20141004 Sat
書店員の仕事を紹介するよ!


こんにちは。アルバイト書店員のソントンです。
僕たちの普段の仕事を紹介させて頂きたいと思います。

今日は僕の先輩、マコトさんが担当している仕事を紹介します。
ちなみに“マコト”という名前は、このブログにご登場いただくときの偽名で、
マコトローズという複雑怪奇な折り紙を一瞬にして折れるというところからきています。
それほど手先の器用な方です。

ちなみに僕は普段フロアで、主に電話番をしています。
内線がなったら取る、というサルでも出来る仕事です。
あとの仕事は後輩のツンタローに全部押し付けています。
俺みたいなやつが雇われてりゃ、そりゃ人件費削れみたいな話もでるわな、とよく思います。

さて、僕が今日も日がな一日ボーッと電話の前に立って、
電話が鳴ったときだけ適当に仕事をしていると、
事務所からの内線がかかってきました。

「お疲れ様です、マコトさんってフロアにいらっしゃいますか?」
「いえ、昼休憩に出てます」
「では伝言をお願いします」
「分かりました。なんでしょうか」

「藁が届いてます」

「……は?」
「ですから、藁が届いてます、と伝言をお願いします」
「すみません、それは暗号ですか? それとも“(藁=(笑)”みたいなネットスラングのことですか?」
「いえ、本当に藁が届いてます。ではよろしくお願いします」

それだけ言うと事務の方からの電話はガチャリと切れました。
まあいいや、とりあえずマコトさんに聞いてみれば分かるだろうと、
マコトさんを待っていると、すぐにマコトさんがフロアに戻ってきました。

「すみませんマコトさん、事務所から「藁が届いた」っていう奇怪な電話があったんですけど……」

「あ、あれだな。行ってくるわ」

即答して、事務所へと向かうマコトさん。
なんなんでしょうか。また僕が知らない間に新しい用語が出来たというのでしょうか。
いい加減、心を閉ざしていないで他のアルバイトの方々と交流を深めて情弱を脱出しないと、
マジで人件費云々の問題で首チョンパになりかねないな、
と悶々としていると、マコトさんが事務所に行って帰ってきました。

藁をかついで。

「いやいやいやいや、え? ……え?
「なにかね?」
「あの、マコトさん、それって」
「藁だが」
「見りゃ分かりますよ」
「実家から送ってもらいました。店に、直送で」
「直送て、そりゃ事務所もビビりますよ。で、今度は何を作るんですか」

「鳥居と注連縄作る」


書店員の仕事 その1
<鳥居と注連縄をつくる> 

作業内容
・イメージの元になるサンプル画像を探します
・図面を引き、ダンボールを切り出し、組み立てて、鳥居を作ります
・藁を編んで、注連縄を作ります
・完成です


そしてこちら↓が、先に完成して、今バックスペースに鎮座している鳥居です。
1800257_690170607731883_3518758280872094796_n.jpg
(画像はマコトさんのFacebookからお借りしました)

今日、マコトさんは売場の隅に座り込んで、藁を編みこんでいました。
絵的には完全に、伝統工芸の作業体験コーナーでした。
マコトさんは「やっぱ昔の人はすごいなー!」と感心しながらも、立派な注連縄を作り上げていました。
僕は心の中で何度も、ここ書店だよな?俺たち書店員だったよな?、と自問自答を繰り返しました。

マコトさんからのアドバイス
「注連縄は買うものじゃない。編め」



すげえなぁ、書店員ってのは注連縄も編めなきゃいけないんだなぁ、と、
閉店後の棚整理をしながら、不器用は転職するしかないなぁと思っていると、
一緒の遅番シフトだった黄さんが向こうからやってきました。

「マコトさん、今度は注連縄作ったみたいですね」
「そうなんですよ、書店員って注連縄作れなきゃいけないんですね」
「いやいや、そんなわけないですよ」

と、黄さんがブンブンと振った手に持っていたのはもちろん、剣の柄でした。


書店員の仕事 その2
<スチロールを削り出して、原寸大の剣の柄をつくる> 

・マンガ『七つの大罪』コーナーがすこし淋しいことに気付きます
・図面を引きます
・スチロールを削り、ヤスリで仕上げます
・完成です


ちなみに黄さんは以前、『王様達のヴァイキング』に登場する、
ノートパソコンのステッカーを全部切り出して再現するという、
僕なら絶対に気が狂ってしまいそうな細かい作業をやってのけた人です。
(詳細はこちら→ 「魔法が使える書店員? カッター1本で漫画世界をリアルに再現!」

弊店のコミックコーナーにいらっしゃったお客様が、
「このパネル、出版社が業者に依頼して作ったんだろうなー」
って思っているであろう物品はほとんど、黄さんの手作りです。

マコトさんと黄さん、手先器用ツートップの仕事、ぜひ弊店でご覧下さい。
手先不器用王の僕はもちろん転職を考えております。



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