------ --
スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。





20171227 Wed
Judy Antebi/As I Walk


昔、一緒に住んでいた人に言われたことのうち、覚えているのは、
「あんたは猫舌なんだから、コーヒーのふたは早く外して冷ましなさい」というのと、
「寝たいときはゆっくり呼吸しなさい」というのと、
「これ、あんた好きそうだね」、の3つだけである。
特に「好きそうだね」というのはよく言われた。
ことごとく当たっていたので、僕の好みというのは相当分かりやすいのだと思う。

Judy Antebi/As I Walk
★★★★☆

このアルバムの1曲目なんて速攻で「あんた好きそうだね」と言われるに違いない。
イスラエルのシンガーソングライター、Judy Antebiの3枚目のアルバム。
1曲目の「MagicDoor」という曲が電撃が走るくらい好きなのだけれど、残念ながらYouTubeには上がっていない。
BandCampで全曲聴けるので、気になる方は是非。
アルバム通して、英語が半分、ヘブライ語が半分。7曲25分と短いので、通して聴くとあっけない。
小春日和に日産PAOで太平洋沿いを走りながら聴きたいアルバム、
というランキングがあったら、かなり上位に入ってくると思う。
でも、ヘブライ語と、ヘブライ語なまりの英語だから好きなのかもしれない。
これが全部日本語だったら、たぶんあまりしびれないのだろう。
言葉の響きというのは不思議だ。

それでは最後に1曲お聴きください。
アルバムラストの7曲目「בים לא שומעים」。英訳すると「You do not hear the sea」。
あなたは海を聴いていない。私は海を抱きしめていたい。




20171219 Tue
OUMOU SANGARE / MOGOYA


こんばんは、とあるアラ男です。(突然の心変わり)
まあ毎日コツコツと何か書いてれば、いつか良いことあるんじゃないでしょうか。
ですよね。だよね。きっとそう。

昨日、「僕は音楽に詳しくなくて、あまり深いことを書けない、」みたいに書きましたが、
じゃあ、詳しいっていうのはどういう感じだと思っているかと言うと、
たとえば僕が今読んでる『あなたの聴き方を変えるジャズ史』を書いた村井康司さんであるとか、
NHKFMで『クラシックの迷宮』をされている片山杜秀さんとか、
そういった感じだと思っています。端的に言うと、僕の一生かけてもあんなの無理。
読むたびにこの熱すぎる熱量に感動してます。
前に、議論っていうのはダンスみたいなものだ、と書きましたが、
評論ってのは、愛だろ、愛。
愛だけならあるので、まあなんとかなるよね。ですよね。だよね。きっとそう。

さて、昨日のブラジルに続き、今日はアフリカです。
     
モゴヤ
ウム・サンガレ
Pヴァイン・レコード (2017-05-17)
売り上げランキング: 168,597

西アフリカはマリの女性シンガー、ウム・サンガレのアルバムです。
いまの全アフリカを代表するようなシンガーらしいです。
僕はこのアルバムではじめて知ったのですが、
YouTubeの再生回数がとんでもない数になってるし、
ハービー・ハンコックのアルバムに参加してグラミーをとってたりするので、
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
いままでのアルバムがどんな感じだったか知らないのですが、
このアルバムからフランスの「NO FORMAT!」っていうレーベルから出されてるらしく、
そのレーベルの特徴である「都会的な音楽と伝統的な音楽の融合」っぽい音です、確かに。
アルバムの目玉はトニー・アレン(この方も不勉強ながら初めて知りました。
フェラ・クティのバックでドラムを叩いてた方らしいです)が参加している『Yeye Faga』だと思うのですが、
2拍子と3拍子のアフリカっぽいポリリズムが感じられる1曲目『Bena Bena』からノックアウトでした。
カマレ・ンゴーニっていうビョンビョン鳴ってる弦の民族楽器と、ギターの絡みがこれまた良いです。
僕個人の趣向なのですが、3拍子系の音楽が好きなので、
アフリカのなまり効いた跳ねる音楽にはめちゃめちゃ弱いのですが、
それに加えて、どこか今っぽいビートがあって、それがまたクールで良かったり。
聴いてて飽きない1枚だと思います。
★★★★☆

ではアルバムから4曲目、『Kamelemba』をどうぞ。





20171218 Mon
ゼリア・ダンカン


ブログを書かなければ書かないで、「最近書いてないよね」と言われ、
ブログを書いたら書いたで、そのつまらなさにTwitterのフォロワーがガシガシ減る、
そんな僕です。こんばんは。
今回は、「書いてないよね」の方を言われたので、慌てて更新します。

AppleMusicの定額サービスに加入してから、ほとんど毎日、アルバムを1枚ずつ聴いています。
そのアルバムの感想を書いていけば、理論上は毎日ブログを書いていけるのですが、
それじゃ「とあるアラ男」になってしまうので、躊躇しています。
アラ子さんみたいにバッサバッサ書けないし、
あれは同居人の棚から1枚ずつ聴いていくというコンセプトが良かったのだし。

最近「え、ソントンさんって音楽好きなんですか?」って聞かれたことがあったので、
とりあえず、僕の音楽好きさを少しでも書いていこうと思います。
しかし僕の場合、好きと詳しいがくっつかないのがもどかしいところではあります。
良いものを見つけても、それのどこが良いのかを、上手く説明することができない。
とにかく「良い!」を連呼するしかできない。ああ、もどかしい。

Twitterでも書いたのですが、超良いアルバムを見つけました。
初見では、タイトルやらが長すぎて、どこまでが何なのかよく分からなかったのですが、
ブラジルで活躍されてる、ボーカルのゼリア・ダンカンと、
チェロのジャキス・モレレンバウムという2人が、
ミルトン・ナシメントというブラジル音楽界では伝説的な(ご存命ですが)
シンガーソングライターの楽曲を演奏したアルバムです。

ゼリアさんは日本ではあまり名を知られていませんが、本国ではかなり名の通った方のようです。
(ラテン・グラミー賞を受賞したこともあるようです)
ジャキスさんは坂本龍一との共演でご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

ハスキーな声と、チェロの歌うような幅広い音域が上手く絡み合って、
デュオという編成のために出来てしまう隙間も美しい、無音。
隙間を愛する皆さんにはぜひお聴き頂きたい1枚となっております。

余談ですが、『Travessia』という曲は、
ジャズシンガーの村上ゆきがカバーしてるのを、10年前くらいに聴いてたんですが、
今回久々に聴いて、やっぱ良い曲だと感動しました。
他にはビョークやアン・サリーによるカバーもありました。名曲。





20171205 Tue
昨日見た夢


何かの本で、一番してはいけない話は昨日見た夢の話だ、ということが書いてありました。
聞き手に、まったく共感のしようがないので、完全な自分語りになってしまうからだそうです。

というわけで、今日は、昨日見た夢の話を書いておきます。

僕はアンドロイドの女性と向かい合って座っていました。
その女性とは既知の間柄ではあるものの、まだそこまで親しくはないという仲です。

ふたりで話しているうちに、何を基準に物事を判断し決断しているか、という話題になりました。
彼女が言うに、人間は“感情”でアンドロイドは“理論”がそれだと。
僕が、きちんと合理的な判断を下せる人間だっているだろう、と答えると、
彼女は、その「合理的な判断を下すべきだ」という判断以前の判断を、人間は感情で下しているのではないか、と言いました。
悔し紛れに「合理的っていう言葉だって、君たちだって、一応は人間が作ったんだけどなぁ」とつぶやくと、彼女は優しく微笑みました。
僕が「今笑ったのは感情だよね?」と聞くと、
彼女は「そういうことにしておいてあげる」とおかしそうに言って、また微笑みました。

なかなか素敵な夢だったと思います。


>今日のミュージック
Needle Paw
Nai Palm「Needle Paw」
皆大好きハイエイタスカイヨーテのフロント、ネイ・パームのソロ作。
10月の発売以来、Jazz The New Chapterの柳樂光隆さんと、
アジカンのGotchがTwitterで絶賛してるのを見かけて、聴いてはいたのですが、
今日、くるりのラジオの再放送で、岸田さんまでもが絶賛してるのを聞いて、
よし、改めて聴いておこう、と。
たしかに、声とクリーントーンのギターだけで、ここまでオリジナリティが出せるのはすごい。
ボーカルが重なる重なる。




20171202 Sat
本の仕事を目指す君に伝えたいことがあるんだ


先週の河崎一箱古本市で、皇學館大學の岡野先生とトークイベントをさせて頂きました
先々週の、津の大門ブックテラスでの伊丹市図書館長・綾野さんとのトークのときに、
緊張のせいで自分が喋ったことを何も覚えていない、という事件が発生したので、
人前で何か喋らせてもらう時は、必ず録音しておこうと思っていたのだけれど、
自分の一箱ブースでボケーッとしてたら、突然お呼びがかかり、
ひょこひょこ前に出ていったらそのままゲリラトークイベントが始まったので、
録音とかそんなもん何もする余裕はなく、つまり今回もまた、何を喋ったのか全く覚えていません。
岡野先生が今度から何かの代表になったとかどうとかみたいな話を伺ったのに、
よりによってその部分を完全に覚えておりません。大変不届者。

全体で15分くらいのトークで、前半は僕から岡野先生に、
「大門ブックテラスで「書店と図書館とのステキな関係」というテーマで喋ったのだけれど、
己の一箱の準備もあって、話すネタをまったく考えていなかったため、あろうことか綾野さんに、
図書館から書店へ上手くお客様を誘導してもらえるとありがたいんスけどねー、
みたいな大変失礼な口をきいてしまい後悔しているので、
逆に、書店から図書館へ、の方向で何かできることはないでしょうか?」
と話を振って、色々とお話を頂きました。
現在貸出中の本や、貸出予約があまりに多かったりする本は、
図書館から書店へ発注をかけるシステムがあったりする、
という話をして頂いた気がします(うろ覚え)。

それから、大門のときと同じトークテーマカードを引いて、
(大門ブックテラスの主催者さんも出店されていて、カードを持ってきてくれていたのです)
「本の仕事を目指す君に伝えたいことがあるんだ」というテーマで話しました。
3年前にkalas booksさんが主催された一箱古本市をキッカケに、
伊賀の三歩書店さん、名張の古書からすうりさんが出来たのだし、
(そもそもkalas booksさんも、古書店を開業するキッカケになったのではなかろうかと今思った)
この河崎古本市から、まかり間違って古本屋になろうという人が出るかもしれない、と、
ちょうどブースを出されてた、伊勢に開店されたばかりの書店・散策舎さんにお話を頂きました。
普段は東京でお仕事をされていて、伊勢のお店は御母堂様に任せられているとのこと。
まだ店舗へ伺ったことはないのですが、ブースを拝見しすると、
本と雑貨を上手く並べられており、かなり面白い品揃えでした。

で、僕もすこし(と言いつつ、いつものごとく、調子に乗ってめちゃ喋ったのですが)、
書店員という仕事について思っていることを話させて頂きました。
まずは、「体には気をつけろ!特に、腰と、腱鞘炎な!!」という一番大事な話。
腰痛は職業病ですが、筋トレや柔軟、荷物を持つ際の姿勢などで、ずいぶんと防ぐことが出来ます。
僕も新学期や学校への巡回図書など、段ボールを何十箱・何百箱と毎日続けて運ぶときは、
必ずコルセットをしていくようにしています。
(いままで、飲み屋のバイトで1回、出版社のアルバイトで1回、ギックリをやっているのです)
腱鞘炎は未経験なので何とも言えませんが、痛みがあるのと無いのでは、
作業効率も段違いになってくると思うので、出来れば防ぎたいものですね…。
多い店舗では毎朝百梱包くらいは雑誌の入荷があると思いますし、
基本的には立ち仕事、作業はほとんど中腰。そして雑誌のページで指を切る。
書店員は結構体にくる仕事であります。気を付けて頑張りましょう。

これは本番では話しませんでしたが、書店員は給与が大変少ない職業なので、
(僕(32歳男性)の手取を知ったら、かなりの人が引くと思います)
(もし知りたい方は、山崎ナオコーラ『昼田とハッコウ』をお読みください)
(そして『昼田とハッコウ』をお読みの際は、吉祥寺のブックスルーエを知ってるかどうかで、
 随分と臨場感が違ってきますので、できましたら一度行ってみてください)
結婚を期に、割の良い仕事へ転職してしまう方もいらっしゃるようです。
扱っている商材が薄利多売のものなので、現状では仕方がないかなと思っています。
書店員の仕事だけで食って食わせていけるならそれに越したことはないと思うのですが、
たとえば実家暮らしで生活費を浮かすとか(今の僕がこれです)、
空いた時間で出来る副業をやってみるとか(株やFXはやってる人を知ってます)、
配偶者に稼ぎの良い人を見つけるとか(そんな運の良い話はそうありませんが)、
色々対策を考えながら、ぜひとも書店員を長く続けて頂きたいと思います。

あと皆様ご存知のように、本っていうのは、だんだん売れなくなってきています。
日本では、いわゆるリアル書店は1日に1軒のスピードで廃業していっています。
僕は月に1~2万円分の本を買いますが、そんなのはもう変わり者しかやってないと思います。
一般的に、年に10冊も読めば、読書量としては多い方だろうし、
それも、ブックオフか、良くてAmazonで買われてるのではないでしょうか。
これからもその傾向が続くと思うのですが、これも僕は、
時代の趨勢で、なかなか抗えるものではないのではなかろうか、と思っています。
図書館が文庫の購入を控えたくらいでは、状況は改善しないでしょう。
韓国の書店流通が一度破綻して、それから復興を果たしたように、
日本の書籍も、一番悪いところまでいって滅亡か復興の選択を迫られるか、
どこかで抜本的な対策が為されないと、ほかは焼け石に水、のような気がします。 やらないよりはマシ、程度というか。

業界の他の方々からは絶対に怒られるでしょうし、
特に独立・個人・フリーで必死に仕事をされている方からは吊し上げを食らうこと必至ですが、
しかし僕は、書籍のそういう<徐々に衰退していっている>という面も好きで、この仕事をやっています。
沈みゆく泥船には、おそらくよっぽどの物好きか変わり者か偏屈者しか乗っていません。
賢いネズミは先に逃げ出すものです。
濃ゆい馬鹿者たちと一緒の業界で仕事が出来る、というのは面白くはないでしょうか。
時代遅れと言われるでしょうが、僕はそういうのが好きなのです。

また本というものは、古くは木簡を綴じたものから、現代の電子書籍まで、
細々と、しかし、人々の「自分の書いたものを、いまを生きる他の人や、もっと後世の人まで伝えたい」
という熱い思いによって、受け継がれてきた文化です。
そして、作者編集者出版社取次書店と経て、読者の手へと渡るものです。
そういう、時代から時代へ、人から人へ、と渡っていく・流れていくべき物の、
一端に介助者として立ち合えているのは、とてもinterestingなことだと思うのです。

要するに、本の仕事を選んでも、何も得することはありません。
損得以外のところに面白みを感じてしまうという奇特なあなた、
おそらくあなたとはいつかどこかで会うことになると思います。
3K上等の因果で楽しい仕事です。一緒に馬鹿踊りを踊りましょう。


>今日の音楽
 
AppleMusicのブルースカテゴリ、ニューリリースで知りました。
ほかにまったく情報はありません。
ジャケットに写っているおじいちゃんが弾いているのでしょうか?
アコースティックギターの独奏で、
1・2弦あたりの開放音を使ったコードを、ジャカジャカ弾いているだけです。ギリで、下手です。
それなのに、めちゃ良いです。たぶん、僕がおじいちゃん好きだからってだけなんでしょうけど。
YouのTubeで全曲聴けます。1曲1分前後で12曲16分。
明るい本屋でこんな音楽が流れていて欲しい。




 
OFZK

bgm (→log)


book (→log)

 日記 (677)
 つくり話 (25)

 2018/01 (3)
 2017/12 (7)
 2017/11 (6)
 2017/10 (14)
 2017/09 (6)
 2017/08 (22)
 2016/12 (9)
 2016/11 (18)
 2016/10 (1)
 2016/09 (7)
 2016/08 (4)
 2016/07 (9)
 2016/05 (3)
 2016/03 (12)
 2016/02 (19)
 2016/01 (16)
 2015/09 (1)
 2015/08 (9)
 2015/07 (1)
 2015/06 (14)
 2015/05 (11)
 2015/04 (9)
 2015/03 (14)
 2015/02 (14)
 2015/01 (12)
 2014/12 (10)
 2014/11 (8)
 2014/10 (10)
 2014/09 (30)
 2014/08 (15)
 2014/07 (13)
 2014/06 (22)
 2014/05 (23)
 2014/04 (25)
 2014/03 (23)
 2014/02 (17)
 2014/01 (17)
 2013/12 (18)
 2013/11 (15)
 2013/10 (21)
 2013/09 (8)
 2013/08 (19)
 2013/07 (18)
 2013/06 (19)
 2013/05 (25)
 2013/04 (28)
 2013/03 (24)
 2013/02 (6)
 2013/01 (4)
 2012/12 (6)
 2012/11 (5)
 2012/10 (7)
 2012/09 (2)
 2012/08 (11)
 2012/07 (12)

OFZKed by sonton



adimin







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。