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20140524Sat
 >飲み会のあと

マコトさんとツンタローと呑みに行った。
どういう関係なのかとか、色々説明するのがめんどいので、二人は友人である、として話を進めます。

さっそく余談だけど、屁、で人間関係のバロメータは計れるのではないか、
という新説を先ほど思いついた。
相手が屁をしたとき、
・顔をしかめるのが他人、
・気づかないふりをするのが知人、
・ツッコむのが友人、
・爆笑するのが親友、
・気まずくなるのがカップル、
・屁で会話するのが熟年夫婦。

これに当てはめて考えると、
もしマコトさんが屁をしたら、俺は泣いて改心を迫るし、
仮にツンタローが屁をしたら、そのシーンはカットされるだろう。
新説はあまり参考にならなかった。


さて、飲み会である。
何回も言ってますけど、僕は飲み会が好きである。
酒は呑めないのだけれど、あの場の雰囲気、みたいのが好きなのだ。
喋った端から、その言葉がぜんぶ意味ない感じになっていくの。良いよね。

さらに余談を重ねると、僕が学生の頃に入っていた吹奏楽部は、
元々は応援団から派生したものであったらしく、結構ガチガチな体育会系であった。
特に飲み会ではそれが顕著で、
打ち上げの1杯目はビール、とか、
先輩が許可をくれるまで正座は崩しちゃだめ、とか、
いま考えると、あれ、心底どうでもよかったなー、と思う。
あれ嫌なので打ち上げは行きません、くらい言えるパンク精神を持ち合わせてたら、もうすこし楽に生きられるのになぁ。
部活自体は好きだったので、僕にしては珍しく、
今でもたまに思い出したように連絡をとる友達もいるくらいだ。
もしかするとその友達は、
「ケン(あの頃からの友達は僕のことをこう呼ぶ)、お前みたいにフラフラしてる奴は良いけど、
 地域でやっていくには、ああいう付き合いも必要なんだぞ」
って言うかもしれないけど、もちろん僕がうなづいていてもそんな話は半分、
いやほぼ全部聞いてないのを知っているので、結局友人は、
「ケン、俺らが構ってやれるのもあと少しだけど、そっちはそっちで楽しくやれよ」
っていうメタメッセージを乗っけてきていて、
案外僕もそれは素直に受け入れていたりするので、
友人かどうか、っていうのはメタメッセージのやりとりが出来るかどうかに、

ってこんな話じゃなかった。
飲み会である(2回目)。

今回の飲み会は、以前から流れに流れてそろそろ海へたどり着こうとしていたものが、ようやく開催された会であったので、
全員、当初の目的はさっぱりと忘れてしまい、
俺の大好きな無駄話会となって楽しかった。
ツンタローが『ミラーボール回ラズ』を読んでないので批評会にならなくて済んだのは幸いだった。
すでに読んだマコトさんは、僕が書いたとある1作を
「あれはね、あたし、怒るよ」
と言っていた。まぁそうだよなぁ、と思う。

その1作について、バイト先の社員さんが感想を言ってくれて、
(『ミラーボール回ラズ』が職場で回し読みされるという、公開羞恥プレイを受けているのです。
 プレイだとしても読んでもらえるのは素直に嬉しいよね)

「私は進学も就職もつまづくことがなかったので、駄目なくせにアーティストぶっている人たちは、ああいう考え方をするんだな、と新鮮に読みました」
「すみません、あの主人公2人は、ほぼ僕です」
「あ、そうなんですか、なるほど」

と、非常に何かを納得された表情を浮かべていらっしゃったのが印象的でした。
ちなみに、その社員さんと俺は、何を隠そう同い年。
明暗を分ける、とはまさにこのこと。


年齢の話が出たついでに、
普段は、
マコトさん>ソントン>ツンタロー
という並びなんだけど、
年齢順に並べかえると、
ソントン>ツンタロー>マコトさん
となる。
ハッと気づくと最年長であるが、長っぽいことは何もしない、っていうか出来ない。
空いてるけど何か呑む? とか、
じゃあそろそろ明日もきついだろうし、とか、
まぁ俺が3千出すから、とか、
そういう気の利いたことが何も言えない。
年下の悩みに対して人生経験を活かしたアドバイスとか絶対に出来ないし、
そもそもそんなことになったら
「もう少し人を見る目を養った方がいい」
というアドバイスをせざるを得ないだろうよ。

働き始めると年齢ってのは関係なくなる。
僕みたいにフラフラフリーターなんてやってると特に。
年下の人に対して敬語を使ったり、顎で使われるのも平気なんだけど、
マコトさんに
「ソントンさん、あたしの上のお兄ちゃんと同い年だよ」
なんて言われると、さすがに胸に去来するものがないわけではない。
まぁ、いくら働き蟻を集めたところで3割くらいはサボるらしいではないか。
僕はこのままサボり続けていたいですよ。人生。


そんなどうしようもない最年長と違って、二人は熱く、クリエイティブな方なのだ。
ツンタローは演技方面を志していて、
「演技の参考にしたいので、ソントンさん、オススメの舞台があったら教えて下さい」
と話を振ってもらったにも関わらず、
「いや、そんな、俺が見に行く舞台って、そんな、ツンタローが参考にするような、そんな、感じじゃないッスよ、アハハ」
としか答えなかった俺はこれでも元役者です。信憑性ゼロだ。
マコトさんは映像製作をずっとされてる方で、今はそっちの仕事を探しているところである。
二人とも真剣に表現することと向き合っていて、その一生懸命さが凄い。眩しいくらいだ。
我が身を省みると文字通り“反省”の二文字しか出てこない。どんよりとくすんでいる。見なかったことにしよう。


二人はブログも読んでてくれるんだけど、
このブログを僕が書いているようには思えない、と言われたのには驚いた。
僕のこと知ってる人がもし読んだとしたら、
「ソントンっぽいよねー、自意識過剰だよねー」
としか思われないと考えてたので、大変意外だった。
自意識過剰は大正解ですよ。こじらせてますよ。
そもそも僕は想像力貧困のため、自分の見たことや聞いたことしか書けないのです。
『ミラーボール回ラズ』の脱臼の話なんて、まさにそうじゃないッスか。
ただの、物覚えの悪い半生紀ですからね。
もし二人がこの記事を読んでくれたら、ソントンが書いてる、とようやく納得してもらえるんじゃなかろうか。


そんなこんな、終電間際で飲み会も終わり、
マコトさんは酒強いし、ツンタローはあまり呑まないしで、
僕だけ(カルアミルク1杯で)デロデロになって、年下二人に抱えられるようにして店を出た。
しばらく歩いたところで、ツンタローが
「あれ、そういえばソントンさん、上着持ってきてませんでしたっけ?」
と聞いてきた。
「ぶひゃひゃ!なにそれ、マジウケるんですけどー!」
と、すっかり出来上がって空回って若ぶってる僕を、
二人はなんとも言えない温かい目で見ていて、
そしてそれに気づいてはいるけど、そこをツッコむほどの度胸もない最年長は、
「ここをキャンプ地とする!」
と、街路樹の根本に向かって飛び込んで、二人に抱き起こされたりした。
「あー、じゃあ、あたし取ってくるからさ、ツンタロー、ソントンさん見てて」
とマコトさんが言って、ツンタローが
「ソントンさん、大丈夫ですか、水とか持ってきましょうか」
なんて聞いてくれて、あらら俺また調子に乗っちゃったなぁと気付いた。
いつもこうだ、後先考えずに後悔ばかりしている気がする。
急に素に戻ると逆に心配されるというのは経験上(こんな要らない経験ばっかりだ)分かっているので、
「あ、マコトさん大丈夫ッス! 大丈夫ッスよー!」
と、わざとらしく大声をあげながらふらふらと立ち上がり、
「わたくし、大丈夫でぇあります! 自分で上着は取って参りますので、お二人はお先に、帰っててくださぁーい!」
「いやいや、ソントンさん、全然大丈夫じゃないですから」
「では、本官は、ここらで、ドロンさせていただきやーす! ぅお疲れぃッスー!」
といきなり振り返ってダッシュし、
出足で自転車と正面衝突しそうになって自転車の人に怒鳴られながらも、
なんとか二人から見えないところまでたどり着き、
ひとつ、大きなため息をついた。
あーぁ、何やってんだろうなぁ俺は。
走ったためか、悪い感じで酔いが回って、
ビルの壁に背をもたせかけたまま、ずるずるとヘタり込む。
目を閉じると、いつもの悪い連想ゲームが始まる。
部活で色々あって大学を辞めたこと、
あてもないまま勢いだけで上京したこと、
僕の連絡先を調べ当てた友達が大学に戻ってくるように説得してくれたこと、
けど格好つけたつもりの自己保身でそれを蹴ったこと、
などなどなど。
叫び出したいような気持ちになったものの、
いま叫ぶと絶対に二人が飛んできてしまって、さらに迷惑をかけてしまうので我慢し、
代わりにギュッとにぎった右手の小指側で、ビルの壁をズドンと殴った。
ほとんどそのままビルに殴り返されたような痛みが返ってきて、ぐおおぅと呻き、右手を抱え込んで丸まった。
なにやってんだろうなぁ、ほんと。

そのまま酔いが冷めるまでしばらく休んだのち、
やっべ右手痛いな、骨大丈夫かなぁ、と考えながら、居酒屋まで戻った。
神保町の夜は早い。土曜ともなるとなおさらだ。
当然すでに閉店準備中で、先ほどまでの居酒屋っぽい有線とは違い、どこかで聞き覚えのある曲が流れていた。
レジ締めをしていた店員さんに忘れ物したことを伝え、さきほどまで座っていた席へ向かう。
あ、この曲あれだ、と気付くと同時に、
僕の上着が踊っているのを見つけた。
換気のためだろうか、強く吹き付ける冷房の風に吹かれ、
壁際のハンガーにかけられた僕の上着は、
曲に合わせてユラユラと、気持ちよさそうに踊っていた。
薄暗くなった店内で、白熱電球を模したLEDが照らす一角。
安い居酒屋ダンスフロア。
4人掛け個室オンザステージ。


やっと職にありついた
でも大した稼ぎじゃない
新しい服が必要だし
住む場所も必要なんだ
だけどそんなのはどうにかなる
いや、君がいないと上手くできないんだ

君はそばにいてくれたかい?
いや、さっぱり
僕のそばにいてくれたかい?
いや、全然


ミラーボールは今夜も回ラズ。
お聴きくださいラストナンバー、THE CLASH『Train in vain』。




  

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このブログのタイトルは OFZK です
ソントン という人間が書いています
だいたい本を読んでいます





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