20140802Sat
金沢21世紀美術館へ行ったよ


本日は珍しく、写真をメインにお送りします。
まぁ、金沢つったら、行きますわな。

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みんな大好き、金沢21世紀美術館https://www.kanazawa21.jp/



美術館の野外にも色々と展示物があったので、
とりあえず、夏場の旅のお約束。

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テリー焼き。
「アツイ!アツイ!」
ちなみにこれはただの椅子です。


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行ったときのメインの展示は
レアンドロ・エルリッヒ ーありきたりの?

21世紀美術館で一番有名な、
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このプールでお馴染みのアーティストです。

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この日は陽射しが強くて、地下は水中感が凄かった。キラッキラ。

プールは複数人で行って、写真を撮り合うのが良いと思う。
男1人で行っても、ただの盗撮野郎にしかならない。
夏だから、薄着でそんなに違和感ないけど、
冬に厚着した状態で、水の中、っていうのも面白いだろうなぁ。

夏休みということもあって、子ども連れの家族が多く、
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長い廊下の先に何かありそうだととりあえず全力で走るチビッ子が多くて楽しかったです。

他の展示も撮影OKっぽかったんやけど、
旅2日目にしていつものホームレスみたいな格好になってたので、
怪しまれないように写真は控えました。
(ほら、誘拐監禁とかあったしさ、俺みたいな変態は気を使わないと)

展示作品の詳しい画像は→「山田書店ブログ
こちらあたりをご参考ください。

僕が一番好きだったのは、『エレベーター・ピッチ』という作品。

壁にエレベーターのドアが取り付けてあって、ドアが開くと液晶画面が。
画面にはエレベーターの中の人が映されていて、
誰も乗り降りしないのにドアが開いてしまって、
ちょっと手持ち無沙汰になってる、っていう人々が映されます。

とにかく延々。

10秒開いて、閉まって10秒たって、また開く、みたいなスパンで。
どれくらいの時間見たかなぁ。
とりあえず、俺以外の人が二順するくらいはボーッと見てたと思います。
それだけ見ても、ひとつも映像の種類がカブらなかったですからね。
(さすがに何回も出ている俳優さんは居た)

まず、何もないはずの壁の向こうに、
(映像だけど)エレベーターの空間が突如現れるっていう衝撃。
現場は日本の金沢なのに、映像は外国のエレベーターっていう、この会場ならではのズレのおかしみ。
子ども役者は撮影のカメラを見ちゃってることもあって、それはそれで楽しいんだけど、
大人の役者は、(もちろんそういう指示があったんだと思うけど)カメラを無視してて、
停まった階には誰も居ず、だいたい、早くドア閉まれ、みたいな表情を浮かべる。
そのため、実際の展示室にどれだけ人が増えようとも、
フロアにはそんなに人がいない建物のエレベーターっていう、これもズレがでてて可笑しかった。

調べてみると、“エレベーター・ピッチ”という言葉は、

「起業家はエレベーターの中で投資家に会ったら、
自分のビジネスプランを30秒で的確に伝えられなければ未来はない」と言われてきました。
これがエレベーター・ピッチ(“ピッチ”は「説明する」の意味)なのです。

という意味らしいです。
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1008/23/news048.htmlより)

つまり、時間を無駄にしないようにガツガツといきなさい、ってのが本来の意味だと思うんだけど、
この展示で映されるのは、どう見ても完全に空虚な時間を過ごしている普通の人々。
皮肉、みたいな意図も込められてるのかもなぁと思いました。



あと『リハーサル』という、8人しか入れない室内で展示されてる作品があって、
これが何かっていうと、部屋の真ん中が大きなガラスで区切られていて、
こちら側のは全面が黒になっていて証明が暗い。
椅子が4つ置いてあり、弦楽器の弓が3つ置いてある。

で、ガラスのあちら側は、なんやらおハイソな感じの部屋になってて、
ピアノが一台、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロが宙に浮いていて、照明は明るめ。

何が起こるかっていうと、くらいこちら側の様子が、
向こう側と合成されるようにガラス面に映る仕掛け。

つまり、何も無いこちら側の、ただの黒い箱に腰をかけて、上手くポーズを決めると、
ガラスには、まるで実際に楽器を構えている自分の姿が映っている、というわけ。

これもね、何人かで入ったら、キャイキャイ言って楽しめるんだろうけど、
1人で行っても、楽器構えながら写真撮ることも出来ず、もう4本くらい腕があればなぁ、
という無茶な願望しか湧いてこなかった。
それでもひととおり楽器構えて遊んだし、
周りの人からの「こいつは1人なんだから優しくしてやらにゃいかん」っていう、
温かな視線を感じて、楽しかったから良かった。

普段僕は写真展を観に行くことが一番多いんですけど、
こうやって、自身が作品の中に入ってしまえるくらい大きな作品の展示ってのは、
感覚が反転するというか、新鮮な感動があるなぁと思いました。



ほかの展示は、

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『中村好文 小屋においでよ!』

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美術館の中庭のようなスペースに、
中村好文さんによって設計された自給自足の小屋「Hanem Hut」が。
小屋の中に入ることは出来ないんですが、実際にデデーンと建っています。
窓から小屋の中をチラリ見することが出来るんですが、非常にオシャレでした。
本当に自給自足できるらしく、風力と太陽によって発電。
七輪によるコンロは夏場かなりキツそうだ、とも思いました。

室内の会場では、他の有名な小屋の紹介や、
(立原道造のヒヤシンスハウス、ル・コルビジュエの休暇小屋、など)
「Hanem Hut」の建築風景の上映などがありまして。

まぁ男の子なら、絶対に小屋に憧れる、っていう仕様の展示でした。
小屋、建てたい。



急にスケール感が小さくなって、

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『橋本雅也 間(あわい)なるもの』

これがすごく良かったです! 細かいものスキーは必見。
彫刻家の橋本雅也さんの作品展示。

いくつかのガラスケースの中には、白い花の彫刻が。
file.jpg
(文字で説明する自信がないので、ここで遂に画像引用)
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1715より)

色以外は、まるで本物にしか見えないような精巧な作品です。
で、この素材が、なんと、

鹿角、鹿の骨

見、見えねええええ!!
花にしか見えねええええ!!

花の側とは逆、茎の方に敢えて骨っぽさを残してある作品もあって、それもまたすごく良かった。
派手な生け花みたいになってる作品もあって、
あれが部屋にあったら、超綺麗にするのになぁ、って思ったり。

実に作品集が欲しくなる作家さんでした。



21世紀美術館。
そっこらじゅうがガラスで出来ていて、めっちゃ明るく、
中も外もほぼ丸見えなので、高尚な感じがせずに、
気軽にアートに触れられる空間でした。
あと、館内にあるライブラリーも良かった。1時間くらい本読んでしまった。
美術館の周りの芝生も気持ちよかったし、あんな場所が近所にあったら相当楽しいだろうなぁ。
いやはや、行ってよかったッス。



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オラファー・エリアソン『カラー・アクティヴィティ・ハウス』

神さまになった気がした青に黄をまぜてみどりを創ったあの日 /麻倉遥
(穂村弘『短歌下さい』より)




コメント

by えこ (URL)
金沢へ行ったことはあるんだけど、
かなり昔でまだ21世紀美術館がなかったんだよねー。
行ってみたいと思いつつ、三重からだとけっこう行きづらいって言う(笑)
まあ、そのうち行きましょうかねー。
私のテリー、焼かないで☆
2014.08.06 00:13 (編集)

by ソントン (URL)
夏のテリー焼きは恒例行事! だんだんボロボロになっていくテリー……。

三重から日本海側って結構行きにくいよねぇ!
2014.08.07 01:24 (編集)


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