20171011 Wed
綾戸智恵を思い出した


かつて一度、綾戸智恵のコンサートへ行ったことがある。
その当時付き合っていた女の子と一緒に。
僕はNHKの『トップランナー』をよく見ていて、
綾戸智恵・村上ポンタ秀一・小野リサ・村治佳織、などをあの番組で知った。
三重にそんな大物が来るとは思っていなかったので、あわてて親に頼んでチケットを取ってもらった。
たしか番組でも演奏していた、Boz Scaggsの「Slow Dancer」は良かった。
綾戸智恵といえば、さだまさしもかくやというような、演奏よりも長いMCが有名である。
小説家の奥田英朗はそのエッセイ(たしか『野球の国』だったと思う)で、
綾戸(名前は出さずに伏せていたはず)のライブに触れ
“演奏を聴きに来たのに関西のおばちゃんの喋りを延々聞かされて不満だった”、
というようなことを書いていた気がする。
まあファンにしてみれば、それも魅力のひとつなんだろうし、
僕もかつてお世話になった馬場孝幸さんのライブなんかだと、
曲も聴きたいんだけど、できればずっと喋ってて欲しいと思ってたりした。
まあライブだけであっても、全員が満足するわけではないんだし、
要素を増やすことは別に悪いことではないとは思う。

ついこの前、三重県文へ、トランペット・黒田卓也のライブを観に行った。
この人がよく喋るのである。出身はもちろん関西(兵庫)だ。
普段僕が行くジャズのライブはMCなんてほとんどないので、
(渋さでの渡部真一さんは喋りまくるけど、あれはまあ違うだろう)
見ている間、ずっと綾戸智恵のことを思い出していた。
ホールの特性か、低音が回っていて、言ってることが分かりづらいところもあったし、
なによりすぐ後ろの夫婦らしき客がゲラでキツかった。

今回のライブには、地元のサックスプレイヤー・ツカモトシスターズという人たちも参加していて、
セカンドステージはほとんどそのひとたちの演奏で、ちょっと、アレレー?、って思った。
まあ悪い曲ではないのだけれど、いい曲かと聞かれると腕組みして唸ってしまうようなあれだ。
僕がこういうときに使う常套句、好きでも嫌いでもない、である。
イージーリスニング的な曲で、フィールドレコーディングした音もバックで鳴っている。
なんということか、この人たちのMCも長かったのでゲンナリした。
黒田卓也のMCは笑えるところもあったのでまだ救いがあったけど、
この人たちのMCは喋りたいことを喋っているだけだったので、余計ゲンナリだった。

それまで微妙だなあと思っていた始終モコモコしていたベースの音が、
最後の最後、アンコールで、フロントピックアップよりもブリッジ側で弾き始めたとき、
ようやく音が締まって聞こえて、なんじゃそりゃってなった。
大バコは難しいのか。PAさんが本調子じゃなかったのか。
やっぱりライブは小さいハコへ聴きに行ったほうが良いのかなぁと思った。
というかいまだにロフトジャズやM-Baseなんかを愛してしまっている、
産まれる時代を間違った僕が悪いのかもしれない。

>聴いてる
JAMESZOO「FOOL」(2016)
Fool [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC513)
前にタワレコで視聴したときはピンと来なかったけど、
やっぱり話題になっててずっと気になってたので、ナウリッスン。
ドラムにリチャード・スペイヴンが参加しておる。




20171010 Tue
めずらしく、本のことを書きます


僕が本についての何かを書いて、本を好きになってくれる人がいるならいくらでも書きますが、
なぜだか本についての文を、つまらなくしか書けないという呪いにかかっているので、
普段はあまり書かない、本のことを書こうと思います。
かと言って、いつも書いているダラダラした文が面白いかと問われれば、
そっちもまあ面白くはないので、読んでくださっている方の忍耐力のテストにでもなれば良いなと思います。

最近知り合った方が「面白い」と言っていた本、
西川恵 『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』(世界文化社)を読みました。
饗宴外交「ワインと料理で世界はまわる」
政治、特に外交が絡んだ場と、そこで供された料理のメニューを絡めて、
その料理やワインが出された意図や、サミットなどの舞台裏が書かれています。
料理にも酒にも政治にも疎いので、なかなか内容が入ってこなかったが、興味深く読みました。
小渕首相は会を供することにセンスのある方だったそうだが(著者は三指に入ると書いている)、
あの温厚そうな故人が、手配したはずの盆栽が置いてないという理由で、
側近の方を震え上がらせるような眼をする、というくだりが特に良かった。
やはり首相になるかたは格が違うのだな、と感心しました。
(急逝で沖縄サミットをバトンタッチした森さんのことは、いまいち、に書いてあるふうに受け取りました)

もしもこの方になにか本を薦め返すなら、
寺地はるな 『月のぶどう』(ポプラ社)かな、と思います。
月のぶどう
母の遺したワイナリーを継ぐことになった姉弟の話です。
寺地さんの本はいまのところ全部読んでますが、自分はこれが一番好きです。
どうも僕は、視点が交互に入れ替わる作品が好きなようです。
それこそ春樹の『世界の終わりと~』とか。


あと今日は自分で注文していた本が入ってきました。
ジャンシー・ダン 『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』(太田出版)
子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法
村井理子さんは、いま個人的に注目している訳者さんです。
『ゼロからトースターを作ってみた結果』、『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』など。
ノンフィクション(特にいわゆるエンタメノンフ寄り)専門の方です。要チェック。
『ゼロから~』著者のトーマス・トウェイツの次作『人間をお休みしてヤギになってみた結果』も、
今月末くらいにいきなり文庫で出る予定みたいです。
トーマスはこのヤギ人間プロジェクトでイグノーベル賞を採とって話題になりましたね。

この前の一箱のときに聞かれたのですが、本代は月にだいたい1.5万円くらいです。
自分の会社で買って、請求書に載ってくるぶんだけで。
他県に行ったときは出来るだけ書店・古本屋へ行って何か買うようにしているので、
まあ2万円くらいかな、と思います。家計も部屋も圧迫されています。




20171009 Mon
それは私には大役です


週刊東洋経済10/7号「特集 学び直し国語力 ビジネスに効く! 「書き方」「話し方」」
週刊ダイヤモンド10/7 号「特集 これなら続けられる! 「独学力」」
PRESIDENT10/2号「特集 猛スピード勉強法」
どうも秋は独学がしたくなるらしい。各ビジネス誌が似たような企画を打っていた。

いま新書のコーナーに行くと、
橋爪 大三郎『正しい本の読み方』(講談社現代新書)
丹羽 宇一郎『死ぬほど読書』(幻冬舎新書)
神田 昌典『人もお金も動き出す! 都合のいい読書術』(PHPビジネス新書)
だいたいこの3冊は置いてある。強いて個人的にオススメを挙げるなら丹羽さんのです。
神田さんの推奨するフォトリーディングに近い読書会が、
津にあるブックカフェ・ツァラトゥストラハカク語リキで行われたと聞く。
小説には使えない読書法なのであれだけど、
いまだに『百年の孤独』と『青い脂』を読み通せていないし、
『死霊』は1巻を放置したままになっているので、
そこらへんの読書会を誰かに催して頂けるなら参加したいです。という他力本願。
なんかそれらは、誰か詳しい人に講義をぶって欲しいくらいなんですけど。
いっぺん名古屋の猫町倶楽部にも潜入してみようかと考えている。
開催が大体平日なのがネック。

あと津のブックテラス(一箱古本市)では、
なんかイベントにも関わることになりそう?なった? まだ正式決定ではないのですが。
わりと大役なんですけど、ハードルは高ければ高いほど、その下をくぐりやすいとも言いますので、
そんな感じで頑張りたいと思います。

そういえば今月末にあるビブリオバトルに参加申し込みをしたのですが、
発表する本を先に登録しなくちゃいけなくて、まだ読んでない本を書いておきました。
めっちゃ面白い本なんですけど、それくらいの適当さで行こうと思います。
本ってそれくらいの適当さで読んで良いんだぜ、って誰かが言わないと。



 
OFZK

山瀬まみ「ゴォ!」


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