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20140819Tue
 >珍物食 加賀屋 @新橋

以前、メンバー募集してましたが、ついに、
新橋最凶の居酒屋「加賀屋」へと足を踏み入れてしまいました。
http://www1.ocn.ne.jp/~kagayayy/main.html
BvaPuRBCQAA2_Jn.jpg

他の有名どころのレポート↓
東京でもっとも狂気にみちた居酒屋「かがや」【新橋】」 (東京別視点ガイドより)
新橋の異常な居酒屋「加賀屋」へ突入」 (デイリーポータルZより)


以下、俺の見たもの。

「ヤッホー茶漬け」「軍国酒場」などと、
今年の夏はやけに珍物食づいてる僕。
しかも、食べ物がゲテモノっていうパターンではなく、
店が変わってるっていう方のやつ。
今回の加賀屋もまさにその筆頭。
東京では間違いなく最強かつ最凶かつ最狂。
ネズミーランドが束になっても勝てないかもしれない、
っていうくらいの破壊力をもつ、居酒屋、
いや、あれはもはやテーマパークでした。

火曜夜、新橋駅に集合した精鋭たち。
前回のウーパールーパー会から連続の人もいれば、
今回がはじめましてという方まで。
とにかく、とてもイイ顔した人たちでした(根本敬的用法ではなく)。
みんな目がキラッキラしてた。……変だよ、みんな。

駅から徒歩3分くらいで加賀屋着。
上に載せた画像が僕らを地下へと導きます。
奥のテーブルには他の団体さんが。
その横にドッシリと立つ名物マスターと、
奥の厨房からフロア内の様子を、スナイパーの如く見張る謎の女性。
インターネットで集めた事前知識もあり、
今回はなんと加賀屋経験者(今回で4回目)という心強いメンバーを共にしていた我々だったが、
やはり本物から立ち上るオーラを前にたじろいでしまったことは否めない。
何も始まってないのにニヤニヤが止まらなかった。

まずはオシボリの儀である。
「それじゃはじめさせてもらいますー」というマスターの声で、
人数分のオシボリを頭の上に載せた、アンパンマンが動き出した。
もう、何を言ってるか分からない人もいると思う。
だって俺ももう何を言ってるか分からないもん。
ありのまま起こったことを言ってるだけだもん。
「なんのためーにうーまれてー」
とマスター満面の笑みで全力で手拍子、アンパンマンのオープニングを歌いながら、
突然、
「キミのことだよー!」
といきなり客に絡む。
「キミもだよー!」
と、向こうでゆっくり飲んでいた別グループのお客さんにも絡む。
マスターの接客はとても公平だ。
そして歌は後半なぜか『大地讃頌』に変わっていた。
ちなみにこの時点で笑いすぎて、我々のHPの3分の1は減っていた。

オシボリを配り終わったあと奥へ飛んで帰って行ったアンパンマンの代わりに、
食べ物と飲み物のメニューが供された。
メニューとは言っても、ジャポニカ学習帳に、クレヨンで手書きしたものである。
“気持ちを込めてメニューを読まないとオーダーが通らない”というシステムというのは知っていたため、
とりあえず、じゃんけんで負けた代表者に、辱めを受けてもらうことにした。

「マスター! やっと仕事終わったー。おなかペコペコなんだ、おいしいもんたくさんたべさせてよ、お願い」
(※注:食べ物のコース名です)

……ダメ、ぜんぜん伝わってこない

やっぱりかー、と苦笑いで肩を落とす我々。
そんな我々を見て、マスターは厨房の奥までスタスタと入っていき、

「ダメだよ、まずもっと声張らないとさ、ほら、ここまで届くように、もう一回」

なんかこれ役者やってたときに見たことあるー!
とりあえず、トライアゲイン。

「マスター!」
「おっ、何、どうした?」

急にフレンドリーな態度になり、近寄ってくるマスター。

「やっと仕事終わったー」
「お疲れ!」
「おなかペコペコなんだ」
「そうなんだー」
「おいしいもんたくさんたべさせてよ、お願い!」
「んー、オッケー分かった!」

オーダー通ったー!!

拍手喝さいである。
まだ何も始まっても無いのに拍手喝さいである。
この時点で、そうだな、体力ゲージは真っ赤になってましたね。

各自、飲み物もオーダーした。
しょっぱなから加賀屋のオリジナルドリンクである地底人を頼もうとしたツワモノもいたが、
2杯目以降でないとオリジナルドリンクは無理とのことだった。
ローカルルールだ。覚えておけ。

「ではドリンクの持ってきかたも決めてください」

マスターにそう言われ我々はどよめいた。
そう、加賀屋はテーマパーク。
飲み物が普通に出てくるわけがない
ドリンクメニューの隅には、
<日本・アメリカ・中国・フランス……>
など、国名が書いてあり、各国のスタイルで飲み物を持ってきてもらえるのだ。
全員で慎重に討議した結果、

「では、ブラジル、でお願いします。」
「はいー」

談笑すること5分くらいだったろうか。
厨房カウンターの隅に置かれたコンポ、
何に使うんだろうかと、入店時から気にはなっていたのだが、
そのコンポから突然、爆音でサンバが流れ始めた。

そして頭に、赤いタコのぬいぐるみみたいなのを乗せたマスターが、
完全にドラッグを決めたとしか思えないテンションで登場し、

「あ゛ーーーーーっ!! あ゛ーーーーーっ!!」

と奇声を発しつつ、
お祭りの夜店で売ってるような、紙の伸びるオモチャで、
なんと、我々を攻撃し始めたではないか!
オデコに、頬に、当たりまくる伸びるやつ。
その攻撃を爆笑しながら甘んじて受ける我々。
おかしい。絶対何かが間違っている。

っていうか、あんなブラジル人、いねーよ!

そんなこんなのアトラクションを楽しみつつ、無事にドリンクは到着。
とりあえず乾杯をしていると、マスターがトレイを持ってきた。
トレイの上にはキン消し(知らない人はお父さんに聞いてね)のような、
ちっちゃいフィギュアがたくさん並んでいる。
「どれでも好きなの選んでください」
というマスターの声で、それぞれお気に入りのものを選び手元に置く。

そうこのフィギュアが、箸置き(加賀屋スタイル)なのである。

ただ、これだけで終わる加賀屋じゃない。
「はい、じゃあ置きますね」
というマスターの一言とともに、人数分の小芝居が始まるのである。

・お弁当箱の形をした消しゴム
ご飯に乗っている梅干を取り、本体の弁当箱ではなく、そっちに箸を置く。
我々「そっち!? 本体は!?」

・カエル
目に突き刺さるように置く
我々「痛い痛い!」

・クリリン
「クリリーン、大丈夫か!? クリリン! クリリーン!
 くそっ、かーめーはーめー波ーーー!!」
なぜかクリリンが倒れる
我々「クリリン死んじゃった!」
そしてカエルも倒れる
我々「影響!!」

爆笑の間にいちいちツッコミをいれるので、もはや酸欠に近い状態になってきた。
笑いすぎで頬と腹筋に痛みを感じたのは久々だった。

途中の何体かは割愛して、
最後の箸置きはポケモンのゼニガメだった。

・ゼニガメ
「ガメッ!ガメッ!……ガメェ~」
ヘロヘロと倒れ込むゼニガメ
「ゼニガメッ!大丈夫か!」
我々「誰だ誰だ(ざわざわ)」
「ガメェ~サトシ~」
我々「サトシだ!」
「くそっ、むむむ、きえーい! ビビビビビ!」
と怪鳥音をあげて、フリーザが指から気功波を打つ仕草をするマスター。
そしてそのレーザーが当たるゼニガメ。ゼニガメ震え出す。
ビシュウィン! という効果音とともにマスターが懐から何かを取り出した。
そして我々の目の前では、

ゼニガメが、カメックスに進化していた。

「進化した! 進化したー!」
「サトシ、なんかキャラ違くね!?」
「指から変なの出てたし!」
「カメール素っ飛ばしてカメックス!」

など、もはやツッコミの大渋滞が起こる中、無の顔で厨房へと戻るマスター。
あれが真のエンターテイナーってやつか。

料理は待つことなくすぐに出てきた。
いかにも“家庭料理”と言った感じで量もたくさん。
メンバーからは、
「美味い。実家だ」
「うん、実家だ」
という感想が自然とこぼれた。


飲み物もなくなり、第二オーダーである。
ここで思い出して頂きたい。
マスターのオーラに押されっぱなしではあるが、
我々は珍しい物を食べる会、である。

「じゃあ、宇宙人」 (一億円のオリジナルドリンク)
「地底人」 (時価)
「埼玉県人を」 (マズイ)

よりによって、そこ行くか。
一応、マスターからも確認された。

「埼玉県人はホントにマズイですけど、大丈夫ですか?」
「大丈夫です!」

ちなみに埼玉県人を頼んだバカはもちろん、俺である。
1億円のドリンクを頼んだメンバーはしれっと、

「たぶん、誰かを置いていけばOKです」

と言ったので、オーダーでも辱めを受けたメンバーを、
「キミには一億円の価値があるんだ」
と説き伏せ、いざとなったら人身御供としておいていくことにした。

・地底人
オモチャの樽型ジョッキに注がれた謎のドリンク。
持ち上げるとセンサーが反応して、
「イエイ!イエイ!」と一気コールが始まり、とにかくうるさいことこの上なし。
色が見えないのでよく分からなかったが、
味は、メンバーの1人が言った、
「トイレの芳香剤じゃね?」
というのが的確だった気がする。
ケミカルな青リンゴっぽかった。

・宇宙人
Dakaraの小便小僧のサーバーに入った謎のドリンク。
僕は飲み忘れてしまったため、味は分からない。
が、色は完全に尿色だった。
最後の方は出が悪くなるのもまたシュールで良かった。
1億円だけあって、4・5杯分はあったように思う。

・埼玉県人
大きめのショットグラスに入った謎のドリンク。
ホントにマズかった。頼んだことを後悔した。
おそらく安い焼酎に、唐辛子と、醤油か、なにかのタレを入れたものだと思う。
まず辛さが来て、次に薄まったタレ独特の不味さが来る、というダブルパンチ。
氷が解けるのを待ち、充分薄まったところで飲みきった。

ちなみに、これらのドリンクの持って来かたは、日本、でお願いした。
再びコンポからは爆音で、和モノな曲が流れて、

マスターがあまりに完璧な日本舞踊を披露してくれた。

本当に完璧だったので、いよいよこの人が何者か分からなくなってしまった。

今回のメンバーには生物の研究をしている人や、
動物の骨を使った作品をつくっている人、
変な店巡り・ゲテモノ食・昆虫食をしている人などが集まったため、
話題も自然とそっちの方向に転がっていき、

最終的に渡された伝票には、



s_kagaya.jpg

はい、虫が好物です。
黒ゴキブリとか、うじとか、ダニとか、
はい、もちろん、エボラ出血熱の
感染源は私ですよ…
はやっちゃてますねー。
¥1億22628

と書いてあった。
話、盗み聞かれてるー!!
(エボラのくだりは、コウモリを食べると危ないって話のときに出た)

ってか、マジで1億請求されてるー!!

どうする!? やっぱ人身御供を置いて、あとは逃げるか!?
とドヨドヨしていると、加賀屋経験者のメンバーが、

「じゃ、1人3500円でお願いしますー」

と、1億円完全無視で割り勘
本当に経験者がいてくれて良かった、と心から思った。
とりあえず22628円を払うと、

「あれ? あと1億円は?」

とマスター。

「え? 払えない? 払えないって言われてもさー、こっちも商売なんだから、困るよ」
「すみません、この人、置いてきますんで」
「あ、そう? この子? じゃ、まあ、しょうがないな。
 いいよ、他の人は帰ってもらって。
 じゃあキミは、閉店したらゆっくり、ね、色んなプレイを、ね」

1億円を盾にセクハラを迫られるメンバーを置き去りに、
そそくさと退店する我々。
置いていかれまいと、なんとかついてこようとしたメンバーにマスターが、

「あっ! ちょっと! 食い逃げだよ! 待て! もしもし!?無銭飲食です!

って言ってるのが、下から聞こえてきて、
ついに僕の腹筋は崩壊しました。


いやぁ、あそこまでお客さんを楽しませること(好き嫌いは別として)に
特化した店ってのは、他になかなかないと思います。
マスターに一切、照れも迷いもないところが、プロだな、と思いました。
なんのプロなのかは知りません。

加賀屋、また是非行きたいです。
何も知らない犠牲者を連れて。

ごちそうさまでした!



赤犬 - 全裸ブギ



  

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