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20140610Tue
 >劇場を間違えて新宿をかける俺

アガリスクエンターテイメント『時をかける稽古場』を観ました。
Twitterで流れてきた、
っていう辻本さんの感想がカッコ良かったので転載させて頂きました事後承諾。
けど俺は出しゃばりなので、自分の感想も書きます。げはははは。
舞台の内容にもソフトタッチするかもしれませんので、
これから観るので楽しみをとっておきたいって方は、
今日のブログはかっ飛ばしてもらっても恨みつらみません。


まずですね、アガリスクには“貧民割引”という制度がありましてですね、
早期予約をした上で、受付で「貧民です」と高らかに宣言することによって、
なんと500円も割引されるという夢のようなシステム。
そのワンコインでシアターサンモールから新宿駅に帰ってくる途中にある
博多とんこつラーメン代(替玉無料)も気軽に食えるって寸法よ。
しかも今回はそのパワーアップバージョン“大貧民割引”が登場。
受付で「大貧民です!」と元気よく宣言することによって、
なんと1000円もの割引。おかげで松屋で牛焼肉定食がいける。もしくは牛飯3杯。
文字通りの大貧民(貯金3ケタ)の俺は有り難く利用させて頂きました。
しかし没落貴族である俺の自尊心は3回転半くらいに捻くれ返っているので、
素直に、大貧民です、なんて口が裂けても言えるわけがなく、
「ダイ・ヒンミン、デース」
韓国系の名前を偽ることで大迷惑をかけながら突破。
その節は誠に申し訳ありませんでした。


さて、与太トークはこれくらいにして。
今回の『時をかける稽古場』は、タイトルの通り時間移動モノ。
あらすじは……、
2週間後に本番を控えたとある劇団。
しかし、いつもギリギリにしか台本を完成させない作家は、
やはり今回もページがほぼ真っ白のまま。
やることもなくダラダラとした稽古中、ひょんなことでタイムマシンを発見した一同。
となると考えることは一つ。
「本番直前にタイムトラベルして、完成した台本を取ってくりゃいいんじゃね?」


いやね、あのね、面白かったねー!
笑ったわー。声出して笑ったわー。
最前列で観てたんやけど、俺の両隣も大ウケやったわー。
俺以外が観ても面白かったのかな? っていう判断の個人的な指標があって、
それが何かってアンケートなのです。
オイラはブログで書けば腹いっぱいなのでアンケートは書かずに帰るんやけど、
終演後に立ち上がって振り向くと、ほとんど皆アンケート書くために残ってた
いやもうこれは、面白かった、で間違いないってことだろうよ。うん。


まずフライヤーデザインがオシャレなー。黄黒白っていいよなー。
登場する重要なアイテムもちゃんと載ってるし。
斜めになってる理由までは分からなかったけど、
(※追記:時計っていったら10時10分やし、その長針の角度に合わせたのかな?とは思った)
舞台美術も斜めになってて、そこらへん対応させてあるんかもなーと。
あとオープニング映像もオシャレやった。真琴が良い仕事してた。

個人的に、今回出演されている津和野諒さんのファンでして、以前から。
いや、ファンというか、同じ猫背族として一方的に親近感を抱いているというか。
どこが好きって、津和野さんが時たま見せる『稲中』に出てきそうな顔ね。
そしてそれ以上に津和野さんのツッコミがめっちゃ好きで、
あの猫背のままシュシュッと前に出て片手をビュッとする仕草が、って俺だいぶ気持ち悪いな。
今回もすっげーツボに入ったセリフがあったんですけど、
これは実際に観てのお楽しみってことで。

で。まぁぁぁ台本がよく考えてあるよね。あんなゴチャゴチャしたのをよくもまぁぁぁぁ。
伊達にスタッフクレジットに「文芸助手」という文字は並んでねえな。
タイムパラドックスは多元宇宙論で解消、とかさ。
演劇って普通、(自然な)会話が主体で、わざとらしい説明セリフってあまり無いんやけど、
アガリスクはその状況説明が部分部分でメインになってて、
その反則技を楽しめるかどうかで、だいぶ評価が違ってくると思う。
俺は口数多い方が好きなのでノリノリです。
役者さんも皆ちゃんと舌回ってて、すげー、っていう小学生並の感想を持ってます。

アガリスクを観始めてまだ間もないんですけど、(企画合わせてこれで5回目?)
毎回思うのが、はっきりとした主役が居ないよな、ってことで、
あえて言うなら、今回は「劇団」自体が主人公って感じ。
登場人物が皆それぞれ、自分を持っている、というか。
群像劇って多分こういうのを指すと思うんやけど、
そこらへんを描くのが上手いなーって思いますね。
(ポジションによっては脇役的なキャラもいるんですけどね)

それぞれに思う正義があって、ちゃんとした理由もあって、
絶対に「こっちが正しい!」ってのは言えない状況ってあると思うんですね。
そこを皆なんとか意見をすり合わせて正解探っていく感じ、というか。
明確な正義も悪もなく、皆自分のことで精一杯なんやけど、
なんとか落としどころ見つけましょうよ、っていうあの感じ、わたし好きよ。
こねくり回される屁理屈は、道具だったり、武器だったり、
あるいは、差し伸べる手だったり、するのかもしれない。
まぁ言うても演劇なんで、収まりの良いところにオチるんですけどね。

前回の『ナイゲン』はワンシーンのドンデンドンデンドンデデーン、
っていうどんでん返しの連続で緊張感?テンション?が凄かったけど、
今回はシーン分けもあるし、その分じっくり観られますね。
で、多分これは観たなかで言う人も居ると思うんやけど、
タイムトラベルの演出としての、暗転問題。
暗転っていうのは、舞台の照明が真っ暗になって、一旦進行が途切れることです。
タイムトラベル=演出で人物の衣装が変わったりする=暗転しなきゃいけない
なので今回はどうしても暗転が多く、進行が途切れがち。
俺は観てたのが最前列っていうのもあって間がもったけど、
後ろの席で全体が見えてしまってるとやっぱり、暗転多いな、と感じるんじゃないかなとは思った。
でも、ま、誤差誤差個人差当社比。

観終わったあとに、安心して「面白かったわー」って言える、作品だと思います。
観やすいようによく考えられてる分、尖ってる部分が無くって、
もしかしたら、突き刺さるところが無い、っていう人が居るかもしれない。
僕が観終わって連想した単語は、爽やかさ。
爽やかさ、ってその場限りで、あとを引かんやん、
けど、決して不快ではないっていう、そんな感じ。

細かいところまでちゃんと演技・演出されてるので、
たぶん、もう1回観たり、誰か役者1人を観続けたり、
ってことをするとまた新たな発見があるだろうな、
って上での、リピーター割引あり。
なんやねん!この罠!
まぁ、後半はガッツリ席も埋まるんじゃないかなーと思います。
っていうか、あれ埋まらんかったら嘘やろー。

というわけで、アガリスクエンターテイメント『時をかける稽古場』、オススメです!
長々とサーセン!


(再生中)
大谷能生『舞台のための音楽2』

全然関係ないけど舞台観に行った日だしと再生。



  

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このブログのタイトルは OFZK です
ソントン という人間が書いています
だいたい本を読んでいます





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