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20160227Sat
 >まねごと『わたしたちは、息をしている』を観ました

CIMG0803.jpg
まねごと『わたしたちは、息をしている』という舞台を観てきました。
http://manegoto.tumblr.com/
僕が行ったのは27(土)の回です。
10年以上ぶりに三重県文化会館へ行きました。
たぶん、高2の定期演奏会のとき以来だと思う。

ミエ・ユース演劇ラボという、高校生以上25歳以下の若者が対象の、
三重での演劇を活性化するための企画らしいです。これで3年目?っぽい。
(僕が実家を出てから演劇に力を入れはじめた、←重要)
三重県文化会館が主催していて、文化庁からの助成も出てるみたいです。
『わが星』で有名な、ままごとの柴幸男さんがまとめ役。
もしも僕が学生の頃にこういうイベントがあったら行ってたのかなぁ。
けど、だいたいの田舎の学生がそうだと思うけど、
放課後は部活と塾でいっぱいいっぱいだったからなぁ。


会場の小ホールは“小”といいつつ、公共施設のしっかりとしたハコでした。
席数は100弱くらい? 9割くらい埋まってました。
客入れの曲が、曲調こそ若々しい感じなんだけど、
選び方が「三重」のU25っぽくなくて、
特にくるりが、そこ抜く!?(『魂のゆくえ』)って感じだったのが良かったです。
フラテリスも久しぶりに聴いた。

公演のメンバーは14人。17~22歳の方々です。
皆さん、なにかしらのスタッフ業も兼任されているのですが、
全員が役者として出演されているわけではありません。
特に中村桃子さんは舞台監督で、ずっと裏方でした。お疲れさまでした。
これから舞台にどのように関わっていかれるのか分かりませんし、
そもそも舞台に関わっていくのかどうかは分かりませんが、
舞台監督の経験は幅広く応用がきくと思います。
僕がお世話になった舞台監督さんはスゴイ人ばかりでしたよ。
開演前には、そんな舞台監督、中村さんからの諸注意のアナウンスがありました。
若干の噛んだり飛んだりは許容範囲です(笑)。初々しくて良かったです。


開演して、メンバー14人が横一列に並んでのオープニング。
名前+ポーズの自己紹介、
今企画の簡単な経緯などがセリフで説明されたあと、
「踊ります」と言ってダンスが始まるっていう、演出だったんですが、
そのダンスが三重っぽい! ダサい!! 良い!!! と思いました。
三重にクラブ(踊れるハコ)なんてねえし!
学校終わったら部活か塾しかやることねえし!!
っていうか、22時には車通らなくなるし!!!
けど一晩中資材運搬のトラックが通るから全然静かじゃねえし!!!!
という彼ら彼女らの心の叫びをたしかに受け取りました。俺だけ?


その後は息を切らせたまま再び整列して、
「わたしたちは、息をしている」のタイトルコール。
柴さん、上手し。
あとは次々と小品が上演されていくんですが、
それぞれ上演前に作者自身による紹介がありました。
発表会テイストというか。

全部で7本上演されたなかで、
クオリティが高いなと思ったのが、
1『小学生は金曜日に上履きを持って帰って洗うみたいな話』
☆7『お兄ちゃん』
でした。

1『小学生は金曜日に上履きを持って帰って洗うみたいな話』
登場人物が多くて、賑やか華やかで良かったなーと。
オムニバス形式で多人数を舞台に上がらせるのは難しいと思うのですが、
そういったところから、なんとなく作者の中村さんの優しさを感じました。
ストーリーはいたって単純なのですが、
そのぶんオチも分かりやすくて、オープニング向きでした。
ご本人にも絶対に自覚ありと見受けられましたが、
中村さんはかなり上手なコメディエンヌだと思います。

☆7『お兄ちゃん』
作・演出・主演が、小関加奈さん。
愛知三重で演劇をされている方です。
もう、小関さんは充分に上手いですよね。
7本の中では出色の出来だと思いました。
多くの人を感動させることが出来るタイプです。
シーン割りも飽きさせることなく、小道具の使い方もとても上手かったです。
津のあけぼの座で次回出演が決まってるとのことなので、また観に行こうと思います。
よろしくお願いします。
他に、兄役の石倉さん(東京出身在住)の三重弁には感動しました。
彼は役者向きだと思います。囲い込みましょう。


なお、クオリティの尺度とは別で、
繰り返し観たいぞっていうくらい好きだったのは、
☆4『没きんちゃん物語』
6『ポリ酢酸ビニル』
の2本です。

6『ポリ酢酸ビニル』(上演時間5分)
個人的にはこれが一番好きでした。
作者の高校時代の話が元になっていて、
いつも机の上に置いていたボトルガムを、
野球部のやつが勝手に食べたことに対して、
なんの関係もない隣の席の友人を相手にキレるという話。それだけ。
要は、馬鹿な男子の話です。しょうもない話です。
ああいう感じのを20本くらいぶっ続けで上演すれば、
僕の大好きな、鉄割アルバトロスケットという劇団の公演になります(笑)。
作者の稲垣さんが、キレたら本当にヤバそうな感じがするのもポイント高いですね。
ぜひともあの方向性でやっていって頂きたい。
もっと汗と唾液が飛び散れば、コアなファンが付くと思いました。
少なくとも僕は断固支持します。


☆4『没きんちゃん物語』
上の『ポリ酢酸ビニル』もそうなんですけど、
上演前に、脚本作者による作品紹介・解説があるという、
今回の形式によくハマってたと思います。
ほかの作品では、上演前の説明が、
作者や作品に対する興味づけのためにされていたんですが、
この作品だけは、作品自体が説明を必要としている、
言ってしまえば説明オチありきの作品なんですが、
そのオチと説明の仕方が温度差無く見事にハマっていたという、奇跡の一本でした。

家にきた金魚を一番可愛がっていたお母さんが、
その金魚が死んだときに一番あっさりしていた、
というだけの話です。
いまあらすじを書いてて、小学生の絵日記かと思いました。
で、もうすべてがバッチリその温度なんですね。完璧。

配役もとても良いと思いました。
特に、お母さんのセリフがもうそれしかないっていう出し方で、最高。
ほかにも、すべての箇所で、無理をしていない、というか、
地に足の着いた、とてもよい作品だと思いました。

いま・ここ、でしか、おそらくもう観られないだろうと、一発で大好きになりました。
もう二度とこのちょうど良さで観ることは出来ないだろう、
という意味で☆マークを付けさせてもらいました。
作者の高木さんが、以降、同じような本が書けたとしたら、それは天才です。
他に何と言われたっていいので、作者解説つきでバンバンやりましょう。



アフタートークで柴さんが、参加者が好感を持たれるような構成にした、
というようなことを質疑応答のなかで認めていらっしゃいましたが、
7本の並べ方は内容的にシンメトリーでもありますね。
そういった意味でも、没きんちゃん物語は特別なんだよ!!
(対称の真ん中にあたる4本目ですし)と改めて主張をさせて頂きます。

エンディングはいかにも卒業式を思い起こさせる、
一人が言って、全員で復唱、みたいな感じで簡単な挨拶があって、
柴さんはセンチメンタル構成上手し、と思いました。



三重に戻ってきて、やっぱ、こういう企画が観られるっていうのは嬉しいですね。
今回のメンバー全員がこれからも演劇を続けていくとは思いませんし、
ましてや三重の中でずっとやっていくとはさらに思いません。
やっぱ色々なところへ行って、色々なことをするって、勉強になると思うし。
けど、東京みたいにヒリヒリしてる最先端のものは無いかもしれませんが、
こっちにはこっちで、作れるものがあると思うのです。


では最後に1曲お聴きください。
Flathead - The Fratellis [SummerSonic 07]



  

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