20160225 Thu
少女まんが館TAKI1735へ行きました


三重県多気町にある、「少女まんが館TAKI1735」へ、弟と行ってきました。
https://ja-jp.facebook.com/jomakantaki1735/
僕は行ったことがありませんが、東京・武蔵野にある少女まんが館の姉妹館とのことです。

“1735”っていうのは住所の番地です。
マップアプリで少女漫画館を検索しても出てこない場合があります(主に我々)。
住所を入力しても変なところに連れていかれるので、
丹生大師」を検索するのがオススメです。
寺の前に立派な山門があるのですが、向かいの参道を行くと、
左側に「少女まんが館TAKI1735」はあります。駐車場は、少し過ぎて右にあります。
どちらも看板はあるので分かりやすいです。
周辺、ちょっと狭い道になってるので、小さめの車で行くのが良いと思います。


僕の家から30分くらい車で走れば着くはずだったのですが、
いつものように西野カナ(別名:三重の星)を熱唱しながら、
周辺の地名である「丹生(にゅう)」の看板が見えてきたとき、
「にゅうwww」
「にぃゆうぅぅwww」
「に゛ぎぃ゛ぃ゛びじゅ゛ゆ゛う゛ぅ゛ぅ゛www」
などと意味もなく騒いで道に迷ってしまい、
結局、倍以上の時間がかかって、ホーホーノテーというやつでたどり着きました。
駐車場が結構広くて、余裕で車を停められるのが良かったです。


CIMG0783.jpg
水曜のみ開館、冬季の営業時間は10:00~17:00。
入場は無料ですが、小学生以下のこどもは入れません。
民家の1階部分を開放されています。
家の前には、コーヒーなどを販売している車が停まっていたのですが、
我々が入るときには店員さんらしき方もおらず、
館内に持ち込んで良いのかどうか分からなかったので、
今回はパスしました。外で飲み食いするには寒かったし……。


CIMG0786.jpg
玄関で靴を脱いで上がります。
オーナーと思われる女性が、簡単に配架の案内をしてくれました。
押しつけがましくない説明で良かったです。

CIMG0792.jpg
雑誌は誌名ごとにまとまっていて、単行本は作者名順。
蔵書は約6000冊ということでしたが、スペースが広いため、
物量感・圧迫感はありませんでした。

CIMG0788.jpg
天井が高く、室内でも結構冷えるのですが、
ひざかけ毛布もたくさんあるし、だるまストーブが2台も置いてあって、
側に座っていればばっちり暖かかったです。

CIMG0787.jpg
畳コーナーもあります。夏は気持ち良いだろうな。
オーナーさんは説明のあとですぐに出て行かれて、
僕らがいる間は、ずっと僕ら2人の貸し切りだったので、
無駄に気をつかうことなく本を選ぶことが出来ました。
僕は黙々と榛野なな恵『Papa told me』を読みました。
途中の巻が抜けてたんですけど、本屋みたいに、
言えば裏から在庫が出てくるシステムだったりするのでしょうか……。
前から大好きな作品で、読むたびに、
ヒロインである知世ちゃんみたいな娘が欲しいと思って、
それ以前に僕が的場先生(クソかっこいい)にならなくてはならないと気づき、
毎度、ウロボロスの環にはまったような苦悩に陥ります。
とにかく、女性との恋愛に際しての心がけは、
大体この本を読んでいれば分かるとは思うのですが、
その心がけを守れるかどうか、それはまた別の話(by森本レオ)。

結局、閉館の少し前まで居座って、5冊くらいは読んだのかな。
気にならない音量で、気にならない洋楽が流れてて、それも良かったです。



文化果つる地・三重で、よくぞこんな偉業を始めてくれたと、
まずはお礼を言いたいです。ありがとうございます。
これは三重、特にこの店に行けるような周辺在住のマンガ好きなら、
全員思っているはず、いや、思うべきことじゃないでしょうか。
もしもこの場所が無くなったら、それは俺たちボンクラのせいだ、
くらいの気概を持って、守っていかねばならない場所だと思います。

以下は僕の感想です。
僕は少女マンガに明るくないので、詳しい方から見るとどうかは分かりませんが、
蔵書の方向がよく見えないという印象を受けました。
これら蔵書が集まった経緯をよく知らないのですが、
(おそらくは東京のまんが館からの寄贈+オーナーさんの蔵書だとは思う)
巻数が歯ぬけになっているものが目立ち、わりと著名な作家の本が無かったりします
(いくえみ綾が少ない、谷川史子が1冊しかない……)。
逆に何冊も同じ本もあったりで(『イグアナの娘』が各巻3冊ずつぐらいあった)。
まあそれが、図書館らしいといえば図書館らしい並びなんですけど。

営業が週一で平日の昼、入場できるのが中学生以上という点や、
Facebookのページしかないところを見ると、
おそらく客層を絞ろうとされているのだろうとは思います。
しかし、そのターゲットが主にどこなのか分かりづらかったです。
ちゃお・りぼんが無いのは分かるのですが、
そのわりに『小林が可愛いすぎてツライっ』はあったり。
岡崎京子や魚喃キリコが無いのはまあ分からんでもないけど、榎本ナリコ+野火ノビタはあったり。
『BANANAFISH』があって『海街diary』がなかったり。
『セーラームーン』はあっても良さそうなものなのに、とか。

かと言って、蔵書主の顔が浮かぶような選書でもなく
(たとえば、
 いとこの姉ちゃんの本棚によく知らないマンガがいっぱい並んでるのを見たときとか、
 彼女の家に初めて遊びに行ったときに本棚の端っこにちょっとだけならんでた姫ちゃんのりぼんとか、
 あの気持ちが浮かばない……、
 のは、僕の目線が男だからってのもあるのでしょうね……)。
ただ、矢沢あいが置いてなかったのは何かの意思表示だと受け取りました。
そして、『シニカル・ヒステリー・アワー』が全巻あるのも何かの意思表示だと受け取りました。
棚前で俺はなぜこんなに考え込んでいるんだろうと我に返りはしました。
こういうのを余計なお世話といいます。

三重という田舎で、このような住み開き営業だと、
(2階はおそらく住居として使われている)
現状の営業形態でいっぱいいっぱいなんでしょう。
かつ、まだオープンされたばかりということもあり、
どういう方向で営業されていくのかがよく分かりませんでした。
目的がボランティアだとすれば、現状で充分立派だと思います。
そもそも漫画喫茶では無いのであれこれ望むべきではないのは分かります。

しかし、上の方に書いたように、三重で貴重な場所を守っていきたいので、
維持費の回収、さらに出来るならば蔵書の拡充をどうするかが問題だと感じました。
無償の営業ですが、イベントなどを行い収益を得るのも手ではないでしょうか。
現状は貸し切り利用の受付(おそらく有料)をなさっていますが、
館が主催でイベントを催しても良いのではと思います。
(オープニングイベントは行われたようです)
とにかく、都会だとどうにでもなりますけど、
三重においてはすごく大変なことをされてるのは間違いないので、
これからも応援していこうと思います。ニートなりに。



僕がバイトしてたのは在庫がたくさんある都内の大書店だったし、
しばらく前まで某漫画喫茶に住んでいましたが、
そこの棚づくりも、選んだ人の顔がバッチリ見えるようなものだったので、
(ってか、漫画喫茶としては異常にトガってた)
あの環境に慣れてしまったのかもしれません……。
三重には三重のやり方がある、はず。





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