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20130806Tue
 >これはオススメ、映画『あかぼし』

ドキュメンタリー映画を観る会(会員俺1人)。略して、ド1人。
の、番外編であります。
たまには劇映画を観る会、略して、たま劇

この夏、一番楽しみにしていた映画、
『あかぼし』を観に行ってきました。
http://akaboshi-movie.com/
main.jpg

ロロの板橋さんが出とるがなー!!
という俺の叫び声が劇場内に響き渡ったとか渡ってないとか。

今は新宿のK's cinemaでレイトショー1回しかかかってませんが、
ぜひぜひ観に行って頂きたい、良い映画です。
多分、ここの客入りで全国拡大の規模が決まると思うので、お時間ありましたら。
三重の新富座までどうしても届けたいという、俺の勝手な欲。


ストーリー。
東京の新興住宅地に住む父・母・息子の3人。
突然の父の失踪によって母の精神は崩れてしまい、それをなす術もなく見守ることしか出来ない息子。
ある日、街で新宗教“しるべの道”に勧誘され、
信仰によって立ち直りかけたように見えた母だったが……。


劇中に登場する“しるべの星”っていう宗教団体のモデルとなっているのが、
“ものみの塔”つまり「エホバの証人」だってのが、
説明されなくても分かるくらいには、僕は新宗教に興味がありまして。
他にも“色々とあって”家族と宗教っていうテーマにはさらに興味があります。
なので、この映画は本当に観に行きたかったわけであります。



全体的な感想を言うと、
あー、あってもおかしくないよね、っていう感じ。
僕は信仰をもたない仏教徒っていうごく普通の日本人なんで、
想像するしかないんですけど、劇中で描かれる、目的と手段のすり替え、
つまり、信仰という度を越えている布教や、教義を自分の身に近づけすぎること、
ああいうのって、いかにもありそうだよなぁって思う。
いや、信者さんにとってはそれも信仰の一環なんだろうし、
それで、本人が救われているうちは良いんだろうけど。

物語の進行自体はステレオタイプな組み合わせなんだけど、
観終わったあとで、すごく切なくて苦しくなります。
映像だけでちゃんと説明が出来てるからでしょうか。
風船とか乳母車とかの使い方も良かったと思う。
男子諸君、あのラストは、マジで、込み上げる物がくるから。
わかる! わかるけど! ああ! ああああああ…………!
って、胃のあたりにきます。いや、横隔膜が変な震え方をするって言ったほうが正確か。
なんていうか、困った顔して笑う準備をして観に行きなさい。


何を置いてもまず、朴璐美すげぇなって感想。超好演。
朴璐美っていうか、朴璐美のがすげぇ。
デジタル処理でハイライト消してます?っていうくらい見事に暗ーい目をしてる。
目を見るだけで、あ、この人ヤバイぞ、と分かる感じ。
しかもそれがフッと変わるんですよ。
直前まで普通だったんですけど、フッと、
自分が傷つかないように守りに入ったなぁ、っていうのが分かる。凄い演技。
僕の母親は役者の演技でその人を見てしまうところがあるので、
この映画観たら絶対「朴璐美、嫌いや」って言うに違いないと思います。

後半が始まるあたりである人物が言う「色々あるんだよ」っていうセリフが、すごく染みました。
僕はまだ若いので、人生についてなど語る資格もないとは承知の上なんですが、
そうなんですよ、人生って、色々ありますから。
色々あるって分かってても、悪くなってるうちは、
良いことが起こるなんて信じられないんだよなぁ……。

息子役の亜蓮さんの演技も凄い。
自然な笑いと作り笑いの差がついてて、しかもきちんと子どもっぽい。
ナヨナヨした走り方なんて、ショタ好きの淑女皆様にはたまらないんじゃなかろうか。

母の妹の立ち回りの上手さがね、すごく下の子っぽくて、もう。
ちょっと前に、とある方と話したなかに、
「上の子は勝手気ままするから、下の子はもう大変なんだよ!」っていうのがあって。
でも上からしてみると、「お前、なんでそんなに上手く立ち回れるの?」って感じなんですよ。
俺と弟の関係性はまさにそうです。この映画はちゃんとその感じが出てます。

学校の先生の、全然頼りにならない感じも良いです。
「まぁ子どものうちはケンカもするわな」
「先生も子どものころはケンカとかしてな」
「そんな色々の経験も大人になると良い思い出だよ」
っていうセリフが、全部空気っていう清清しさ。
あれですね、教職に就かれてる皆々様には口先だけじゃなくて、
態度で教育とはなんたるかを示して頂きたいですね。
子どものことって、大人がどうこうできることじゃないんですよね、きっと。
大人を「してあげてる」っていう気分にさせてあげるのが上手い子どもが、可愛がられるんでしょうな。
子どもは子どもで、勝手に何とかしていく生き物なんじゃないでしょうか。
大人がしてあげられることは、本当にわずかなんでしょうね。
なんてことを言えるのは、まだ僕に子どもが居ないからです。
居たらこんなこと言えなくなるのは分かっとるわい。

学校って、いま思うと本当に一瞬で終わってしまった気がするんですが、
あの頃、とくに小学生のときは、永遠にも近い長さがあったような気がします。
そんな中での、いじめって、ねえ。
劇中にもありますが、一瞬で役割が変わってしまう怖さも、ね。
そういうことも考えると、本当に先生のセリフの無意味さが……。

大人は分かってくれない!!


あとは本当に個人的なことで申し訳ないんですが、
大林佳奈子という役者さんが、はなえもん(ex.メリミー)にしか見えない。
公式サイトなどでプロフィール写真を拝見すると全然似てないんですが、
映画の中では完全にはなえもんでした。はなえもん、今頃何やってんのやろか。

監督さんが上映前の挨拶で「個人で撮った小規模な映画です」といったことをおっしゃられてたけど、
その通りで、エンディングロールに流れるスタッフの少なさに驚きました。
機材や技術の進歩っていうのもあるかもしれないけど、
これだけ少ない人数でも、こんなに良い映画が撮れてしまうんだなぁと、感動です。

これまで映画館に2回通った映画は何個かありますが、
『あかぼし』もそんな映画になりそうです。



予告編 あかぼし


予告編でも流れてますけど、鍵盤ハーモニカを使った曲がすごく良いッス。



あと、今回から、これから観に行きたい映画たちも書いてみようと新しい試み。
下の<続きを読む>的なところから見て頂けるはず。



ってなわけで、これからの公開で、観たい映画
ド1人に偏りがちですが、これは面白いぜ、って俺のゴーストが囁いた映画たち。


8/10 南の島の大統領-沈みゆくモルディヴ-
http://www.urayasu-doc.com/minaminoshima/

8/17 タイピスト! (劇映画)
http://typist.gaga.ne.jp/

8/24 メキシカン・スーツケース
http://www.m-s-capa.com/

8/24 リトルファイター 少女たちの光と影
http://www.curiouscope.jp/littlefighter/

8/31 美輪明宏ドキュメンタリー ~黒蜥蜴を探して~
http://www.uplink.co.jp/miwa/


『リトルファイター』は優先的に観に行きますよ。俺の好きそうなドキュメンタリ。



  

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このブログのタイトルは OFZK です
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