を持ち出すのは、時と場合を選ばねばなりません。
多分、この会議後に行く飲み屋でなら言っても許されるので、それまで我慢してください。



「それを言っちゃあおしまいよ」っていうセリフを思い出したのには理由があって。
今日の帰り道に中年男性と警察がモメてるのを見たからなんですけど。

お恥ずかしながら、僕の48個ある悪趣味のひとつに「対岸の火事を眺める」というものがあります。
自分には被害が及ばないっていう距離でゴタゴタを見るのが好きなんですね。
今書いてて思ったんですけど、我ながらほんまに悪趣味ですね。 俺のクズ野郎!

で、休日に飲みにいこうと思っていたベトナムコーヒー、
行く先々でどうしてもサンマルクが見つからずに諦めていたものを、
今さら思い出して、帰り道のサンマルクに寄ってきました。

閉店ギリギリまで百合妄想を楽しんで、
明日からここでクーラーに震えながら文章を練ろうと思い、店を出たところ、
自転車にまたがった中年男性と、近くにパトカーを停めた警官2人が何やらモメております。
モメてるって言っても男性が一方的に怒鳴ってるだけなんだけど。
ちょっと離れたところで男性の連れっぽい女性が、折りたたみ自転車にまたがって待ってます。

僕はなぜか客観視というのが大変苦手で、
自分が巻き込まれてしまうと途端にアワアワしてしまうのですが、
対岸の火事に対しては慌てることなどございません。
充分な距離を取って、しばらく男性の剣幕を眺めていました。

男性の怒鳴り声が途切れ途切れに聞こえてくるくらいなんで、事情はよく分からないんですが、
僕の経験上、2人で自転車で走ってて止められるなんてなかなか無いです。
しかもわざわざパトカーを降りてまでして。
おそらくは携帯をいじりながら乗ってたか、無灯火です。
かなりの剣幕だったんで飲酒の可能性もあるか。
俺が気付かなかっただけで、下半身を露出させてたのかもしれない。キャー変態。

んで、警官2人が、ベテラン&新人、みたいなコンビで、
なんというか、まるでテレビドラマ見てるかのような連係プレイなんですよ。
若い方が男とやりあっておいて、ベテランがなだめる、みたいな。
人間は怒ってるときほどコントロールが効かない、って聞いたことがあります。
若い警官は大変ですけど、囮役ですよね。怒鳴らせることで逃げないようにしてるんでしょう。
こうやって場数を踏んでくんだろうなぁ、っていうか、
警察にとってはこんなの場数のうちにも入らないのかもしれないなぁ、なんて。


で、しばらくやりとりを見てて、
この勢いだったら、この人、あのセリフ言っちゃうだろうなぁってワクワクしてたら、案の定、

「俺の税金から、お前らは給料もらってんだよ!」

……それを言っちゃあおしまいよ、の極み、キター!

人通りが少なくない道だったのですが、このセリフが聞こえた瞬間、
俺含めて、通行人全員失笑しました。



「それをそれを言っちゃあおしまいよ」ってのにも色々種類があるんですが、
この場合は無粋も無粋だよなぁ。
ハタから見てると、試合にも負けてるし勝負にも負けてる。

俺は普段、自転車を停められて防犯登録確認させられたり、
道を歩いてても挙動が不審で職質されたりってのがしょっちゅうなんで、
本当に警察が嫌いなんですけど、これは言ったらあかんやろ、っていうのは分かる。
俺が直接お世話になってないってだけで、
警察がいることで未然に防がれてる悪意ってのは確実にあるし。

俺なら「サーセンしたwwwライト点けるッスwww」って謝れるかなぁ……
でも、隣に女の子を連れてたら、小さいプライド守るために言い合っちゃうのかなぁ……

その後も男性が
「俺はいくつも会社持ってるけど、お前みたいなのは民間じゃやってけねえぞ!」
「話をさえぎるなよ! 俺の話を聞けよ!」などと怒鳴り散らして、

しまいには、若い警官が「分かりましたから、あなたもこちらの話を聞いて下さい」って言ったのに対して、

「だから分かってねえだろ! 俺が言いたいのは、お前の人間的な部分なんだよ!」

……うわぁ、そもそも論すぎるやろ、っていう。



最悪の想像として、自分じゃ気付いてないだけで、
もしかしたら、いつの間にか自分もこれと似たようなことをやっちゃってるのかもなぁ、
なんて思うと、いよいよ人付き合いが怖くなってきて、今以上にコミュ障になってしまいそうです。

あとは、今回俺が思わず足を止めてしまったみたいに、
こんな風に誰かの興味に引っかかるような、そんな文章を書ければなぁ、と、
完全に他人事のように考えながら帰ってきた俺は冷たい人なのかどうなのかという問題が浮上。



ってなところで今日はおしまい。最後に1曲お聴き下さい。

俺は絶対テクニシャン/ビートたけし



  

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このブログのタイトルは OFZK です
ソントン という人間が書いています
だいたい本を読んでいます





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