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20131001Tue
 >0泊3日関西書店巡り(3) 「さらば神戸、こんにちは大阪」

前々回→(1)
前回 →(2)

s_IMG_1856.jpg
ANAのこの広告って関西だと関西弁になるんだっていう驚き。
(羽田で見たときは標準語でした)

ってなわけで、もう1週間経っちゃったけど。
いつ終わるのか関西書店巡り記。続き書きまーす。

海文堂を出て三宮方面へ戻ります。

s_IMG_1840.jpg
2軒目 シラサ
http://shirasa.ko-co.jp/

海文堂書店と同じ商店街にある、古本&ギャラリー。
洋絵本とか画集とか。女の子が好きそうだなー、と思いました。
男の子な僕は、たくさん並べられたレトロな薬瓶に興奮。
リュックサック背負った身としては下手すると何か壊しちゃう可能性もあるので、
あまり長居はせずに退店。



s_IMG_1844.jpg
3・4軒目 ジュンク堂書店 三宮駅前店&三宮店
(写真は三宮店です)

目標は三宮店だったんですが、はじめに間違って駅前店の方へ。
何だか、懐かしの新宿店を思い出しました。雰囲気が似てた?
新宿店にはよく行きましたからねー。本当にお世話になりました。
なんていう思い入れもあって、個人的には駅前店の方が好きだったかなー。
いや、でも、三宮店の方で、エスカレーターを降りてきて、文庫のフロアに来たときに、
ビャーッって本棚が並んでるのが見えた景色も捨てがたい。壮観。
三宮店は他のテナントさんも入ってたり、なんだかゴッチャリしてて楽しかったです。
あ、品揃えはね、ジュンクさんですから。万全です。
・買った本 @三宮店
森橋ビンゴ「東雲侑子は短編小説をあいしている」(ファミ通文庫)


トンカ書店、ちんき堂、ポレポレ書舗、汎芽舎、口笛文庫、ハニカムブックス、エメラルドブックス……。
などなどなどなど行きたい店はまだあったものの、全部ブッチ切って、
s_IMG_1847.jpg
いざ大阪へ。
ぜったいまた来るぜ、神戸。
快速電車に揺られまして約1時間。
s_IMG_1850.jpg
大阪・島本駅着!
田舎っぽい場所に見えますが、実は、田舎です。
けど、この写真の右の方にトッパン(大手印刷会社)のデカいビルがあって、
「……」っていう気持ちになりました。

ここで、先に言っちゃいますと、
海文堂の凄さを思い知ったのは、大阪に行ってからでした。
なんと、行く先々で「海文堂さんどうでしたか」って話しかけられたんですよ。
今回の海文堂閉店がどれだけ関西の書店界に衝撃を与えたか、
そして、どれだけ海文堂が愛されていたのかが、本当によく分かりました。


s_IMG_1852.jpg
5軒目 長谷川書店
http://walkingreader.blog60.fc2.com/

島本駅から真っ直ぐ歩いて約10分、阪急水無瀬駅の改札を出た目の前にあります長谷川書店。
店に入ると、分かりやすい場所に手書きの店内マップが貼ってあったり、
棚ざしのジャンル表示も厚紙に可愛い文字で書いてあったり、
っていうか、棚自体が既製品ではなくて、おそらく廃材だかを利用して作ったものだったり。
全体的にすごく温かな印象を受ける本屋さんです。
本の並びを見て、お客さんの希望を反映していくとこんな感じになるのかなー、なんて思いました。
けど、田舎の本棚の、どこか偏って、あげく過疎になってしまってる棚とは違って、
ちゃんと選ばれた本がギッシリと詰まってて、嬉しくなりました。
コンシューマーのハード機(確かニンテンドーだったと思う)や、そのプリペイドカードも売ってましたよ。
もしかしたらレンタル棚かもしれないけれど、地元密着って感じで良かったです。

一番感動したのは、植物の本が置いてあったコーナー。
面陳(本の表紙が見えるように陳列する方法)してある本を取ると、
なんと後ろから、小さな多肉植物の鉢がヒョコっと出てきたではありませんか
おおっ!と嬉しい驚き。これは可愛いぞ!
あと、ほぼエキナカの立地なので、電車が通ると店自体がすんごく揺れます。
これにはただただ驚き。はじめ地震かと思ったほど。
で、僕が海文堂の袋を手に提げているのを見て、店長さんが話しかけてくれました。

「あ、海文堂行ってらっしゃったんですか」
「はい」
「僕もねー、閉まるまでには行きたいなぁと思てるんですけど」
「今日はまだすいてましたけど、昨日までの3連休はすごい人出だったでしょうね」
「だと思てねー、だから僕、昨日まではブドウ狩りに行ってたんですわ」
「……へ?」
「ブドウ狩り」
「えっ、はい、ブドウ狩りッスか」
「僕、週末が休みなんですけどねぇ、海文堂行くとしたらもう来週末しかないですねぇ」
「あの、来週はもっと混むんじゃないでしょうか」
「ですよねぇ」
「なるほど、ブドウ狩りに行って体力を温存されたんですね」
「いやいや、ブドウ狩りは、普段よりも体力使いますから」
「あ、そうですよね」
「あははははー」
「あっ、あはは」

……もしかしなくても、この人、めっちゃおもろいぞ。
『本屋図鑑』を指して「この本を見て来ました」と申告すると、とても喜んでもらえて、
「これ読んで来てもらったっていう人には、サインを頂いてるんですよ」
と、長谷川書店が載ってるページを差し出されました。
ちょっと悩んだんですが、本名を書いてきました。ちっちゃくね。
ちゃんとは数えませんでしたが、他にも5・6人のお名前が。
おお、同志がいる、って思いましたよね。
『本屋図鑑』という本は、本好きを繋ぎますな。改めて、良い本です。

レジにいらっしゃった他の店員さんもすごく良い方で、
もしも自分の田舎の駅前にこんな本屋があったら、すごく良いだろうなぁ、と。
近くに住んでたら、なんでもないときに行って、店長さんと色々話したいなー。
それで、ついつい1冊買って帰ってきちゃう、という感じ。
あっちに住んでる人たちがそういうふうにやっててくれると良いな。

「あ、海文堂のフェア、どうでした」
「この際好きな本を~みたいなやつですか?」
「そうですそうです、僕、すごくあれが見たいんですよー」
「たしか、足穂の本だけ品切れしちゃってましたけど、他はまだありましたよ」
「うわ、良かったー」
「良いフェアでしたよー」

また来ますねーと行って店を出て、テリーと一緒にお店の写真を撮らせてもらっていると、
店長さんが慌てて走り出てきました。
すわ何事か、と思っていると、にこやかに、僕の財布を差し出してくれました
普段書いたことの無いサイン(って言っても普通に名前を書いただけだけど)をしたせいか、
緊張していたのでしょう、なんとレジ台に財布を置きっぱなしにしてきてしまいました……。

「どこかで気付かれるやろとは思ったんですけど」
「すみません!すみません!本当にありがとうございます!」
「ほな、気をつけてー」

そのまま店長さんに見送ってもらい、
「恥の旅は掻き捨て」と完全にテンパったセリフをブツブツ唱え、改札に入りました。



実は長谷川書店さんは、2013年1月まで2店舗で営業されていました。
もう1店舗「島本店」の方がどんな様子だったかはこちらのブログに詳しく書かれています
→「空犬通信
今は僕がお邪魔した駅前店だけで営業されています。
どういう事情なのかは分かりません。が、どうか長く続いて欲しいと、思います。
とても良い本屋さんでした。

・買った本
尾崎 かおり『神様がうそをつく。』(アフタヌーンKC)



どんと トンネル抜けて


次くらいで終わるかなぁ。もう少しお付き合い下さい。



  

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このブログのタイトルは OFZK です
ソントン という人間が書いています
だいたい本を読んでいます





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